異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

仙人掌(さぼてん)

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魔法学校の臨時講師

転生者はここにもいた

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授業の開始にはまだ日にちがあるのでしばらく学校を探索する事にした。

「迷子にならないようにいろいろ見て回るか…」
「そうだね」
学院の中はとても広く、一つの街のようだった。
「しっかし広いな、どんだけあるんだよ」
「とりあえず見渡す限りはありますね」
おおよそ魔法の学校でイメージできる建物が一通りあり、グランドも複数あるため
「そういえば異世界で学校っておきまりのパターンだな」
「そうなの?」
「そうそう、そこで魔武器と使い魔を手に入れるセットつき」
「魔武器はよく分かりませんが、生徒全員に使い魔が授業内容に含まれてしまえば、この世界のほぼすべての人に使い魔がいる事になりますね、そうなればパンクしますね」
「あれ…」
サヨと2人でいると、気配もなく話に入り込んできた。
「隠ぺいすごいっすね」
「ありがとね、でもこれが騙せた臨時教師はあなたが初めてですよ」
他の人は把握できたのか…。
「サヨは解った?」
静かに首を振る、サヨも把握できなかったのか、いやサヨはもともと戦闘特化だし索敵とかはついでの機能だしなぁ…。
「ところでなんか用ですか?」
「ここにいる間の事についてと仮教員証です」
腕輪を二つ受け取る。
「別にこれは腕につける必要はないですよ、とりあえず身に着けておいてください、これがあればある程度の場所は自由に出入りできます、でも日付変更の時間までには学院ないに帰ってきてくださいね、私でもどうにもできませんから」
「了解です」
「ここの周囲で大した店がないのでそんなことはあまりありませんが一応ねんのため」
一応遅くまでやってる店ってあるんだな。
「もっともそんな遅くまで営業している店はここの近所にありませんけどね、行こうと思えば一日以上かかりますけどね」
そりゃ、学校の近くでそんな店は営業はできないよな。

分かれた後に、さらに回る、何度も迷ったが、掲示板と地図がいたる個所にあり、日没までに戻る事ができた。

「もう最低限の移動でいいや、ここ広すぎる」
「そうですね、私はなるべくこの時間を維持していたいです」
「そうだね、というか飯どうしよ」
「ふふふ…」
サヨが不敵な笑みを浮かべる
「今晩は私にお任せ下さい」
「お、まじか楽しみだな」
サヨが気合いをいれて台所に向かうと呼び鈴がなる。
「? はいはーい」
台所に行く進路をかえて玄関に向かう。
「どなたですか?」
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