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第二九四話 シャルロッタ 一六歳 純真なる天使 〇四
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「……では、異世界の勇者殿に第一階位がどのようなものか、教育してやろうぞ」
「く……」
純真なる天使の纏う神力が莫大な波となって周囲を吹き飛ばし始める……前々世で見ていたアニメや漫画で、力が強すぎて触れてもいないのに地形を破壊するなんて描写があったが、今まさに似たような光景を見せられている気がする。
神の眷属としては最高位、おそらく訓戒者とは別軸の頂点に辿り着いたものが天使として存在するのだろう。
その証拠に今まで遭遇した訓戒者はどことなく悪魔に近い雰囲気を持っていたのと違って、天使は全く別の存在に変わったかのような感覚を覚える。
対照的、とでも言えば良いのだろうか? この期に及んでも彼女が放つ神力はどことなく女神と邂逅した時のように不快さをあまり感じさせないもののように思う。
「神域結界……甘美なる貪欲《オブセッション》ッ!」
その言葉と同時に純真なる天使を中心とした半径一〇メートル近い空間がまるでぽっかりと穴が空いたかのように闇に包み込まれ、強烈な落下感と共にわたくしは下方向へと落ち始める。
ヤバいッ……と、わたくしが魔法陣を展開してその場にとどまろうとするが、まるで強烈な重力によって引き寄せられるように、一瞬で陣が砕けそのまま体ごと下へ下へと落ちていく。
これは、どこかで味わったような……とわたくしが落下しながらなんとか姿勢を制御しようともがくが、いきなり純真なる天使の拳が眼前に迫ってきた。
「……クハハッ!」
「がっ……!」
防御結界などお構いなしに振り抜かれた拳の衝撃で、わたくしは姿勢を制御するまもなく空中で回転しながら弾き飛ばされる。
結界のおかげで肉体の破損は免れたが、衝撃とまるで無重力に浮かんでいるかのように、平衡感覚を失ったわたくしはくるくると空間の中を漂っていく。
まずい、姿勢を制御しなければとわたくしが無理やり体を捻って空中に静止しようとした瞬間、落下方向がいきなり逆側へと変化し、わたくしはそれまで落ちてきた方向とは真逆の、上に向かって落ちていく。
自分が感じている感覚からするとそれはまるで空に向かって落ちていくようで、わたくしは強烈な吐き気と共に咳き込む。
「うぷ……げはっ……」
「カハハ! どうした」
落下方向にいきなり現れた純真なる天使が両手を組んでわたくしへと横殴りに叩きつける……凄まじい衝撃でゴキリという鈍い音を立てて、その一撃に耐えきれなかった肋骨の一部が砕け鈍い痛みが走る。
真横に飛ばされたわたくしだが、瞬時に肉体を修復するとなんとか姿勢を制御して空中へと静止しようと再び魔法陣を展開した。
落下方向に逆らわず……ただ体を固定し、強い浮遊感を制御するだけの単純なもの、という指向性を持たない展開により、上方向へと落下を続けながらもわたくしはなんとか空中に立ちあがる。
それを見た純真なる天使が少し驚いたような表情を浮かべ、その攻撃の手を休める。
「……適応が早いな……これは驚いた」
「……舐めてんの? 前に同じようなものを食らってるからそりゃなれるわよ」
そうだ、この攻撃……同じような無差別に空間を落下させられる感覚……夢見る淑女の空間へと落ちた時によく似ている。
初めてこれを食らったらわたくしは何をしていいのか分からずに一方的に攻撃を受け続けただろうけど、すでに経験しているものであったため、対処法がなんとなく理解できたのだ。
あれと同じ……いや夢見る淑女が自らの空間へと人を呼び出すときに使う力よりはまだ弱い、あれは対処しようがないくらいの凶悪な落下感と、三半規管を揺さぶる勢いが尋常ではなかった。
だから、目の前の純真なる天使は神に近いけど神ではない、という事実を再認識することになった。
「……前にも食らった……クハハッ! まるで神と対峙したかのような言い草じゃの」
「……冗談じゃないんだけどね……」
「だが甘美なる貪欲《オブセッション》だけが妾の攻撃手段ではないぞ?」
目の前に立つ純真なる天使の言葉と同時に、突然それまで起きていた落下感が急停止するとともに上下左右四方向が一瞬光った。
それと同時に四方向からの神罰の白がほぼ同時にわたくしの防御結界へと叩きつけられる。
いや完全に同期して放たれたわけでもなければ、威力も単体のものよりは大幅に弱い……だが、ほぼ同時に着弾した攻撃が連鎖的な小爆発を起こすと、わたくしの体がミシミシという音を立てて鈍い痛みを発する。
ぐ……なんて面倒な……出どころがわからないとつぶせない上に、純真なる天使はまるで神罰の白を放つ時の姿勢じゃなかった。
放たれた光の方向へとチラリと視線を向けると、そこには輪がいくつも回転しながら浮かんでいるのが見える。
「……あれは……」
「クハハッ! 先ほど放った輪がまだ生きておるよ?」
まじか、あの輪は放った後消滅すらしておらずそのまま攻撃の起点として使えるのか……再び下方向への重力に引き込まれるように、凄まじいまでの落下感に見舞われるが、その間も空間内を飛翔する輪は白く輝く光線をわたくしに向かって放ち続ける。
バシイッ! という音と共に防御結界に衝突した光がわたくしの肉体へと衝撃を与える。
だが、先ほどと違い小爆発は起きない……いや正確にいうと随分上空の方でドンッ! という音を立てて爆発した気がする。
甘美なる貪欲《オブセッション》は空間を上下左右に揺さぶって強烈な落下感と、人間の感覚を完全に狂わせる空間を作り出している。
だが、その空間は現実に上下左右に激しく動いている……そのため現実の空間における座標も大きく変化していて、今わたくしは落下感を味わっているが故に、命中から少し遅れて起きる爆発がはるか上空で巻き起こるなんていう珍事が発生したのだ。
「む……う? まだまだ使いにくい技じゃ」
「……た、助かった……いやバグみたいなもんか、これは」
「だが……このまま削りきれば妾の勝利は確約したものじゃの……クハハ」
ニタリと笑った純真なる天使が再び神罰の白を放つときに見せた体勢をとる……まずい、今度のはなんとか避けなければ、とわたくしが動こうとした瞬間、わたくしから見て左方向へと体が一気に落ち、そして瞬時にその動きが停止する。
身体は落下方向へと引っ張られたにも関わらず、急停止したことによりバランスを崩したわたくしに向かって放たれた神罰の白が防御結界を容易に貫いた。
その破壊的は光線は、最も容易くわたくしの左脚へと直撃しブチブチブチッ! という嫌な音と共に引き裂いていく。
肉体を引き裂かれる凄まじい痛みと共に遅れて血液が噴き出すが、わたくしは表情を歪めながらもその損傷を瞬時に修復し、失ったはずの左足が何事もなかったかのように復活する。
「ぐ……ああああッ!」
「……尋常ではない回復力、治癒ではない……そうか復元している?!」
「あああッ! 四の秘剣……狂乱乃太刀ッ!」
純真なる天使が驚きつつ、再び攻撃を繰り出そうとしたその一瞬を狙って復活したての左脚で地面を叩きつけるように蹴り飛ばすと、わたくしは純真なる天使に向かって一気に跳ぶ。
狂乱乃太刀……剣戦闘術第四の技にして音速を超える突進は、文字通り音の壁を超えた凄まじい破壊力を生み出す。
わたくしが一瞬で純真なる天使との距離を詰め、その体に斬撃を叩き込むと、遅れてゴオアアアアアッ! という轟音と共に爆風が周囲を包んでいた結界へとヒビを入れる。
天使の背後へと降り立ったわたくしへと振り返った純真なる天使の顔は、呆気にとられたかのように驚愕した表情を浮かべている。
「……な、あ……」
「はあっ……はあっ……」
わたくしの一撃で甘美なる貪欲《オブセッション》を構成していた結界が一気に崩壊し、ガラスを砕くような甲高い音ともに周囲の風景が元へと戻っていく。
純真なる天使の腹部に斬撃の跡が走り、そのままブチブチと音を立ててその肉体が真っ二つに引き裂かれ、大量の血液と共に上半身が地面へとズドオオン! ……と倒れていった。
荒い息と共に一気にそれまで感じていなかった疲労感が全身を包み込む……多少強引だったが、あのヤバすぎる結界はなんとか破壊し、天使の肉体を引き裂いた。
だが、全身が凄まじく重く鈍い痛みを発している……見れば無理やりに地面を蹴飛ばしたことで、左足は捻じ曲がり、それを認識してしまったが故に恐ろしい激痛でわたくしは思わず声にならない悲鳴をあげる。
「く……は、早く修復を……う、ああああっ!」
復元魔法による修復は治癒と違って恐ろしい痛みを発する……そりゃ痛みを取らずに元に戻そうっていうんだから仕方ないんだけど。
戦闘中なら大量のアドレナリンが放出されているので、痛みすら気にならないけど緊張感から解き放たれると流石に痛いものは痛いな……わたくしはある程度体を修復すると、地面に倒れたままの純真なる天使へと視線を向ける。
だが、そこでわたくしは気がついてしまった……彼女はわたくしを見て笑っていたということに。
純真なる天使はゆっくりと腕を使って体を起こすとわたくしへと話しかけてきた。
「……やるなお主……今のは流石に避けれなんだわ」
「く……」
純真なる天使の纏う神力が莫大な波となって周囲を吹き飛ばし始める……前々世で見ていたアニメや漫画で、力が強すぎて触れてもいないのに地形を破壊するなんて描写があったが、今まさに似たような光景を見せられている気がする。
神の眷属としては最高位、おそらく訓戒者とは別軸の頂点に辿り着いたものが天使として存在するのだろう。
その証拠に今まで遭遇した訓戒者はどことなく悪魔に近い雰囲気を持っていたのと違って、天使は全く別の存在に変わったかのような感覚を覚える。
対照的、とでも言えば良いのだろうか? この期に及んでも彼女が放つ神力はどことなく女神と邂逅した時のように不快さをあまり感じさせないもののように思う。
「神域結界……甘美なる貪欲《オブセッション》ッ!」
その言葉と同時に純真なる天使を中心とした半径一〇メートル近い空間がまるでぽっかりと穴が空いたかのように闇に包み込まれ、強烈な落下感と共にわたくしは下方向へと落ち始める。
ヤバいッ……と、わたくしが魔法陣を展開してその場にとどまろうとするが、まるで強烈な重力によって引き寄せられるように、一瞬で陣が砕けそのまま体ごと下へ下へと落ちていく。
これは、どこかで味わったような……とわたくしが落下しながらなんとか姿勢を制御しようともがくが、いきなり純真なる天使の拳が眼前に迫ってきた。
「……クハハッ!」
「がっ……!」
防御結界などお構いなしに振り抜かれた拳の衝撃で、わたくしは姿勢を制御するまもなく空中で回転しながら弾き飛ばされる。
結界のおかげで肉体の破損は免れたが、衝撃とまるで無重力に浮かんでいるかのように、平衡感覚を失ったわたくしはくるくると空間の中を漂っていく。
まずい、姿勢を制御しなければとわたくしが無理やり体を捻って空中に静止しようとした瞬間、落下方向がいきなり逆側へと変化し、わたくしはそれまで落ちてきた方向とは真逆の、上に向かって落ちていく。
自分が感じている感覚からするとそれはまるで空に向かって落ちていくようで、わたくしは強烈な吐き気と共に咳き込む。
「うぷ……げはっ……」
「カハハ! どうした」
落下方向にいきなり現れた純真なる天使が両手を組んでわたくしへと横殴りに叩きつける……凄まじい衝撃でゴキリという鈍い音を立てて、その一撃に耐えきれなかった肋骨の一部が砕け鈍い痛みが走る。
真横に飛ばされたわたくしだが、瞬時に肉体を修復するとなんとか姿勢を制御して空中へと静止しようと再び魔法陣を展開した。
落下方向に逆らわず……ただ体を固定し、強い浮遊感を制御するだけの単純なもの、という指向性を持たない展開により、上方向へと落下を続けながらもわたくしはなんとか空中に立ちあがる。
それを見た純真なる天使が少し驚いたような表情を浮かべ、その攻撃の手を休める。
「……適応が早いな……これは驚いた」
「……舐めてんの? 前に同じようなものを食らってるからそりゃなれるわよ」
そうだ、この攻撃……同じような無差別に空間を落下させられる感覚……夢見る淑女の空間へと落ちた時によく似ている。
初めてこれを食らったらわたくしは何をしていいのか分からずに一方的に攻撃を受け続けただろうけど、すでに経験しているものであったため、対処法がなんとなく理解できたのだ。
あれと同じ……いや夢見る淑女が自らの空間へと人を呼び出すときに使う力よりはまだ弱い、あれは対処しようがないくらいの凶悪な落下感と、三半規管を揺さぶる勢いが尋常ではなかった。
だから、目の前の純真なる天使は神に近いけど神ではない、という事実を再認識することになった。
「……前にも食らった……クハハッ! まるで神と対峙したかのような言い草じゃの」
「……冗談じゃないんだけどね……」
「だが甘美なる貪欲《オブセッション》だけが妾の攻撃手段ではないぞ?」
目の前に立つ純真なる天使の言葉と同時に、突然それまで起きていた落下感が急停止するとともに上下左右四方向が一瞬光った。
それと同時に四方向からの神罰の白がほぼ同時にわたくしの防御結界へと叩きつけられる。
いや完全に同期して放たれたわけでもなければ、威力も単体のものよりは大幅に弱い……だが、ほぼ同時に着弾した攻撃が連鎖的な小爆発を起こすと、わたくしの体がミシミシという音を立てて鈍い痛みを発する。
ぐ……なんて面倒な……出どころがわからないとつぶせない上に、純真なる天使はまるで神罰の白を放つ時の姿勢じゃなかった。
放たれた光の方向へとチラリと視線を向けると、そこには輪がいくつも回転しながら浮かんでいるのが見える。
「……あれは……」
「クハハッ! 先ほど放った輪がまだ生きておるよ?」
まじか、あの輪は放った後消滅すらしておらずそのまま攻撃の起点として使えるのか……再び下方向への重力に引き込まれるように、凄まじいまでの落下感に見舞われるが、その間も空間内を飛翔する輪は白く輝く光線をわたくしに向かって放ち続ける。
バシイッ! という音と共に防御結界に衝突した光がわたくしの肉体へと衝撃を与える。
だが、先ほどと違い小爆発は起きない……いや正確にいうと随分上空の方でドンッ! という音を立てて爆発した気がする。
甘美なる貪欲《オブセッション》は空間を上下左右に揺さぶって強烈な落下感と、人間の感覚を完全に狂わせる空間を作り出している。
だが、その空間は現実に上下左右に激しく動いている……そのため現実の空間における座標も大きく変化していて、今わたくしは落下感を味わっているが故に、命中から少し遅れて起きる爆発がはるか上空で巻き起こるなんていう珍事が発生したのだ。
「む……う? まだまだ使いにくい技じゃ」
「……た、助かった……いやバグみたいなもんか、これは」
「だが……このまま削りきれば妾の勝利は確約したものじゃの……クハハ」
ニタリと笑った純真なる天使が再び神罰の白を放つときに見せた体勢をとる……まずい、今度のはなんとか避けなければ、とわたくしが動こうとした瞬間、わたくしから見て左方向へと体が一気に落ち、そして瞬時にその動きが停止する。
身体は落下方向へと引っ張られたにも関わらず、急停止したことによりバランスを崩したわたくしに向かって放たれた神罰の白が防御結界を容易に貫いた。
その破壊的は光線は、最も容易くわたくしの左脚へと直撃しブチブチブチッ! という嫌な音と共に引き裂いていく。
肉体を引き裂かれる凄まじい痛みと共に遅れて血液が噴き出すが、わたくしは表情を歪めながらもその損傷を瞬時に修復し、失ったはずの左足が何事もなかったかのように復活する。
「ぐ……ああああッ!」
「……尋常ではない回復力、治癒ではない……そうか復元している?!」
「あああッ! 四の秘剣……狂乱乃太刀ッ!」
純真なる天使が驚きつつ、再び攻撃を繰り出そうとしたその一瞬を狙って復活したての左脚で地面を叩きつけるように蹴り飛ばすと、わたくしは純真なる天使に向かって一気に跳ぶ。
狂乱乃太刀……剣戦闘術第四の技にして音速を超える突進は、文字通り音の壁を超えた凄まじい破壊力を生み出す。
わたくしが一瞬で純真なる天使との距離を詰め、その体に斬撃を叩き込むと、遅れてゴオアアアアアッ! という轟音と共に爆風が周囲を包んでいた結界へとヒビを入れる。
天使の背後へと降り立ったわたくしへと振り返った純真なる天使の顔は、呆気にとられたかのように驚愕した表情を浮かべている。
「……な、あ……」
「はあっ……はあっ……」
わたくしの一撃で甘美なる貪欲《オブセッション》を構成していた結界が一気に崩壊し、ガラスを砕くような甲高い音ともに周囲の風景が元へと戻っていく。
純真なる天使の腹部に斬撃の跡が走り、そのままブチブチと音を立ててその肉体が真っ二つに引き裂かれ、大量の血液と共に上半身が地面へとズドオオン! ……と倒れていった。
荒い息と共に一気にそれまで感じていなかった疲労感が全身を包み込む……多少強引だったが、あのヤバすぎる結界はなんとか破壊し、天使の肉体を引き裂いた。
だが、全身が凄まじく重く鈍い痛みを発している……見れば無理やりに地面を蹴飛ばしたことで、左足は捻じ曲がり、それを認識してしまったが故に恐ろしい激痛でわたくしは思わず声にならない悲鳴をあげる。
「く……は、早く修復を……う、ああああっ!」
復元魔法による修復は治癒と違って恐ろしい痛みを発する……そりゃ痛みを取らずに元に戻そうっていうんだから仕方ないんだけど。
戦闘中なら大量のアドレナリンが放出されているので、痛みすら気にならないけど緊張感から解き放たれると流石に痛いものは痛いな……わたくしはある程度体を修復すると、地面に倒れたままの純真なる天使へと視線を向ける。
だが、そこでわたくしは気がついてしまった……彼女はわたくしを見て笑っていたということに。
純真なる天使はゆっくりと腕を使って体を起こすとわたくしへと話しかけてきた。
「……やるなお主……今のは流石に避けれなんだわ」
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