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火力特盛

標準

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「さて、何しよ?」
「うーん、準備するにも目標がどこにあるか分からないから固定砲台の設置とかできないし弾の方は既に用意できてるし……、野営とかしようにも場所が移動になったら意味ないし……、ストレッチするくらい?」
「だなぁ……適当に動かすかぁ」
 サヨと一緒になって適当に体を動かす、正しいストレッチのやり方なんて知らないので我流で済ませる、他の人達は適当に時間を消費しているようだ。
 
「というか星の破壊ってどうやるのさ?」
「うーん規模にもよるかなぁ、そんなに大きくなかったらいつも通り砲撃すればいいし、でもそれらが地表に降り注ぐんだったらエネルギー系で消し飛ばしたり、摩擦熱で消えるように細かくしたりかな」
「じゃあ例えば月とかそれ以上に大きかったら?」
「うーん、それだったら……大型砲で粉砕するか、押し返すとか、それでも無理そうなら逃げるかなぁ」
「マジか、まぁ最悪逃げればいいのか、でもコレだけの人員がいるって事は絶対に破壊しないとって事だな」
「だねぇ」
「というか押し返すとかってできるの?」
「かなりできる場面が限られているけどね、でも余裕があるときか押し返すしかない時とかしかしないよ」
「ダメになる分からない時にはやってみる価値はあるかな?」
「うーんどうだろ? でも機会あったらやってみるよ」
「その時は一緒だから安心してね」
「うん」

 そんこんなで話をしていると先ほどのまとめていた人が帰ってきた。
「今ならまだ単純な破砕作業で済むんだが、宇宙で自由に行動できる者はどれだけいる?」
 男性の問いに対して手を挙げて答えたのは8割ほどで自分を含めて2割の人達は宇宙で自由に行動できないようだ。
 宇宙での活動経験はあるものの、生身では当然活動できないし、サヨのロボットに乗ったとしても満足いく操縦ができる気がしない、そんな訳で手を上げなかった。
「……ふむ、全員は無理か、ではこの地点から超遠距離狙撃を行う、できない者はいるか?」
 その問い対して手を上げる者はいなかった。
「今回はその作戦でいく、標準の調整は私を中心に行う、各自はその調整が終わるまでに砲撃の準備」
 男性とそのパートナーの女性の足元に巨大な魔法陣が現れて書き込まれていく、魔法陣が書き込まれていくとこの場にいる全員の目の前に目標への標準は表示された。
「真っ直ぐコッチに向かっている訳じゃないので今回はゲルドルバ照準を使用する」
 目標の報告が分かったのでサヨが大型の銃を取り出して準備を始める。
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