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第三四三話 シャルロッタ 一六歳 闇征く者 〇三
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「混沌魔法とやらに、強化系があるなんて聞いてねえよ」
「そうだな、別にそれ自体に大した意味はないさ」
闇征く者はクフフッ! と引き攣った笑い声を上げると再び予備動作なしで距離を無造作に詰めてきた……修復し終わった肉体が瞬時に反応して、剣による防御を試みるがインパクトの瞬間にいきなり俺の顎にゴンッ! という音を立てて何かが衝突してきた。
あ……? とそちらへと視線を動かすと、先ほど彼のローブから見えていた第三の腕……いやこの場合は拳だが、視界の外からの一撃に俺の視界がぐらりと揺らぎ、思わず膝をついてしまった。
人間の構造は前世もその前も、現在も大して変わっていない……魔力が循環することであるとか、は異なるかもしれないのだが、当たり前の話だけど心臓を貫かれたら即死するし、失血死や脳死なんて概念すらある。
顎を揺らされれば脳が揺れて脳震盪を起こすことすら同じである……揺れる視界と耳鳴り、その中でも嫌にはっきりと闇征く者の声だけは認識できた。
「クハハ……脳を揺らせばダメージで動けなくなる、人間である証明だ」
「……ふざけんな、今すぐお前をぶっ殺して……」
「いいや、それは無理だね」
「……う、がっ……!」
いうが速いか闇征く者の一撃がまるでバターをナイフで両断するかの如く、俺の片口から右腕を瞬時に切断する……何か熱いものを肉体に叩き込まれたような感覚と共に、一瞬遅れて凄まじい激痛とそして大量の血液が吹き出していく。
ガシャン! という音を立てて魔剣不滅が床へと転がっていく中、意思とは無関係にすぐに流血は止まり腕の再生が始まる。
だがそれを許さないとばかりに、膝をついたままの俺の左太腿に死神の舞踏の鋭く枝分かれした刃が突き立てられる。
「……あぐああああっ!」
「この魔剣の効果はわかったかな? 悲鳴が心地よいな」
肉に食い込んだ刃先がまるで荊の棘のように広がり、肉を食い破って更なる枝分かれを起こし激痛と流血をさらに拡大させていく。
死神の舞踏……枝分かれしている刃先は生物の肉体へと突き刺さるとそれを喰らい、激痛と狂気を掻き立てる、人間が肉体を食い破られる感覚を味合わせられれば、その痛みと恐怖で意識を失うか泣き叫ぶのだろう。
腕を一瞬で切り落とした鋭い刃もそうだが、攻撃方法を変えることで更なる苦痛を与えられる最悪に悪趣味な魔剣の効果だ。
俺は咄嗟に左太腿へと手刀を放って一撃で切り落とすと、残った脚で大きく後ろへと飛ぶ……左腿の付け根から凄まじい量の出血が起きるが、それを瞬時に塞ぐと一気に肉体を再生し、地面へと降り立つ。
だがそれまでの余韻のようなものは続いており、先ほどまで感じていた激しい激痛の記憶が俺の思考を掻き乱す。
「……く、は……い、痛え……」
「クハハハッ! あのまま待っていれば心臓まで魔剣の刃先が侵食したろうに……なかなかどうして判断が早い」
見れば俺の左足が突き刺さった死神の舞踏の刀身がまるで生きているかのように蠢くと、肉を喰らい骨を砕きまるで飢えた獣が食事にありついたかのような様を見せ飲み込んでいく。
自分の足を喰われるのを見る、なんて体験は初めてだな……胃がムカついた感じがして、嘔吐感を感じるが軽く左手で口元を押さえてそれを堪える。
すぐに次が来る……地面に転がっている魔剣不滅へと手を伸ばすと、それに呼応した剣が所有者の手元に戻るかのように引き寄せられ、最初からそこにあったかのように握られた。
それを見た闇征く者は、ほほう! と感心したような声を上げる。
「それはどこかで覚えた技かね?」
「魔力で強引に引っ張ってんだよ……アイデアは昔見た映画だがな」
「エイ……ガ……? 聞きなれない言葉だ、興味深い」
闇征く者は興味深そうに笑うと、再び前に出る……だが流石に何度も彼の行動を見ていて流石に慣れてきた俺は逆に反撃に転じる。
相手の動きを予測した位置へ剣を振り抜く……ガイインッ! という金属同士がぶつかるような音を立てて、訓戒者の出現地点に叩き込まれた攻撃を、彼はなんとか魔剣によって防ぐ。
だがそれにより動きを止めたと判断した俺は、一気に連続攻撃を叩き込んでいく……右、左、袈裟斬り、切り上げと流れるような斬撃をなんとか食い止める闇征く者。
普通の攻撃程度ではトドメが刺せないが、それでも一気に攻勢に出たことで彼の体勢は大きく揺らいだ……それを見た俺の体の表面に電流のような魔力が奔る。
「……我が白刃、切り裂けぬものなし」
「クフッ! それが噂の剣戦闘術か……ッ!」
「剣戦闘術一の秘剣……雷鳴乃太刀!!」
雷鳴の如き轟音と共に俺の剣が振り抜かれる……一気に背後へと駆け抜けた俺を振り返った闇征く者の胸部からドス黒い青色をした血液が一瞬遅れて吹き出す。
本人も防御が間に合わないとは思わなかったのだろう、仮面の下に光る赤い瞳が大きく見開かれると彼は胸元に大きく開いた傷に視線を落とした。
雷鳴乃太刀は超高速斬撃で相手を切り裂く文字通り雷鳴のような一撃ではあるが、ドラゴンすらも一撃で両断するこの技を受けて生き残ったものはそう多くない。
ぐらり、と闇征く者の体が揺らぐと切断された胸部から上が体から滑り落ちるかのようにズレていったその時。
「クハハッ! これはすごい……俺の肉体がほぼ切断されているじゃないか……」
「……紅血か」
「その通り……古の魔王が行使した修復魔法、この効果は絶大である」
闇征く者の体は明らかに両断されており、大きくずれた位置でぴたりと止まるとまるで何か生き物が肉体を元の位置に戻そうとするかのようにずるりずるりとゆっくりと移動していくのが見える。
つまり……紅血による自己修復能力を有しているってわけか、俺の目の前で元の姿へと修復が完了した闇征く者は具合を確かめるかのように何度か上半身を回すような動作をしたのち、赤い瞳を輝かせてこちらを向いた。
そして自らの鳥を模したマスクにある嘴の部分を止める金具を片手で外すと、その嘴を大きく開いた……そこにはまるで深淵に繋がるような真紅の渦が渦巻き、まるでどこかの空間へと繋がっているかのようにすら思える。
「ではこちらも新しい反撃を……混沌魔法血塗れの楽園」
「く……」
開かれた嘴から吹き出した大量の血液……それが渦を巻いて俺と闇征く者の眼前に巨大な球体として集約していく。
球体の表面には血液に塗れた腕や足、そして怨嗟の表情を浮かべる顔などがいくつも浮か鼻上がっており、まるで人々の魂を閉じ込めたかのような嫌悪感を感じてならない。
そしてその球体が渦を巻くたびに、粘性のある液体ならではの重い音や、苦痛に身を捩る顔から挙げられる呻き声が周囲へと響き渡っているのだ。
効果は……わからない、見た感じは質量攻撃に見えるが……こちらの手持ちとして対抗できそうなのは神滅魔法聖なる七海なのだが。
「クハハ! どうした! 神滅魔法とやらを放ちたまえッ!」
「……見た事ねえ魔法だから迷っただけだよ、神滅魔法……聖なる七海!」
俺が魔力を集中して聖なる七海を発動させるのと同時に闇征く者の魔法が完成し、両者の大魔法による領域の押し合いが始まる。
俺の足元を中心に天界の大渦と血液の渦が領域を広げようとぶつかり合い、周囲の構造物を破壊してしく……城内にあった装飾品などが一気に粉砕されるが、行使された魔力はほぼ互角だったらしい。
お互いの領域は一歩も引かない状態でせめぎ合う……これは以前の訓戒者との戦いでも同じだったので驚くようなものではない。
だが……以前の戦いでは何度も押し合うことで次第に魔力を消耗させた訓戒者は弱体化を続けていたが、こいつはどうなるんだ?
「大質量攻撃……クハハッ! お見事正解を引いているな」
「そりゃどうも……だがお前は何発まで耐えられるんだ?」
「我慢比べと行くかね? 強き魂にして異世界の勇者よ……」
「やってやんよッ!」
魔力の対消滅が発生し同時に双方の魔法による領域が消滅していく……まるで魔力の粒子が弾けるようにその場の空間に瞬いた。
美しい光景とは裏腹に、俺と闇征く者は一歩も引く事なくお互いを見ている……俺の顔には怒りが、そして彼の瞳には嘲りと嘲笑の光が浮かんでいる。
双方の魔力が一気に膨れ上がるとともに、城内が大きく振動を始める……あまりに巨大な魔力の集中により建造物が揺れ、まるで局所的な地震が発生したかのようだ。
お互いが発する魔力はほぼ互角……だが俺は連戦に近い状態でここに来ており、体の芯にひどくどんよりとした疲労のようなものを感じている。
だが、それは言い訳にならない……勇者とはどんな時でも、あらゆる場所で、どのような状況下にあっても全力で戦う者でなくては行けないからだ。
お互いの魔力が最高潮に達した時、ほぼ同時に俺と闇征く者は言葉を放った。
「神滅魔法、聖なる七海ッ!」
「混沌魔法血塗れの楽園」
「そうだな、別にそれ自体に大した意味はないさ」
闇征く者はクフフッ! と引き攣った笑い声を上げると再び予備動作なしで距離を無造作に詰めてきた……修復し終わった肉体が瞬時に反応して、剣による防御を試みるがインパクトの瞬間にいきなり俺の顎にゴンッ! という音を立てて何かが衝突してきた。
あ……? とそちらへと視線を動かすと、先ほど彼のローブから見えていた第三の腕……いやこの場合は拳だが、視界の外からの一撃に俺の視界がぐらりと揺らぎ、思わず膝をついてしまった。
人間の構造は前世もその前も、現在も大して変わっていない……魔力が循環することであるとか、は異なるかもしれないのだが、当たり前の話だけど心臓を貫かれたら即死するし、失血死や脳死なんて概念すらある。
顎を揺らされれば脳が揺れて脳震盪を起こすことすら同じである……揺れる視界と耳鳴り、その中でも嫌にはっきりと闇征く者の声だけは認識できた。
「クハハ……脳を揺らせばダメージで動けなくなる、人間である証明だ」
「……ふざけんな、今すぐお前をぶっ殺して……」
「いいや、それは無理だね」
「……う、がっ……!」
いうが速いか闇征く者の一撃がまるでバターをナイフで両断するかの如く、俺の片口から右腕を瞬時に切断する……何か熱いものを肉体に叩き込まれたような感覚と共に、一瞬遅れて凄まじい激痛とそして大量の血液が吹き出していく。
ガシャン! という音を立てて魔剣不滅が床へと転がっていく中、意思とは無関係にすぐに流血は止まり腕の再生が始まる。
だがそれを許さないとばかりに、膝をついたままの俺の左太腿に死神の舞踏の鋭く枝分かれした刃が突き立てられる。
「……あぐああああっ!」
「この魔剣の効果はわかったかな? 悲鳴が心地よいな」
肉に食い込んだ刃先がまるで荊の棘のように広がり、肉を食い破って更なる枝分かれを起こし激痛と流血をさらに拡大させていく。
死神の舞踏……枝分かれしている刃先は生物の肉体へと突き刺さるとそれを喰らい、激痛と狂気を掻き立てる、人間が肉体を食い破られる感覚を味合わせられれば、その痛みと恐怖で意識を失うか泣き叫ぶのだろう。
腕を一瞬で切り落とした鋭い刃もそうだが、攻撃方法を変えることで更なる苦痛を与えられる最悪に悪趣味な魔剣の効果だ。
俺は咄嗟に左太腿へと手刀を放って一撃で切り落とすと、残った脚で大きく後ろへと飛ぶ……左腿の付け根から凄まじい量の出血が起きるが、それを瞬時に塞ぐと一気に肉体を再生し、地面へと降り立つ。
だがそれまでの余韻のようなものは続いており、先ほどまで感じていた激しい激痛の記憶が俺の思考を掻き乱す。
「……く、は……い、痛え……」
「クハハハッ! あのまま待っていれば心臓まで魔剣の刃先が侵食したろうに……なかなかどうして判断が早い」
見れば俺の左足が突き刺さった死神の舞踏の刀身がまるで生きているかのように蠢くと、肉を喰らい骨を砕きまるで飢えた獣が食事にありついたかのような様を見せ飲み込んでいく。
自分の足を喰われるのを見る、なんて体験は初めてだな……胃がムカついた感じがして、嘔吐感を感じるが軽く左手で口元を押さえてそれを堪える。
すぐに次が来る……地面に転がっている魔剣不滅へと手を伸ばすと、それに呼応した剣が所有者の手元に戻るかのように引き寄せられ、最初からそこにあったかのように握られた。
それを見た闇征く者は、ほほう! と感心したような声を上げる。
「それはどこかで覚えた技かね?」
「魔力で強引に引っ張ってんだよ……アイデアは昔見た映画だがな」
「エイ……ガ……? 聞きなれない言葉だ、興味深い」
闇征く者は興味深そうに笑うと、再び前に出る……だが流石に何度も彼の行動を見ていて流石に慣れてきた俺は逆に反撃に転じる。
相手の動きを予測した位置へ剣を振り抜く……ガイインッ! という金属同士がぶつかるような音を立てて、訓戒者の出現地点に叩き込まれた攻撃を、彼はなんとか魔剣によって防ぐ。
だがそれにより動きを止めたと判断した俺は、一気に連続攻撃を叩き込んでいく……右、左、袈裟斬り、切り上げと流れるような斬撃をなんとか食い止める闇征く者。
普通の攻撃程度ではトドメが刺せないが、それでも一気に攻勢に出たことで彼の体勢は大きく揺らいだ……それを見た俺の体の表面に電流のような魔力が奔る。
「……我が白刃、切り裂けぬものなし」
「クフッ! それが噂の剣戦闘術か……ッ!」
「剣戦闘術一の秘剣……雷鳴乃太刀!!」
雷鳴の如き轟音と共に俺の剣が振り抜かれる……一気に背後へと駆け抜けた俺を振り返った闇征く者の胸部からドス黒い青色をした血液が一瞬遅れて吹き出す。
本人も防御が間に合わないとは思わなかったのだろう、仮面の下に光る赤い瞳が大きく見開かれると彼は胸元に大きく開いた傷に視線を落とした。
雷鳴乃太刀は超高速斬撃で相手を切り裂く文字通り雷鳴のような一撃ではあるが、ドラゴンすらも一撃で両断するこの技を受けて生き残ったものはそう多くない。
ぐらり、と闇征く者の体が揺らぐと切断された胸部から上が体から滑り落ちるかのようにズレていったその時。
「クハハッ! これはすごい……俺の肉体がほぼ切断されているじゃないか……」
「……紅血か」
「その通り……古の魔王が行使した修復魔法、この効果は絶大である」
闇征く者の体は明らかに両断されており、大きくずれた位置でぴたりと止まるとまるで何か生き物が肉体を元の位置に戻そうとするかのようにずるりずるりとゆっくりと移動していくのが見える。
つまり……紅血による自己修復能力を有しているってわけか、俺の目の前で元の姿へと修復が完了した闇征く者は具合を確かめるかのように何度か上半身を回すような動作をしたのち、赤い瞳を輝かせてこちらを向いた。
そして自らの鳥を模したマスクにある嘴の部分を止める金具を片手で外すと、その嘴を大きく開いた……そこにはまるで深淵に繋がるような真紅の渦が渦巻き、まるでどこかの空間へと繋がっているかのようにすら思える。
「ではこちらも新しい反撃を……混沌魔法血塗れの楽園」
「く……」
開かれた嘴から吹き出した大量の血液……それが渦を巻いて俺と闇征く者の眼前に巨大な球体として集約していく。
球体の表面には血液に塗れた腕や足、そして怨嗟の表情を浮かべる顔などがいくつも浮か鼻上がっており、まるで人々の魂を閉じ込めたかのような嫌悪感を感じてならない。
そしてその球体が渦を巻くたびに、粘性のある液体ならではの重い音や、苦痛に身を捩る顔から挙げられる呻き声が周囲へと響き渡っているのだ。
効果は……わからない、見た感じは質量攻撃に見えるが……こちらの手持ちとして対抗できそうなのは神滅魔法聖なる七海なのだが。
「クハハ! どうした! 神滅魔法とやらを放ちたまえッ!」
「……見た事ねえ魔法だから迷っただけだよ、神滅魔法……聖なる七海!」
俺が魔力を集中して聖なる七海を発動させるのと同時に闇征く者の魔法が完成し、両者の大魔法による領域の押し合いが始まる。
俺の足元を中心に天界の大渦と血液の渦が領域を広げようとぶつかり合い、周囲の構造物を破壊してしく……城内にあった装飾品などが一気に粉砕されるが、行使された魔力はほぼ互角だったらしい。
お互いの領域は一歩も引かない状態でせめぎ合う……これは以前の訓戒者との戦いでも同じだったので驚くようなものではない。
だが……以前の戦いでは何度も押し合うことで次第に魔力を消耗させた訓戒者は弱体化を続けていたが、こいつはどうなるんだ?
「大質量攻撃……クハハッ! お見事正解を引いているな」
「そりゃどうも……だがお前は何発まで耐えられるんだ?」
「我慢比べと行くかね? 強き魂にして異世界の勇者よ……」
「やってやんよッ!」
魔力の対消滅が発生し同時に双方の魔法による領域が消滅していく……まるで魔力の粒子が弾けるようにその場の空間に瞬いた。
美しい光景とは裏腹に、俺と闇征く者は一歩も引く事なくお互いを見ている……俺の顔には怒りが、そして彼の瞳には嘲りと嘲笑の光が浮かんでいる。
双方の魔力が一気に膨れ上がるとともに、城内が大きく振動を始める……あまりに巨大な魔力の集中により建造物が揺れ、まるで局所的な地震が発生したかのようだ。
お互いが発する魔力はほぼ互角……だが俺は連戦に近い状態でここに来ており、体の芯にひどくどんよりとした疲労のようなものを感じている。
だが、それは言い訳にならない……勇者とはどんな時でも、あらゆる場所で、どのような状況下にあっても全力で戦う者でなくては行けないからだ。
お互いの魔力が最高潮に達した時、ほぼ同時に俺と闇征く者は言葉を放った。
「神滅魔法、聖なる七海ッ!」
「混沌魔法血塗れの楽園」
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