102 / 426
空の旅
凍土の防衛戦
しおりを挟む
「終わったようだけど弾は大丈夫?」
いつの間にか弾薬が補充され、薬莢もいつの間にきえておりのこり弾数が解らなくて段々と心配になってくるが、襲い掛かってくる化け物を目の前にすると引き金を引かざる得ないので撃っていく。
「まだ大丈夫かな、だいたい60%くらい」
「それって地球一周するには確実に足りないよね?」
「うん、そうだね最悪鉄片でもあれば魔力で飛ばして代用できなくもないけど……」
「それは最終手段だな」
向こうも化け物の全滅を確認したようでゆっくりと降下して近くに着陸する。
「いやぁ上から見てましたけど圧巻でしたね、音が聞こえないくらい上空にいたはずなのに化け物の悲鳴が聞こえてきそうでしたよ」
笑顔でそう言うがそれは良い事なのだろうか……。
「それは、そうも……」
「それから進路なんですが、一度奥の方へ言ってからオーストラリアへ向かいましょう」
空中に展開された世界地図に指差しで進路を説明する。
「それは流石に遠回りすぎませんか?」
「化け物を全滅をさせるのですから遠回りではないんですよ、むしろもっと念入りに回りたいくらいです」
握りこぶしに力説されてもなぁ。
「そこまで弾薬が持たないですよ、ただでさえ今の残量が60%しかないんですよ」
「ゆえに我慢しているんだ」
際ですか……。
大陸間を移動する時は周囲が海しか見えない光景を期待していたがそんな事はなくすぐに大陸を移動してしまいちょっと残念な気持ちになった。
しかし外の景色が先ほどまでと一変して銀世界が広がり日本ではまずお目にかかれないような景色で暗かった気持ちを一瞬で変えてくれた。
思えば前世も含めて観光地などをしっかりと回った覚えがなくこうしてじっくり見れるのは初めてかもしれない、たしか世界一周するので世界各地の世界遺産などもじっくり見る機会があるのかもしれない、そう思うとがぜんやる気が手てきた。
「化け物が観測された地点までは時間があるから今の内にゆっくりと休んでいるといいよ」
「はい」
言われなくてもそのつもりである。
「2時の方向に狼煙です!」
暫く進み、廃墟となった市街地に入った時にいきなり船員が慌てて船全体に放送を飛ばす。
「なんだと!」
「どゆこと?」
「化け物は火を使わないんだ、しかもこの気候なら維持していなければ狼煙なんてできない、人が生き残りがいるかもしれないことなんだよ、すぐに向かう必要がある!」
進路を変更し狼煙方向へ向かうと化け物を発見したが、こちらに向かっているのではなく狼煙の方向に向かっていた。
「君たちはココで降りて生き残りを死守しつつ化け物を殲滅してくれ」
「わかりました、サヨいくよ」
「はい」
この距離ならサヨに捕まって移動した方が小回りも効くので早いだろう、サヨは早速機械で出来た翼を広げて化け物を倒しに向かう。
いつの間にか弾薬が補充され、薬莢もいつの間にきえておりのこり弾数が解らなくて段々と心配になってくるが、襲い掛かってくる化け物を目の前にすると引き金を引かざる得ないので撃っていく。
「まだ大丈夫かな、だいたい60%くらい」
「それって地球一周するには確実に足りないよね?」
「うん、そうだね最悪鉄片でもあれば魔力で飛ばして代用できなくもないけど……」
「それは最終手段だな」
向こうも化け物の全滅を確認したようでゆっくりと降下して近くに着陸する。
「いやぁ上から見てましたけど圧巻でしたね、音が聞こえないくらい上空にいたはずなのに化け物の悲鳴が聞こえてきそうでしたよ」
笑顔でそう言うがそれは良い事なのだろうか……。
「それは、そうも……」
「それから進路なんですが、一度奥の方へ言ってからオーストラリアへ向かいましょう」
空中に展開された世界地図に指差しで進路を説明する。
「それは流石に遠回りすぎませんか?」
「化け物を全滅をさせるのですから遠回りではないんですよ、むしろもっと念入りに回りたいくらいです」
