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数をこなすため

やる気のある無能

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「次は楽なのでは?」
 今回の砲台は実弾なので先ほどよりも発射間隔が長いので回避が楽になっている。
「よっこいしょぉお!」
 先ほど砲台を潰していった方法で攻略していく、2回目だったので比較的に楽に攻略できた。


「えーっと、どうしよ」
 ココの砲台も同様に特に次につながりそうな手がかりは無かった。
「……また飛ぶしかないか」
 溜息をつきながら再び翼を広げて飛び出す。


「そこのドラゴニュート止まれ!」
 適当に飛んでいると今度は武器ではなく全身鎧の重装備が何人も向かってきた、手には銃らしき物をこちらに向けているのであまり抵抗はしない方がいいだろう。
「はぁ……?」
 とりあえずは言葉に従って空中で制止してみる、といっても飛ぶ必要があるので翼は動かしたままだ。

「キサマ、何をやったか分かっているのか!」
「何がって、攻撃してきたから潰しただけだ」
「なっ……重罪なんだぞ、アレが存在する意味を知らない訳ないだろ!」
「いや、知らんが……」
「キサマ「よせ!」
 全身鎧の1人が我慢できなかったのか飛び出そうとしたが一番派手な鎧の人が制止した、おそらくメリジューヌの実力をある程度把握しているようだ。
「それでココに来たのか理由を話してもらっても?」
「うーん、気が付いたらココいたから何とも、てかココどこ?」
「……ココは巨獣が封印されているエリアの53番目です、さきほどの攻撃ユニットは巨獣が目覚めたときのタメの足止め装置になります」
「足止めね」
 サヨの力が無ければ瞬殺されているよな強力な装置が足止め程度でしかかないのだろう、おそらく砲台が起動したらすぐに知らせてくるようになっているのだろう。
「それで、私をどうするつもりだ?」
「ユニット破壊の罪は基本的に復旧するまで見張りをしてもらう事だな」
「……何を見張るんだ?」
「何って巨獣の封印から出てきたら報告するんだよ」
「ふむ、自分がやってしまった物は仕方あるまい、それでその巨獣とやらは倒しても構わんのか?」
「それができれば既にやっている、アレを倒せるのなら是非やってほしいですね」
「やってみよう、今の私は戦う必要があるのでな」
「ではソコで復旧するまでじっとしていろ」
 全身鎧の人達はそのまま帰っていった。

「ちょっとまてじゃあココって人工林、食べ物……」
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