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異世界&冒険者
依頼詳細確認(今更)と貨幣価値の差の理由
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俺のちょっとした発言からこんなことになってしまったが今は二人とも落ち着いてきたようだ。
「もう大丈夫か?」
「うん!平気だよ」
ミーシャの方は問題ないようだ。
サーシャの方は……。
「何かあったらすぐ私達に話してね?ずっと一緒にいるから」
「はい……。ありがとうございます」
無事に愛花が落ち着けてくれたようだ。
だが今の言葉を聞くにもう少しサーシャは様子を見た方がいいかもしれない。
そんな状態で戦闘云々の話をするのはいい判断ではなさそうだ。
よし。なら戦闘以外の依頼の詳細について聞くとするか。
俺が喧嘩を売られたりレニーさんに説教されたりで詳しい話を聞けていなかったからな。
「そういえば聞いてなかったんだけど、今回の依頼の詳細ってどんな感じなんだ?」
「えっと、まず必要討伐数が五匹ね。討伐数の証明は魔石を剥ぎ取って持ってくるか、討伐した魔物をそのまま持ってくるかのどちらかよ」
魔石か。
倒した後に魔物が魔石に変わったわけでもないので言葉通り剥ぎ取る必要があるのだろう。
心臓辺りにあるのかな?
「魔石ってどこにあるんだ?」
「さあ?」
おいいい。
幼馴染みさんや、そこ重要だぞ。
「魔石なら魔物の心臓近くにあるよ。ただ、ホーンラビットとかゴブリンくらいの魔物だと魔石が小さいから見つけるのも大変だよ?」
あれか。
やっぱり体の大きさや強さによって魔石の大きさが変わる感じか。
んー。
アイテムボックスに入れた方が早いかな?
「ならアイテムボックスにそのまま入れちゃえばいいんじゃない?」
「そうした方がいいな。剥ぎ取ろうにも、それ用のナイフだってないわけだし」
短剣にあるがあれで剥ぎ取り作業をやるのは無理がある。
相当な技術者でもない限り出来ないだろう。
仮に出来たとしても魔物の体がグチャグチャになると思う。
よってアイテムボックスに入れるのが最適解なのだ。
「じゃあこの二匹は海斗の方のアイテムボックスに入れておいて。後の三匹は私の方に入れるから」
「全部俺が持つぞ?」
「いいの。私も使いたいし、何よりどれだけ収納出来るかも分からないんだから」
「そっちの問題があったか」
言われてみればそうだ。
前に見た時スキルにLv.1がついていた。
と、言うことはこのスキルは成長するということでありそれ即ち今の段階では収納スペースに限界があると言うことだ。
「スペースを圧迫しないためにも二人でわけた方がいいでしょ?」
「そうだな。そうしよう」
そんなわけで俺とミーシャが倒したホーンラビットは俺が、残りは愛花が担当することとなった。
これで詳細確認の一つが終わった。
後は一つだけだ。
「報酬っていくらなの?」
「五匹だけなら金貨三枚、それ以上になると数に応じて追加の報酬だって」
「断然こっちの方が効率いいな」
「そうね。これだけで宿代の元が取れるんだから」
やっぱり討伐依頼にして正解だった。
あのまま薬草採取なんてやってたら大変なことになっていたな。
……というかこの世界って金貨が生活の基盤なんだろうか?
金貨ってこんな簡単には手に入らないものというイメージなんだが。
もしやこの世界は金が取れやすいのか?
「金貨ってこんなに簡単に手に入るんだな」
「本当よね。私も報酬額見て驚いちゃった」
そりゃあこんな報酬を見たら驚くだろう。
金貨は高価というイメージが俺達にはあったんだし。
「あの、金貨っていっても本当の金では無いですよ?」
はい突然のカミングアウト来ましたーー!
「「本当の金じゃないってどういうこと(だ)!?」」
二人して聞き返すほど驚きのことである。
「えっーと、正確に言えば表面は本物の金なのですが、内側はただの銀です。なので金貨はあまり価値が高くないんです」
俺達の勢いが強くてサーシャがタジタジになっている。
可愛い。
じゃなくて!
表面は金ってことは金箔か何かを張り付けているってことか?
それだったらこの価値でも納得できる。
「なるほどね。じゃあ価値から考えるに大金貨が全部本物の金で出来ているのね?」
もし愛花の言うとおりなら金貨と大金貨の価値の差が大きいのも説明がつく。
「はい、そのとおりです。大金貨は正真正銘全てが金で出来ているので価値が一気に上がるんです」
大正解ビンゴ。
やっぱりこの世界でも金は貴重なようだ。
もっとも金箔を大量に使っている時点で産出量は地球よりもこの世界の方が多いだろう。
「じゃあ白金貨は?」
「白金貨は元となる白金が金と比べ物にならないほど珍しいので価値も物凄くなっているんです」
ここは予想通りといった感じだ。
他に聞くことは今のところなさそうだ。
「なるほどね。この世界の貨幣価値をなんとなく理解出来たわ。教えてくれてありがとうね」
「いえいえ、これくらいならどんどん聞いてください!」
元気がいいところ申し訳ないがもう聞くことはないかな。
でもこれだけ元気があるのならもう大丈夫そうだな。
「さて、話も一段落ついたのでそろそろ依頼再開するか?」
「私はいつでもいいわよ」
「私もいいよ!」
「私も……大丈夫です」
無理している感じはなさそうだ。
これなら再開しても平気だな。
「よし!残り三匹頑張ろう!」
「「「おー!」」」
「もう大丈夫か?」
「うん!平気だよ」
ミーシャの方は問題ないようだ。
サーシャの方は……。
「何かあったらすぐ私達に話してね?ずっと一緒にいるから」
「はい……。ありがとうございます」
無事に愛花が落ち着けてくれたようだ。
だが今の言葉を聞くにもう少しサーシャは様子を見た方がいいかもしれない。
そんな状態で戦闘云々の話をするのはいい判断ではなさそうだ。
よし。なら戦闘以外の依頼の詳細について聞くとするか。
俺が喧嘩を売られたりレニーさんに説教されたりで詳しい話を聞けていなかったからな。
「そういえば聞いてなかったんだけど、今回の依頼の詳細ってどんな感じなんだ?」
「えっと、まず必要討伐数が五匹ね。討伐数の証明は魔石を剥ぎ取って持ってくるか、討伐した魔物をそのまま持ってくるかのどちらかよ」
魔石か。
倒した後に魔物が魔石に変わったわけでもないので言葉通り剥ぎ取る必要があるのだろう。
心臓辺りにあるのかな?