握りこぶしに力説されてもなぁ。
「そこまで弾薬が持たないですよ、ただでさえ今の残量が60%しかないんですよ」
「ゆえに我慢しているんだ」
際ですか……。
大陸間を移動する時は周囲が海しか見えない光景を期待していたがそんな事はなくすぐに大陸を移動してしまいちょっと残念な気持ちになった。
しかし外の景色が先ほどまでと一変して銀世界が広がり日本ではまずお目にかかれないような景色で暗かった気持ちを一瞬で変えてくれた。
思えば前世も含めて観光地などをしっかりと回った覚えがなくこうしてじっくり見れるのは初めてかもしれない、たしか世界一周するので世界各地の世界遺産などもじっくり見る機会があるのかもしれない、そう思うとがぜんやる気が手てきた。
「化け物が観測された地点までは時間があるから今の内にゆっくりと休んでいるといいよ」
「はい」
言われなくてもそのつもりである。
「2時の方向に狼煙です!」
暫く進み、廃墟となった市街地に入った時にいきなり船員が慌てて船全体に放送を飛ばす。
「なんだと!」
「どゆこと?」
「化け物は火を使わないんだ、しかもこの気候なら維持していなければ狼煙なんてできない、人が生き残りがいるかもしれないことなんだよ、すぐに向かう必要がある!」
進路を変更し狼煙方向へ向かうと化け物を発見したが、こちらに向かっているのではなく狼煙の方向に向かっていた。
「君たちはココで降りて生き残りを死守しつつ化け物を殲滅してくれ」
「わかりました、サヨいくよ」
「はい」
この距離ならサヨに捕まって移動した方が小回りも効くので早いだろう、サヨは早速機械で出来た翼を広げて化け物を倒しに向かう。
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
聖人様は自重せずに人生を楽しみます!
紫南
ファンタジー
前世で多くの国々の王さえも頼りにし、慕われていた教皇だったキリアルートは、神として迎えられる前に、人としての最後の人生を与えられて転生した。
人生を楽しむためにも、少しでも楽に、その力を発揮するためにもと生まれる場所を神が選んだはずだったのだが、早々に送られたのは問題の絶えない辺境の地だった。これは神にも予想できなかったようだ。
そこで前世からの性か、周りが直面する問題を解決していく。
助けてくれるのは、情報通で特異技能を持つ霊達や従魔達だ。キリアルートの役に立とうと時に暴走する彼らに振り回されながらも楽しんだり、当たり前のように前世からの能力を使うキリアルートに、お供達が『ちょっと待て』と言いながら、世界を見聞する。
裏方として人々を支える生き方をしてきた聖人様は、今生では人々の先頭に立って駆け抜けて行く!
『好きに生きろと言われたからには目一杯今生を楽しみます!』
ちょっと腹黒なところもある元聖人様が、お供達と好き勝手にやって、周りを驚かせながらも世界を席巻していきます!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
一般人に生まれ変わったはずなのに・・・!
モンド
ファンタジー
第一章「学園編」が終了し第二章「成人貴族編」に突入しました。
突然の事故で命を落とした主人公。
すると異世界の神から転生のチャンスをもらえることに。
それならばとチートな能力をもらって無双・・・いやいや程々の生活がしたいので。
「チートはいりません健康な体と少しばかりの幸運を頂きたい」と、希望し転生した。
転生して成長するほどに人と何か違うことに不信を抱くが気にすることなく異世界に馴染んでいく。
しかしちょっと不便を改善、危険は排除としているうちに何故かえらいことに。
そんな平々凡々を求める男の勘違い英雄譚。
※誤字脱字に乱丁など読みづらいと思いますが、申し訳ありませんがこう言うスタイルなので。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる