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母を訪ねて……
母はいずこに
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母が出稼ぎにでて早10年の月日が流れた、遠方に行ったようで見送ってから顔を見ていない、父は自分が生まれてすぐに死んだらしい。
毎月の振り込みは額自体は不安定になるが必ず振り込まれているので生きているのだろう、手紙で安否確認をしたいのだが、かなりの頻度で住所を変更しているようでもう長いこと送り合ってない。
頼りがない事が元気の証拠という前世の言葉があったおかげで今日も元気に生きている。
その振り込みが最近高額になってしまった、正確には桁が3つも増えた、1回の仕送りで豪勢に暮らす事が出来、自分が今住んでいる地域では1年分もあれば良い家が建てたれる、これは明らかにおかしい。
これは何かあったに違いないし、良くない事に関わっているかもしれない。
資金に余裕があるので様子を見に行く、振り込み元から特定していくしかない、しかしこの世界にはインターネットが無いので自分の足で探さなければならない。
幸いにもココは大陸の右端の極東だ、左に向かえば何とかなるだろう、元日本人には極東から逃れる事はできないのか……。
それにこの世界は銀行機能があるギルドが世界中にあるのでいつでも出し入れでき、資金に困る事はないだろう。
しかしココは剣と魔法のファンタジーな世界なのである、当然のように魔物が出現するし盗賊も現れる、ちなみに自分には魔法が使えるものの対して動けたり、威力がなかったりで一人旅に耐えれるものではなかった、そもそも自分はこの世界でもニート生活をしているのでギルドにそもそも登録していなかった。
そこでギルドで旅に同行してもらう人を募集した。
しかし……。
「そんな条件では誰も受けないと思いますよ?」
報酬は高めに設定したものの帰還が未定のため長距離移動もあり、最初は金額で飛びついた人が依頼書を眺めていると段々と顔が暗くなり元に戻すのを何回も見た。
1人で行けば確実に途中で何かに殺されてしまうだろう、行きたくてもいけない気持ちを抑えるために依頼を受けてくれる人がいないか毎日にギルドに通っていた。
そんな生活を3か月ほど続けているとついにその依頼を受けてくれる人が現れた。
その人達は男女の2人組で夫婦だそうだ、最近ギルドに加入して一気にランクを上げて周囲の信用を勝ち取ったようで旅行に行きたいと話をしていた時に丁度いいと依頼を受けてくれたようだ、野営をあまりせず、町の宿に基本的に泊まるため実力と信用さえあれば問題はない。
これでようやく母の元に行ける、今度こそちゃんと親孝行するんだ。
毎月の振り込みは額自体は不安定になるが必ず振り込まれているので生きているのだろう、手紙で安否確認をしたいのだが、かなりの頻度で住所を変更しているようでもう長いこと送り合ってない。
頼りがない事が元気の証拠という前世の言葉があったおかげで今日も元気に生きている。
その振り込みが最近高額になってしまった、正確には桁が3つも増えた、1回の仕送りで豪勢に暮らす事が出来、自分が今住んでいる地域では1年分もあれば良い家が建てたれる、これは明らかにおかしい。
これは何かあったに違いないし、良くない事に関わっているかもしれない。
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しかし……。
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1人で行けば確実に途中で何かに殺されてしまうだろう、行きたくてもいけない気持ちを抑えるために依頼を受けてくれる人がいないか毎日にギルドに通っていた。
そんな生活を3か月ほど続けているとついにその依頼を受けてくれる人が現れた。
その人達は男女の2人組で夫婦だそうだ、最近ギルドに加入して一気にランクを上げて周囲の信用を勝ち取ったようで旅行に行きたいと話をしていた時に丁度いいと依頼を受けてくれたようだ、野営をあまりせず、町の宿に基本的に泊まるため実力と信用さえあれば問題はない。
これでようやく母の元に行ける、今度こそちゃんと親孝行するんだ。
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