179 / 427
ダンジョンは危険がいっぱい
閑職行き
しおりを挟む
「お、何か出た」
光が収まると洞窟にいた、目の前には高校生ほどの少年とそれにしがみついている際どい服装をした少女がいた。
何かを言おうとすると手に違和感があり、確認してみるとメモがあり一番上に「必ず読み上げるように」と書かれていたのでとりあえず読み上げる。
「え~、異世界より期間限定で強力ユニットを使用できます、なお期間が切れるか一定の敵を倒すと返還されますのでご注意ください、なお使用に関しても一部制限がございますのでご注意ください、だそうです」
「まじかー延長とかできない感じ?」
「いやぁその辺は自分達にも分からないのでなんとも……」
「チ、じゃあいいや、とりあえず……入口の守護でもしててくれ」
空中に手をかざして何かしているがどうやら思い通り行かなかったようで、自分達に適当に指示をとばす、するといつのまにかサヨと一緒に洞窟の入口に立っていた。
「やっかい払いされた?」
「ぽいね?」
洞窟の入り口から外は森になっており人の気配がなかった。
「人いる?」
「うーん、いないかなり辺境」
「守る意味あるのか、コレ」
「どうだろ?」
「でもこの世界に来たって事は何か意味があるハズなんだけどなぁ……」
「そうだね」
近くの岩に腰かけて時間を潰す、いつまで待っても人どころか生き物すらも視界に入ることはなかった。
サヨも暇だったようでレーダーの範囲を広げているようだが何もヒットしないようだ、暇すぎて猫みたいに甘えてきた、こちらも暇なので適当に可愛がる、懐き方は猫みたいなのに喜び方は犬だな。
「いつまでここにいればいいんだろうなぁ……、泊まる用意って何泊分あったっけ?」
「一応1週間分あったと思う」
「じゃあ持ってくれるんじゃないかな」
「あ、何かきた」
自分のお腹に顔をうずめていたサヨがいきなり顔を上げる、本当に猫みたいな反応で少し笑いそうになってしまった。
「数は?」
「うーん、3人かな、まっすぐこっちに向かっているよ」
「警戒するかぁ」
岩からゆっくりと立ち上がりサヨが向いている方向をむく。
「ここに誰かいるなんて聞いてねぇぞ」
森の中から武装した男性が3人現れた。
「お前ら、ここの許可もらってんのか、ここは立ち入り禁止だぞ!」
「え、そうなんですか?!」
「そんな事も知らないのか、一体どこから来たんだ?」
「日本からきましたけど?」
「どこだそこは?!」
「僕の故郷だ!」
「そうか、しかしここは立ち入り禁止区域だ、どうやって入った?!」
「しらん、なんか仕事でここに飛ばされた!」
「仕事だぁ?」
そういって「おかしいなぁ」と言ってから男性たちは相談していた。
光が収まると洞窟にいた、目の前には高校生ほどの少年とそれにしがみついている際どい服装をした少女がいた。
何かを言おうとすると手に違和感があり、確認してみるとメモがあり一番上に「必ず読み上げるように」と書かれていたのでとりあえず読み上げる。
「え~、異世界より期間限定で強力ユニットを使用できます、なお期間が切れるか一定の敵を倒すと返還されますのでご注意ください、なお使用に関しても一部制限がございますのでご注意ください、だそうです」
「まじかー延長とかできない感じ?」
「いやぁその辺は自分達にも分からないのでなんとも……」
「チ、じゃあいいや、とりあえず……入口の守護でもしててくれ」
空中に手をかざして何かしているがどうやら思い通り行かなかったようで、自分達に適当に指示をとばす、するといつのまにかサヨと一緒に洞窟の入口に立っていた。
「やっかい払いされた?」
「ぽいね?」
洞窟の入り口から外は森になっており人の気配がなかった。
「人いる?」
「うーん、いないかなり辺境」
「守る意味あるのか、コレ」
「どうだろ?」
「でもこの世界に来たって事は何か意味があるハズなんだけどなぁ……」
「そうだね」
近くの岩に腰かけて時間を潰す、いつまで待っても人どころか生き物すらも視界に入ることはなかった。
サヨも暇だったようでレーダーの範囲を広げているようだが何もヒットしないようだ、暇すぎて猫みたいに甘えてきた、こちらも暇なので適当に可愛がる、懐き方は猫みたいなのに喜び方は犬だな。
「いつまでここにいればいいんだろうなぁ……、泊まる用意って何泊分あったっけ?」
「一応1週間分あったと思う」
「じゃあ持ってくれるんじゃないかな」
「あ、何かきた」
自分のお腹に顔をうずめていたサヨがいきなり顔を上げる、本当に猫みたいな反応で少し笑いそうになってしまった。
「数は?」
「うーん、3人かな、まっすぐこっちに向かっているよ」
「警戒するかぁ」
岩からゆっくりと立ち上がりサヨが向いている方向をむく。
「ここに誰かいるなんて聞いてねぇぞ」
森の中から武装した男性が3人現れた。
「お前ら、ここの許可もらってんのか、ここは立ち入り禁止だぞ!」
「え、そうなんですか?!」
「そんな事も知らないのか、一体どこから来たんだ?」
「日本からきましたけど?」
「どこだそこは?!」
「僕の故郷だ!」
「そうか、しかしここは立ち入り禁止区域だ、どうやって入った?!」
「しらん、なんか仕事でここに飛ばされた!」
「仕事だぁ?」
そういって「おかしいなぁ」と言ってから男性たちは相談していた。
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…


転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる