281 / 426
召喚されてみた
意気込んで行ったものの上手くいかない
しおりを挟む
乱戦の中に飛び込んでいったもののメリジュさんの動きはぎこちなかった、攻撃してきた敵に対しては容赦なく攻撃を叩き込んでいるがそれが終わるとまた挙動不審になってしまう。
5体ほど敵を倒した後にしょんぼりしながら戻ってきた。
「どうしたの?」
「どれが敵か分からない……」
「なるほどね」
確かに使い魔と向かってきた魔物の区別がつかない、なんならこちらの方がおぞましいまである。
「ちなみにお前は区別がつくのか?」
「うーん微妙かな」
「敵が分かりにくい、もういい」
メリジュさんがいじけて自分の近くで座りだした、一応こちらに向かってくる敵に関してはしっかりと始末してはいる。
メリジュさんと2人で乱戦をしばらく眺めているとこちら側が勝利という形で決着がついたようだ、味方側の被害が少なかった事から自分達は必要なかったのでは思ってしまった。
と思っていたら魔物群の後ろから大型の魔物が複数姿を現した。
「アレならわかりやすいな、行ってくる」
「行ってらっしゃい」
今回はアレはわかりやすいのでメリジュさんがまたやる気をだして飛び出していった、大型の魔物でも乱戦が再び形成されたので銃器ではなく実体のない剣を両手に出現させて突っ込んでいっている、剣術の心得は無いで評価はできないつもりだったが、メリジュさんの戦い方は乱暴としかいいようがない、力任せに押し切っているのでやたら切れ味の良い非実体剣があってこその戦法だろう、それが無いのであれば大型の得物を使うようなやり方だ。
それでも剣で戦う事に飽きてきたのか剣から光線を出して倒していっていた。
大型の魔物はかなり強いようで他の人達は苦戦しているようだがメリジュさんが調子に乗って全部倒していったのでむしろ先ほどの戦闘よりも消耗が少なくて済んだようだ。
「満足」
「そりゃあよかった」
メリジュさんが満足したところで戦闘が終わった。
「おい、学年主任がお呼びだ」
翌日、休み時間を適当に過ごしてると顔は知っているが名前は知らない生徒が面倒くさそうに話しかけてきた。
「なんで自分なんですか?」
「知らん、それは主任に聞いてくれ」
「へーい」
「あ、使い魔もつれて行けよ」
「りょーかーい、なんだろ?」
「さぁ、私が知る訳がないのだが?」
「だよなぁ……」
疑問が解決しないまま学年主任がいるであろう職員室にむかう、休憩時間が終わりかけていたのもあって教室に戻る生徒とよくすれ違う、いまだに見慣れていないのかメリジュさんとすれ違う度に驚いて二度見したりそのままじっと見ていたりしている。
そうこうしている内に職員室まで到着した、学校のほぼ中心にあるので到着までに時間がかかる事はない。
「失礼します、主任に呼ばれたらしいんですけど、主任っていますか?」
5体ほど敵を倒した後にしょんぼりしながら戻ってきた。
「どうしたの?」
「どれが敵か分からない……」
「なるほどね」
確かに使い魔と向かってきた魔物の区別がつかない、なんならこちらの方がおぞましいまである。
「ちなみにお前は区別がつくのか?」
「うーん微妙かな」
「敵が分かりにくい、もういい」
メリジュさんがいじけて自分の近くで座りだした、一応こちらに向かってくる敵に関してはしっかりと始末してはいる。
メリジュさんと2人で乱戦をしばらく眺めているとこちら側が勝利という形で決着がついたようだ、味方側の被害が少なかった事から自分達は必要なかったのでは思ってしまった。
と思っていたら魔物群の後ろから大型の魔物が複数姿を現した。
「アレならわかりやすいな、行ってくる」
「行ってらっしゃい」
今回はアレはわかりやすいのでメリジュさんがまたやる気をだして飛び出していった、大型の魔物でも乱戦が再び形成されたので銃器ではなく実体のない剣を両手に出現させて突っ込んでいっている、剣術の心得は無いで評価はできないつもりだったが、メリジュさんの戦い方は乱暴としかいいようがない、力任せに押し切っているのでやたら切れ味の良い非実体剣があってこその戦法だろう、それが無いのであれば大型の得物を使うようなやり方だ。
それでも剣で戦う事に飽きてきたのか剣から光線を出して倒していっていた。
大型の魔物はかなり強いようで他の人達は苦戦しているようだがメリジュさんが調子に乗って全部倒していったのでむしろ先ほどの戦闘よりも消耗が少なくて済んだようだ。
「満足」
「そりゃあよかった」
メリジュさんが満足したところで戦闘が終わった。
「おい、学年主任がお呼びだ」
翌日、休み時間を適当に過ごしてると顔は知っているが名前は知らない生徒が面倒くさそうに話しかけてきた。
「なんで自分なんですか?」
「知らん、それは主任に聞いてくれ」
「へーい」
「あ、使い魔もつれて行けよ」
「りょーかーい、なんだろ?」
「さぁ、私が知る訳がないのだが?」
「だよなぁ……」
疑問が解決しないまま学年主任がいるであろう職員室にむかう、休憩時間が終わりかけていたのもあって教室に戻る生徒とよくすれ違う、いまだに見慣れていないのかメリジュさんとすれ違う度に驚いて二度見したりそのままじっと見ていたりしている。
そうこうしている内に職員室まで到着した、学校のほぼ中心にあるので到着までに時間がかかる事はない。
「失礼します、主任に呼ばれたらしいんですけど、主任っていますか?」
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
一般人に生まれ変わったはずなのに・・・!
モンド
ファンタジー
第一章「学園編」が終了し第二章「成人貴族編」に突入しました。
突然の事故で命を落とした主人公。
すると異世界の神から転生のチャンスをもらえることに。
それならばとチートな能力をもらって無双・・・いやいや程々の生活がしたいので。
「チートはいりません健康な体と少しばかりの幸運を頂きたい」と、希望し転生した。
転生して成長するほどに人と何か違うことに不信を抱くが気にすることなく異世界に馴染んでいく。
しかしちょっと不便を改善、危険は排除としているうちに何故かえらいことに。
そんな平々凡々を求める男の勘違い英雄譚。
※誤字脱字に乱丁など読みづらいと思いますが、申し訳ありませんがこう言うスタイルなので。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる