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数をこなすため
ゲットだぜ
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「なんか、慣れてきた」
巨獣の攻撃は単調であまり手段がないのかしばらく回避を続けていると徐々に動きに余裕が出来てくる、かといって攻撃する気はおこらないので暇になってくる。
「……まだかな」
しばらくして完全に余裕をもって回避できる頃には端末を眺めながら待っている、巨獣は相変わらず攻撃の手を緩める事なく続けている。
いいかげん待っているのも飽きてきたので自己流で捕獲できないか試してみる。
とりあえずはロープを出してみて縛ってみる、しかし発射される針にズタズタにされてしまったやはりただの紐では通用しないようだ。
次に地面を陥没させて拘束できないかとやってみたが元々地面に潜っていただけあって意味はなかった。
「えいや……無理か」
拘束の魔法でも使えないかと試してみたがそういった魔法はサヨの時点で不慣れだったこともあり不発だった。
「ぐぬぬ……」
ここにきて自分が戦闘に特化した能力である事が恨めしく思ってしまった、そもそも戦闘に来たので捕獲する予定などは一切ないのであるが……。
(何とか捕獲する算段つけましたよ)
「本当ですか!」
捕獲が上手くいかずにイライラし始めた時に捕獲の連絡がきた、お陰で沈みかけた気持ちが一気に浮上してきた。
(とりあえずは捕獲はできますが制御下に置く事はできないので一旦封印する事になりますよ)
「大丈夫です、構いません!」
どんな形であれあの巨獣が手に入るなら構わない、ペット間隔で使いたいと思っていたが最悪封印された形でも良いと思っている。
「それでどうするんですか?」
(まずですね、今の使っている端末のアプリから新しい項目があるのでそれを使用して下さい、使い方は対象にカメラを向けて起動すればいけるハズです)
「ありがとうございます」
端末を取り出して早速実行する、もちろんずっと巨獣から針が飛んで来ている。
カメラを巨獣に向けて起動すると端末から複数の魔法陣が出現して視界を埋め尽くす、幸いにも防御機能があるようで飛んでくる針を防いでくれている。
「何の光?!」
光が収まるとそこに巨獣がいなかった。
「おわった?」
端末の確認してみると使っていたアプリの項目がグレーアウトしていた。
「帰るか……」
一瞬でいろいろ終わってしまい一気に疲れが出てきたので帰還することにした。
「お帰りなさい、あれそのままなんですね」
「え……、あぁ」
魔法少女は解除したがメリジューヌを解除するのを忘れていた。
「いっそその姿で休日を過ごしてみます?」
「いいかも?」
そういえば別にこの状態を解除する必要はないんじゃないかと思えてきた。
「そうします!」
「はい、そうしてください」
そんな訳でメリジューヌのまま休日を過ごす事になった。
巨獣の攻撃は単調であまり手段がないのかしばらく回避を続けていると徐々に動きに余裕が出来てくる、かといって攻撃する気はおこらないので暇になってくる。
「……まだかな」
しばらくして完全に余裕をもって回避できる頃には端末を眺めながら待っている、巨獣は相変わらず攻撃の手を緩める事なく続けている。
いいかげん待っているのも飽きてきたので自己流で捕獲できないか試してみる。
とりあえずはロープを出してみて縛ってみる、しかし発射される針にズタズタにされてしまったやはりただの紐では通用しないようだ。
次に地面を陥没させて拘束できないかとやってみたが元々地面に潜っていただけあって意味はなかった。
「えいや……無理か」
拘束の魔法でも使えないかと試してみたがそういった魔法はサヨの時点で不慣れだったこともあり不発だった。
「ぐぬぬ……」
ここにきて自分が戦闘に特化した能力である事が恨めしく思ってしまった、そもそも戦闘に来たので捕獲する予定などは一切ないのであるが……。
(何とか捕獲する算段つけましたよ)
「本当ですか!」
捕獲が上手くいかずにイライラし始めた時に捕獲の連絡がきた、お陰で沈みかけた気持ちが一気に浮上してきた。
(とりあえずは捕獲はできますが制御下に置く事はできないので一旦封印する事になりますよ)
「大丈夫です、構いません!」
どんな形であれあの巨獣が手に入るなら構わない、ペット間隔で使いたいと思っていたが最悪封印された形でも良いと思っている。
「それでどうするんですか?」
(まずですね、今の使っている端末のアプリから新しい項目があるのでそれを使用して下さい、使い方は対象にカメラを向けて起動すればいけるハズです)
「ありがとうございます」
端末を取り出して早速実行する、もちろんずっと巨獣から針が飛んで来ている。
カメラを巨獣に向けて起動すると端末から複数の魔法陣が出現して視界を埋め尽くす、幸いにも防御機能があるようで飛んでくる針を防いでくれている。
「何の光?!」
光が収まるとそこに巨獣がいなかった。
「おわった?」
端末の確認してみると使っていたアプリの項目がグレーアウトしていた。
「帰るか……」
一瞬でいろいろ終わってしまい一気に疲れが出てきたので帰還することにした。
「お帰りなさい、あれそのままなんですね」
「え……、あぁ」
魔法少女は解除したがメリジューヌを解除するのを忘れていた。
「いっそその姿で休日を過ごしてみます?」
「いいかも?」
そういえば別にこの状態を解除する必要はないんじゃないかと思えてきた。
「そうします!」
「はい、そうしてください」
そんな訳でメリジューヌのまま休日を過ごす事になった。
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