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第一一話 勇武転入試験 〇一
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——あっという間に勇武の試験日がやってきた……。
今僕は勇武高等学園の校門前に立っている……夢みたいな話だ……あのヒーローを養成する超エリート高校の前に僕が立っているのだ……。
うう……足が震える……震える腕を押さえつつゆっくりと校門をくぐっていくが、東京にあるにしてはやたら広大な敷地面積を持っていることに正直驚愕を覚える……どれだけ広い土地を占有しているんだこの学校!
「お? 君はこの学校の生徒じゃないな?」
「え? は、はい! って……ショックウェーブ?!」
いきなり背後から声をかけられて振り返ると、そこには黒髪短髪、一眼式のサングラスのようなものをかけた青色のヒーロースーツ姿の男性と並んで白いワンピース型の制服を着た水色の髪の少女が僕を見ながら立っている。
ヒーロースーツ姿の男性……それは僕も見覚えがある超級ヒーロー、現在トップクラスの実力を持つ男性ヒーローであるショックウェーブだ。
ショックウェーブ……超級ヒーローの中でもトップクラスとされる実力者で、肉体から放つ衝撃波を放つ才能……そのままだが衝撃波をもつ超攻撃型のヒーローだ。
あまりに攻撃的な才能のため、幼少期から才能協会の監視下に置かれて道徳教育を施されていた、という異色の経歴の持ち主でもある。
そのおかげか元々の性格なのかヴィランと戦う道を選択し、今では治安維持活動に全力を尽くしている……と言われている。
なお、めちゃくちゃ明るい性格と言われていて、テレビ出演なども数多くこなすお茶の間の人気者でもある。
「はっはっは! 俺のことを知ってるんだね少年! サインはいるかい?」
「え?! も、もらっていいんですか?」
「当たり前じゃないかー! ヒーローはみんなの目標、希望だからね! ほら伊万里も笑顔笑顔~」
ショックウェーブは笑顔で僕の肩を優しく叩きながら、隣の少女に笑いかけるが……伊万里と呼ばれた少女は恐ろしく冷たい表情で僕をじっと見ていたが、すぐに興味を無くしたのか目を逸らして別の方向を向いてしまう。
ショックウェーブはあらら、という表情を浮かべて宥めているが、少女は表情を変えずに別の方向を向いたままショックウェーブに言葉を返す。
「先生は緊張感なさすぎです……」
なんて綺麗な子だ……クールビューティってやつか。
正直言ってこんな綺麗な子同じ学校でも見たことないぞ……背丈は一六〇センチメートルあるか無いかくらいで、非常に細身のスタイルをしており、手足も細くて長くしなやかで、着用している白いワンピーススタイルの制服がよく似合っている美少女と言ってもいい。
彼女のあまりの横顔の美しさに少しだけドキドキしてしまうが……宥めることを諦めたのか、ショックウェーブが僕に話しかけてくる。
「君は、他校の制服着てるよね? なんで勇武の校内に入ってるんだい?」
「あ、は、はい……僕は今日の転入試験を受けにきました」
その言葉に、ショックウェーブの笑顔が固まる……ん? 彼は僕の顔を覗き込むように見ると、僕の体のあちこちを急に触ったり叩いたり、撫でたりしている。
な、なんだ……? ショックウェーブはそのまま僕を触りまくると、突然納得したかのように何度か頷き、ぽん、と肩に手を置いてから僕に話しかけてきた。
「そーか……君があのカミナリババアの……悪いことは言わない、怪我をする前に辞退しなさい」
「……え?」
「……おい、誰がカミナリババアだって?」
千景さんの怒りに満ちた声がショックウェーブの背後から聞こえる……そこには怒りで顔を歪ませる千景さんが拳を握りしめて立っている。
千景さんもライトニングレディとしての正式なヒーロースーツを着用していて、僕にとっては見慣れた格好をしている……やはり学校でもこの格好なんだな。
ショックウェーブはまずいと言った表情を浮かべるも、すぐにニコリととても爽やかな笑顔を浮かべると千景さんへと言葉を返した。
「いえいえ、ライトニングレディ……俺は客観的事実を申したまででし……グアーッ!」
「いつも言ってんだろ、アタシのことババアって言ったら絶対殺すって」
千景さんの渾身のストレートがショックウェーブの顔面に叩き込まれる……地面に叩きつけられるかに見えたショックウェーブだが、まるで彼の体から波のような風が巻き起こったかと思うと、倒れずにふわりと受け身を取って立ち上がる。
殴られたはずの顔面にも傷ひとつない……衝撃波を使って威力を減衰したのか……千景さんも舌打ちしたが、すぐに構えを解いて僕の横へと歩いてきた。
「千裕、こいつと話すことなんかねーよ、いくぞオラ」
「え、で、でも……」
「あの娘は実技試験の相手だぞ! その推薦者と戯れてんじゃねえよ!」
そのまま千景さんは僕の手を引いて歩き出す……実技試験?! 確かに書類には模擬戦方式の実技試験があるって書いてあったけど……あの伊万里という女の子と戦うのか?! そしてその推薦者がショックウェーブ? 混乱する頭でショックウェーブと伊万里と呼ばれる少女を見るが、彼はニコニコと笑ったまま、僕に指を突きつけるようなポーズを取る。
「少年……秋楡 千裕君ッ! 今日の試験、君は運が悪かったよ? なんせ俺の推薦するこの海棠 伊万里が試験の相手なのだから……俺は忠告したよ?」
「……茅萱先生、随分お喋りなんですね……それとライトニングレディに失礼なこと言わないでもらえますか? 私も女性ですし、正直あれは不愉快です」
海棠 伊万里……水色の髪の美少女が不満そうに眉を動かしつつも、冷めた眼でショックウェーブこと茅萱 武彦を睨みつける。
伊万里はショックウェーブが定期的に行っている地方の学校訪問時に見つけた逸材であり、彼をして天才と言わしめた未来のヒーロー候補として推薦した少女だ。
「ああ、ごめんごめん……君を不快にさせる気はなかったんだよ。ライトニングレディとは付き合いも長いけどさ、彼女もそろそろ引退するべき年齢だって思うし……スポーツ選手だって彼女くらいの年齢になると引退を考えるからね」
「それにしたって、女性相手なのですから言い方に限度があるのでは? 先生案外デリカシーないですよね」
「まあ、俺と彼女は犬猿の仲だからねえ……仲良くはないんだよ。大丈夫、あとで謝っておくよ」
伊万里は不服そうな表情を浮かべるも、ショックウェーブは苦笑いを浮かべて試験会場へと彼女を伴って歩き始める。
しかし秋楡 千裕……だったか、見たところ普通の男子高校生だった……ショックウェーブは千裕の体に触れた感触を思い出す。
確かに良く仕上がってきている……普通の高校生の肉体ではない、ライトニングレディも格闘系のヒーローだが、それに近い能力……それだから推薦したのか?
懐からスマートフォンを取り出して事前に教師にのみ公開されている転入候補生、秋楡 千裕のパーソナルデータを確認していく……身長一七四センチ、体重六九キロ……所持している才能は強化、好きな食べ物はお母さんの作ったハンバーグと、焼豚チャーハン、転入希望前の成績は上の下、スポーツはそれなり。
めちゃくちゃ普通だ……強化は肉体や速度を向上させる才能としてはポピュラーなもので、スポーツ選手や、力仕事を行う職業に多いものだ。
「これがライトニングレディの推薦者……にしては普通すぎる……何かあるのか?」
「大丈夫です、先生……私どんな隠し球があっても負けませんから」
伊万里がショックウェーブの前でくるり、と可憐な動きで回りながら微笑む……まあ、そうだな、伊万里の才能は多少の小細工など力で圧倒できる能力がある。
彼女は自分が見つけた逸材……将来は超級ヒーローとして大活躍するだけの才能を持っているのだから。ショックウェーブはニヤッと笑うと、伊万里に向かってサムズアップを見せる。
「ああ! お前は私が見込んだ天才……力で圧倒すれば万事解決だ! 伊万里なら難なく勝てるさ!」
今僕は勇武高等学園の校門前に立っている……夢みたいな話だ……あのヒーローを養成する超エリート高校の前に僕が立っているのだ……。
うう……足が震える……震える腕を押さえつつゆっくりと校門をくぐっていくが、東京にあるにしてはやたら広大な敷地面積を持っていることに正直驚愕を覚える……どれだけ広い土地を占有しているんだこの学校!
「お? 君はこの学校の生徒じゃないな?」
「え? は、はい! って……ショックウェーブ?!」
いきなり背後から声をかけられて振り返ると、そこには黒髪短髪、一眼式のサングラスのようなものをかけた青色のヒーロースーツ姿の男性と並んで白いワンピース型の制服を着た水色の髪の少女が僕を見ながら立っている。
ヒーロースーツ姿の男性……それは僕も見覚えがある超級ヒーロー、現在トップクラスの実力を持つ男性ヒーローであるショックウェーブだ。
ショックウェーブ……超級ヒーローの中でもトップクラスとされる実力者で、肉体から放つ衝撃波を放つ才能……そのままだが衝撃波をもつ超攻撃型のヒーローだ。
あまりに攻撃的な才能のため、幼少期から才能協会の監視下に置かれて道徳教育を施されていた、という異色の経歴の持ち主でもある。
そのおかげか元々の性格なのかヴィランと戦う道を選択し、今では治安維持活動に全力を尽くしている……と言われている。
なお、めちゃくちゃ明るい性格と言われていて、テレビ出演なども数多くこなすお茶の間の人気者でもある。
「はっはっは! 俺のことを知ってるんだね少年! サインはいるかい?」
「え?! も、もらっていいんですか?」
「当たり前じゃないかー! ヒーローはみんなの目標、希望だからね! ほら伊万里も笑顔笑顔~」
ショックウェーブは笑顔で僕の肩を優しく叩きながら、隣の少女に笑いかけるが……伊万里と呼ばれた少女は恐ろしく冷たい表情で僕をじっと見ていたが、すぐに興味を無くしたのか目を逸らして別の方向を向いてしまう。
ショックウェーブはあらら、という表情を浮かべて宥めているが、少女は表情を変えずに別の方向を向いたままショックウェーブに言葉を返す。
「先生は緊張感なさすぎです……」
なんて綺麗な子だ……クールビューティってやつか。
正直言ってこんな綺麗な子同じ学校でも見たことないぞ……背丈は一六〇センチメートルあるか無いかくらいで、非常に細身のスタイルをしており、手足も細くて長くしなやかで、着用している白いワンピーススタイルの制服がよく似合っている美少女と言ってもいい。
彼女のあまりの横顔の美しさに少しだけドキドキしてしまうが……宥めることを諦めたのか、ショックウェーブが僕に話しかけてくる。
「君は、他校の制服着てるよね? なんで勇武の校内に入ってるんだい?」
「あ、は、はい……僕は今日の転入試験を受けにきました」
その言葉に、ショックウェーブの笑顔が固まる……ん? 彼は僕の顔を覗き込むように見ると、僕の体のあちこちを急に触ったり叩いたり、撫でたりしている。
な、なんだ……? ショックウェーブはそのまま僕を触りまくると、突然納得したかのように何度か頷き、ぽん、と肩に手を置いてから僕に話しかけてきた。
「そーか……君があのカミナリババアの……悪いことは言わない、怪我をする前に辞退しなさい」
「……え?」
「……おい、誰がカミナリババアだって?」
千景さんの怒りに満ちた声がショックウェーブの背後から聞こえる……そこには怒りで顔を歪ませる千景さんが拳を握りしめて立っている。
千景さんもライトニングレディとしての正式なヒーロースーツを着用していて、僕にとっては見慣れた格好をしている……やはり学校でもこの格好なんだな。
ショックウェーブはまずいと言った表情を浮かべるも、すぐにニコリととても爽やかな笑顔を浮かべると千景さんへと言葉を返した。
「いえいえ、ライトニングレディ……俺は客観的事実を申したまででし……グアーッ!」
「いつも言ってんだろ、アタシのことババアって言ったら絶対殺すって」
千景さんの渾身のストレートがショックウェーブの顔面に叩き込まれる……地面に叩きつけられるかに見えたショックウェーブだが、まるで彼の体から波のような風が巻き起こったかと思うと、倒れずにふわりと受け身を取って立ち上がる。
殴られたはずの顔面にも傷ひとつない……衝撃波を使って威力を減衰したのか……千景さんも舌打ちしたが、すぐに構えを解いて僕の横へと歩いてきた。
「千裕、こいつと話すことなんかねーよ、いくぞオラ」
「え、で、でも……」
「あの娘は実技試験の相手だぞ! その推薦者と戯れてんじゃねえよ!」
そのまま千景さんは僕の手を引いて歩き出す……実技試験?! 確かに書類には模擬戦方式の実技試験があるって書いてあったけど……あの伊万里という女の子と戦うのか?! そしてその推薦者がショックウェーブ? 混乱する頭でショックウェーブと伊万里と呼ばれる少女を見るが、彼はニコニコと笑ったまま、僕に指を突きつけるようなポーズを取る。
「少年……秋楡 千裕君ッ! 今日の試験、君は運が悪かったよ? なんせ俺の推薦するこの海棠 伊万里が試験の相手なのだから……俺は忠告したよ?」
「……茅萱先生、随分お喋りなんですね……それとライトニングレディに失礼なこと言わないでもらえますか? 私も女性ですし、正直あれは不愉快です」
海棠 伊万里……水色の髪の美少女が不満そうに眉を動かしつつも、冷めた眼でショックウェーブこと茅萱 武彦を睨みつける。
伊万里はショックウェーブが定期的に行っている地方の学校訪問時に見つけた逸材であり、彼をして天才と言わしめた未来のヒーロー候補として推薦した少女だ。
「ああ、ごめんごめん……君を不快にさせる気はなかったんだよ。ライトニングレディとは付き合いも長いけどさ、彼女もそろそろ引退するべき年齢だって思うし……スポーツ選手だって彼女くらいの年齢になると引退を考えるからね」
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伊万里は不服そうな表情を浮かべるも、ショックウェーブは苦笑いを浮かべて試験会場へと彼女を伴って歩き始める。
しかし秋楡 千裕……だったか、見たところ普通の男子高校生だった……ショックウェーブは千裕の体に触れた感触を思い出す。
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めちゃくちゃ普通だ……強化は肉体や速度を向上させる才能としてはポピュラーなもので、スポーツ選手や、力仕事を行う職業に多いものだ。
「これがライトニングレディの推薦者……にしては普通すぎる……何かあるのか?」
「大丈夫です、先生……私どんな隠し球があっても負けませんから」
伊万里がショックウェーブの前でくるり、と可憐な動きで回りながら微笑む……まあ、そうだな、伊万里の才能は多少の小細工など力で圧倒できる能力がある。
彼女は自分が見つけた逸材……将来は超級ヒーローとして大活躍するだけの才能を持っているのだから。ショックウェーブはニヤッと笑うと、伊万里に向かってサムズアップを見せる。
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