23 / 45
第二三話 廃ビルトレーニング
しおりを挟む
「では二人はこの廃ビルを使ったトレーニングに参加してもらう……このビルは訓練のために当校が建設したいわば仮想災害現場といったところだ、今までのヒーローたちが活動において特に困難なものを経験するために設計されている」
マッチョ先生が訓練場の中にある一〇階建ての少しくたびれたビルの前で説明を始める……東京にあるとはいえ、勇武高等学園は非常に広い敷地の中に様々な施設を有しており、訓練場にはこのような災害や救助などを想定した施設などもあるのだ、と転入時に説明されていたっけ。
僕の隣には海棠さんが不機嫌そうな顔で立っているが、ストレッチも正直大変だった……どこ触っているんだとか、わざとやってないかとか、いろいろ注文が多かった。
僕はというと初めて触れる女の子の柔らかな感触にドギマギしっぱなしで、彼女が嫌がらないように、そして変なところに触れないように必死だったのだが……それでもかなり怒られた。
「今回君たちには有事を想定してビル内を進んで三階まで上がり、そこで目標となる要救助者を救助してもらう……とはいっても無駄な人員はいないからな、三階にこのクマのぬいぐるみを置いてあるのでそれを回収、再び入り口まで戻ってくれば良い、それと必ず二人で行動しなさい」
マッチョ先生の言葉に、僕は頷く……が海棠さんは僕の顔を見てめちゃくちゃ嫌そうな表情を浮かべる……ってストレッチ前も同じ表情してたなこの人。
だけどまあ訓練ということで、海棠さんは軽くため息をつくと先生の言葉に頷く……まあ強くなりたいという願いは彼女も一緒だからな……意地を張っても仕方ないと思ったのだろう。
「秋楡……私の足を引っ張らないでよ?」
「あー、うん。努力します……」
マッチョ先生は大丈夫かなーと少し心配そうな顔をしているが、僕は先生に軽く頷く。なんやかんや言ってもちゃんと海棠さんは動いてくれるだろうし。
僕たちの準備が整ったと理解したのかマッチョ先生は手元に用意したストップウォッチを取り出すと、腕を振り上げて号令をかける。
その言葉と同時に、僕と海棠さんは矢のように走り出す……とはいえ才能を使うようなものでもなく、僕らは入り口へと突入していく。
「よし、いけっ!」
「さて……入ったはいいけど階段を目指せばいいのかな?」
「……あそこに階段が見えてるわ」
僕らがまず入った一階は開けた空間になっていて、がらんどうの空間に所々補強された柱が立っている比較的開けた空間だった。
海棠さんが指し示す方向を見ると、柱の先に上へ向かっているコンクリートでできた無骨な階段が見えており、僕は彼女と顔を見合わせると頷いてそちらへと走り出す。
「先生がストップウォッチを持っていたのはクリア時間を測るためだね……できるだけ効率よく、早く回収を行おう」
僕と海棠さんは柱の影などに注意を払いつつ、進んでいく……が、何かが擦れるような音が響くと建物自体が微妙な振動とともに揺れ出す……。
な、なんだ? 僕と海棠さんは戦闘体制をとるが、階段の前にゆっくりともう一つの柱のようなものが地面から迫り出してくるのが見え、僕らは慌てて柱の影に隠れてその謎の物体の様子を見る。
「なんだ……あれ?」
「明らかに妨害用の人工物ね……」
反対側の柱の影に隠れている海棠さんが物陰から様子を伺いつつ、地面から迫り出した柱の方向を見ている。僕も影から少しその柱の方向を覗くが……嫌な予感がして鼻先を引っ込めた瞬間に目の前の柱がチュイン! と何かが擦れる音とともに弾け飛ぶ。
海棠さんがその音に驚いて僕へと警告を飛ばす……。
「秋楡ッ! 大丈夫?!」
「だ、大丈夫……何が飛んできたか見えた?」
「おそらくだけど、それなりの硬度があるゴム弾だと思うわ、ただ射出速度が尋常じゃない……」
入り口の方で射出されたらしい弾丸が壁に当たって跳ね返る音が響く……どうやら一階における妨害施設はこのゴム弾を発射する砲台……らしきものだろうか。
再び軽く柱の端から覗き込むように砲台を確認するが……その柱は他の柱と偽装するように見た目はコンクリート状に塗装されており、一見してわかりにくいようになっている。
ただ柱は天井まで伸びておらず、二メートル程度の大きさしかなく、中央に発射口のようなもの、そして先ほどは気が付かなかったが、センサーのようなものが常時あたりを確認しており忙しなく回転を続けている。
「海棠さん、僕が囮になるから弾丸で破壊できないかな?」
「……やってみるわ」
海棠さんが僕の提案に頷くと、腰に下げたボトル……試験の時はペットボトルを下げていたが、給水速度を上げるために形状の違う……自転車用途などで多く使われるスクイズボトルを取り出して軽く口に含んでいる。
食事をしている時に話していたが、ペットボトルと違って飲み口を口で引いて開けられるし、仕舞うことも楽なのだとか……。
軽く口元を拭うと海棠さんは手元に弾丸を出現させる……試験の時よりも一発の大きさが遥かに大きく、手の中で渦を巻くようにうねっているのが見える。
「……頼んだよ!」
僕は呼吸を整えると、一気に柱の影から飛び出す……その動きに反応して砲台のセンサーが僕を捉えて赤く光ると、発射口からゴム弾が発射される……単発でしか発射できないようだが、その速度は尋常じゃない……僕は全身に龍を漲らせると、飛んでくるゴム弾へと集中する……大丈夫、これは殺傷能力が高くないし、当たっても痛いだけ……飛んでくるゴム弾に合わせて右拳を叩き込む。
僕の拳の威力と、飛来するゴム弾の威力が相殺されパーンッ! という甲高い音を立てて空中で爆散する……砲台が再び発射を行おうとした次の瞬間、赤く光るセンサーに海棠さんの発射した弾丸が叩きつけられる。
「弾丸ッ!」
大きさが違うこともあるが、水でできているはずの弾丸は砲台のセンサー部分を抉り取るように爆発するとそのままあたりに水しぶきを撒き散らす。
砲台の上部が完全に破壊され、中の機械や砲台の発射部分が露出し、水でショートしたのか何度か電流が走ると、そのまま軽く煙を上げて完全に動きを止める。
僕は軽く息を整えると、全身に巡らせた龍を落ち着かせていく……咄嗟にやってみたけど、なんとかできそうだなこれ……それでもまだ力の濁流には程遠く、全力でというわけにはいかないようだ。
「……秋楡、手を見せて……怪我してるじゃない」
「あ、あれ……ほんとだ……」
海棠さんが僕の右手を見て、優しく手のひらで持ち上げると腰につけたボトルから水を出して軽く皮膚の裂けた部分を洗い流していく……チリチリとした痛みを感じるが、彼女はそのまま懐よりハンカチを取り出して僕の右拳を優しく覆っていく。
されるがままにその行動を見ている僕だったが、ハンカチを巻き終わると彼女はそっと両手で僕の右手を優しく包み込んでから離す……。
「あ、ありがとう……拳が破けているなんて全然気が付かなかったよ」
「……お礼はまだ早いわよ、それに怪我をしたままだと訓練に支障があるでしょ」
「う、うん……」
海棠さんは少しだけ恥ずかしそうな顔で下を向くと、そのままくるりと階段方向へと向きを変えてゆっくりと歩き出す……僕は右手にほのかな暖かさを感じて少しの間手に巻かれたハンカチを眺めていたが、彼女が焦れたように僕に向かって声をかけてきたため、慌てて僕は階段の方向へと走り出す……少しだけだけど……そんな僕を見る海棠さんの表情がほんの少しだけ柔らかいような気がした。
「ちょっと、ボケっとしてないで早くいくわよ! 今回はパートナーなんだから一緒に動かないとダメよ」
マッチョ先生が訓練場の中にある一〇階建ての少しくたびれたビルの前で説明を始める……東京にあるとはいえ、勇武高等学園は非常に広い敷地の中に様々な施設を有しており、訓練場にはこのような災害や救助などを想定した施設などもあるのだ、と転入時に説明されていたっけ。
僕の隣には海棠さんが不機嫌そうな顔で立っているが、ストレッチも正直大変だった……どこ触っているんだとか、わざとやってないかとか、いろいろ注文が多かった。
僕はというと初めて触れる女の子の柔らかな感触にドギマギしっぱなしで、彼女が嫌がらないように、そして変なところに触れないように必死だったのだが……それでもかなり怒られた。
「今回君たちには有事を想定してビル内を進んで三階まで上がり、そこで目標となる要救助者を救助してもらう……とはいっても無駄な人員はいないからな、三階にこのクマのぬいぐるみを置いてあるのでそれを回収、再び入り口まで戻ってくれば良い、それと必ず二人で行動しなさい」
マッチョ先生の言葉に、僕は頷く……が海棠さんは僕の顔を見てめちゃくちゃ嫌そうな表情を浮かべる……ってストレッチ前も同じ表情してたなこの人。
だけどまあ訓練ということで、海棠さんは軽くため息をつくと先生の言葉に頷く……まあ強くなりたいという願いは彼女も一緒だからな……意地を張っても仕方ないと思ったのだろう。
「秋楡……私の足を引っ張らないでよ?」
「あー、うん。努力します……」
マッチョ先生は大丈夫かなーと少し心配そうな顔をしているが、僕は先生に軽く頷く。なんやかんや言ってもちゃんと海棠さんは動いてくれるだろうし。
僕たちの準備が整ったと理解したのかマッチョ先生は手元に用意したストップウォッチを取り出すと、腕を振り上げて号令をかける。
その言葉と同時に、僕と海棠さんは矢のように走り出す……とはいえ才能を使うようなものでもなく、僕らは入り口へと突入していく。
「よし、いけっ!」
「さて……入ったはいいけど階段を目指せばいいのかな?」
「……あそこに階段が見えてるわ」
僕らがまず入った一階は開けた空間になっていて、がらんどうの空間に所々補強された柱が立っている比較的開けた空間だった。
海棠さんが指し示す方向を見ると、柱の先に上へ向かっているコンクリートでできた無骨な階段が見えており、僕は彼女と顔を見合わせると頷いてそちらへと走り出す。
「先生がストップウォッチを持っていたのはクリア時間を測るためだね……できるだけ効率よく、早く回収を行おう」
僕と海棠さんは柱の影などに注意を払いつつ、進んでいく……が、何かが擦れるような音が響くと建物自体が微妙な振動とともに揺れ出す……。
な、なんだ? 僕と海棠さんは戦闘体制をとるが、階段の前にゆっくりともう一つの柱のようなものが地面から迫り出してくるのが見え、僕らは慌てて柱の影に隠れてその謎の物体の様子を見る。
「なんだ……あれ?」
「明らかに妨害用の人工物ね……」
反対側の柱の影に隠れている海棠さんが物陰から様子を伺いつつ、地面から迫り出した柱の方向を見ている。僕も影から少しその柱の方向を覗くが……嫌な予感がして鼻先を引っ込めた瞬間に目の前の柱がチュイン! と何かが擦れる音とともに弾け飛ぶ。
海棠さんがその音に驚いて僕へと警告を飛ばす……。
「秋楡ッ! 大丈夫?!」
「だ、大丈夫……何が飛んできたか見えた?」
「おそらくだけど、それなりの硬度があるゴム弾だと思うわ、ただ射出速度が尋常じゃない……」
入り口の方で射出されたらしい弾丸が壁に当たって跳ね返る音が響く……どうやら一階における妨害施設はこのゴム弾を発射する砲台……らしきものだろうか。
再び軽く柱の端から覗き込むように砲台を確認するが……その柱は他の柱と偽装するように見た目はコンクリート状に塗装されており、一見してわかりにくいようになっている。
ただ柱は天井まで伸びておらず、二メートル程度の大きさしかなく、中央に発射口のようなもの、そして先ほどは気が付かなかったが、センサーのようなものが常時あたりを確認しており忙しなく回転を続けている。
「海棠さん、僕が囮になるから弾丸で破壊できないかな?」
「……やってみるわ」
海棠さんが僕の提案に頷くと、腰に下げたボトル……試験の時はペットボトルを下げていたが、給水速度を上げるために形状の違う……自転車用途などで多く使われるスクイズボトルを取り出して軽く口に含んでいる。
食事をしている時に話していたが、ペットボトルと違って飲み口を口で引いて開けられるし、仕舞うことも楽なのだとか……。
軽く口元を拭うと海棠さんは手元に弾丸を出現させる……試験の時よりも一発の大きさが遥かに大きく、手の中で渦を巻くようにうねっているのが見える。
「……頼んだよ!」
僕は呼吸を整えると、一気に柱の影から飛び出す……その動きに反応して砲台のセンサーが僕を捉えて赤く光ると、発射口からゴム弾が発射される……単発でしか発射できないようだが、その速度は尋常じゃない……僕は全身に龍を漲らせると、飛んでくるゴム弾へと集中する……大丈夫、これは殺傷能力が高くないし、当たっても痛いだけ……飛んでくるゴム弾に合わせて右拳を叩き込む。
僕の拳の威力と、飛来するゴム弾の威力が相殺されパーンッ! という甲高い音を立てて空中で爆散する……砲台が再び発射を行おうとした次の瞬間、赤く光るセンサーに海棠さんの発射した弾丸が叩きつけられる。
「弾丸ッ!」
大きさが違うこともあるが、水でできているはずの弾丸は砲台のセンサー部分を抉り取るように爆発するとそのままあたりに水しぶきを撒き散らす。
砲台の上部が完全に破壊され、中の機械や砲台の発射部分が露出し、水でショートしたのか何度か電流が走ると、そのまま軽く煙を上げて完全に動きを止める。
僕は軽く息を整えると、全身に巡らせた龍を落ち着かせていく……咄嗟にやってみたけど、なんとかできそうだなこれ……それでもまだ力の濁流には程遠く、全力でというわけにはいかないようだ。
「……秋楡、手を見せて……怪我してるじゃない」
「あ、あれ……ほんとだ……」
海棠さんが僕の右手を見て、優しく手のひらで持ち上げると腰につけたボトルから水を出して軽く皮膚の裂けた部分を洗い流していく……チリチリとした痛みを感じるが、彼女はそのまま懐よりハンカチを取り出して僕の右拳を優しく覆っていく。
されるがままにその行動を見ている僕だったが、ハンカチを巻き終わると彼女はそっと両手で僕の右手を優しく包み込んでから離す……。
「あ、ありがとう……拳が破けているなんて全然気が付かなかったよ」
「……お礼はまだ早いわよ、それに怪我をしたままだと訓練に支障があるでしょ」
「う、うん……」
海棠さんは少しだけ恥ずかしそうな顔で下を向くと、そのままくるりと階段方向へと向きを変えてゆっくりと歩き出す……僕は右手にほのかな暖かさを感じて少しの間手に巻かれたハンカチを眺めていたが、彼女が焦れたように僕に向かって声をかけてきたため、慌てて僕は階段の方向へと走り出す……少しだけだけど……そんな僕を見る海棠さんの表情がほんの少しだけ柔らかいような気がした。
「ちょっと、ボケっとしてないで早くいくわよ! 今回はパートナーなんだから一緒に動かないとダメよ」
0
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説

学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる