琥珀に眠る記憶

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第7幕ー断つべきもの、守るべきものー

四十一、治癒の力

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「けど、痛くないって……お前……ん」

 珠生からの、積極的なキス。同時に浴衣の合わせ目から股間を撫でられ、舜平はびくっと身体を震わせた。珠生は片腕を舜平の首に引っ掛けて身体をくっつけ、利き手のほうで舜平のペニスを包み込み、淫らに指を動かすのだ。

「……したいんだ。……ねぇ、だめ?」
「だ、だめちゃうけど……、ほんまに大丈夫なんか?」
「大丈夫。……舜平さん、挿れて、これ……ねぇ」
「んっ……」

 暗闇の中で光る珠生の目に、心を雁字搦めにされるような心地がした。切なげに潤んだ美しい瞳で、艶めいた唇で、珠生は舜平を誘惑する。

 怪我をしている珠生の体は、まだとてもじゃないが本調子とは言えない。しかも怪我をしているのは下腹部だ。セックスの直接的な刺激で、傷に悪影響が出るのではないかと、舜平は返答を迷っていた。

 すると珠生は、ふいと身をかがめたかと思うと、舜平の浴衣の裾をそっと開いてきた。そしてそのまま舜平の股座に顔を寄せ、半ば勃ち上がりつつあるそれを、下着の上からあむ、と食む。

「ちょ、お前……」
「俺……舜平さんの霊気、すごく好き。改めて実感するよ……本当に、気持ちいいから」
「んっ……おい……」
「そばにいるだけで、満たされるって感じがするんだ。……傷の痛みなんてもう、感じない。舜平さんがそばにいてくれるだけで……」

 珠生は、下着の上から舜平の形を唇で確認するように、根元から切っ先へと唇を這わせていく。そして指先で舜平の下着をずらすと、すでに体液でかすかに濡れた先端に、小さく舌を這わせた。

「う……っ」
「……エッチな味がする。……ねぇ、飲ませて?」
「あ、あかんて、いきなりそんな無理したら、」
「無理してるのは舜平さんだろ? ……俺と、したくないの?」
「そら、し……したいけど……」

 舜平のその言葉を聞くや、珠生はぱくんと舜平の先端を口に含んだ。割れ目をいやらしく舌で辿り、溢れ出る体液を吸い上げる。

 舜平は小さく呻いて腰を揺らし、珠生のさらりとした髪の毛を撫でた。それを許可と受け取ったのか、珠生はさらに舜平の下着をずらしてしまうと、反り返る屹立を深く咥え込む。

「ふ……っ……ぅん……」
「珠生……」
「ん、ん……く」
「俺が美味いか、そんなに」
「ん……」

 珠生は舜平のものを喉の奥まで咥え込みながら、上目遣いに舜平を見上げた。珠生の口内はとてもあたたかく、唇から溢れ出す唾液の感触がひどく淫らだ。

 舜平は、自分から腰を振りたくなる気分をぐっとこらえ、珠生の頭を優しく撫でる。

「下、自分でめくってみ」
「へ……?」
「しゃぶってて。……後ろ、慣らすから」
「……ん」

 舜平のそんな言いつけに、珠生は頬を赤く染めた。一旦舜平のものから口を離すと、珠生は膝立ちになって浴衣の裾をめくり、下に履いていたボクサーパンツを脱ぎ始める。

 俯いた珠生の唇から、唾液が糸を引く。今から自分に抱かれるために下半身を露わにしようとしている珠生の姿を眺めながら、舜平は枕元に置いてあった救急箱から、保湿用の軟膏を取り出した。

「舐めていい……?」
「ええよ。来て」

 珠生はもう一度舜平の怒張を口に頬張り、うっとりした表情でそれをしゃぶった。

 竿に舌を這わせ、利き手で柔らかく陰嚢を揉みしだき、時折先端を味わうようにねっとりと舐め……珠生の巧みな舌技に、舜平は声を漏らしそうになったが、なんとか耐えた。いつの間に、こんなにも淫らなことをするようになったのだろうかと、息を弾ませながら舜平は思った。

「ぁっ……ぁん、」
「痛くないか?」
「うん……へいき……っ」

 たっぷりとぬるつきを纏わせた中指を、珠生の後孔に挿入する。控えめに、ゆっくりと抽送をしているうち、珠生はもぞもぞと腰を揺らし始めた。自ら尻を突き出して、舜平の指をさらに奥へと誘い込むような動きだ。

 珠生が腰を使ううち、浴衣の裾が持ち上がり、薄暗がりの中で珠生の腰と尻が露わになる。それでも珠生は一心不乱に舜平のペニスを味わいながら、時折とても官能的なため息を漏らした。

 指を二本に増やし、珠生のいいところをいじってみると、珠生はたまらず口からペニスを離し、甘い鳴き声をあげて身悶えた。

「ぁ、あん……だ、め、そこっ……ンっ……」
「フェラ、もうやめとくか?」
「やだ、やだぁ……飲みたい、舜平さんの……」
「ほな、こっちで飲むか? どうや」
「ぁあっ、ぁんっ……!!」

 ぐちぐち、とわざとらしく音を立てて指を動かすと、珠生は背中をしならせて嬌声をあげた。指をさらにもう一本増やし、熱を滾らせ、ひくひくと物欲しげに蠕動する珠生の中をかき乱す。

 舜平の屹立と珠生の唇を結ぶ唾液の糸が、珠生が腰を振るたびにきらきらと光った。珠生は涙目になりながら舜平を見上げ、ゆるゆると首を振る。

「……だめ、だめ、おれ……イっちゃいそ……」
「指で、ここいじられてるだけでか?」
「おねがい、もう挿れて……っ。舜平さんので、イきたい……よ、ぁ、ぁぁん、」

 舜平の指が出入りするたび、珠生は腰を突き上げて可愛い声をあげる。もっともっと焦らしてやりたい気持ちはあったが、珠生にこうして求められることが幸せでたまらず、すぐにでも深く繋がりたくて、舜平も限界だった。

 霊力が戻り、力の漲るこの肉体で、珠生を思うさま啼かせたい。

 肉体的な快楽だけではなく、体の細胞の一つ一つまでが自分の霊力で満たされる珠生の表情を、早く見たい。

 深春を救うために、自らの妖力で傷つき、ぼろぼろになって戦い抜いた珠生の身体を癒してやりたい。


 ——この身体も、この力も、すべては珠生のためにある。


 舜平は指を抜いて手を拭うと、珠生を引き寄せて深い深い口づけをした。


「ァん……ふっ……ンん……っ」
「珠生……好きやで」
「俺も……好き、大好きだよ。……舜平さんが、好き」
「欲しいか、俺が」
「欲しい……欲しいよ……! ねえ、焦らさないで。早く、早く、きて……!」
「ふふ、ほんっまに、かわいいやつ」

 涙目になりながら、必死で自分を求める珠生のことが、愛おしくないわけがない。舜平は珠生をベッドに横たえると、浴衣の帯を解いて珠生の裸体を晒した。痛々しい傷跡は、まだどす黒い痣となり、珠生の肌を黒く染めている。舜平は身を屈め、珠生の下腹にキスをした。

「痛かったら、ちゃんと言うんやで」
「……うん」
「こんな痣、俺が綺麗に消してやる」
「うん……ぁ、ぁ……っ」

 切っ先を珠生の後孔にあてがい、ゆっくりと挿入を始める。傷を刺激しないよう、珠生を苦しめないよう、少しずつ少しずつ奥へと、肉を埋めていく。

「ぁ……ああッ……ンっ……!」
「……は……熱い……」
「はぁっ……ぁ、ああ、」
「痛くないか……?」
「ん……、いたくない……っ」

 舜平の手の中で、珠生は細い腰をしならせて震えている。顔を真っ赤にして目をきつく閉じ、痛みを逃すような浅い呼吸をしている珠生のことが心配だった。

 でも、その愛おしい肉体の味を直に感じてしまえば、舜平の身体のほうも大人しくしてはいられない。誘い込むような珠生の内壁の動きに煽られて、ぐ、ぐ……と猛ったペニスで珠生の最奥を貫いた。

「ああ……あっ……舜平、さ……っ」
「きつ……珠生、力抜け」
「感じる、舜平さんの霊力……おれの、中……入って……」
「ほんま……?」
「あぁ……ん」

 深く深く繋がったまま、舜平は身を屈めて珠生をぎゅっと抱きしめた。

 肌と肌が密着し、珠生の拍動をはっきりと感じる。汗ばんだ熱い肌で、珠生はしっかりと舜平にしがみつく。小さく腰を動かしてみると、珠生はその度に「ぁ、あぁん」と愛らしい声を漏らし、舜平の背中に回した両腕に力を込めた。

 少し身体を離して珠生を間近に見つめてみると、珠生は美しい双眸にあふれんばかりの涙を湛えて、愛おしげに舜平を見上げている。はぁ、はぁと気持ち良さそうな吐息をこぼしながら震える唇がいじらしく、舜平はそっとそこに口づけをした。

「ん……ん……」

 キスをしながら慎重に抽送してみると、珠生は仰いて甘い悲鳴をあげた。珠生はぎゅっと目を閉じて声を恥じらうように唇を噛んでいる。

「……俺を見ろ、珠生」
「や……っ、無理、……むり……ぁ、あんっ……」
「何で?」
「だってぇ、っ……目、合わせたら……イっちゃう……っ、ぁ、あっ」
「ふふっ、何やそれ」

 腰を振るたびに珠生の肉体は素直になり、繋がり合う粘膜からは淫靡な水音が溢れ出す。慎重に慎重にと思っていたが、いつしかピストンは激しくなり、パン、パン、と肌のぶつかる音が暗がりに響きはじめた。

「あ、あ! ぁ、舜平、さ……ァっ……あ!」
「はぁっ……珠生……こっち、見て」
「あん! はぁ……っ! や、やだぁっ……」
「顔、背けるな。俺を見ろ、珠生」
「んんっ……!!」

 舜平は珠生の顎を片手で掴むと、やや強引な動きで上を向かせた。ぎゅっと目を閉じられていた珠生の目がうっすらと開き、おずおずと躊躇いがちに舜平を見上げる。その拍子に、すうと両目から涙がこぼれた。

「お前を、愛してる」
「っ……っ、ン……舜平さん、おれも、おれもっ……」
「愛してる。珠生……俺の、珠生……」
「ぁ、ああっ……や、あぁっ……!!」

 視線を結び、身体を深く繋げて、舜平の愛の言葉を受け取った珠生の肉体が、きゅうっと激しく反応する。

 泣きながら身悶える珠生をより激しく突き上げていると、珠生はとうとう絶頂し、ぶるると打ち震えながら白濁を迸らせた。

「はぁっ……ぁっ……はぁっ……」
「きついか? もう、やめとく?」
「……やめる気なんて、ないくせに……」
「いや……でもな」
「だめだよ、やめないで。中に欲しいんだ……舜平さんの……精液」
「ん……」

 珠生は舜平の手をとって、ちゅっと人差し指にキスをした。舌を覗かせて舜平の指を舐め、口内に引き込んで粘膜で愛撫する。そんなことをしつつ舜平を上目遣いに見上げ、珠生は自らゆらゆらと腰を揺らした。

「ねぇ……いいだろ……?」
「お前……」
「それにほら……見て。傷……どんどん治っていってるの、わかる?」
「あ……」

 珠生の下腹部にあったどす黒いあざの色が、薄くなっている。舜平はようやく、自分の力と行為が珠生にもたらす意味を、思い出していた。

「抱いてよ、もっと。俺……こんなんじゃ足りないよ」
「……そうやろうな。お前ん中……こんなにうねって、絡みついて……」
「ぁああ……ん」

 珠生の口から指を抜き、唾液に濡れた指先で珠生の乳首を弄ぶ。つんと尖ったそれをくにくにと愛撫しながら、もう片方の乳首にしゃぶりつくと、珠生はひときわ大きく悶えて嬌声をあげた。

「あ! ぁん、んっ……や、あっ……!」
「……また締まった。お前、ここいじられながら突かれんの、好きやもんな。昔から」
「ぁ、あっ! ンっ、舜平さん……や、だぁ、あっ……!」
「お前はかわいいな、ほんまに。……ほんまに、かわいい」
「ぁ、あっ……ンンっ……!! や、まって、ぁ、あんっ!」

 乳首を舐め回しながら器用に腰を使う舜平の攻め立てに、珠生はぽろぽろと涙を流しながら善がり声をあげる。しなやかな脚を舜平の腰に絡みつかせ、舜平の逞しい背中に爪を立てながら、珠生は夢中になって舜平の肉体に溺れた。

「しゅん……ぺい……さんっ……ぁ、ああっ、また、イくっ……イっちゃうよぉ……!」
「イって見せて。何回でも」
「ぁ、あっ、ンっ……!! イくっ、イくぅっ……!!」
「うっ……ン……」

 舜平のペニスをきつく締め付けながら絶頂する珠生の肉体は、腰が砕けそうなほどの快感をくれる。舜平の精を搾り取らんとする珠生の動きで、気づけば舜平も射精させられていた。

