334 / 430
第二八四話 シャルロッタ 一六歳 使役する者 〇四
しおりを挟む
「神滅魔法……聖なる七海」
「混沌魔法……病魔の使徒」
同時に放たれた超魔法同士の魔力が周囲の地形を破壊していく……わたくしの聖なる七海は天界の大渦巻を召喚し、圧倒的な質量で対象を粉砕する神滅魔法の中でも範囲攻撃に特化した攻撃魔法の一つだ。
絶対的な質量で相手を押し潰し、引き裂き……そして粉砕するという面においてこの魔法以上の破壊力を生み出すものはないと言っても良い。
今わたくしが扱える魔法の中でも屈指の物理攻撃力を有していると自負しているが、それと系統は違うものの病魔の使徒は押し負けることもなく拮抗した破壊力を有しているらしい……らしい、と言うのも見ただけで魔法を再現できるほどわたくしは器用ではない。
全ては訓練と努力の末に手に入れた結果……だが、これほどまでに邪悪な魔力を放出する魔法だと、もし使えたとしても行使する気にはなれないな。
「これもほぼ互角か……いや?」
「クハハッ! 素晴らしい……ッ!」
耳障りで引き攣るような笑い声を上げる使役する者の醜い顔に歪んだ笑みが浮かぶのを見つつ、双方の魔力が激突していくのを観察していく。
そう、わたくしは観察をしている……まずは混沌魔法と言うもの自体がそもそも魔王が使ってたくらいしか理解していないし、自分で再現ができない。
今の時点でわかっているのは、彼が行使している魔法は攻撃に触れた瞬間、生物の肉体は瞬時に腐って溶け落ち絶命するだろうという点だけだ。
それともう一つ、ほんの少しだけわたくしの聖なる七海の方が優勢、微妙な差ではあるが三回目の発動で明らかに使役する者側に押し始めている。
使役する者はまだ気がついていないのかニタニタと笑みを浮かべているが……四回目の神滅魔法で確実に自らが不利だと悟るはずだ。
「……我慢比べと洒落込もうかしらね」
「クハハッ! 貴様のような人間如きが何を馬鹿な……」
双方の魔法が消滅し一瞬だけ静寂が訪れるか、周囲の地面が崩壊しつつある中やはり先ほどの拮抗していた二回までと違い、聖なる七海の領域がほんの少しだけ広がっているのがわかった。
つまり双方の能力差で考えればわたくしに分がある……かなりの力押しになるだろうけど、押し切ろうと思えばいつでもやれるってことだ。
だがそれには膨大な魔力を叩きつけ続けなければならず、ぶっちゃけて言えば周囲の地形が崩壊してしまう危険性を孕んでいる。
実際にすでに周囲は先ほどの三回の超魔法の衝突で地面が割れ、あちこちが崩壊しかかっている……この世界では地面を掘り進めていくと冥界へとつながるとされており、巨大な穴などは冥界への入り口にもなっている。
こんなどうでもいい場所にそんな大穴開けてしまったら……観光名所くらいにはなるだろうけど、あんまりよろしくないのは明白だ。
「つまり……削るッ!」
「クハハッ!」
四回目を放たずに一気に距離を詰めてきたわたくしを見て使役する者はその歪んだ三本の腕を広げて同じように前に出た。
腐敗と疫病を象徴する混沌神ディムトゥリアの眷属は基本的に戦闘には不向きだとされていて、それ故に静かなる侵食……つまり相手を弱らせることに特化したものが多いのだが、こいつはそんなことはお構いなしに前に出てくる。
基本となる戦闘能力も非常に高く、近接戦闘と魔法能力のバランスが素晴らしく取れている。
古より生きてきたというのが嘘ではないというのを如実に感じさせる存在だな……わたくしの振るう不滅を右手で受け止めると、そのまま先ほど生やした三本目の腕から凄まじい拳をわたくしへと叩きつけてきた。
ドゴン! という鈍い音と共にその拳はわたくしの寸前で何かに阻まれるように静止するが、そのまま左腕で横殴りで拳を叩きつけてきた。
だがその攻撃も鈍い音と共に防御結界へと阻まれるものの、わたくしの華奢な肉体はその衝撃に耐えきれずに大きく跳ね飛ばされる。
「……カアアッ! 漆黒の弾丸!」
「ちっ……」
使役する者の咆哮と共に凄まじい数の漆黒の光線がわたくしへと放たれる……こいつは前に下級悪魔のなんとかって雑魚が使ってた魔法、漆黒の弾丸か。
恐ろしい勢いで光線がわたくしへと伸びるが、左腕に込めた魔力と共にわたくしは神速の拳で飛来する迫り来る魔法を叩き落としていく。
威力は以前見たものなど比べ物にならないほどのものではあるが、それでもわたくしの防御結界を貫通するほどの威力はないようにも思える。
全ての光線を叩き落とすと、わたくしは剣をくるりと回してから再び使役する者との距離を一足飛びに詰めていく。
この魔法程度では相手が消耗しない、これを散々ぱら撃たせたところでそれほど意味があるわけじゃない……そもそも神滅魔法や混沌魔法のような超魔法と違って、一般的な魔法というのは人間が扱うための知識であり、人間外の存在にしてみれば息をするようなものでしかないのだから。
つまりこいつを倒すためには超魔法に匹敵する強力な攻撃が必要になるのだ。
距離を詰めるわたくしの体の表面を電流のような魔力が伝う……それを見た使役する者の表情が一瞬で変わる。
「——我が白刃、切り裂けぬものなし」
「こ、これは……!?」
「剣戦闘術一の秘剣……雷鳴乃太刀ッ!」
まさに雷鳴の如き神速、轟く轟音と共にわたくしは雷鳴乃太刀を解き放つ……一瞬で超加速したわたくしは使役する者を確かに切り裂くはずだった。
だが……剣が触れる瞬間、それを狙ったのかはわからないがボンッ! という音と共にその肉体を変質させ致命の一撃を回避してみせた。
驚いた……この世界で雷鳴乃太刀を躱せる存在がいるとは予想すらしていなかったのだから。
この技は前世の魔王ですら回避できず、無理やり受け止めて防御していたくらい神速の一撃であるため、まさかという気分にさせられる。
「……まさかここまでとはね……」
「……クッ……なんだその技は……」
実体化した使役する者だったが完全な回避ができなかったようで、彼の三本目の腕がゆっくりと切断されて地面へとゴトリという音を立てて転がっていく。
黒く刺激臭を伴う血液が地面へと軽く滴るものの、すぐにそれは止まると右手で小さな顎をさする様な仕草を見せつつ彼はわたくしを興味深げに見つめて何事かを考えている。
ダメージは入ったが、おそらくあの三本目の腕はすぐに再生できるだろう、他の訓戒者がそうであったように、肉体よりも魂の存在そのものにダメージを負わなければ死ぬようなことはないのだろう。
いや死ぬという表現自体があっているかというと違うかもしれない、存在が抹消されるという言い方が良いかもな。
「剣戦闘術……この世界では存在していない太古より受け継がれし技よ」
「この世界……クハ……そうかそうか、やはりそうなのだな……盟約を破りし強き魂そのものということか」
「気がついたところで聞きたいのだけど、そもそも混沌神はなぜ強き魂を探しているのかしら」
聞きたいことは山ほどあるんだけど……まずは無難なところから聞くのが良いだろうとわたくしは彼へと問いかける。
ずっと強き魂というものを探しているという話を聞いて、あまりその理由を聞けていないままだったからだ……聞く前に大体相手を倒しちゃってるから仕方ないんだけど。
使役する者は見た目のキモさはさておき、太古より混沌神に仕える身であると名乗っていたから、彼にしか知らされていない情報があるかもしれないのだ。
「盟約を破ったからだ」
「その盟約というのがよく分からないのよね……どんなものなの?」
「別の世界に生きる者を移動させること自体は認められている、だがその魂の大きさには限りがある」
わたくしの問いに使役する者はなんだそんなことも知らねーのか、とばかりにこちらの動きを警戒しつつ知識をひけらかす学者のごとく答え始めた。
おいおい、と思ったがこれはこれで好都合だなとわたくしは黙って相手を見つめているが、まるで知識を持たない相手へ講釈でも垂るかのごとく、彼は流暢に盟約についての話を続けていく。
本質的には悪魔に近いのだろうか? 質問に対して律儀に答えてくれるのはありがたいのだけど……わたくしが内心呆れのようなものを感じていることには気がついていないようで、使役する者はそのまま続けた。
「規定以下の魂を移動させたところで世界は変わらん、できることに限界があるからな……だが強き者を移動させると世界が変わる可能性もある、それが盟約として定められた」
「……なるほど、わたくしが強き魂だなんだと言われるのはそこに引っかかっているからか……」
「自覚がないようだが、お前の存在で本来たどるべき歴史は大きく変わっている、それを予測したからこそ混沌四神はお前を滅ぼせと命じられている」
「本来の歴史ぃ? 対して変わらないんじゃないの?」
本来の歴史とやらにわたくしがいたところでたいして変わらんだろ……とは思う。
クリスと婚約する相手が誰になるか分からなくて相手によっては一悶着あるだろうけど……アンダース殿下が順当にいけば国王になったとか、クリスは当初の予定通り大公としてどこかの領地へと赴くとか、その程度の違いでしかないだろう。
だが使役する者は少し呆れたような表情を浮かべると、軽くため息をついてからわたくしへと語りかけた。
「……自覚はない、ということか……本来あるべき未来から今は大きく逸れている、それはお前が起点になっているのだぞ?」
「混沌魔法……病魔の使徒」
同時に放たれた超魔法同士の魔力が周囲の地形を破壊していく……わたくしの聖なる七海は天界の大渦巻を召喚し、圧倒的な質量で対象を粉砕する神滅魔法の中でも範囲攻撃に特化した攻撃魔法の一つだ。
絶対的な質量で相手を押し潰し、引き裂き……そして粉砕するという面においてこの魔法以上の破壊力を生み出すものはないと言っても良い。
今わたくしが扱える魔法の中でも屈指の物理攻撃力を有していると自負しているが、それと系統は違うものの病魔の使徒は押し負けることもなく拮抗した破壊力を有しているらしい……らしい、と言うのも見ただけで魔法を再現できるほどわたくしは器用ではない。
全ては訓練と努力の末に手に入れた結果……だが、これほどまでに邪悪な魔力を放出する魔法だと、もし使えたとしても行使する気にはなれないな。
「これもほぼ互角か……いや?」
「クハハッ! 素晴らしい……ッ!」
耳障りで引き攣るような笑い声を上げる使役する者の醜い顔に歪んだ笑みが浮かぶのを見つつ、双方の魔力が激突していくのを観察していく。
そう、わたくしは観察をしている……まずは混沌魔法と言うもの自体がそもそも魔王が使ってたくらいしか理解していないし、自分で再現ができない。
今の時点でわかっているのは、彼が行使している魔法は攻撃に触れた瞬間、生物の肉体は瞬時に腐って溶け落ち絶命するだろうという点だけだ。
それともう一つ、ほんの少しだけわたくしの聖なる七海の方が優勢、微妙な差ではあるが三回目の発動で明らかに使役する者側に押し始めている。
使役する者はまだ気がついていないのかニタニタと笑みを浮かべているが……四回目の神滅魔法で確実に自らが不利だと悟るはずだ。
「……我慢比べと洒落込もうかしらね」
「クハハッ! 貴様のような人間如きが何を馬鹿な……」
双方の魔法が消滅し一瞬だけ静寂が訪れるか、周囲の地面が崩壊しつつある中やはり先ほどの拮抗していた二回までと違い、聖なる七海の領域がほんの少しだけ広がっているのがわかった。
つまり双方の能力差で考えればわたくしに分がある……かなりの力押しになるだろうけど、押し切ろうと思えばいつでもやれるってことだ。
だがそれには膨大な魔力を叩きつけ続けなければならず、ぶっちゃけて言えば周囲の地形が崩壊してしまう危険性を孕んでいる。
実際にすでに周囲は先ほどの三回の超魔法の衝突で地面が割れ、あちこちが崩壊しかかっている……この世界では地面を掘り進めていくと冥界へとつながるとされており、巨大な穴などは冥界への入り口にもなっている。
こんなどうでもいい場所にそんな大穴開けてしまったら……観光名所くらいにはなるだろうけど、あんまりよろしくないのは明白だ。
「つまり……削るッ!」
「クハハッ!」
四回目を放たずに一気に距離を詰めてきたわたくしを見て使役する者はその歪んだ三本の腕を広げて同じように前に出た。
腐敗と疫病を象徴する混沌神ディムトゥリアの眷属は基本的に戦闘には不向きだとされていて、それ故に静かなる侵食……つまり相手を弱らせることに特化したものが多いのだが、こいつはそんなことはお構いなしに前に出てくる。
基本となる戦闘能力も非常に高く、近接戦闘と魔法能力のバランスが素晴らしく取れている。
古より生きてきたというのが嘘ではないというのを如実に感じさせる存在だな……わたくしの振るう不滅を右手で受け止めると、そのまま先ほど生やした三本目の腕から凄まじい拳をわたくしへと叩きつけてきた。
ドゴン! という鈍い音と共にその拳はわたくしの寸前で何かに阻まれるように静止するが、そのまま左腕で横殴りで拳を叩きつけてきた。
だがその攻撃も鈍い音と共に防御結界へと阻まれるものの、わたくしの華奢な肉体はその衝撃に耐えきれずに大きく跳ね飛ばされる。
「……カアアッ! 漆黒の弾丸!」
「ちっ……」
使役する者の咆哮と共に凄まじい数の漆黒の光線がわたくしへと放たれる……こいつは前に下級悪魔のなんとかって雑魚が使ってた魔法、漆黒の弾丸か。
恐ろしい勢いで光線がわたくしへと伸びるが、左腕に込めた魔力と共にわたくしは神速の拳で飛来する迫り来る魔法を叩き落としていく。
威力は以前見たものなど比べ物にならないほどのものではあるが、それでもわたくしの防御結界を貫通するほどの威力はないようにも思える。
全ての光線を叩き落とすと、わたくしは剣をくるりと回してから再び使役する者との距離を一足飛びに詰めていく。
この魔法程度では相手が消耗しない、これを散々ぱら撃たせたところでそれほど意味があるわけじゃない……そもそも神滅魔法や混沌魔法のような超魔法と違って、一般的な魔法というのは人間が扱うための知識であり、人間外の存在にしてみれば息をするようなものでしかないのだから。
つまりこいつを倒すためには超魔法に匹敵する強力な攻撃が必要になるのだ。
距離を詰めるわたくしの体の表面を電流のような魔力が伝う……それを見た使役する者の表情が一瞬で変わる。
「——我が白刃、切り裂けぬものなし」
「こ、これは……!?」
「剣戦闘術一の秘剣……雷鳴乃太刀ッ!」
まさに雷鳴の如き神速、轟く轟音と共にわたくしは雷鳴乃太刀を解き放つ……一瞬で超加速したわたくしは使役する者を確かに切り裂くはずだった。
だが……剣が触れる瞬間、それを狙ったのかはわからないがボンッ! という音と共にその肉体を変質させ致命の一撃を回避してみせた。
驚いた……この世界で雷鳴乃太刀を躱せる存在がいるとは予想すらしていなかったのだから。
この技は前世の魔王ですら回避できず、無理やり受け止めて防御していたくらい神速の一撃であるため、まさかという気分にさせられる。
「……まさかここまでとはね……」
「……クッ……なんだその技は……」
実体化した使役する者だったが完全な回避ができなかったようで、彼の三本目の腕がゆっくりと切断されて地面へとゴトリという音を立てて転がっていく。
黒く刺激臭を伴う血液が地面へと軽く滴るものの、すぐにそれは止まると右手で小さな顎をさする様な仕草を見せつつ彼はわたくしを興味深げに見つめて何事かを考えている。
ダメージは入ったが、おそらくあの三本目の腕はすぐに再生できるだろう、他の訓戒者がそうであったように、肉体よりも魂の存在そのものにダメージを負わなければ死ぬようなことはないのだろう。
いや死ぬという表現自体があっているかというと違うかもしれない、存在が抹消されるという言い方が良いかもな。
「剣戦闘術……この世界では存在していない太古より受け継がれし技よ」
「この世界……クハ……そうかそうか、やはりそうなのだな……盟約を破りし強き魂そのものということか」
「気がついたところで聞きたいのだけど、そもそも混沌神はなぜ強き魂を探しているのかしら」
聞きたいことは山ほどあるんだけど……まずは無難なところから聞くのが良いだろうとわたくしは彼へと問いかける。
ずっと強き魂というものを探しているという話を聞いて、あまりその理由を聞けていないままだったからだ……聞く前に大体相手を倒しちゃってるから仕方ないんだけど。
使役する者は見た目のキモさはさておき、太古より混沌神に仕える身であると名乗っていたから、彼にしか知らされていない情報があるかもしれないのだ。
「盟約を破ったからだ」
「その盟約というのがよく分からないのよね……どんなものなの?」
「別の世界に生きる者を移動させること自体は認められている、だがその魂の大きさには限りがある」
わたくしの問いに使役する者はなんだそんなことも知らねーのか、とばかりにこちらの動きを警戒しつつ知識をひけらかす学者のごとく答え始めた。
おいおい、と思ったがこれはこれで好都合だなとわたくしは黙って相手を見つめているが、まるで知識を持たない相手へ講釈でも垂るかのごとく、彼は流暢に盟約についての話を続けていく。
本質的には悪魔に近いのだろうか? 質問に対して律儀に答えてくれるのはありがたいのだけど……わたくしが内心呆れのようなものを感じていることには気がついていないようで、使役する者はそのまま続けた。
「規定以下の魂を移動させたところで世界は変わらん、できることに限界があるからな……だが強き者を移動させると世界が変わる可能性もある、それが盟約として定められた」
「……なるほど、わたくしが強き魂だなんだと言われるのはそこに引っかかっているからか……」
「自覚がないようだが、お前の存在で本来たどるべき歴史は大きく変わっている、それを予測したからこそ混沌四神はお前を滅ぼせと命じられている」
「本来の歴史ぃ? 対して変わらないんじゃないの?」
本来の歴史とやらにわたくしがいたところでたいして変わらんだろ……とは思う。
クリスと婚約する相手が誰になるか分からなくて相手によっては一悶着あるだろうけど……アンダース殿下が順当にいけば国王になったとか、クリスは当初の予定通り大公としてどこかの領地へと赴くとか、その程度の違いでしかないだろう。
だが使役する者は少し呆れたような表情を浮かべると、軽くため息をついてからわたくしへと語りかけた。
「……自覚はない、ということか……本来あるべき未来から今は大きく逸れている、それはお前が起点になっているのだぞ?」
41
お気に入りに追加
852
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる