クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった

山吹花月

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 頬に触れていたロキの手に引き寄せられ、そのまま触れるだけのキスを交わした。

「クレオちゃんにたくさん触れたい。けど、もし嫌なことがあったらすぐに言うんだよ?」

 目の前の瞳は真摯にまっすぐ見つめてくる。

 頷くと彼は頬をゆるめ柔らかく笑った。

「手、首に回してて」

 促されるまま彼の首に腕を回す。

「髪、掴んでもいいから」

 クレオの返事を待たずにロキの唇が胸の先端へ吸いついた。

 突然の刺激に腰が引けてしまうが、ロキの手が背中に添えられていて逃げ場がない。

 ねっとりと熱い舌が這わされ尖りが愛撫されていく。

 濡れてなめらかな感覚なのにざらつきが肌に引っかかって摩擦を生む。

 硬くした舌先で押し込まれてこねられ、じくじくした愉悦が胸から下腹部へ落ちていく。

 与えられる快楽を逃がすことができず甘い嬌声が押し出される。

 たまらずロキの頭を抱き込み顔を埋めるが、それでも彼の愛撫は続いた。

 唇で塞がれていない先端は指が添いこねくり回す。

 異なる愛撫で与えられる愉悦に、腰がびくびく震えるのを止められない。

「こっちはどう?」

 ロキの手がふくらみからくびれを撫で、腰をなぞり秘められた場所に辿り着く。

 恥丘からさらに下、割れ目の先ですでに充血していた蕾はすぐにロキの指に探り当てられた。

 触れられた瞬間、ぴりぴりとした鋭い快感が体を貫く。

「好きみたいだね」

 ロキの指が核を擦るたびに痺れるような悦が腹の奥に響き腰が跳ねた。

「ここ、一緒にするのはどう?」

 意地悪な笑みを浮かべたロキが胸の飾りを口に含む。

 クレオが反論する間もなく吸いつかれ、同時に下腹の粒が擦られた。

 押し寄せる愉悦に体の奥が痺れる。

 快楽で姿勢を保つことが難しくなってきてロキの頭にしがみつく。

 クレオの意志とは関係なく甘い嬌声が洩れ、刺激されるたびに足が震えて湯の水面を揺らした。

「まっ、て……ぁっ、ん……ッ」

 想像以上の快楽がクレオを襲う。

 自身で触れる感覚とは比べ物にならないくらい気持ちいい。

 押し寄せる悦楽の波に抗えず、そのまま流されてしまいたいと思いながらもわずかな理性が彼に制止を求める。

「これ、嫌?」

 尖りから唇を離したロキが問う。

 肌を撫でる彼の吐息にさえ体が反応しそうになる。

「嫌じゃない、けど……」

「けど?」

 湧き上がる羞恥ともっと触れてほしい劣情がクレオの中でせめぎ合う。

「もうやめておく?」

 ロキの指が割れ目をひと撫でした。

 ひくりと蜜口がひくつき、体はさらにその先の愛撫を期待している。

 やめないで、もっと触れてほしい。

 恥じらいのせいで、そのひと言がなかなか声にできない。

 ロキの顔を見ることも難しくて、胸へ彼の頭を抱き込みロキの視界から自身の表情を隠す。

 離れていきそうなロキの指を追いかけ控えめに秘処を押し付けた。

「ッ……」

 ロキの肩が震え息を飲む気配がする。

「……して」

 か細い声を絞り出すことで精いっぱいだった。

「反則だよ、それ」

「ぅ、ぁ……ッ」

 割れ目に彼の手が添い前後に擦られた。

 蕾だけでなく蜜口全体が刺激されて気持ちがいい。

「とろとろしたの、出てきたね」

 湯ではないとろみがさらに指の動きを助ける。

 擦られるたびに中が震え、快楽で力が抜けてきて姿勢を保つことができなくなってきた。

「大丈夫?」

 ロキに背を支えられてなんとか倒れ込まずにいられた。

「ここ、座ろうか」

 浴室の壁に背を預けて湯舟の縁に腰掛ける。

 もたれかかることができる分、いくらか楽になった。

「もっとするから」

 膝が割られ秘園があらわにされる。

「綺麗」

 ロキの唇が蕾に吸いついた。

 唇の柔らかさと吸われる刺激の鋭さ、相反する悦が同時に与えられる。

 硬く尖らせた舌先がぐりぐりと核を押し潰す。

 覆うものがなくなったそこは無防備に責め立てられ、舌のざらつきや濡れた熱い感触を生々しく感じ取る。

 溢れる愉悦で腹の奥が重く熱く疼いてくる。

 押し寄せる快楽に体は硬直し、クレオの唇からはあられもない嬌声が零れ続けた。

「っイ、く……ッ!」

 下腹の深いところでぱんぱんに膨らんだ熱が弾け飛ぶ。

 秘処から全身に快感が駆け巡り、びくびく痙攣する腰が止まらずロキの顔に蕾を押し付けてしまう。

「かわいい」

 まだ息が整わないクレオの体がロキの腕に包まれた。

「気持ちよかった?」

 続く悦の余韻で、声を出そうとすると甘ったるい吐息に変わってしまうので、何度も頷くことでしか答えることができなかった。

「もっと気持ちよくなろうね」

 耳元で囁くロキの声が色っぽくかすれている。

 果てたばかりなのに、彼の言葉にクレオの体は期待でじゅっと熱くなった。


 
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