106 / 425
空の旅
安息の跡地
しおりを挟む
「ココはなんだろう」
「シェルターだとは思うけど……」
「多分喧嘩になって全滅したんじゃないかな?」
サヨが足元から小さな錆びた物体を広いあげる。
「それは?」
「多分空薬莢」
錆びた物体を眺めながら検討をつける。
「じゃあ未使用の弾薬があるかも」
「どうだろ……」
「どうしたの?」
「ここ結構湿度高いし、この死体の状況からそれなりに時間が経っている感じだからちゃんと保存していないと使い物になっていかも」
「あぁそれはあるかも……」
上がったテンションが下がっていく、いざ見つけてそれが使い物にならないと判明するよりかはマシだろうが落ち込んでしまう事には変わりない。
「それでもちゃんと保存されていると希望をもって探してみるか」
「そうだね」
僅かな望みを持って創作を開始するが、埃などを払うと銃痕が目立つ所が多く骨の近くにあった銃だった物からは錆びた固まりしか出てこなかった。
部屋割りなどは無く、大きな倉庫だったようで空になった棚が仕切りのように並んでいる、物がほとんど朽ちており食べ物だった物が固まって変色しており、匂いをシャットアウトしていなければこの場所から逃げ出していただろう、見ているだけでも悪臭を感じてしまう。
落ちている鉄の棒を使って物体を探っているがビニールで包装されているものの中には一部使えそうなものがあるが出来れば触りたくないがパッケージの文字が読めないので渋々開封して中身を確認する、翻訳が表記されている文字まであればいいのだがそこまで便利ではないようだ。
開封した物はほとんどが食料で賞味期限らしき表記はあるものの今がいつなのか判断できない。
「今って西暦何年ですか?」
「西暦……、今はもう西暦を使ってないんだ、今は恒歴32年だよ」
「30年以上持つ食料ってあるかな?」
「常温保存では存在しないね、ましてや多湿の空間だと特にね」
つまりここにある食料は使い物ならないという事が判明し当てつけに手に持っている食料を地面に思いっきりたたきつける。
「なかったね」
「うん…」
「ないものはしょうがない、次に期待しよう」
しばらく捜索を続けたがが使えそうなものは見つからなかった、人と時間をかければもっと詳細に探す事ができるだろうがそんな余裕もないためここは打ち切って次の場所に向かうことにした。
「あ、まって」
地下から出て船に戻ろうとした時にサヨに呼び止められる。
「どうしたの?」
「念のため」
サヨと自分の周りに緑色の炎が噴き出す、炎なのに熱いというよりどこか暖かい。
「これは?」
「浄化の炎、本職の人には遠く及ばないけど、ここ程度なら十分に効果があるから、悪いものは断ち切っておくね、あそこから何も持ち出してないよね?」
「うーん大丈夫」
一応ポケットの中身なども確認したので大丈夫だろう。
「よし乗り込んだな出発だ」
結局この地点で得られたのは男性と男性が所有してた物資だけだ。
「シェルターだとは思うけど……」
「多分喧嘩になって全滅したんじゃないかな?」
サヨが足元から小さな錆びた物体を広いあげる。
「それは?」
「多分空薬莢」
錆びた物体を眺めながら検討をつける。
「じゃあ未使用の弾薬があるかも」
「どうだろ……」
「どうしたの?」
「ここ結構湿度高いし、この死体の状況からそれなりに時間が経っている感じだからちゃんと保存していないと使い物になっていかも」
「あぁそれはあるかも……」
上がったテンションが下がっていく、いざ見つけてそれが使い物にならないと判明するよりかはマシだろうが落ち込んでしまう事には変わりない。
「それでもちゃんと保存されていると希望をもって探してみるか」
「そうだね」
僅かな望みを持って創作を開始するが、埃などを払うと銃痕が目立つ所が多く骨の近くにあった銃だった物からは錆びた固まりしか出てこなかった。
部屋割りなどは無く、大きな倉庫だったようで空になった棚が仕切りのように並んでいる、物がほとんど朽ちており食べ物だった物が固まって変色しており、匂いをシャットアウトしていなければこの場所から逃げ出していただろう、見ているだけでも悪臭を感じてしまう。
落ちている鉄の棒を使って物体を探っているがビニールで包装されているものの中には一部使えそうなものがあるが出来れば触りたくないがパッケージの文字が読めないので渋々開封して中身を確認する、翻訳が表記されている文字まであればいいのだがそこまで便利ではないようだ。
開封した物はほとんどが食料で賞味期限らしき表記はあるものの今がいつなのか判断できない。
「今って西暦何年ですか?」
「西暦……、今はもう西暦を使ってないんだ、今は恒歴32年だよ」
「30年以上持つ食料ってあるかな?」
「常温保存では存在しないね、ましてや多湿の空間だと特にね」
つまりここにある食料は使い物ならないという事が判明し当てつけに手に持っている食料を地面に思いっきりたたきつける。
「なかったね」
「うん…」
「ないものはしょうがない、次に期待しよう」
しばらく捜索を続けたがが使えそうなものは見つからなかった、人と時間をかければもっと詳細に探す事ができるだろうがそんな余裕もないためここは打ち切って次の場所に向かうことにした。
「あ、まって」
地下から出て船に戻ろうとした時にサヨに呼び止められる。
「どうしたの?」
「念のため」
サヨと自分の周りに緑色の炎が噴き出す、炎なのに熱いというよりどこか暖かい。
「これは?」
「浄化の炎、本職の人には遠く及ばないけど、ここ程度なら十分に効果があるから、悪いものは断ち切っておくね、あそこから何も持ち出してないよね?」
「うーん大丈夫」
一応ポケットの中身なども確認したので大丈夫だろう。
「よし乗り込んだな出発だ」
結局この地点で得られたのは男性と男性が所有してた物資だけだ。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
成長チートと全能神
ハーフ
ファンタジー
居眠り運転の車から20人の命を救った主人公,神代弘樹は実は全能神と魂が一緒だった。人々の命を救った彼は全能神の弟の全智神に成長チートをもらって伯爵の3男として転生する。成長チートと努力と知識と加護で最速で進化し無双する。
戦い、商業、政治、全てで彼は無双する!!
____________________________
質問、誤字脱字など感想で教えてくださると嬉しいです。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる