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第一六話 勇武転入試験 決着
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「そ、そうだ……私は……負けられない……ッ!」
「な、なんだ?!」
海棠さんはペットボトルに残った水を一気に口に含むと、飲み干したボトルを投げ捨て口元を軽く拭い、そのまま両手を天へと掲げるように構えるとそこに力を集中させていく。
僕の中にある龍使いとしての感覚が、この攻撃は喰らったらヤバい、と警鐘を鳴らしている気がする……だが、彼女の手の先に渦巻く巨大な水球が一気に形成されていくのを僕は唖然として棒立ちのままになってしまう。
「私の切り札よ……! 大渦潮ッ!」
飲んだ量と生成している水量が違いすぎる……彼女の才能の特性なのかわからないが、体内生成だけでなく、周りの空気中からも水分を吸収しつつ、渦巻く水球が次第に形を成していくのを見て、僕の背筋がぞくっと震える。
一〇メートルを超えている? ……おそらく質量としてもかなりの水量だ、さらに渦を巻いて回転している……あんなものが当たったら……だが試験場に千景さんの大声が響き、僕は思わず見学をしている彼女の方に目をやってしまう。
「馬鹿野郎ッ! お前負けに来てんのか!? 全力を出せ!」
その言葉に僕は辛かった訓練を、そしてそのきっかけとなった悔しさを思い出す……そうだ、僕は変わるって決めた、絶対にこの勇武へと転入して、弱かった自分を変える……その想いが、悔しさが、憧れが、僕の中にある何かを呼び起こしていく。
……その瞬間に心の奥底で、どこかで聞き覚えのある威厳のある声が響いた気がした。
——戦え、龍の末裔……勝利はお前のものだ。
「うおおおおおおおっ!」
僕は体内にあるであろう昂る心……龍使いの力の源である龍を、深く静かなる呼吸と共に全身へと濁流のように張り巡らせていく。
漲る力が、そして勇気が心を奮い立たせていく……ごめん海棠さん、僕はここで負けて帰るわけにはいかないんだ……僕は抑えきれない咆哮と共に漲る力を全身から溢れ出させる……それは金色の稲妻のように、僕の全身を包み込むように走り抜ける。
「私は負けないっ! 潰れちゃえーッ!」
「……僕だって負けないッ!」
ほぼ同時に前に出た海棠さんが振り下ろした大渦潮と、僕の振るう拳が空中で衝突する……凄まじい質量と大渦の勢いに押し返されそうになるが、僕は全身の力を腕に集中させて、拳を振り抜いていく……試験場の床に足がめり込み、体のあちこちに鋭い痛みが走る。
だが僕は全力でその巨大な渦巻く水球を押し返していく……もう後ろは、過去は絶対に振り返らない……僕はここで変わるんだ!
「ああああああっ!」
僕が拳を振り抜くと同時に、大渦潮がその圧力に耐えきれなくなったのか、空中で爆散し、弾け飛ぶ……細かい水飛沫があたりに悲惨し、それは太陽の光を浴びて美しく輝く虹を作り出していく。
腕を振り下ろした体勢のまま、肩で息をしていた海棠さんが、僕と目が合った瞬間に苦笑いのような、悔しさを滲ませる笑顔でクスッと笑うと、ぽつりとつぶやく。
「……ずるいよ、男の子は……私負けたくなかったのに……」
「……海棠さん!」
海棠さんはそのまま気を失って糸が切れた人形のように地面へと倒れる……僕は今まで戦っていたことも忘れて彼女の元へと走りより抱き上げるが、海棠さんはぐったりとしたまま気を失っている。
彼女の口元から透明の水が軽く噴き出て、苦しそうにゴボゴボと何度か無意識のまま咳き込んでいる……生きてはいるけど……審判の方を見ると僕の言いたいことに気がついたのか、黙って頷くとすぐに場外にいる係員に治癒能力者を呼ぶように伝えている。
大技大渦潮はおそらく本当に全力の一撃だったのだろう、凄まじい量の水量を生成しコントロールするにも相当な体力と精神力を行使するに違いない。
限界を超えて生成した水球に、彼女自身の体が負担に耐えかねており、気を失った……ということだろうか。
僕の腕の中で弱々しい呼吸をしている海棠さんは恐ろしく軽い……こんな華奢な体なのに、あれだけの攻撃を繰り出せる、なんてすごい女性なんだ。
「すごいよ……海棠さん……」
「秋楡君、あとは治癒能力者に任せていいぞ……君の勝ちだ」
審判が僕の肩に手を置き、治癒能力者が来たことを伝える……僕は海棠さんの顔をもう一度見てから、頷き治癒能力者の女性に彼女をそっと受け渡す。
深くため息をついてから、僕は見学をしている千景さんの方向へと目をむける……千景さんは僕の視線に気がつくと、にっこりと笑ってサムズアップをして笑うのが見える。……僕は頷くと彼女に向かって大きく手を振った。
「勝ったよ、千景さん……僕やったよ!」
「あ、あれは……秋楡候補生も強化なんて普通の才能じゃないですね……」
雄蛭木は最後に秋楡候補生が見せた一撃を思い返して驚きの表情を浮かべる……
あの爆発的なパワーを生み出した彼の身体の表面を走った黄金の稲妻は強化などでは見られない特性だ……強化はわかりやすく肉体に変化をもたらすのに。
どちらかというとライトニングレディが使う雷光などに近い特性なのだろうか? だが、スピード系の才能はあれほどの質量を爆散させるだけのパワーは発揮できないはず、それが一般常識だ。
心が震える……とんでもない逸材が二人、転入希望生としてやってきてしまった……過去にも超級ヒーローの若い頃が誕生する瞬間、その凄まじいまでの能力を見せつけ、実力を示し、そして伝説となっていった。
もしかして俺はとんでもないヒーローが誕生する瞬間を見せられたのではないか……? と雄蛭木の心が震える。
「ああ、あれは……私が見つけた逸材さ……名付けて……超強化、ドヤ!?」
千景が凄まじいまでのドヤ顔でポーズを決めながら、雄蛭木と茅萱に振り返るが……二人は思わず同じことを思ってしまった……『とんでもなくダサい!』と。
二人は数秒固まってしまうが、千景はドヤ顔のまま二人の反応を待っている……雄蛭木の脇腹を軽く茅萱が小突いたことで、彼は千景が返答を待っていることに気がつき、一度咳払いをしてから彼女に答えた。
「……ま、まあ秋楡候補生の才能の名前はおいおい考えるとして……おかしなことが……」
「……どういうことだ?」
雄蛭木の返答に、千景と茅萱が不思議そうな顔をしているのを見て、彼は再び咳払いをしてから考え込み始める。
彼の疑問点……それはこの試験場に設置されている『基本的に相手に大怪我、命に関わるような攻撃と判断した段階で才能使用を一時的に制限する装置が働く』という予防設備があれだけ大質量の攻撃を出そうとしたにも関わらず、反応しなかったことだ。
どういうことだ……? 海棠候補生の攻撃は明らかに安全装置の許容量を凌駕したものだった……秋楡候補生の一撃もその攻撃を考えると安全装置が働いてもおかしくない。
「誰かが介入でもしたのか……? 試験担当である俺に何一つ伝えずに……転入希望者の身の安全が最優先のはず」
深く考え込んでぶつぶつと何かをつぶやく雄蛭木を見て、千景と茅萱はお互い顔を見合わせて肩をすくめる。
今は二人の推薦者のために自分たちが動かなければいけないと、お互いがわかっている。
千景が軽く拳を突き出すと、茅萱は一度ため息をついてから軽くコツン、と拳を当てて頷く……すごい候補生をお互い連れてきた、と理解しているから、悪態も出るわけがないのだ。
茅萱はそのまま一度も振り返らずに見学席を歩いて出ていく……あれだけの攻撃を繰り出した伊万里のことが心配だからだ。
「……伊万里……ちゃんと全力を出し切ったんだな、なら俺は何も咎めない……咎めることなどできようか、お前はやはりすごい娘だ」
「な、なんだ?!」
海棠さんはペットボトルに残った水を一気に口に含むと、飲み干したボトルを投げ捨て口元を軽く拭い、そのまま両手を天へと掲げるように構えるとそこに力を集中させていく。
僕の中にある龍使いとしての感覚が、この攻撃は喰らったらヤバい、と警鐘を鳴らしている気がする……だが、彼女の手の先に渦巻く巨大な水球が一気に形成されていくのを僕は唖然として棒立ちのままになってしまう。
「私の切り札よ……! 大渦潮ッ!」
飲んだ量と生成している水量が違いすぎる……彼女の才能の特性なのかわからないが、体内生成だけでなく、周りの空気中からも水分を吸収しつつ、渦巻く水球が次第に形を成していくのを見て、僕の背筋がぞくっと震える。
一〇メートルを超えている? ……おそらく質量としてもかなりの水量だ、さらに渦を巻いて回転している……あんなものが当たったら……だが試験場に千景さんの大声が響き、僕は思わず見学をしている彼女の方に目をやってしまう。
「馬鹿野郎ッ! お前負けに来てんのか!? 全力を出せ!」
その言葉に僕は辛かった訓練を、そしてそのきっかけとなった悔しさを思い出す……そうだ、僕は変わるって決めた、絶対にこの勇武へと転入して、弱かった自分を変える……その想いが、悔しさが、憧れが、僕の中にある何かを呼び起こしていく。
……その瞬間に心の奥底で、どこかで聞き覚えのある威厳のある声が響いた気がした。
——戦え、龍の末裔……勝利はお前のものだ。
「うおおおおおおおっ!」
僕は体内にあるであろう昂る心……龍使いの力の源である龍を、深く静かなる呼吸と共に全身へと濁流のように張り巡らせていく。
漲る力が、そして勇気が心を奮い立たせていく……ごめん海棠さん、僕はここで負けて帰るわけにはいかないんだ……僕は抑えきれない咆哮と共に漲る力を全身から溢れ出させる……それは金色の稲妻のように、僕の全身を包み込むように走り抜ける。
「私は負けないっ! 潰れちゃえーッ!」
「……僕だって負けないッ!」
ほぼ同時に前に出た海棠さんが振り下ろした大渦潮と、僕の振るう拳が空中で衝突する……凄まじい質量と大渦の勢いに押し返されそうになるが、僕は全身の力を腕に集中させて、拳を振り抜いていく……試験場の床に足がめり込み、体のあちこちに鋭い痛みが走る。
だが僕は全力でその巨大な渦巻く水球を押し返していく……もう後ろは、過去は絶対に振り返らない……僕はここで変わるんだ!
「ああああああっ!」
僕が拳を振り抜くと同時に、大渦潮がその圧力に耐えきれなくなったのか、空中で爆散し、弾け飛ぶ……細かい水飛沫があたりに悲惨し、それは太陽の光を浴びて美しく輝く虹を作り出していく。
腕を振り下ろした体勢のまま、肩で息をしていた海棠さんが、僕と目が合った瞬間に苦笑いのような、悔しさを滲ませる笑顔でクスッと笑うと、ぽつりとつぶやく。
「……ずるいよ、男の子は……私負けたくなかったのに……」
「……海棠さん!」
海棠さんはそのまま気を失って糸が切れた人形のように地面へと倒れる……僕は今まで戦っていたことも忘れて彼女の元へと走りより抱き上げるが、海棠さんはぐったりとしたまま気を失っている。
彼女の口元から透明の水が軽く噴き出て、苦しそうにゴボゴボと何度か無意識のまま咳き込んでいる……生きてはいるけど……審判の方を見ると僕の言いたいことに気がついたのか、黙って頷くとすぐに場外にいる係員に治癒能力者を呼ぶように伝えている。
大技大渦潮はおそらく本当に全力の一撃だったのだろう、凄まじい量の水量を生成しコントロールするにも相当な体力と精神力を行使するに違いない。
限界を超えて生成した水球に、彼女自身の体が負担に耐えかねており、気を失った……ということだろうか。
僕の腕の中で弱々しい呼吸をしている海棠さんは恐ろしく軽い……こんな華奢な体なのに、あれだけの攻撃を繰り出せる、なんてすごい女性なんだ。
「すごいよ……海棠さん……」
「秋楡君、あとは治癒能力者に任せていいぞ……君の勝ちだ」
審判が僕の肩に手を置き、治癒能力者が来たことを伝える……僕は海棠さんの顔をもう一度見てから、頷き治癒能力者の女性に彼女をそっと受け渡す。
深くため息をついてから、僕は見学をしている千景さんの方向へと目をむける……千景さんは僕の視線に気がつくと、にっこりと笑ってサムズアップをして笑うのが見える。……僕は頷くと彼女に向かって大きく手を振った。
「勝ったよ、千景さん……僕やったよ!」
「あ、あれは……秋楡候補生も強化なんて普通の才能じゃないですね……」
雄蛭木は最後に秋楡候補生が見せた一撃を思い返して驚きの表情を浮かべる……
あの爆発的なパワーを生み出した彼の身体の表面を走った黄金の稲妻は強化などでは見られない特性だ……強化はわかりやすく肉体に変化をもたらすのに。
どちらかというとライトニングレディが使う雷光などに近い特性なのだろうか? だが、スピード系の才能はあれほどの質量を爆散させるだけのパワーは発揮できないはず、それが一般常識だ。
心が震える……とんでもない逸材が二人、転入希望生としてやってきてしまった……過去にも超級ヒーローの若い頃が誕生する瞬間、その凄まじいまでの能力を見せつけ、実力を示し、そして伝説となっていった。
もしかして俺はとんでもないヒーローが誕生する瞬間を見せられたのではないか……? と雄蛭木の心が震える。
「ああ、あれは……私が見つけた逸材さ……名付けて……超強化、ドヤ!?」
千景が凄まじいまでのドヤ顔でポーズを決めながら、雄蛭木と茅萱に振り返るが……二人は思わず同じことを思ってしまった……『とんでもなくダサい!』と。
二人は数秒固まってしまうが、千景はドヤ顔のまま二人の反応を待っている……雄蛭木の脇腹を軽く茅萱が小突いたことで、彼は千景が返答を待っていることに気がつき、一度咳払いをしてから彼女に答えた。
「……ま、まあ秋楡候補生の才能の名前はおいおい考えるとして……おかしなことが……」
「……どういうことだ?」
雄蛭木の返答に、千景と茅萱が不思議そうな顔をしているのを見て、彼は再び咳払いをしてから考え込み始める。
彼の疑問点……それはこの試験場に設置されている『基本的に相手に大怪我、命に関わるような攻撃と判断した段階で才能使用を一時的に制限する装置が働く』という予防設備があれだけ大質量の攻撃を出そうとしたにも関わらず、反応しなかったことだ。
どういうことだ……? 海棠候補生の攻撃は明らかに安全装置の許容量を凌駕したものだった……秋楡候補生の一撃もその攻撃を考えると安全装置が働いてもおかしくない。
「誰かが介入でもしたのか……? 試験担当である俺に何一つ伝えずに……転入希望者の身の安全が最優先のはず」
深く考え込んでぶつぶつと何かをつぶやく雄蛭木を見て、千景と茅萱はお互い顔を見合わせて肩をすくめる。
今は二人の推薦者のために自分たちが動かなければいけないと、お互いがわかっている。
千景が軽く拳を突き出すと、茅萱は一度ため息をついてから軽くコツン、と拳を当てて頷く……すごい候補生をお互い連れてきた、と理解しているから、悪態も出るわけがないのだ。
茅萱はそのまま一度も振り返らずに見学席を歩いて出ていく……あれだけの攻撃を繰り出した伊万里のことが心配だからだ。
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