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召喚されてみた
魔力溜りへの準備
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「次は戦うのか?」
「どうなんだろ、出るかもしれないし出ないかもしれない」
「うーん、やる気は出さない方が良いかな」
「なんだそれ」
「だってやる気を出して挑んで何もなかったらイライラしないか?」
「うん、まぁその気持ちはわかるけども……」
「こういう時は別の物に気合を入れるといいぞ」
「別の物ですか?」
「ああ、例えばお弁当をめちゃくちゃ気合入れるとかな」
「それいいね、じゃあ今から材料を買いに行こうよ」
こうして戦闘ではなく、お弁当を用意するために町へ買い出しに向かった。
「……これだけあればしばらく持つかな」
「うむ、では明日は楽しみにしているよ」
明日の食材の他にもついでに数日分も買ってきた、しばらくはメリジュさんの食欲に対応できるように大鍋に具材を多めに入れてから後で味を変えられるようにしておく。
「料理に熱中して夜更かしするなよ」
「それは大丈夫だよ」
「ならいいんだ」
今日するのは仕込みだけなので時間をかける気はない、むしろ時間をかけたいのはお弁当なのでいつもより早起きするために早めに眠ることにする、メリジュさんも合わせてくれたのか早めに寝てくれた。
翌朝、集合時間までまだまだ余裕がある、なのでしっかりと手間をかけて朝食兼お弁当を作ってしまう、メリジュさんは朝が強くないので早く寝ていても自分が起こさなければずっと寝てしまう、朝食が出来たタイミングで起こしている。
「おはようございますメリジュさん、今日は魔力溜りを調査するんですよ、起きてください」
「うーん、後5光年……」
「それは時間じゃなくて距離ですよ、いいから起きてください」
今日ばかりは起きてもらわないと困るので体を揺らして無理やりにでも起こしにかかる、無理やり体を起こして座らせる、自分にもたれかかってまた寝ようとするがなんとか持ちこたえてそこからなんとか起き上がらせる、この世界にきてから鍛えていたおかげで何とか持ち上げる事ができた、メリジュさんは見た目に反してかなり重くこんな時に人間ではないと大いに実感した。
さすがに立ち上がると自分でバランスをとって立つのでこのまま食卓まで誘導して朝食にする。
「……っ!!」
冷えたミルクで一気に目が覚めたようだ。
「次から温めてくれ」
「はいはい、ちゃんと起きたらね」
「むむむ……」
「どうなんだろ、出るかもしれないし出ないかもしれない」
「うーん、やる気は出さない方が良いかな」
「なんだそれ」
「だってやる気を出して挑んで何もなかったらイライラしないか?」
「うん、まぁその気持ちはわかるけども……」
「こういう時は別の物に気合を入れるといいぞ」
「別の物ですか?」
「ああ、例えばお弁当をめちゃくちゃ気合入れるとかな」
「それいいね、じゃあ今から材料を買いに行こうよ」
こうして戦闘ではなく、お弁当を用意するために町へ買い出しに向かった。
「……これだけあればしばらく持つかな」
「うむ、では明日は楽しみにしているよ」
明日の食材の他にもついでに数日分も買ってきた、しばらくはメリジュさんの食欲に対応できるように大鍋に具材を多めに入れてから後で味を変えられるようにしておく。
「料理に熱中して夜更かしするなよ」
「それは大丈夫だよ」
「ならいいんだ」
今日するのは仕込みだけなので時間をかける気はない、むしろ時間をかけたいのはお弁当なのでいつもより早起きするために早めに眠ることにする、メリジュさんも合わせてくれたのか早めに寝てくれた。
翌朝、集合時間までまだまだ余裕がある、なのでしっかりと手間をかけて朝食兼お弁当を作ってしまう、メリジュさんは朝が強くないので早く寝ていても自分が起こさなければずっと寝てしまう、朝食が出来たタイミングで起こしている。
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「うーん、後5光年……」
「それは時間じゃなくて距離ですよ、いいから起きてください」
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さすがに立ち上がると自分でバランスをとって立つのでこのまま食卓まで誘導して朝食にする。
「……っ!!」
冷えたミルクで一気に目が覚めたようだ。
「次から温めてくれ」
「はいはい、ちゃんと起きたらね」
「むむむ……」
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