 最奥で放たれた体液を逃すまいとしているのか、珠生は両手両足でぎゅうっと舜平にしがみつく。時折震える舜平の汗ばんだ背中にしっかりと手を回し、肩口に顔を埋めて、珠生は全身を満たしゆく舜平の力を感じていた。

 霊力を失っていたときのセックスよりもずっと、珠生の全てに満ちてゆく。

「ん……っ。お前……ほんまに、エロい身体やな……」
「はぁ……っ、……はぁ……だって、早く欲しくて……」
「もっと、いじめて泣かせたろと思ってたのに」
「なんだよそれ……悪趣味」
「泣かされんのが、好きなくせに」
「ァっ……ん」

 舜平が腰を引くと、ごぽ……と体液が溢れ出す。ベッドに腰掛けた舜平はそのまま珠生を引き起こし、膝の上に乗せた。そして、何度も何度も甘いキスを交わす。

「すごい……。怪我、全然痛くないよ」
「ほんまか?」
「やっぱり、すごいな……」
「でもな、こんな怪我すんのは、もうこれで最後にして欲しいもんや。無茶しよって……」
「うん……。けど、あの時は、この方法しか思いつかなくて……」
「お前の戦ってる姿を遠くから見てるだけなんて、もう嫌や。もし、またこんなことが起きたら……その時は俺、ちゃんとお前の隣で戦うから」
「……舜平さん……」

 珠生は舜平の髪に指を通しながら、ちゅっと軽いキスをした。そしてしばらく舜平と抱きしめ合ったあと、こんなことを言う。

「てか、もうこんなこと、起こってたまるかって感じだよね」
「うん……せやな。ほんまやな」
「……それよりさ、ねぇ、もう一回しない……?」
「おう、ええよ。……積極的になったなぁ、お前」
「そうかな……。これでも俺、わりと照れてるんだけど」
「ほんまか? あんま分かれへんけど」
「そ、そうかな」
「ほな、次はもっと恥ずかしいこと言わしたろ」
「ちょ、待ってよ……先にシャワー……ッん」
「ほな、風呂場でいっぱいエロいことしたるわ」
「エロいことって……。す、スケベ親父みたいなこと言わないでよ」
「だ、誰がスケベ親父やねん! ……まったくお前は、すっかり口が悪くなりよったな。可愛げのない」
「別に可愛いとか言われたくないし」

 いつもの口喧嘩に、珠生はむぅとふくれっ面をした。そんな珠生の反応を見て、舜平は思わず笑ってしまう。笑う自分を軽く睨んでいる珠生のことを、舜平はぎゅっと抱き寄せた。

「ほんまにお前は……」
「何だよ、もう、離せよ」
「もっかいしたいんやろ? 離したらセックスできひんで」
「うう」
「……ほんまに、かわいいやつ」
「ん……」

 唇が重なると、珠生はすぐに大人しくなる。生意気なことを言う割に素直な珠生の唇を優しく啄ばみながら、舜平は珠生の背中を柔らかく撫でた。

「……好きやで、珠生」
「……俺も、好き。大好きだよ……舜平さん」
「これから先もずっと……俺の隣に、いてくれるか?」
「……あ」


 舜平の真摯な言葉に、珠生はふと息を止めた。キスをとめて舜平を見つめると、力強い光を湛えた、黒い瞳と視線が絡む。


 ——この目が、好きだ。前世むかしも、現世いまも……。


 珠生は湧き上がる愛おしさに涙を流しながら、舜平の首に抱きついた。


「当たり前だろ! ……舜平さんは、俺のものなんだから」
「ふふ……せやな」
「い……いきなりそんなこと言われたら、どんな顔していいか分かんないよ」
「見せてみ、顔」
「いやだ」
「何でやねん、こっち向けって」
「いやだよ!」
「あぁもう、ほんまにかわいいなお前は! 風呂場までもたへんわ、ここでもう一回する」
「ちょっ……、いきなりそんなっ……あはっ、はははっ」

 不意打ちの愛撫に、珠生はくすぐったそうな笑い声を上げる。舜平はなめらかな肌にいたずらっぽく指を這わせながら、笑顔で珠生にキスをした。


 そうしているうち、次第に珠生の声が艶を帯び、舜平の吐息が熱くなる。


 二人は夢中で互いの身体を求めながら、何度も何度も、愛の言葉を交わし合った。
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