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空の旅

対大型戦2

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 サヨが空中から縦横無尽飛び回り攻撃していく、自分は地上から移動しつつ物陰に隠れながらサヨに注意がいったときに攻撃する。
 今回使用する弾薬は通常弾を加工した物のようで生成に少し時間がかかるため連射ができない、それでも十分に有効打になっている。
 有効打になっいるのもも化け物が巨体になっているので少し気を抜けば向こうの自然回復力が勝るだろう、しかしこちらには魔法がある。
 炎を出して攻撃する、さすがに装甲の部分は効果がないようだが、それ以外の部分では効いているようだ。

 巨大化した代償か動きが全体的に遅く、化け物が1体なのでしっかりと動いていれば早々化け物の攻撃が当たることはない、持っている銃の取り回しが良いのもあってお互いに決定打に欠けるもののこちらが微妙に押している所だろう。
 サヨも魔法を起動と弾薬の改造に回しているようで攻撃には使用していないようだ。

「このままだと長引きそうだね」
「そうだね、だからちょっと弾の改造に時間欲しいかな……」
「普通の弾しか持ってきてない感じかな?」
「そもそもこんなの想定していないからね、一応持ってきてるけど呼びに少量持ってきただけだからこんな所で使うのはもったいないかなぁって」
「確かにそうだな、じゃあ僕が何とか時間を稼ぐから生成よろしく」
「わかった」
 サヨが化け物の前に接近して目を攻撃して視界を奪って近くの岩場に隠れる、自分はサヨが隠れた方向っと別の方向から撃って存在をアピールする。
 化け物が大きく吠えてこちらを向く、目は歪ながらも既に修復されておりこちらをしっかりととらえている。

 もう一度目を狙って時間を稼ごうと銃を構えると化け物が蹲り丸くなる、そのまま動かなくなってしまった。
 様子を伺う為に近づくことは無いがずっと同じ状態では油断して攻撃を受けそうな気がする、なんにせよ時間を稼ぐという目的は達成されるのでそのまま動かないでほしい。

 すこし待つと完全に球体になり、その球体からヒビが走り外側が砕けて5メートルほどの化け物が出てくる、その体躯は人を狩る事に特化したような見た目をしている。
「これはヤバくないかな?」
 試しに撃ってみるが片手で銃弾を弾かれてしまう。
「ピンチだな」
 魔力を込めて体全体に張り巡らせる、化け物が真っ直ぐに鋭い爪を向けてくる、まだ見れる速度なので回避していく、向こうが戦い方を知らないのか真っすぐなので回避自体は簡単だが、全身に魔力を張り巡らせている状態は長く維持できない、もし魔力が切れてしまったらその時は回避しきれずに串刺しになってしまうだろう。
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