321 / 426
ゾンビパニックで火力マシマシ
敵の弱点?
しおりを挟む
日中は持参した食料を食べたり、ストレッチなどをして夜に備える、待っているだけなのでかなり暇を持て余してしまう。
「あ、サヨ武器貸して」
「どんなのがいい?」
「えっと手持ちできる火器で弾幕を作りたい」
「じゃあ待ってて」
「おう」
サヨが持ち手部分がマガジンになっている銃を2丁出現させる、それだけではなくいくつか部品も召喚して組み上げていく、銃には詳しくないのでよくわかっていないが、部品を付けたり外したりしてガチャガチャしておりなんだか見てて楽しくなってくる。
「できました」
笑顔がサヨが改造が完成したであろう2丁の銃を差し出してくる、ずいぶんと見た目が変わっているがサヨが作ってくれたのでそこは信用できる。
「試し打ちしてもいいかな?」
「もちろん」
敵がくる日没までにある程度の練習をする、受け取ってから構えるまでの間でもしっくりきており、構えると更に扱いやすいのが分かってしまう。
銃の撃ち方についてはメリジューヌの時の記憶があるので難なく構える事ができる、視界にある木を適当な目標に指定して撃ってみる。
「おぉおふ」
メリジューヌの記憶よりも反動が大きくて驚いてしまったが、それでもしっかりと構えれば問題なく撃つ事ができた、そういえば敵が増えているらしいのであまり撃たずに練習を終了した。
「あとは予備弾倉はどれくらい用意できるかかな」
「えっとね……、はい」
マガジンを6つ出して手渡してくれた。
「一応コレでその銃に対応した弾は全部だから気を付けてね、一応時間があれば生成はできるけど最低でも10分はかかるから無くなりそうになったら早めに言ってね」
「りょーかい」
何度か構えてみたりマガジンを素早く交換できるように練習していると日没になった。
「よし来い」
銃を構えて敵の襲撃にそなえる、敵の姿もいい加減に見ておきたいので外にでる。
「てかどこから出てくるんだ?」
「えっと、自然発生かな」
「マジで」
「うん、ほらそこ」
「おう」
サヨが指をさした先をよく見ると人の形をした何かがゆっくりとこちらに向かっているのがみえた。
「暗くてよく見えん」
「あ、じゃあ照明弾撃つね」
サヨが手持ちできるような小さな銃を出して空に向けて撃つ。
まるで花火が上がったような音と共に周囲が一気に明るくなった。
「……敵は?」
「あれ?」
「もしかして明るいと敵は消える感じ?」
「っぽいね」
2人で顔を見合わせて傾げる。
「ちなみにアレってどれくらいある?」
「あと20発分しかないから今晩は越す事はできないかな」
「じゃあどうしようもない時に撃つ感じで」
「はーい」
「じゃあ改めて、よし来い」
「あ、じゃあコレ使って、私は普通に見えるから」
「何これ」
「暗視ゴーグルだよ、これでかなり見えるようになるから」
「ありがと、今度こそ来い」
「あ、サヨ武器貸して」
「どんなのがいい?」
「えっと手持ちできる火器で弾幕を作りたい」
「じゃあ待ってて」
「おう」
サヨが持ち手部分がマガジンになっている銃を2丁出現させる、それだけではなくいくつか部品も召喚して組み上げていく、銃には詳しくないのでよくわかっていないが、部品を付けたり外したりしてガチャガチャしておりなんだか見てて楽しくなってくる。
「できました」
笑顔がサヨが改造が完成したであろう2丁の銃を差し出してくる、ずいぶんと見た目が変わっているがサヨが作ってくれたのでそこは信用できる。
「試し打ちしてもいいかな?」
「もちろん」
敵がくる日没までにある程度の練習をする、受け取ってから構えるまでの間でもしっくりきており、構えると更に扱いやすいのが分かってしまう。
銃の撃ち方についてはメリジューヌの時の記憶があるので難なく構える事ができる、視界にある木を適当な目標に指定して撃ってみる。
「おぉおふ」
メリジューヌの記憶よりも反動が大きくて驚いてしまったが、それでもしっかりと構えれば問題なく撃つ事ができた、そういえば敵が増えているらしいのであまり撃たずに練習を終了した。
「あとは予備弾倉はどれくらい用意できるかかな」
「えっとね……、はい」
マガジンを6つ出して手渡してくれた。
「一応コレでその銃に対応した弾は全部だから気を付けてね、一応時間があれば生成はできるけど最低でも10分はかかるから無くなりそうになったら早めに言ってね」
「りょーかい」
何度か構えてみたりマガジンを素早く交換できるように練習していると日没になった。
「よし来い」
銃を構えて敵の襲撃にそなえる、敵の姿もいい加減に見ておきたいので外にでる。
「てかどこから出てくるんだ?」
「えっと、自然発生かな」
「マジで」
「うん、ほらそこ」
「おう」
サヨが指をさした先をよく見ると人の形をした何かがゆっくりとこちらに向かっているのがみえた。
「暗くてよく見えん」
「あ、じゃあ照明弾撃つね」
サヨが手持ちできるような小さな銃を出して空に向けて撃つ。
まるで花火が上がったような音と共に周囲が一気に明るくなった。
「……敵は?」
「あれ?」
「もしかして明るいと敵は消える感じ?」
「っぽいね」
2人で顔を見合わせて傾げる。
「ちなみにアレってどれくらいある?」
「あと20発分しかないから今晩は越す事はできないかな」
「じゃあどうしようもない時に撃つ感じで」
「はーい」
「じゃあ改めて、よし来い」
「あ、じゃあコレ使って、私は普通に見えるから」
「何これ」
「暗視ゴーグルだよ、これでかなり見えるようになるから」
「ありがと、今度こそ来い」
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる