298 / 425
配達の仕事
5つ目の配達先その3
しおりを挟む
「よし、大体決まったからあなた達はココで待機してて、私は速攻で準備してくるから」
「あ、えっと……行っちゃった」
返事をする前に走り去ってしまった、サヨと2人だ顔を見合わせてからその場で待機する事になった。
「そういえば、さっきの日本語だよね?」
「そうだよ」
「あれよく読めたね、昔の日本語って事しか分からなかったよ」
「別にスラスラ読める訳じゃないよ、個人の癖とか強いしやっぱり読むのに時間がかかるよ」
「そうなんだ、時間あるし解読の方法とか終えしてよ」
「いいよ、まずは読み方なんだけどね……」
サヨから読み方を教わってみたがよく分からなかった、それでも何度かやっていれば読めそうではある。
「おまたせー!!」
よくわからないながら解読の話を聞いていると重装備をした女性が走りながらやってきた、その後ろから子供達が大きなリュックを背負って疲れた表情でぞろぞろやってきた。
「ずいぶん大所帯ですね」
「そうよ、これだけいればだれも大けがせずに解読までの時間稼ぎができるのよ!」
「その前に休憩させてあげないと……」
「……そうね、今晩は私が1人で見張りをするわ」
女性が後ろを見ると子供達が疲れて動けそうに無かった、おそらく街からココまでずっと走って来たのだろう、流石にあの距離は自分でも走り続けるのはしんどい。
「今夜は私が見るから、明日の朝からみんなが交代で見張りをしててね、あなた達はパフォーマンスが落ちない程度で解読を進めてね、あとちゃんと食事と睡眠はしっかりとしててね」
「わかりました」
「それじゃあココよりも遺跡の中の方が安全だから入りましょう」
女性の号令でぞろぞろと遺跡の中に入っていく、外よりも遺跡の中の方が安全とはいったい。
遺跡の中に出てくる魔物は弱いので自分達3人で守りきれた。
「ココでキャンプするわよ」
子供達は女性に対して何か言いたいようだったが、疲労が大きすぎたせいで睨むだけでおわった。
拠点の組み立ては3人で行った、拠点といっても屋根もなければ壁もない、簡易的な仕切りと人が休めるようなスペースがあるだけだ。
「これで完成ね、それじゃみんなここで休んでしっかりと明日からよろしくね」
子供達はやっと休めると安堵し、ぞろぞろと寝床で休み始めた。
「あなた達はどうする? 今から解読作業に取り掛かってもいいし護衛はいなくなるから子供達が起きてからでもいいよ」
「じゃあ今日の所はゆっくり休んでしっかりと解読に向けるよ」
「わかった、じゃあ明日からよろしくね」
自分達も休もうと休憩スペースに行くとサヨ専用のスペースがあったのでそこで2人で休むことにした。
「あ、えっと……行っちゃった」
返事をする前に走り去ってしまった、サヨと2人だ顔を見合わせてからその場で待機する事になった。
「そういえば、さっきの日本語だよね?」
「そうだよ」
「あれよく読めたね、昔の日本語って事しか分からなかったよ」
「別にスラスラ読める訳じゃないよ、個人の癖とか強いしやっぱり読むのに時間がかかるよ」
「そうなんだ、時間あるし解読の方法とか終えしてよ」
「いいよ、まずは読み方なんだけどね……」
サヨから読み方を教わってみたがよく分からなかった、それでも何度かやっていれば読めそうではある。
「おまたせー!!」
よくわからないながら解読の話を聞いていると重装備をした女性が走りながらやってきた、その後ろから子供達が大きなリュックを背負って疲れた表情でぞろぞろやってきた。
「ずいぶん大所帯ですね」
「そうよ、これだけいればだれも大けがせずに解読までの時間稼ぎができるのよ!」
「その前に休憩させてあげないと……」
「……そうね、今晩は私が1人で見張りをするわ」
女性が後ろを見ると子供達が疲れて動けそうに無かった、おそらく街からココまでずっと走って来たのだろう、流石にあの距離は自分でも走り続けるのはしんどい。
「今夜は私が見るから、明日の朝からみんなが交代で見張りをしててね、あなた達はパフォーマンスが落ちない程度で解読を進めてね、あとちゃんと食事と睡眠はしっかりとしててね」
「わかりました」
「それじゃあココよりも遺跡の中の方が安全だから入りましょう」
女性の号令でぞろぞろと遺跡の中に入っていく、外よりも遺跡の中の方が安全とはいったい。
遺跡の中に出てくる魔物は弱いので自分達3人で守りきれた。
「ココでキャンプするわよ」
子供達は女性に対して何か言いたいようだったが、疲労が大きすぎたせいで睨むだけでおわった。
拠点の組み立ては3人で行った、拠点といっても屋根もなければ壁もない、簡易的な仕切りと人が休めるようなスペースがあるだけだ。
「これで完成ね、それじゃみんなここで休んでしっかりと明日からよろしくね」
子供達はやっと休めると安堵し、ぞろぞろと寝床で休み始めた。
「あなた達はどうする? 今から解読作業に取り掛かってもいいし護衛はいなくなるから子供達が起きてからでもいいよ」
「じゃあ今日の所はゆっくり休んでしっかりと解読に向けるよ」
「わかった、じゃあ明日からよろしくね」
自分達も休もうと休憩スペースに行くとサヨ専用のスペースがあったのでそこで2人で休むことにした。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
うちの兄がヒロインすぎる
ふぇりちた
ファンタジー
ドラモンド伯爵家の次女ソフィアは、10歳の誕生日を迎えると共に、自身が転生者であることを知る。
乙女ゲーム『祈りの神子と誓いの聖騎士』に転生した彼女は、兄ノアがメインキャラの友人────つまり、モブキャラだと思い出す。
それもイベントに巻き込まれて、ストーリー序盤で退場する不憫な男だと。
大切な兄を守るため、一念発起して走り回るソフィアだが、周りの様子がどうもおかしい。
「はい、ソフィア。レオンがお花をくれたんだ。
直接渡せばいいのに。今度会ったら、お礼を言うんだよ」
「いや、お兄様。それは、お兄様宛のプレゼントだと思います」
「えっ僕に? そっか、てっきりソフィアにだと………でも僕、男なのに何でだろ」
「う〜ん、何ででしょうね。ほんとに」
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね
いくみ
ファンタジー
パトリシアは卒業パーティーで婚約者の王子から婚約破棄を言い渡される。
しかし、これは、本人が待ちに待った結果である。さぁこれからどうやって私の13年を返して貰いましょうか。
覚悟して下さいませ王子様!
転生者嘗めないで下さいね。
追記
すみません短編予定でしたが、長くなりそうなので長編に変更させて頂きます。
モフモフも、追加させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
カクヨム様でも連載を始めました。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる