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第三四一話 シャルロッタ 一六歳 闇征く者 〇一
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「お前をぶち殺す……ッ!」
「良い殺気だな……さすがは強き魂……ッ!」
目の前に立ちはだかる闇征く者の姿は異様だ……身長はかなり高く、一九〇センチメートルを優に超え、黒いローブ姿ではあるがその肉体は筋骨隆々と言っても差し支えないほど隆起しており、ローブの上からでも鍛え抜かれた戦士と同レベルの身体能力を連想させる。
そして鍔付きの帽子と鳥を模した仮面を被ったその外見は、前々世における一七世紀ごろのペスト医師を悪意で歪めたイミテーションのようにも感じるのは自分だけだろうか?
だが、そんなことはすでにどうでも良い……俺が守ることのできなかった命、その命を虫けらを握り潰すような感覚で、お遊び半分で殺してしまった闇征く者だけは許すわけにはいかないのだ。
「……おおおおおッ!」
「……疾いッ?!」
一瞬の間を置いて前に出る……ほぼ瞬間移動に近い加速から距離を詰めた俺が振り抜いた右拳……魔力をたっぷり載せたそれを訓戒者へと叩き込む。
だが、ほぼノーモーションで繰り出された闇征く者の拳が同じ軌道で叩きつけられ、拳同士が空中でドゴオッ! という轟音と共に衝突し、周囲の空気を震わせた。
やはり……ローブの下の肉体は魔力で強化された俺とほぼ同等……訓戒者筆頭という立場にあり、他の訓戒者を指揮するという存在な訳だと、変な意味で納得感を感じる。
俺はそのまま左拳を振り抜く……だがその一撃も寸分違わぬ軌道で己の拳を叩きつけて威力を相殺していく闇征く者。
ドンッ! ドンッ! という音を響かせ俺と闇征く者はそのまま至近距離から両拳をほぼ同じ軌道で叩きつけ始める。
「……お前、戦闘術が初見じゃねえな?」
「クフフッ! ずいぶんと荒っぽい物言いだ……」
「答えろ、お前は何者だ?」
空中でお互いの拳を叩きつけあいながら俺は彼へと問いかける……拳戦闘術の動きに対応してほぼ同じ軌道で拳を叩き込む、なんて芸当は他の訓戒者にはほぼ不可能だった動きである。
反射神経だけでこなしている訳じゃない、そもそも拳戦闘術の戦闘軌道は変幻自在、単なる反射神経だけでどうにかなるような技術じゃない。
その程度でどうにかなるなら俺は前世で魔王を滅ぼすなんて芸当はできなかった……それだけこの戦闘術はレーヴェンティオラにおける最強の証明だった訳だからな。
俺の問いかけに闇征く者は一度、ふわりと距離をとってから優雅な動作でお辞儀を見せると仮面の下に光る赤い瞳がぎらりと光る。
「……この世界での名前は闇征く者……多元宇宙に存在する道化師にして、異なる名前を持つ混沌そのものだ」
「……多元宇宙? 科学理論でそういうのがあるのは知っているが……」
「俺は複数の世界、異なる文明、同一にして非なる宇宙に同時に存在している……クフッ!」
闇征く者は引き攣るような笑い声をあげるが、俺の疑問は深まるだけだ……つまり彼自身はこの世界だけでなく、別の世界……もちろん前世のマルヴァースもそうだろうけど、下手すると地球、前々世にも同じ存在がいたかもしれないってことか。
だがそんな危険な存在が闊歩する世界なんか、前世からしか経験がないぞ……? 俺の表情が困惑気味になっていることに気がついたのか、闇征く者は仮面の奥に光る目を歪めて声もなく笑うと、大袈裟な身振りで指を立てて左右に振る。
「難しいことは考えない方が良い、特に君のような戦闘狂はただ戦うだけの方が似合っている」
「……バカにしてんのか?」
「とんでもない……ひどく蔑んでいるんだ」
その言葉が闇征く者から発せられたと同時に放たれた俺の上段蹴りを、彼は両手をクロスさせるような防御体制で受け止める。
ズドンッ! という鈍い音と衝撃がオーヴァチュア城の壁を震わせる……だが今の言葉で多少冷静になってきた、こいつは俺を怒らせることで何かを引き出そうとしている。
そのまま体をコンパクトに回転させて中段の回し蹴り、そしてさらにもう一回転して下段の足払いを次々と叩き込むが、闇征く者はその全てを予測していたかのように防御して見せる。
初見で避けられるような速度じゃないんだぞ? 流石に方法を変えないとまずいと判断した俺は一度距離を取ろうと、後方へとステップしたその瞬間。
それまで防御一辺倒だった闇征く者が一気に前に出る。
「クハハッ!」
「……くッ!!」
凄まじい速度で放たれた手刀は咄嗟に体を捻った俺の右肩を切り裂く……鋭い痛みと共に赤い鮮血が空中に舞い、それ以上の追撃を防ぐために、超至近距離で放った破滅の炎の爆発と共にお互いの距離が少しだけ離れる。
ざっくりと切り裂かれた右肩からはどくどくと血が流れ出しているが、数秒もしないうちにその傷がゆっくりと塞がっていく……魔力による自己修復による効果ではあるが、ジクジクとした痛みに思わず眉を顰めてしまう。
爆発による煙の中からまるで無傷の闇征く者が赤い瞳を輝かせながら姿を表す……完全に傷の塞がった右肩の調子を確かめるようにくるくると回した俺と異様な雰囲気を醸し出す訓戒者はほぼ同時に魔法の行使に移った。
「クハッ!」
「……吹き飛ばしてやるッ!」
俺の眼前に出現した白く輝く電流が球状へと収縮していく前で、闇征く者がその仮面につけられた嘴を開くとともに、そこへ真紅の光が集中していく。
雷皇の一撃と同じく同じ高密度の魔力を撃ち放つ魔法のようだが、こちらが白銀の雷であるのと対照に、彼が放とうとしている魔法は血のように鮮やかな真紅に彩られた魔力そのものだ。
見たことのない魔法……そもそも見たことのある混沌魔法ってレーヴェンティオラの魔王が放った数発だけで、それ以外は本当に体系として知っていても何があるのかなんか悪魔くらいしかちゃんと理解できないのではないだろうか?
そんなことはどうでもいいか……そんなことを考えた俺と闇征く者はほぼ同時に魔法を解き放った。
「神滅魔法……雷皇の一撃」
「混沌魔法……憤怒の御使」
今いる空間の中心地点で双方の魔法が衝突するとともに、それぞれの魔力によるせめぎ合いが始まる……前に使役する者との戦いでも同じような構図となったが、今回はそれと同じかそれ以上の威力を持って周囲の物体を破壊し、城の壁面を振るわせ、お互い一歩も引くことなくその場で消滅していった。
空間内に存在する同質量における魔力の消滅……狙ってやっているというよりは、それだけ彼の放った憤怒の御使の威力が相当に高い。
厄介だな……神滅魔法はこっちの消耗もそれなりに大きくなるし、そもそも闇征く者以外の敵の存在がなんとなく見え隠れしている。
連戦になることがわかっているのに、ひどく消耗した状態で戦いに臨むのは敗北する確率が非常に高くなる……それに、オーヴァチュア城内にはクリスとユルがいることは俺もわかっているので、城を吹き飛ばして「はい、おしまい」なんて乱暴な手段は選択できない。
「……もう一度聞くが……お前は本当に何者だ?」
「先程答えたろう? 混沌だよ」
「その割にはずいぶんしっかりした形じゃねえか」
そもそも混沌そのものを俺もちゃんと理解している訳じゃないので、その言葉から連想されるイメージは不定形でぐちゃぐちゃしたものというものだけど、今まで存在していた訓戒者も含めて彼らはしっかりとした形状をしているから、まあ認識が異なるんだろうな。
こちらの思考を読んでいるのか、闇征く者は引き攣るような笑い声をあげており、その声がいちいちこちらの癇に障る気がして思わず舌打ちをしてしまう。
どうする……単純な魔力勝負で周囲の破壊を厭わずに全力を叩きつける? いや、それでは被害が大きすぎる……城の外にはイングウェイ王国の住民も多く住んでおり、下手に指向性の高い魔法をぶっ放して誤爆でもしたら大量虐殺になってしまう。
「……やはり戦闘術しか……」
「迷っているな? クハ!」
「いちいち声がうるせえんだよお前はよ……」
俺は空間の狭間に手を突っ込むと、そこから魔剣不滅を引き抜く……この世界の勇者であったスコット・アンスラックスより受け継いだ決して破壊されることのない魔剣は魔導ランプの灯に照らされて鈍い光を放った。
剣を見た闇征く者は低く笑うと、同じように空間の狭間へと手を差し入れる……スコットが使えたように、彼も同じようなものが使えるのだろう。
そこは驚くところじゃない……いつかは同じ収納魔法の使い手が現れるとは予想していたからだ……だが彼の手に握られて出てきた剣を見た瞬間に思わず俺の背中が総毛だった。
漆黒に鈍く輝く刀身、そしてこれでもかとばかりにエゲツない形状をしたまるで枝分かれしたような等身を持つその剣……それまで見てきた神話の時代における遺物とは一線を画する魔力。
闇征く者は一度片手でその剣を軽く振ると、俺に向かって刃先を向けた。
「……神話の時代の遺物としては最上級に位置する魔剣死神の舞踏なり」
「良い殺気だな……さすがは強き魂……ッ!」
目の前に立ちはだかる闇征く者の姿は異様だ……身長はかなり高く、一九〇センチメートルを優に超え、黒いローブ姿ではあるがその肉体は筋骨隆々と言っても差し支えないほど隆起しており、ローブの上からでも鍛え抜かれた戦士と同レベルの身体能力を連想させる。
そして鍔付きの帽子と鳥を模した仮面を被ったその外見は、前々世における一七世紀ごろのペスト医師を悪意で歪めたイミテーションのようにも感じるのは自分だけだろうか?
だが、そんなことはすでにどうでも良い……俺が守ることのできなかった命、その命を虫けらを握り潰すような感覚で、お遊び半分で殺してしまった闇征く者だけは許すわけにはいかないのだ。
「……おおおおおッ!」
「……疾いッ?!」
一瞬の間を置いて前に出る……ほぼ瞬間移動に近い加速から距離を詰めた俺が振り抜いた右拳……魔力をたっぷり載せたそれを訓戒者へと叩き込む。
だが、ほぼノーモーションで繰り出された闇征く者の拳が同じ軌道で叩きつけられ、拳同士が空中でドゴオッ! という轟音と共に衝突し、周囲の空気を震わせた。
やはり……ローブの下の肉体は魔力で強化された俺とほぼ同等……訓戒者筆頭という立場にあり、他の訓戒者を指揮するという存在な訳だと、変な意味で納得感を感じる。
俺はそのまま左拳を振り抜く……だがその一撃も寸分違わぬ軌道で己の拳を叩きつけて威力を相殺していく闇征く者。
ドンッ! ドンッ! という音を響かせ俺と闇征く者はそのまま至近距離から両拳をほぼ同じ軌道で叩きつけ始める。
「……お前、戦闘術が初見じゃねえな?」
「クフフッ! ずいぶんと荒っぽい物言いだ……」
「答えろ、お前は何者だ?」
空中でお互いの拳を叩きつけあいながら俺は彼へと問いかける……拳戦闘術の動きに対応してほぼ同じ軌道で拳を叩き込む、なんて芸当は他の訓戒者にはほぼ不可能だった動きである。
反射神経だけでこなしている訳じゃない、そもそも拳戦闘術の戦闘軌道は変幻自在、単なる反射神経だけでどうにかなるような技術じゃない。
その程度でどうにかなるなら俺は前世で魔王を滅ぼすなんて芸当はできなかった……それだけこの戦闘術はレーヴェンティオラにおける最強の証明だった訳だからな。
俺の問いかけに闇征く者は一度、ふわりと距離をとってから優雅な動作でお辞儀を見せると仮面の下に光る赤い瞳がぎらりと光る。
「……この世界での名前は闇征く者……多元宇宙に存在する道化師にして、異なる名前を持つ混沌そのものだ」
「……多元宇宙? 科学理論でそういうのがあるのは知っているが……」
「俺は複数の世界、異なる文明、同一にして非なる宇宙に同時に存在している……クフッ!」
闇征く者は引き攣るような笑い声をあげるが、俺の疑問は深まるだけだ……つまり彼自身はこの世界だけでなく、別の世界……もちろん前世のマルヴァースもそうだろうけど、下手すると地球、前々世にも同じ存在がいたかもしれないってことか。
だがそんな危険な存在が闊歩する世界なんか、前世からしか経験がないぞ……? 俺の表情が困惑気味になっていることに気がついたのか、闇征く者は仮面の奥に光る目を歪めて声もなく笑うと、大袈裟な身振りで指を立てて左右に振る。
「難しいことは考えない方が良い、特に君のような戦闘狂はただ戦うだけの方が似合っている」
「……バカにしてんのか?」
「とんでもない……ひどく蔑んでいるんだ」
その言葉が闇征く者から発せられたと同時に放たれた俺の上段蹴りを、彼は両手をクロスさせるような防御体制で受け止める。
ズドンッ! という鈍い音と衝撃がオーヴァチュア城の壁を震わせる……だが今の言葉で多少冷静になってきた、こいつは俺を怒らせることで何かを引き出そうとしている。
そのまま体をコンパクトに回転させて中段の回し蹴り、そしてさらにもう一回転して下段の足払いを次々と叩き込むが、闇征く者はその全てを予測していたかのように防御して見せる。
初見で避けられるような速度じゃないんだぞ? 流石に方法を変えないとまずいと判断した俺は一度距離を取ろうと、後方へとステップしたその瞬間。
それまで防御一辺倒だった闇征く者が一気に前に出る。
「クハハッ!」
「……くッ!!」
凄まじい速度で放たれた手刀は咄嗟に体を捻った俺の右肩を切り裂く……鋭い痛みと共に赤い鮮血が空中に舞い、それ以上の追撃を防ぐために、超至近距離で放った破滅の炎の爆発と共にお互いの距離が少しだけ離れる。
ざっくりと切り裂かれた右肩からはどくどくと血が流れ出しているが、数秒もしないうちにその傷がゆっくりと塞がっていく……魔力による自己修復による効果ではあるが、ジクジクとした痛みに思わず眉を顰めてしまう。
爆発による煙の中からまるで無傷の闇征く者が赤い瞳を輝かせながら姿を表す……完全に傷の塞がった右肩の調子を確かめるようにくるくると回した俺と異様な雰囲気を醸し出す訓戒者はほぼ同時に魔法の行使に移った。
「クハッ!」
「……吹き飛ばしてやるッ!」
俺の眼前に出現した白く輝く電流が球状へと収縮していく前で、闇征く者がその仮面につけられた嘴を開くとともに、そこへ真紅の光が集中していく。
雷皇の一撃と同じく同じ高密度の魔力を撃ち放つ魔法のようだが、こちらが白銀の雷であるのと対照に、彼が放とうとしている魔法は血のように鮮やかな真紅に彩られた魔力そのものだ。
見たことのない魔法……そもそも見たことのある混沌魔法ってレーヴェンティオラの魔王が放った数発だけで、それ以外は本当に体系として知っていても何があるのかなんか悪魔くらいしかちゃんと理解できないのではないだろうか?
そんなことはどうでもいいか……そんなことを考えた俺と闇征く者はほぼ同時に魔法を解き放った。
「神滅魔法……雷皇の一撃」
「混沌魔法……憤怒の御使」
今いる空間の中心地点で双方の魔法が衝突するとともに、それぞれの魔力によるせめぎ合いが始まる……前に使役する者との戦いでも同じような構図となったが、今回はそれと同じかそれ以上の威力を持って周囲の物体を破壊し、城の壁面を振るわせ、お互い一歩も引くことなくその場で消滅していった。
空間内に存在する同質量における魔力の消滅……狙ってやっているというよりは、それだけ彼の放った憤怒の御使の威力が相当に高い。
厄介だな……神滅魔法はこっちの消耗もそれなりに大きくなるし、そもそも闇征く者以外の敵の存在がなんとなく見え隠れしている。
連戦になることがわかっているのに、ひどく消耗した状態で戦いに臨むのは敗北する確率が非常に高くなる……それに、オーヴァチュア城内にはクリスとユルがいることは俺もわかっているので、城を吹き飛ばして「はい、おしまい」なんて乱暴な手段は選択できない。
「……もう一度聞くが……お前は本当に何者だ?」
「先程答えたろう? 混沌だよ」
「その割にはずいぶんしっかりした形じゃねえか」
そもそも混沌そのものを俺もちゃんと理解している訳じゃないので、その言葉から連想されるイメージは不定形でぐちゃぐちゃしたものというものだけど、今まで存在していた訓戒者も含めて彼らはしっかりとした形状をしているから、まあ認識が異なるんだろうな。
こちらの思考を読んでいるのか、闇征く者は引き攣るような笑い声をあげており、その声がいちいちこちらの癇に障る気がして思わず舌打ちをしてしまう。
どうする……単純な魔力勝負で周囲の破壊を厭わずに全力を叩きつける? いや、それでは被害が大きすぎる……城の外にはイングウェイ王国の住民も多く住んでおり、下手に指向性の高い魔法をぶっ放して誤爆でもしたら大量虐殺になってしまう。
「……やはり戦闘術しか……」
「迷っているな? クハ!」
「いちいち声がうるせえんだよお前はよ……」
俺は空間の狭間に手を突っ込むと、そこから魔剣不滅を引き抜く……この世界の勇者であったスコット・アンスラックスより受け継いだ決して破壊されることのない魔剣は魔導ランプの灯に照らされて鈍い光を放った。
剣を見た闇征く者は低く笑うと、同じように空間の狭間へと手を差し入れる……スコットが使えたように、彼も同じようなものが使えるのだろう。
そこは驚くところじゃない……いつかは同じ収納魔法の使い手が現れるとは予想していたからだ……だが彼の手に握られて出てきた剣を見た瞬間に思わず俺の背中が総毛だった。
漆黒に鈍く輝く刀身、そしてこれでもかとばかりにエゲツない形状をしたまるで枝分かれしたような等身を持つその剣……それまで見てきた神話の時代における遺物とは一線を画する魔力。
闇征く者は一度片手でその剣を軽く振ると、俺に向かって刃先を向けた。
「……神話の時代の遺物としては最上級に位置する魔剣死神の舞踏なり」
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