異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

仙人掌(さぼてん)

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母を訪ねて……

旅の序盤

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「食料等はこちらで用意とはどういう事だ?」
 依頼を受けるにあたって早速男性の方から質問が来た、その質問は最もだろう。
「お金はあるからね、毎回宿をとるつもりさ」」
「そんな事をしていてお金が持つのか?」
「そこは問題ない、もしなくなりそうになったら潔く諦めるよ」
「そうか……」
 預金通帳みたいなものを見せる、それをみた男性は引いていた、これだけあれば彼らの武器の整備の費用も含めても半年は持つだろう、それに仕送りが続いているので1年は旅を続けれらるだろう。

「出発はそちに任せるよ、こっちはいつでも行けるからね」
「だったら3日後にしよう、3日後の朝にギルド前に集まるで」
「それで問題ないです、それではよろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしく」
 男性の方と握手してその日は終わった。

 3日の時間があるので自分でもできるだけ用意をしておく、とりあえず携帯食料と水は必要だろう、この世界の地図はあまり制度が良くないが、一番広範囲が記載されている物で十分なので予備も含めて3枚買っておく、別にギルドの壁に大きく張ってあるので町ごとに移動するのなら必要はないかもしれないが、持っておくに越したことはないだろう。
 後は自分の防具だろう、取り回しと持ち運びを優先して鉄と木で出来た複合盾を購入する、後は旅の途中で必要になった物を行く先々の街で買っていけばいいだろう。


 そうこうしているうちに3日後の朝になった。
「これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
 お互いに挨拶を済ませて出発する、とりあえず町を出て西にある町へ向かうことにした。

 道中の魔物や賊は護衛が簡単にあしらってくれた、かなりの実力がありなざ低ランクなのか理解できないがそのおかげで依頼を受けてもらったのだから突っ込むのはやめておこう。

 夕方になる頃に最初の町に到着した、ある程度町ゆく人に母の事を聞いてみたが少し前のこともあって当たり前だが誰も知らないとのことだった。
 この町で情報がなかったが解っていたことなので大して精神にダメージはなく、すぐに宿泊施設に向かって泊まることになった、料理は普通で特に感想はない、翌日の朝食も取ってから出発した。

 それからいくつかの町を回ったが特に有力な情報は得られなかった。
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