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第三五話 ポイズンクロー
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「ヘイヘイヘイ! ポイズンクローさんよ、随分とシケた顔してんじゃんヨ!」
「うるせえなあ……ったくなんなんだよ……とりあえずその格好どうにかしてくれよ」
ポイズンクローと呼ばれた紫を基調とした迷彩柄のジャケットを羽織った男性が苦々しい表情で、大きなケースを持った鋲付きのレザージャケットを羽織ったグラマラスな金髪の女性をみている。
ポイズンクロー……本名馬酔木 空鬼はヴィランとしての活動は割と短く、元々はヒーロー志望で勇武学園に入学をしたこともある経歴の持ち主だ。
彼と目の前に立っている金髪の女性は薄暗い部屋の中でテーブルを挟んで睨み合っていた。
「あーあ、男ってやだね……私はヘヴィメタル。ネゲイション様からアンタのバディを頼まれてんだからしかたねえだろ」
鋲付きのジャケットに黒いド派手な下着が透けて見えるあちこちにダメージが入ったパンクファッション風のシャツと、あちこちが破れたダメージジーンズを着た女性がポイズンクローをバカにしたような笑みを浮かべて見ている。
恐ろしくスタイルの良い体型を惜しげもなく見せている女性ヴィラン、ヘヴィメタルは笑みを浮かべながら、ポイズンクローへとちょっと品のないハンドサインを見せつける。
彼女の足元に置かれたギターケースには様々なステッカーなどが貼り付けられており、一見するとちょっと時代遅れのミュージシャンにすら見える。
「ネゲイションは随分変な仲間を集めてるんだな……お前みたいなヤツまでいるとは……」
ヴィランはこれまで個人的な活動しか行われていなかった。
十七年前ヴィランの王と呼ばれる存在が死亡した後、多くのヴィランはまとまることはなかった、いや出来なかったと言うのが正しいかもしれない。
圧倒的カリスマの死亡はヴィランの多くに痛いほどの教訓を植え付けており、彼らの大半は個人個人での犯罪に手を染め、決して群れることはなかったのだ。
ポイズンクローもそんな個人活動を主としてヴィランとしての活動と、一般人に紛れ込む生活を送っていたが数ヶ月前に彼に声をかけてきたものが現れた。
興味を抱く前にその人物の凄まじいまでの才能の一旦を見せられ、彼は「こいつには勝てない」と本能的に感じ膝を屈したのだ。
それ以来、彼は「その自分より強い人物」のために活動を繰り返している……が、目の前の痴女にしか見えない女と組めという指令に頭を抱えたくなる気持ちでいっぱいだった。
「おいおい、見た目で判断するなんてヴィランの風上にも置けねえなあ……今実力を見せてもいいんだぜ? 殺すぞオッさん」
「やれるもんならやって見せろや、ぶちのめした後ヒイヒイいわすぞこのクソアマが」
「ハッ……テメエの粗末な※※※でアタシを満足させられっかよ、この※※※野郎が」
ポイズンクローとヘヴィメタルは、しばしお互いを睨みつけたまま殺気をぶつけ合う……この時代、ヒーローが圧倒的な力を持っている社会の中で、ヴィランであることは弱くては生きていけないことも示している。
常に誰が、どちらが強いのかをはっきりとさせなければいけない……ポイズンクローもヘヴィメタルもお互いを信頼する気はまるでない「言うことを聞かせる、どちらが上かわからせる」ことこそが正しいのだから。
「……仲良くやっているかな?」
「ね、ネゲイション様ッ! 大丈夫ですっ! こいつがエロい目で見てくるから悪いんですっ!」
「……割と仲良くやってんぜ、このねーちゃんの愛想が悪いこと以外はな、それに品のないコイツじゃ勃つものも勃たねえよ」
しかしその均衡はテーブルの上にあるモニターから一人の男性の姿が映し出され、その声が響いたことで終わりを告げる。
ネゲイション……二人のヴィランの上に立つヴィラン達の現在の指導者、そして一度相対すればわかるその不気味な存在感、知的でありながらどこか抜け目のない悪党。
だが彼は組織を強化し、数多くのヴィランを配下へと収めたその手腕は裏社会において存在感を増しつつある……「ネクサス」と呼称されるヴィランの集団は、平和な日本の中で次第にその勢力を拡大しつつあった。
「ヘヴィメタルは本当に良い女だからね、仕方ないよ。でも喧嘩はしちゃダメだよ?」
「アタシのネゲイション様ぁ……アタシは喧嘩なんてしませぇん!」
まるで恋する乙女のように頬を染めたヘヴィメタルは、そのはち切れんばかりの体をくねらせるようにモニターに表示されているネゲイションにしなを作るが、そんな彼女にニコニコと笑顔を向けながら黙って頷くネゲイション。
そんな彼女をみてあまりの変わり身の速さに驚きつつも呆れた目で見ているポイズンクロー……ため息をつきながら、自分が仕える新しい主人をモニター越しで見ているが、やはり底がしれない恐ろしい男に思えて背筋が冷えるような思いになる。
そんな二人を見てネゲイションはニコニコと人の良さそうな笑みを浮かべたまま、彼らへと語りかける。
「一級ヒーローイグニスが、足元に君が潜伏していると気がついたようで、慌てて巡回を始めてる。二人とも危なくなる前に帰ってきなさい」
「イグニスが? うまく隠れていたつもりだったけどダメだったか、まあ情報はある程度取れただろうけど……」
「ヒーローの監視はそう簡単に逃れられないよ、当分は身を隠す必要があるだろう」
ネゲイションの言葉は優しく、聞くものを安心させる何かが存在している……ポイズンクローは素直にその言葉に従うしかない、と感じた。
ヘヴィメタルもモニターに向かって軽く頭を下げてその命令に従うことを姿勢で示す……元々彼女はネゲイションに惚れてヴィランへと堕ちた存在だ。
ポイズンクローは急いで周りの荷物をかき集めていく……仮初の拠点とはいえ、持ち出さないといけないものが多く存在している。
「おい痴女、片付けくらい手伝え。ネクサスにつながる手がかりは全部処分するんだ」
「繰り返すがターゲットはポイズンクロー……名前の通り毒を使う才能と思われるが、その詳しい情報はあまりない……それと調査を行なっていたヒーローから、もう一人彼と行動を共にしている女性ヴィランらしきものがいると報告が入った」
僕と七緒さんは勇武の訓練生であることを示すシンプルな訓練用ヒーロースーツに身を包んでいるが、これはまだ僕らが準四級扱い、つまりプロのヒーローではないということを示している。
だがこのスーツを着用できるのは、勇武生だけしかいないためアルバイトなどでヒーロー事務所に所属している場合は、仮のヒーローとして扱われ、仮に戦闘行為になったとしても処罰を免れることができるようになっている。
「女性ヴィランですか?」
「ああ、最近ヴィランは徒党を組むようになってきていてね、集団で抵抗することも増えてきているし女性もいるのさ」
一時間ほど同行してくれていたイグニスさんとは、別行動に移っており耳に装着している通信機でのやり取りを行なっていて、彼女は裏路地を中心に監視を行い、僕らは人通りの多い場所で道ゆく人をくまなくチェックしている状況となっている。
ポイズンクローは外見がすでにわかっているため、僕らでも発見できるだろうがもう一人の女性ヴィランはヒーロー側でも外見の特定などが遅れており僕らには情報はまだ送られてきていない。
「千裕っち、少し移動しよう同じ場所にいると警戒されてしまう気がするよ」
「そうですね……イグニスさん、僕らは地点を変更します」
「了解、気をつけるんだぞ」
僕と七緒さんはそれまでいた場所から歩き出し、駅近くの公園がある場所まで移動していく……その時、僕の首筋にチリリと何か奇妙な感覚が走る。
なんだ? これはまるで何かを感知したかのような、そんな不思議な感覚を覚えて僕は首筋に手を当て、再び前を見るがその視界のなかに赤い髪をした男性が目に入った気がした。
イグニスさんから教えられた赤い髪、少し鋭い目つき……服装は違うが間違いない、あれは……僕は咄嗟に走り出すと駆け出した僕を見て驚いている七緒さんに叫ぶ。
「見つけた! あいつがポイズンクローだ! 応援を!」
「うるせえなあ……ったくなんなんだよ……とりあえずその格好どうにかしてくれよ」
ポイズンクローと呼ばれた紫を基調とした迷彩柄のジャケットを羽織った男性が苦々しい表情で、大きなケースを持った鋲付きのレザージャケットを羽織ったグラマラスな金髪の女性をみている。
ポイズンクロー……本名馬酔木 空鬼はヴィランとしての活動は割と短く、元々はヒーロー志望で勇武学園に入学をしたこともある経歴の持ち主だ。
彼と目の前に立っている金髪の女性は薄暗い部屋の中でテーブルを挟んで睨み合っていた。
「あーあ、男ってやだね……私はヘヴィメタル。ネゲイション様からアンタのバディを頼まれてんだからしかたねえだろ」
鋲付きのジャケットに黒いド派手な下着が透けて見えるあちこちにダメージが入ったパンクファッション風のシャツと、あちこちが破れたダメージジーンズを着た女性がポイズンクローをバカにしたような笑みを浮かべて見ている。
恐ろしくスタイルの良い体型を惜しげもなく見せている女性ヴィラン、ヘヴィメタルは笑みを浮かべながら、ポイズンクローへとちょっと品のないハンドサインを見せつける。
彼女の足元に置かれたギターケースには様々なステッカーなどが貼り付けられており、一見するとちょっと時代遅れのミュージシャンにすら見える。
「ネゲイションは随分変な仲間を集めてるんだな……お前みたいなヤツまでいるとは……」
ヴィランはこれまで個人的な活動しか行われていなかった。
十七年前ヴィランの王と呼ばれる存在が死亡した後、多くのヴィランはまとまることはなかった、いや出来なかったと言うのが正しいかもしれない。
圧倒的カリスマの死亡はヴィランの多くに痛いほどの教訓を植え付けており、彼らの大半は個人個人での犯罪に手を染め、決して群れることはなかったのだ。
ポイズンクローもそんな個人活動を主としてヴィランとしての活動と、一般人に紛れ込む生活を送っていたが数ヶ月前に彼に声をかけてきたものが現れた。
興味を抱く前にその人物の凄まじいまでの才能の一旦を見せられ、彼は「こいつには勝てない」と本能的に感じ膝を屈したのだ。
それ以来、彼は「その自分より強い人物」のために活動を繰り返している……が、目の前の痴女にしか見えない女と組めという指令に頭を抱えたくなる気持ちでいっぱいだった。
「おいおい、見た目で判断するなんてヴィランの風上にも置けねえなあ……今実力を見せてもいいんだぜ? 殺すぞオッさん」
「やれるもんならやって見せろや、ぶちのめした後ヒイヒイいわすぞこのクソアマが」
「ハッ……テメエの粗末な※※※でアタシを満足させられっかよ、この※※※野郎が」
ポイズンクローとヘヴィメタルは、しばしお互いを睨みつけたまま殺気をぶつけ合う……この時代、ヒーローが圧倒的な力を持っている社会の中で、ヴィランであることは弱くては生きていけないことも示している。
常に誰が、どちらが強いのかをはっきりとさせなければいけない……ポイズンクローもヘヴィメタルもお互いを信頼する気はまるでない「言うことを聞かせる、どちらが上かわからせる」ことこそが正しいのだから。
「……仲良くやっているかな?」
「ね、ネゲイション様ッ! 大丈夫ですっ! こいつがエロい目で見てくるから悪いんですっ!」
「……割と仲良くやってんぜ、このねーちゃんの愛想が悪いこと以外はな、それに品のないコイツじゃ勃つものも勃たねえよ」
しかしその均衡はテーブルの上にあるモニターから一人の男性の姿が映し出され、その声が響いたことで終わりを告げる。
ネゲイション……二人のヴィランの上に立つヴィラン達の現在の指導者、そして一度相対すればわかるその不気味な存在感、知的でありながらどこか抜け目のない悪党。
だが彼は組織を強化し、数多くのヴィランを配下へと収めたその手腕は裏社会において存在感を増しつつある……「ネクサス」と呼称されるヴィランの集団は、平和な日本の中で次第にその勢力を拡大しつつあった。
「ヘヴィメタルは本当に良い女だからね、仕方ないよ。でも喧嘩はしちゃダメだよ?」
「アタシのネゲイション様ぁ……アタシは喧嘩なんてしませぇん!」
まるで恋する乙女のように頬を染めたヘヴィメタルは、そのはち切れんばかりの体をくねらせるようにモニターに表示されているネゲイションにしなを作るが、そんな彼女にニコニコと笑顔を向けながら黙って頷くネゲイション。
そんな彼女をみてあまりの変わり身の速さに驚きつつも呆れた目で見ているポイズンクロー……ため息をつきながら、自分が仕える新しい主人をモニター越しで見ているが、やはり底がしれない恐ろしい男に思えて背筋が冷えるような思いになる。
そんな二人を見てネゲイションはニコニコと人の良さそうな笑みを浮かべたまま、彼らへと語りかける。
「一級ヒーローイグニスが、足元に君が潜伏していると気がついたようで、慌てて巡回を始めてる。二人とも危なくなる前に帰ってきなさい」
「イグニスが? うまく隠れていたつもりだったけどダメだったか、まあ情報はある程度取れただろうけど……」
「ヒーローの監視はそう簡単に逃れられないよ、当分は身を隠す必要があるだろう」
ネゲイションの言葉は優しく、聞くものを安心させる何かが存在している……ポイズンクローは素直にその言葉に従うしかない、と感じた。
ヘヴィメタルもモニターに向かって軽く頭を下げてその命令に従うことを姿勢で示す……元々彼女はネゲイションに惚れてヴィランへと堕ちた存在だ。
ポイズンクローは急いで周りの荷物をかき集めていく……仮初の拠点とはいえ、持ち出さないといけないものが多く存在している。
「おい痴女、片付けくらい手伝え。ネクサスにつながる手がかりは全部処分するんだ」
「繰り返すがターゲットはポイズンクロー……名前の通り毒を使う才能と思われるが、その詳しい情報はあまりない……それと調査を行なっていたヒーローから、もう一人彼と行動を共にしている女性ヴィランらしきものがいると報告が入った」
僕と七緒さんは勇武の訓練生であることを示すシンプルな訓練用ヒーロースーツに身を包んでいるが、これはまだ僕らが準四級扱い、つまりプロのヒーローではないということを示している。
だがこのスーツを着用できるのは、勇武生だけしかいないためアルバイトなどでヒーロー事務所に所属している場合は、仮のヒーローとして扱われ、仮に戦闘行為になったとしても処罰を免れることができるようになっている。
「女性ヴィランですか?」
「ああ、最近ヴィランは徒党を組むようになってきていてね、集団で抵抗することも増えてきているし女性もいるのさ」
一時間ほど同行してくれていたイグニスさんとは、別行動に移っており耳に装着している通信機でのやり取りを行なっていて、彼女は裏路地を中心に監視を行い、僕らは人通りの多い場所で道ゆく人をくまなくチェックしている状況となっている。
ポイズンクローは外見がすでにわかっているため、僕らでも発見できるだろうがもう一人の女性ヴィランはヒーロー側でも外見の特定などが遅れており僕らには情報はまだ送られてきていない。
「千裕っち、少し移動しよう同じ場所にいると警戒されてしまう気がするよ」
「そうですね……イグニスさん、僕らは地点を変更します」
「了解、気をつけるんだぞ」
僕と七緒さんはそれまでいた場所から歩き出し、駅近くの公園がある場所まで移動していく……その時、僕の首筋にチリリと何か奇妙な感覚が走る。
なんだ? これはまるで何かを感知したかのような、そんな不思議な感覚を覚えて僕は首筋に手を当て、再び前を見るがその視界のなかに赤い髪をした男性が目に入った気がした。
イグニスさんから教えられた赤い髪、少し鋭い目つき……服装は違うが間違いない、あれは……僕は咄嗟に走り出すと駆け出した僕を見て驚いている七緒さんに叫ぶ。
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