「魔石ってどこにあるんだ?」
「さあ?」
おいいい。
幼馴染みさんや、そこ重要だぞ。
「魔石なら魔物の心臓近くにあるよ。ただ、ホーンラビットとかゴブリンくらいの魔物だと魔石が小さいから見つけるのも大変だよ?」
あれか。
やっぱり体の大きさや強さによって魔石の大きさが変わる感じか。
んー。
アイテムボックスに入れた方が早いかな?
「ならアイテムボックスにそのまま入れちゃえばいいんじゃない?」
「そうした方がいいな。剥ぎ取ろうにも、それ用のナイフだってないわけだし」
短剣にあるがあれで剥ぎ取り作業をやるのは無理がある。
相当な技術者でもない限り出来ないだろう。
仮に出来たとしても魔物の体がグチャグチャになると思う。
よってアイテムボックスに入れるのが最適解なのだ。
「じゃあこの二匹は海斗の方のアイテムボックスに入れておいて。後の三匹は私の方に入れるから」
「全部俺が持つぞ?」
「いいの。私も使いたいし、何よりどれだけ収納出来るかも分からないんだから」
「そっちの問題があったか」
言われてみればそうだ。
前に見た時スキルにLv.1がついていた。
と、言うことはこのスキルは成長するということでありそれ即ち今の段階では収納スペースに限界があると言うことだ。
「スペースを圧迫しないためにも二人でわけた方がいいでしょ?」
「そうだな。そうしよう」
そんなわけで俺とミーシャが倒したホーンラビットは俺が、残りは愛花が担当することとなった。
これで詳細確認の一つが終わった。
後は一つだけだ。
「報酬っていくらなの?」
「五匹だけなら金貨三枚、それ以上になると数に応じて追加の報酬だって」
「断然こっちの方が効率いいな」
「そうね。これだけで宿代の元が取れるんだから」
やっぱり討伐依頼にして正解だった。
あのまま薬草採取なんてやってたら大変なことになっていたな。
……というかこの世界って金貨が生活の基盤なんだろうか?
金貨ってこんな簡単には手に入らないものというイメージなんだが。
もしやこの世界は金が取れやすいのか?
「金貨ってこんなに簡単に手に入るんだな」
「本当よね。私も報酬額見て驚いちゃった」
そりゃあこんな報酬を見たら驚くだろう。
金貨は高価というイメージが俺達にはあったんだし。
「あの、金貨っていっても本当の金では無いですよ?」
はい突然のカミングアウト来ましたーー!
「「本当の金じゃないってどういうこと(だ)!?」」
二人して聞き返すほど驚きのことである。
「えっーと、正確に言えば表面は本物の金なのですが、内側はただの銀です。なので金貨はあまり価値が高くないんです」
俺達の勢いが強くてサーシャがタジタジになっている。
可愛い。
じゃなくて!
表面は金ってことは金箔か何かを張り付けているってことか?
それだったらこの価値でも納得できる。
「なるほどね。じゃあ価値から考えるに大金貨が全部本物の金で出来ているのね?」
もし愛花の言うとおりなら金貨と大金貨の価値の差が大きいのも説明がつく。
「はい、そのとおりです。大金貨は正真正銘全てが金で出来ているので価値が一気に上がるんです」
大正解ビンゴ。
やっぱりこの世界でも金は貴重なようだ。
もっとも金箔を大量に使っている時点で産出量は地球よりもこの世界の方が多いだろう。
「じゃあ白金貨は?」
「白金貨は元となる白金が金と比べ物にならないほど珍しいので価値も物凄くなっているんです」
ここは予想通りといった感じだ。
他に聞くことは今のところなさそうだ。
「なるほどね。この世界の貨幣価値をなんとなく理解出来たわ。教えてくれてありがとうね」
「いえいえ、これくらいならどんどん聞いてください!」
元気がいいところ申し訳ないがもう聞くことはないかな。
でもこれだけ元気があるのならもう大丈夫そうだな。
「さて、話も一段落ついたのでそろそろ依頼再開するか?」
「私はいつでもいいわよ」
「私もいいよ!」
「私も……大丈夫です」
無理している感じはなさそうだ。
これなら再開しても平気だな。
「よし!残り三匹頑張ろう!」
「「「おー!」」」
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