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第四章 追い、追われ
五、舜海の涙
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「……来い」
「え……?」
舜海は千珠の腕を掴んで、ずかずかと歩き始めた。すぐ背後に広がっている廃村の手近な家の扉を荒々しく開き、そこに千珠を突き飛ばす。
「ってぇ!」
手入れをされていないその家は埃っぽく、畳もあちこちがめくれて荒れていた。真っ暗な闇の中で、千珠が傷を押さえて呻いている姿が白く浮いて見える。
そんな姿さえ今の舜海には妖しく映り、猛った身体をさらに熱くさせるのだった。
舜海は法衣の襟をぐいと開くと、鍛えあげられた上半身を晒した。今から行われようとする行為に気づいたのか、千珠は黙って息を呑む。
「そんな傷、俺に抱かれりゃ治るやろ」
舜海は後手に扉を閉めると、土間の縁に座り込んでいる千珠を畳の上に押し倒す。もどかしげに千珠の衣を解きつつ、何度も激しい接吻を浴びせながら。
「待……てっ、痛っ……」
傷の上を乱暴に扱われたためか、千珠は顔をしかめながら呻いている。白い首筋に滲んだ血を、舜海は舌を伸ばして舐めとった。びくん、と千珠の身体が大きく震える。
「あっ……!」
のけぞった顎に口付け、白い首に、胸に、唾液を纏わせた舌を滑らせる。その度に、千珠の切なげな声が部屋の中に響いた。
「……感じるんか。傷をいたぶられてんのに……」
「んっ……ちが……」
「そうなんやろ……ほら」
舜海は千珠の脚を持ち上げて袴を捲り上げると、白い太腿についた傷をぺろりと舐めた。期待通りの反応に、舜海は口端をつり上げて意地悪く笑う。
「こんなにして……いやらしいやつ」
「んんっ……」
そのまま手を伸ばし、舜海は千珠の昂りを掌で擦り上げながら、片脚を肩に担ぎ上げた。そして噛み付くような口付けで、千珠の柔らかな口内をたっぷりと愛撫する。
唇を解放してやると、千珠は喘ぎながら呟いた。
「はっ……あ、あ……もう、いきそ……」
「まだ挿れてもないのにか? ……俺が欲しくないんか?」
「言わせるな……よっ、そんなこと……」
千珠はいやいやをするように首を振って、舜海から顔をそむけた。舜海はその顎をぐいと掴むと、じっとその潤んだ瞳を見下ろす。
「俺を欲しがれ、千珠」
「い、いやだ……言わな……っ」
「ふん……そんな口、きけへんようにしたるわ」
舜海は千珠の脚を掴んだまま、千珠のきつく屹立したものを口で優しく愛撫した。先走りの青い匂いを舐め取り、たっぷりの唾液で音を立てながらそれを扱いてやる。
すると、すでに限界に達しかけていた千珠が、びくんびくんと背中を反らせて激しく悶えた。
「あっ! ……あっ……んっ……!!」
口の中に、千珠の蜜が迸る。それすらも全部自分のものにしたくて、舜海はきつくそれを吸い上げる。甘い肌の匂いも、絡みつく銀髪も、全てが狂おしいほどに愛おしくてたまらなかった。
ぐったりと脱力した千珠の身体を抱きしめながら、舜海は熱っぽい声で囁く。
「もう終わりか……? 千珠、お楽しみはこれからやで」
「あ……」
腹につくほどに勃ち上がった竿を手にして、千珠の秘部をくるくると弄ってやると、千珠は可愛らしい悲鳴を上げて腰をよじらせた。
舜海の根も限界だ。早く千珠と繋がりたくて、だらしなく涎を垂れ流し、ここにも心臓があるかのようにびくびくと硬く猛り切っている。
慣らしもせずに、舜海は千珠の中へと押し進んでゆく。抵抗する肉の圧力が、いつしか奥へ奥へと誘い込む動きに変わった時、千珠はまた身体を震わせて吐精した。
千珠の中に侵入する瞬間が、たまらなく好きだ。痛みを堪えるようなその表情が徐々に甘く緩んでいくさまを見ていると、勝利を得たような心地に身も心も歓喜する。
熱っぽく妖艶な声を立てる千珠を抱きしめ、ひたすらにその想いを身体にぶつける。背中に触れる汗で濡れた腕、腰に巻き付く長い足が、ぎゅうっと舜海を締め付けて、追い立てられるように腰の動きが速くなる。
止められない、このままずっと、つながっていたい。
千珠を抱きながら、幾度と無くそう思った。
——愛している。
千珠の重たげな視線。汗か涙か、濡れた長い睫毛と、薄く開いて喘ぎとため息を生む赤い唇。
強い力を持ちながら、頼りない心を抱えた千珠の身体。
凛とした表情で、敵に向かう千珠の顔。不機嫌にむくれる千珠の顔。輝くような笑顔。
——あぁ、やっぱり、手放せへん。こんなにも愛おしい、俺の宝……。
舜海の目から、つと涙が溢れ、千珠の頬に落ちた。
千珠ははっとしたように、その目を瞠る。
「……泣いてる……のか?」
「……ちゃうわ」
千珠を黙らせようと更に動きを激しくすると、千珠はひときわ高い声を上げた。舜海ももう、限界だった。
「く……いく……!」
舜海は千珠を掻き抱くと、激しく身体を震わせながら果てた。どくん、どくん……と激しい鼓動と呼応するように、千珠の中に精を吐き出す。
お互いの汗で濡れた肌が、熱い。
千珠の首筋に頭をもたせかけ、舜海は目をそっと開いた。弛緩しきった身体に力を込めて半身を起こすと、千珠の眼差しから逃れるように顔を背ける。
「舜、……泣いてるのか?」
千珠の指が伸びてきて、舜海の目元を拭う。舜海ははっとして、そそくさと拳で濡れたものを拭い去った。
「なんで……?」
「涙ちゃう。汗や汗」
「……泣くほど良かったのか?」
「……阿呆。それはお前やろ」
千珠は目を細め、かすかに唇を動かして微笑む。舜海は汗で張り付いた千珠の前髪を額からよけてやると、そっと唇を寄せた。
「……舜」
「ん?」
「……重い。抜けよ……」
「もう少し、ええやろ」
下半身はまだ、つながったままだ。千珠は目を瞬き、舜海の腰に巻きつけた脚を所在なくもぞもぞと動かした。事が終わって冷静になると、こんな格好をしているのが恥ずかしくなるのだろう。
「ええ格好やな、千珠」
「だ、黙れ」
舜海がようやく千珠から離れると、どけと言った割に寂し気な顔をする。
「物欲しそうな顔、すんな」
「してない! ……馬鹿」
「可愛いな、お前は。ほんまに」
「……可愛いとか言うな」
千珠はそそくさと脚を隠し、乱れた髪をかきあげて小さくふくれっ面をした。捲りあげられた袴を引っ張りおろし、半ばむしり取られたような狩衣を引き寄せて肌を隠しながら。
ちらりと琥珀色の大きな瞳が、こっちを見た。
「何や?」
「これから術式の打合せか?」
「ああ、そうや。全く、お前の気は高めてやらなあかんし、術もやらなあかんし、大忙しやわ」
「ふん。俺は別に頼んでないだろ」
「はいはい、そうやな。でもほれ、きれいに傷も治ってるやんか」
「あ……」
千珠は衣を開いて自分の身体を見下ろした。全身に散っていた裂傷は、跡形もなく消えている。
「すごいな」
「はは、そうやろ」
舜海は得意げにそう言うと、衣をはだけて感心している千珠をもう一度抱きしめた。そして、鎖骨の上に残る淡い傷跡に、唇を付ける。それだけの行為なのに、千珠はまたぴくっと身体を震わせて、色っぽい息を漏らした。
舜海はにやりと笑う。
「ちょっと触っただけやん」
「……う、五月蝿い」
千珠はがばっと衣を身体に巻きつけると、舜海に背を向ける。
「早く行けよ! みんな、変に思うだろ」
「そうやな。お前もはよう、戻れよ」
舜海は土間に立つと、まだ座り込んでいる千珠の頭を引き寄せて胸に抱く。そして、上を向いた千珠の後頭部に手を添えると、もう一度優しく口付けた。
千珠は何も言わず、抗うことなくその行為を受け入れる。さっきまで可愛げのないことを言っていたとは思えないような、素直で柔らかい唇だった。
唇を離して、二人はじっと見つめ合う。
「先に行く」
「……行け」
千珠は素っ気ない。
舜海は微笑み、すっと身体を離して小屋を出ていった。
「え……?」
舜海は千珠の腕を掴んで、ずかずかと歩き始めた。すぐ背後に広がっている廃村の手近な家の扉を荒々しく開き、そこに千珠を突き飛ばす。
「ってぇ!」
手入れをされていないその家は埃っぽく、畳もあちこちがめくれて荒れていた。真っ暗な闇の中で、千珠が傷を押さえて呻いている姿が白く浮いて見える。
そんな姿さえ今の舜海には妖しく映り、猛った身体をさらに熱くさせるのだった。
舜海は法衣の襟をぐいと開くと、鍛えあげられた上半身を晒した。今から行われようとする行為に気づいたのか、千珠は黙って息を呑む。
「そんな傷、俺に抱かれりゃ治るやろ」
舜海は後手に扉を閉めると、土間の縁に座り込んでいる千珠を畳の上に押し倒す。もどかしげに千珠の衣を解きつつ、何度も激しい接吻を浴びせながら。
「待……てっ、痛っ……」
傷の上を乱暴に扱われたためか、千珠は顔をしかめながら呻いている。白い首筋に滲んだ血を、舜海は舌を伸ばして舐めとった。びくん、と千珠の身体が大きく震える。
「あっ……!」
のけぞった顎に口付け、白い首に、胸に、唾液を纏わせた舌を滑らせる。その度に、千珠の切なげな声が部屋の中に響いた。
「……感じるんか。傷をいたぶられてんのに……」
「んっ……ちが……」
「そうなんやろ……ほら」
舜海は千珠の脚を持ち上げて袴を捲り上げると、白い太腿についた傷をぺろりと舐めた。期待通りの反応に、舜海は口端をつり上げて意地悪く笑う。
「こんなにして……いやらしいやつ」
「んんっ……」
そのまま手を伸ばし、舜海は千珠の昂りを掌で擦り上げながら、片脚を肩に担ぎ上げた。そして噛み付くような口付けで、千珠の柔らかな口内をたっぷりと愛撫する。
唇を解放してやると、千珠は喘ぎながら呟いた。
「はっ……あ、あ……もう、いきそ……」
「まだ挿れてもないのにか? ……俺が欲しくないんか?」
「言わせるな……よっ、そんなこと……」
千珠はいやいやをするように首を振って、舜海から顔をそむけた。舜海はその顎をぐいと掴むと、じっとその潤んだ瞳を見下ろす。
「俺を欲しがれ、千珠」
「い、いやだ……言わな……っ」
「ふん……そんな口、きけへんようにしたるわ」
舜海は千珠の脚を掴んだまま、千珠のきつく屹立したものを口で優しく愛撫した。先走りの青い匂いを舐め取り、たっぷりの唾液で音を立てながらそれを扱いてやる。
すると、すでに限界に達しかけていた千珠が、びくんびくんと背中を反らせて激しく悶えた。
「あっ! ……あっ……んっ……!!」
口の中に、千珠の蜜が迸る。それすらも全部自分のものにしたくて、舜海はきつくそれを吸い上げる。甘い肌の匂いも、絡みつく銀髪も、全てが狂おしいほどに愛おしくてたまらなかった。
ぐったりと脱力した千珠の身体を抱きしめながら、舜海は熱っぽい声で囁く。
「もう終わりか……? 千珠、お楽しみはこれからやで」
「あ……」
腹につくほどに勃ち上がった竿を手にして、千珠の秘部をくるくると弄ってやると、千珠は可愛らしい悲鳴を上げて腰をよじらせた。
舜海の根も限界だ。早く千珠と繋がりたくて、だらしなく涎を垂れ流し、ここにも心臓があるかのようにびくびくと硬く猛り切っている。
慣らしもせずに、舜海は千珠の中へと押し進んでゆく。抵抗する肉の圧力が、いつしか奥へ奥へと誘い込む動きに変わった時、千珠はまた身体を震わせて吐精した。
千珠の中に侵入する瞬間が、たまらなく好きだ。痛みを堪えるようなその表情が徐々に甘く緩んでいくさまを見ていると、勝利を得たような心地に身も心も歓喜する。
熱っぽく妖艶な声を立てる千珠を抱きしめ、ひたすらにその想いを身体にぶつける。背中に触れる汗で濡れた腕、腰に巻き付く長い足が、ぎゅうっと舜海を締め付けて、追い立てられるように腰の動きが速くなる。
