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魔法学校の臨時講師
一時間目
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いろいろ準備しているとついに授業に日になってしまった。
学年主任の人に案内されて教室に向かう、学年主任がいるのは自分が教師扱いしてもうためらしい。
「じゃあここが教室ですので次回から私なしでお願いしますね」
「はい、ありがとうございます」
学年主任と別れて気合いを入れてから教室に入る。
教室は生徒が100人入っても余裕の広さで見渡すほどあるが生徒は最前列の5人だけだった。
「うーん少なくない?」
名簿を確認すると6人しか記載がなかった。
「まぁ…いいか、じゃあ授業を始めます橘ですよろしく、まず最初はゴーレムの歴史だったな…」
たんたんと授業をすすめていく、生徒も黙々とノートをとっている。
思っていた以上に早く終わってしまった。
「あぁおわっちゃった…、なんか質問とかありますか?」
「せんせー出席の確認はとらないのですか?」
「お、忘れてた、えーっと…」
点呼を終え出欠の確認が取れた。
「さて、改めて、時間あるし何か質問あるかな?」
誰も手を上げなかった、ちょっと悲しい。
「じゃあこっちから質問するぞ、人少ないよね」
一番近くにいる女子生徒が答える。
「ゴーレム事態がいわゆるマニアックな物でして、みんなダサいと言って希望しませんの」
「つまり君はダサくないと?」
「そうですわね、私は幼少の頃にゴーレムに助けていただいた事がありまして、それ以来私はゴーレム使いを目指すようになりましたわ」
「結構かっこいい夢じゃないか、他のみんなもそんな感じかな?」
「いえ、私はここの授業が楽に単位が取れると聞いたので」
「ランダムできめました」
「みんながえらばないような科目にしようかと思って」
マイナーな科目なんてそんな物さ…。
「先生はなんでゴーレムを教鞭とれるまで極めたのですか?」
「いや、極めた覚えはないけどそうだなぁ、かっこいいロ…ゴーレムが好きだからかな」
「ゴーレムがかっこいい?」
5人の生徒全員の頭のハテナマークが浮かんでいるのが見える、たしかにこの世界のゴーレムは丸くて本物を見ればカッコイイと思えるかもしれないが、絵や図解でみるとどうしてもダサくなってしまう、ここは先生らしいとこを見せないとな。
「かっこいいゴーレムというのはだな…」
必要な材料は一通り揃っている、あとは自分のイメージを固めれば…。
「こんな感じだな」
自分の前世のロボットアニメの巨大ロボっぽい物を作り上げる、初授業というのもあり気合いを入れて作ってみた。
「おおぉ!!」
5人全員が目を輝かせてみている、頑張って作ったかいがあったもんだ。
学年主任の人に案内されて教室に向かう、学年主任がいるのは自分が教師扱いしてもうためらしい。
「じゃあここが教室ですので次回から私なしでお願いしますね」
「はい、ありがとうございます」
学年主任と別れて気合いを入れてから教室に入る。
教室は生徒が100人入っても余裕の広さで見渡すほどあるが生徒は最前列の5人だけだった。
「うーん少なくない?」
名簿を確認すると6人しか記載がなかった。
「まぁ…いいか、じゃあ授業を始めます橘ですよろしく、まず最初はゴーレムの歴史だったな…」
たんたんと授業をすすめていく、生徒も黙々とノートをとっている。
思っていた以上に早く終わってしまった。
「あぁおわっちゃった…、なんか質問とかありますか?」
「せんせー出席の確認はとらないのですか?」
「お、忘れてた、えーっと…」
点呼を終え出欠の確認が取れた。
「さて、改めて、時間あるし何か質問あるかな?」
誰も手を上げなかった、ちょっと悲しい。
「じゃあこっちから質問するぞ、人少ないよね」
一番近くにいる女子生徒が答える。
「ゴーレム事態がいわゆるマニアックな物でして、みんなダサいと言って希望しませんの」
「つまり君はダサくないと?」
「そうですわね、私は幼少の頃にゴーレムに助けていただいた事がありまして、それ以来私はゴーレム使いを目指すようになりましたわ」
「結構かっこいい夢じゃないか、他のみんなもそんな感じかな?」
「いえ、私はここの授業が楽に単位が取れると聞いたので」
「ランダムできめました」
「みんながえらばないような科目にしようかと思って」
マイナーな科目なんてそんな物さ…。
「先生はなんでゴーレムを教鞭とれるまで極めたのですか?」
「いや、極めた覚えはないけどそうだなぁ、かっこいいロ…ゴーレムが好きだからかな」
「ゴーレムがかっこいい?」
5人の生徒全員の頭のハテナマークが浮かんでいるのが見える、たしかにこの世界のゴーレムは丸くて本物を見ればカッコイイと思えるかもしれないが、絵や図解でみるとどうしてもダサくなってしまう、ここは先生らしいとこを見せないとな。
「かっこいいゴーレムというのはだな…」
必要な材料は一通り揃っている、あとは自分のイメージを固めれば…。
「こんな感じだな」
自分の前世のロボットアニメの巨大ロボっぽい物を作り上げる、初授業というのもあり気合いを入れて作ってみた。
「おおぉ!!」
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