異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

仙人掌(さぼてん)

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ネトゲに意図せず転生した

ある意味で漂流

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「さすがに弾道ミサイル並の速度だとあっという間に到着したね、普通なら1カ月ほどかかるんだけどなぁ……」
「さすがにこんなに早くなるとは、こんなのゲームとかでしか見た事ないよ」
「そうですね、まさか乗り込むことになるなんて……」
「私はこの機体構成でこの速度に耐えらるのが証明されたから満足した」
「え、ちょっとまってサヨぶっつけ本番でやったの?!」
「うん、数値的とか理論的には大丈夫だったけど実際にやってみないと分からないから、それにもしもの時はしっかりと脱出する用意はできてるから」
「ちょっとまってソレ私も知らないし、コントロールがちょっと変だったのって超高速移動が原因じゃなくて未完成が原因なの?!」
 恵美が慌てたように抗議する、どうやらサヨしか知らなかったようだ。
「なんであの場面を切り抜けるにはさっきの装備が正解の1つなのはわかるけどさ、だったらせめて使う前に言ってくれないかな?」
「でもね、あの場面だと説明している時間も惜しいし、何より私自身も取り付け事態は初めてだから急ぐ為には仕方がないと思ってます、それに物事態は別の形式だけど他の人達の使用実績があるし、あと高速で直線移動なのでコントロールがおかしいのは単純に恵美の能力不足」
 サヨは自分が悪いと分かっているのか少しバツが悪そうにしているが意見事態はしっかりある。

「……わかった、サヨの事は信じてるからこれ以上は言わないからもう同じような事は止めてね」
「わかった」
「じゃあ上陸しようか」

 一応人が少なそうな所に降り立ってロボットと箱を収納する。
「そういえばこっちの大陸の人里ってどの辺になるかな?」
「それはこの大陸の位置がわからないと何とも、普通は船にのって港から行くから現在地はがわからないし、どうしようもないかな」
 大陸から移動ができなかったために他の大陸については相当疎いのだろう、この場に関しては条件はほとんど同じだ、幸いにも植生が似ているので転生者の経験則で行動はできそうだ。
「までも適当に進んで道を見つけてその道なりに行けば何とかなるでしょう、本当ならその場に留まって救助をまつなりいろいろするんだけど、そんな場合じゃないしそれにさっきの箱の居住性があれば何とかなると思う」
「じゃあそれで行きましょう」
 この大陸についての知識のレベルは同じでもこの世界についての知識は当然転生者の方がある。
「一応警戒しながら進みましょう」
「そうですね、ここから先は未知すぎますし」
 武器こそは構えてないものの全員で警戒しながら進んで行くことにした。
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