止められない、このままずっと、つながっていたい。
千珠を抱きながら、幾度と無くそう思った。
——愛している。
千珠の重たげな視線。汗か涙か、濡れた長い睫毛と、薄く開いて喘ぎとため息を生む赤い唇。
強い力を持ちながら、頼りない心を抱えた千珠の身体。
凛とした表情で、敵に向かう千珠の顔。不機嫌にむくれる千珠の顔。輝くような笑顔。
——あぁ、やっぱり、手放せへん。こんなにも愛おしい、俺の宝……。
舜海の目から、つと涙が溢れ、千珠の頬に落ちた。
千珠ははっとしたように、その目を瞠る。
「……泣いてる……のか?」
「……ちゃうわ」
千珠を黙らせようと更に動きを激しくすると、千珠はひときわ高い声を上げた。舜海ももう、限界だった。
「く……いく……!」
舜海は千珠を掻き抱くと、激しく身体を震わせながら果てた。どくん、どくん……と激しい鼓動と呼応するように、千珠の中に精を吐き出す。
お互いの汗で濡れた肌が、熱い。
千珠の首筋に頭をもたせかけ、舜海は目をそっと開いた。弛緩しきった身体に力を込めて半身を起こすと、千珠の眼差しから逃れるように顔を背ける。
「舜、……泣いてるのか?」
千珠の指が伸びてきて、舜海の目元を拭う。舜海ははっとして、そそくさと拳で濡れたものを拭い去った。
「なんで……?」
「涙ちゃう。汗や汗」
「……泣くほど良かったのか?」
「……阿呆。それはお前やろ」
千珠は目を細め、かすかに唇を動かして微笑む。舜海は汗で張り付いた千珠の前髪を額からよけてやると、そっと唇を寄せた。
「……舜」
「ん?」
「……重い。抜けよ……」
「もう少し、ええやろ」
下半身はまだ、つながったままだ。千珠は目を瞬き、舜海の腰に巻きつけた脚を所在なくもぞもぞと動かした。事が終わって冷静になると、こんな格好をしているのが恥ずかしくなるのだろう。
「ええ格好やな、千珠」
「だ、黙れ」
舜海がようやく千珠から離れると、どけと言った割に寂し気な顔をする。
「物欲しそうな顔、すんな」
「してない! ……馬鹿」
「可愛いな、お前は。ほんまに」
「……可愛いとか言うな」
千珠はそそくさと脚を隠し、乱れた髪をかきあげて小さくふくれっ面をした。捲りあげられた袴を引っ張りおろし、半ばむしり取られたような狩衣を引き寄せて肌を隠しながら。
ちらりと琥珀色の大きな瞳が、こっちを見た。
「何や?」
「これから術式の打合せか?」
「ああ、そうや。全く、お前の気は高めてやらなあかんし、術もやらなあかんし、大忙しやわ」
「ふん。俺は別に頼んでないだろ」
「はいはい、そうやな。でもほれ、きれいに傷も治ってるやんか」
「あ……」
千珠は衣を開いて自分の身体を見下ろした。全身に散っていた裂傷は、跡形もなく消えている。
「すごいな」
「はは、そうやろ」
舜海は得意げにそう言うと、衣をはだけて感心している千珠をもう一度抱きしめた。そして、鎖骨の上に残る淡い傷跡に、唇を付ける。それだけの行為なのに、千珠はまたぴくっと身体を震わせて、色っぽい息を漏らした。
舜海はにやりと笑う。
「ちょっと触っただけやん」
「……う、五月蝿い」
千珠はがばっと衣を身体に巻きつけると、舜海に背を向ける。
「早く行けよ! みんな、変に思うだろ」
「そうやな。お前もはよう、戻れよ」
舜海は土間に立つと、まだ座り込んでいる千珠の頭を引き寄せて胸に抱く。そして、上を向いた千珠の後頭部に手を添えると、もう一度優しく口付けた。
千珠は何も言わず、抗うことなくその行為を受け入れる。さっきまで可愛げのないことを言っていたとは思えないような、素直で柔らかい唇だった。
唇を離して、二人はじっと見つめ合う。
「先に行く」
「……行け」
千珠は素っ気ない。
舜海は微笑み、すっと身体を離して小屋を出ていった。
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