112 / 426
空の旅
孤独戦闘
しおりを挟む
サヨが休息に入ったからといって船が止まるわけでもなく進み続ける。
化け物は巣の中心から離れる事はないらしく、化け物はしばらく遭遇することはない。
「しばらくは外を見てこの世界の雰囲気でも楽しむといい」
「お、おう」
都市部や有名な観光地は軒並み破壊されて植物で覆われているので前世でなんとなく見たかった景色とまた違う様相だが、これはこれで悪くない景色である。
しかも船が進む速度がそれなりにあるので植生が変わっていき飽きることがない。
「景色を楽しんでいるところ悪いが化け物だ幸いなことに数が少ない方だよ」
数が少ない方と言っても一人で対処できるか怪しい、人の目があるので魔法が使えないので時間がかかってしまうだろう。
そういえばいつも銃はサヨが出したモノを使用しているので今は銃をもっていないので何もできないのはと思ったがとりあえず部屋に戻ってみると銃が2丁とマガジンが10コ置いてあった、これならある程度は戦えそうだ。
気合を入れて船から出て化け物に挑む、一応防御方向はこの世界の技術で大丈夫らしいが目に見えないので不安しかない、銃の構造を確認してセーフティーを解除する、サヨが起きていればいろいろ補助してくれるが今は全部手動で操作しなければならないので狙いを正確にしなければ無駄になってしまう。
銃の性能が高いのと化け物が大きいのも手伝って落ち着いていけば外すことがないだろう。
「これ本当に大丈夫なんだろうな?!」
自分の周囲半径2メートルの所で化け物は何かの壁に阻まれているようで侵入してこないが必死の形相で向かってくる様子がとても怖い、すでに囲まれておりもう逃げる場所はない、鉄格子に入ってサメを見るツアーを思い出す。
「もちろん守りに関しては完璧だからな」
「途中で電池切れとかないよな?」
「その表現は久々に聞いたけど、大丈夫だよ」
「ならよし!」
大丈夫の言葉を信じて銃を握り直し攻撃を再開する。
「ていうか、一人だとしても遅くない?」
「うっせ、弾を無駄にできないんだよ」
「うんまぁこっちはこんな時に何もできないから任せるよ」
「そうして下さい」
サヨがいたころと比較すると確実に時間がかかっているが、乱射する訳にもいかないので耐久勝負でもある、偶に座ったりして休憩を取りながら確実に仕留めていく。
「あ、それ寝たら守りが消えて充電モードになるので気を付けてくださいね」
「それは先に言って欲しかったなぁ……」
化け物が多く弾が足りるかと思ったが最後のマガジンの残り半分の所で化け物が全滅した、時間は時計をみていないので正確にはわからないがおそらく7時間ほどたっているのではないかと思う。
「サヨちゃんって重要な存在?」
「かなりね……」
「起きるまでまった方がいいね」
「そうだね」
自分一人ではかなり時間が経ってしまったのが響いたようで化け物も全滅したこともありサヨが目覚めるまでしばらく留まることが決定した。
化け物は巣の中心から離れる事はないらしく、化け物はしばらく遭遇することはない。
「しばらくは外を見てこの世界の雰囲気でも楽しむといい」
「お、おう」
都市部や有名な観光地は軒並み破壊されて植物で覆われているので前世でなんとなく見たかった景色とまた違う様相だが、これはこれで悪くない景色である。
しかも船が進む速度がそれなりにあるので植生が変わっていき飽きることがない。
「景色を楽しんでいるところ悪いが化け物だ幸いなことに数が少ない方だよ」
数が少ない方と言っても一人で対処できるか怪しい、人の目があるので魔法が使えないので時間がかかってしまうだろう。
そういえばいつも銃はサヨが出したモノを使用しているので今は銃をもっていないので何もできないのはと思ったがとりあえず部屋に戻ってみると銃が2丁とマガジンが10コ置いてあった、これならある程度は戦えそうだ。
気合を入れて船から出て化け物に挑む、一応防御方向はこの世界の技術で大丈夫らしいが目に見えないので不安しかない、銃の構造を確認してセーフティーを解除する、サヨが起きていればいろいろ補助してくれるが今は全部手動で操作しなければならないので狙いを正確にしなければ無駄になってしまう。
銃の性能が高いのと化け物が大きいのも手伝って落ち着いていけば外すことがないだろう。
「これ本当に大丈夫なんだろうな?!」
自分の周囲半径2メートルの所で化け物は何かの壁に阻まれているようで侵入してこないが必死の形相で向かってくる様子がとても怖い、すでに囲まれておりもう逃げる場所はない、鉄格子に入ってサメを見るツアーを思い出す。
「もちろん守りに関しては完璧だからな」
「途中で電池切れとかないよな?」
「その表現は久々に聞いたけど、大丈夫だよ」
「ならよし!」
大丈夫の言葉を信じて銃を握り直し攻撃を再開する。
「ていうか、一人だとしても遅くない?」
「うっせ、弾を無駄にできないんだよ」
「うんまぁこっちはこんな時に何もできないから任せるよ」
「そうして下さい」
サヨがいたころと比較すると確実に時間がかかっているが、乱射する訳にもいかないので耐久勝負でもある、偶に座ったりして休憩を取りながら確実に仕留めていく。
「あ、それ寝たら守りが消えて充電モードになるので気を付けてくださいね」
「それは先に言って欲しかったなぁ……」
化け物が多く弾が足りるかと思ったが最後のマガジンの残り半分の所で化け物が全滅した、時間は時計をみていないので正確にはわからないがおそらく7時間ほどたっているのではないかと思う。
「サヨちゃんって重要な存在?」
「かなりね……」
「起きるまでまった方がいいね」
「そうだね」
自分一人ではかなり時間が経ってしまったのが響いたようで化け物も全滅したこともありサヨが目覚めるまでしばらく留まることが決定した。
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
聖人様は自重せずに人生を楽しみます!
紫南
ファンタジー
前世で多くの国々の王さえも頼りにし、慕われていた教皇だったキリアルートは、神として迎えられる前に、人としての最後の人生を与えられて転生した。
人生を楽しむためにも、少しでも楽に、その力を発揮するためにもと生まれる場所を神が選んだはずだったのだが、早々に送られたのは問題の絶えない辺境の地だった。これは神にも予想できなかったようだ。
そこで前世からの性か、周りが直面する問題を解決していく。
助けてくれるのは、情報通で特異技能を持つ霊達や従魔達だ。キリアルートの役に立とうと時に暴走する彼らに振り回されながらも楽しんだり、当たり前のように前世からの能力を使うキリアルートに、お供達が『ちょっと待て』と言いながら、世界を見聞する。
裏方として人々を支える生き方をしてきた聖人様は、今生では人々の先頭に立って駆け抜けて行く!
『好きに生きろと言われたからには目一杯今生を楽しみます!』
ちょっと腹黒なところもある元聖人様が、お供達と好き勝手にやって、周りを驚かせながらも世界を席巻していきます!
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
一般人に生まれ変わったはずなのに・・・!
モンド
ファンタジー
第一章「学園編」が終了し第二章「成人貴族編」に突入しました。
突然の事故で命を落とした主人公。
すると異世界の神から転生のチャンスをもらえることに。
それならばとチートな能力をもらって無双・・・いやいや程々の生活がしたいので。
「チートはいりません健康な体と少しばかりの幸運を頂きたい」と、希望し転生した。
転生して成長するほどに人と何か違うことに不信を抱くが気にすることなく異世界に馴染んでいく。
しかしちょっと不便を改善、危険は排除としているうちに何故かえらいことに。
そんな平々凡々を求める男の勘違い英雄譚。
※誤字脱字に乱丁など読みづらいと思いますが、申し訳ありませんがこう言うスタイルなので。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる