239 / 427
第二〇四話 シャルロッタ 一六歳 暴風の邪神 〇四
しおりを挟む
「今日は随分と風が強いねえ……」
インテリペリ辺境伯領にある村の一つ、ブリミアー村で宿屋を営んでいるラミナは窓の外を見て、はぁ……とため息をついた。
この村で彼女の曾祖父が宿屋を営んでから、交易や冒険者組合の仕事で村を訪れる旅人を相手に営業を続けてきていたが、今年の冬は寒すぎたこともあって客の入りが少ない。
村人相手の酒場なども併設はしているが、旅人よりもお金を持っていないためラミナの宿では主に旅人を相手に商売を続けている。
轟々と音を立てて風が響いている……彼女が宿の主人となってから四〇年以上ここまで吹雪くのは珍しいと思っていた。
狩に出た村の男たちが話していたっけ、極端に魔獣の数が減ってしまっていると……これも異常な気象のせいだろうか。
ぼおっと考え込んでいたラミナを見て、若い村人が少し不満気に彼女へと話しかける。
「ねえおばちゃん……頼んだのまだ?」
「ああ、ごめんよ……ほい、お待ち」
テーブルに手に持った大きめの皿に乗せた肉料理を置くと、注文をした若い村人が目を輝かせながらがっつき始める……食料の供給などは絶たれていないが、それでもじわじわと金額が上がってきている。
仕方ないことだ、領都エスタデルとの交通もかなり苦労しているという話だし肉類は狩猟で得たものや、飼育している豚や鶏などのものが主になってきている。
冬を越せるのか……? という心配事もあったが、それでも長きにわたって辺境伯領を統治しているインテリペリ伯爵家が手をこまねいているとは思えない。
「内戦なんて起きてるっていうし、王国はどうなっちまうのかねえ」
「んー、でも俺らみたいな庶民の暮らしはあんまり変わらないんじゃないか? ここは領の端じゃないし……」
「でもハーティは陥落して酷いことになってるっていうじゃないか」
ラミナの反論に返す言葉がなくなったのか若者は黙って出された肉料理を口へと運んでいく……この宿自慢の肉料理だが、このままの供給状況だと本当に名物も出せなくなっちまうね、と軽くため息をつくと彼女は厨房へと戻っていく。
普段であれば手伝いとして近所に住む若い少女がきているのだが、その子もこの吹雪で病気になってしまっていてこちらへと来れなかったと家族が伝えにきていた。
村の中でも体力に乏しい老人などは、他の村人が助けないと寒さで死んでしまうかもしれないと、吹雪の中走り回っているものすらいるのだ。
「ほんと嫌だ嫌だ……私らどうなっちまうのかねえ……え?」
何気なくぼやいた瞬間だった、ラミナだけではなくテーブルで食事をしていた若者、宿屋だけでなく村全てのあらゆるものが空中へと巻き上げられた。
いきなり突風が吹き荒れる空中へと投げ出された彼女たちは何が起きたのか全く理解できない……暖炉で燃え盛っていた炎も、柱も……視界の中には他の村人たちが固まったようにお互いを見ていた。
暗い暗い夜の闇の中凄まじい冷気と、暗闇の中に静かに燃え盛る赤い二つの瞳がブリミアー村に住む全ての人間を見たかと思うと、次の瞬間彼女たちは地面に向かって急速に落下していく。
何が起きたのかわからない……どうしてこんな……どんどん近づいてくる地面を見つめながら、これが現実だとは思えず……宿の女主人ラミナは何かを喋ろうとした。
だが……夜の闇の中に轟音と共に肉が硬いものへと衝突して砕かれる嫌な音が次々と響いていくのを最後に、ブリミアー村と呼ばれていた小さな村は全滅した。
「ここもか……すでにかなりの勢いで侵攻しているってことか」
「……酷い有様ですね……兵士を連れて来なくて正解です」
地図を確認するとそこはかつてブリミアー村と呼ばれていたはずの場所だった……だがわたくしの視界に入る場所には、ぐちゃぐちゃにまるで恐ろしく高い場所から叩き落とされたかのような、かつて住居だったはずの砕けた木材や、すでに時間が経過しているが、地面へと叩きつけられたかのようなかつて人だったはずの肉片がそこかしこに落ちているのが見える。
近隣の魔獣が食い荒らしたのか、肉片の大半は何かに食いちぎられたかのようにかけており、虫が集って見るに耐えないものとなっている。
スプラッターホラー映画でもここまで酷い光景を描写することは難しいだろう……気分悪くなりそう。
「……凄まじい破壊力ですね……」
「腐っても神ってことよ」
虫の羽音と、腐り始めている肉や汚物の匂い……戦場のような光景がそこには広がっているが、戦場と違うのは一方的に蹂躙され、破壊され……そして虐殺された後であるということだろう。
村はそれほど大きくはないが、一瞬でこの村は破壊し尽くされたのだろう……兵士による攻撃ではここまで地面ごとひっくり返したような跡にはならないはずだ。
それとあちこちには巨大な巨人が歩いた後のように、大きな足跡が開いておりそこにはなぜかぐらぐらと煮えたぎる熱湯が溜まって湯気を上げている。
「火葬しないと……また魔獣が餌場にしてしまうわ」
パチン、と指を鳴らすと付近の人間だった肉片、木材、あらゆるものに火が灯りそれはあっという間に炎をあげて、全てを燃やしていく。
残念ながらわたくしはこの村に住んでいるものたちすべての顔と名前はわからない、だから申し訳ないと思いつつも一緒くたに処理をすることしかできない。
魔獣に食いちぎられた死体はおそらく最初に空中へと投げ出され、地面へと叩きつけられた時までは生きていた人たちだ。
村が襲われた際には魔獣は相当に離れた場所で避難し、暴風の邪神が通り過ぎるのを待っていたのだろう。
その後危険がなくなったと判断した魔獣が、餌にありつけたとばかりに食い荒らしたと言うところかな……木材にへばりついた内臓なんかも食った後があったものな。
ユルも黙ってわたくしの魔法の範囲外になっていた死体へと火をつけてまわっていく……ブリミアー村は確か辺境伯家の記録だと一〇〇名にも満たない小さな村で、商人や冒険者が立ち寄る規模だったはずだ。
「冬を越せないかもって陳情が入ってたから、援助が入るはずだったのに」
「……やはり暴風の邪神ですか?」
「ええ、おそらくね……夢見る淑女は厄介な神格だけど嘘はつかないわ」
暴風の邪神は暴風と吹雪を象徴する神格を得た怪物であり、邪神と言っても差し支えないレベルの超強力な存在である。
神格を得ているが、その意識は吹き荒れる暴風の如く星の間を移動することだけに割いており、別に人を狙って襲ってくるような神ではない。
目的とする場所に到達するまで一直線に移動していくが、その移動に伴い彼の歩いた地面では吹雪、季節によっては暴風が吹き荒れ全てを空へと巻き上げていく。
超強力な竜巻みたいな存在で、いつどこでどのように現れるのかが判別しにくい……レーヴェンティオラでも、季節外れの台風や竜巻なんかは「邪神の怒り」とか言われて怖がられてたものだ。
「普通暴風の邪神は目的を持たずにうろつくから、今回のは明確な意思を持って誘導されていると言ってもいいわ」
「やはり訓戒者による誘導ですかね」
「ま、このタイミングで辺境伯領だけ狙い撃ちなんかおかしいからね」
ある程度残骸や死体を燃やし尽くしたわたくしは側に寄ってきたユルの背中へとひらりと乗る……今回でいえば暴風の邪神の襲撃は予測できなくても、次にどこへ向かうのかは分かり易い。
視線を村だった場所の端へと移していくと、そこには森林の一部が大きく崩壊し地面ごと削り取ったように一直線に伸びているのが見えた。
この方向は最終的にはエスタデルへと向かっている、つまり暴風の邪神を使って領都ごと崩壊させようって魂胆がよくわかる。
ついでに言うならこの神格を呼び出して移動させるだけでも戦力を削げるのだから、コスパがいいと言うことだろうか? 随分舐めた真似をしてくれるものだ。
「この後をついていって、そのうち追いつけるわ」
「そんなもんなんですか?」
「そんなもんよ」
この邪神は強力な気候変動などを起こす代わりに、行動できる時間が極端に短く村一つ破壊したあとすぐに活動をやめている、それくらい気候変動を起こすと言うのはパワーが必要になるのだ。
実際に地図上で見ると、いくつかの村を破壊しているが数自体はそう多くない……そして侵攻方向を考えると、次に狙われる場所は近隣にあるメネタトンという街だ。
まだ破壊されていないはずだ、なぜならわたくしはそこを経由してきているのだから……今から戻れば街を破壊される前に抑えられるはず。
いや、わたくしの勇者としての本能が叫んでいる……「罪なき人々を助けねばならない」と、その本能がわたくしの胸をキュッとしめつけたような気がした。
「……急ぎますね」
「ええ、お願いね……」
ユルの背中で揺られながらわたくしは思考の海へと落ちていく……本来であればそれなりに強力な怪物と戦う程度ならいつもの調子で戦えばいいんだけど、暴風の邪神は神格を得た超強力な天災級の怪物だ。
わたくしが行使している神滅魔法も本来このレベルの怪物を撃滅するために開発されているものなので、確実に相手を倒すためには神滅魔法を使って戦うしかない。
魔力を錬成しながらわたくしは軽い瞑想状態へと入る……暴風の邪神と全力で戦うその瞬間に全てをぶちまけるくらいの勢いで、わたくしは戦おう。
「……確実に倒しますわ、神が敵であろうと……愛するものを守るのがわたくしの役目なのですから」
インテリペリ辺境伯領にある村の一つ、ブリミアー村で宿屋を営んでいるラミナは窓の外を見て、はぁ……とため息をついた。
この村で彼女の曾祖父が宿屋を営んでから、交易や冒険者組合の仕事で村を訪れる旅人を相手に営業を続けてきていたが、今年の冬は寒すぎたこともあって客の入りが少ない。
村人相手の酒場なども併設はしているが、旅人よりもお金を持っていないためラミナの宿では主に旅人を相手に商売を続けている。
轟々と音を立てて風が響いている……彼女が宿の主人となってから四〇年以上ここまで吹雪くのは珍しいと思っていた。
狩に出た村の男たちが話していたっけ、極端に魔獣の数が減ってしまっていると……これも異常な気象のせいだろうか。
ぼおっと考え込んでいたラミナを見て、若い村人が少し不満気に彼女へと話しかける。
「ねえおばちゃん……頼んだのまだ?」
「ああ、ごめんよ……ほい、お待ち」
テーブルに手に持った大きめの皿に乗せた肉料理を置くと、注文をした若い村人が目を輝かせながらがっつき始める……食料の供給などは絶たれていないが、それでもじわじわと金額が上がってきている。
仕方ないことだ、領都エスタデルとの交通もかなり苦労しているという話だし肉類は狩猟で得たものや、飼育している豚や鶏などのものが主になってきている。
冬を越せるのか……? という心配事もあったが、それでも長きにわたって辺境伯領を統治しているインテリペリ伯爵家が手をこまねいているとは思えない。
「内戦なんて起きてるっていうし、王国はどうなっちまうのかねえ」
「んー、でも俺らみたいな庶民の暮らしはあんまり変わらないんじゃないか? ここは領の端じゃないし……」
「でもハーティは陥落して酷いことになってるっていうじゃないか」
ラミナの反論に返す言葉がなくなったのか若者は黙って出された肉料理を口へと運んでいく……この宿自慢の肉料理だが、このままの供給状況だと本当に名物も出せなくなっちまうね、と軽くため息をつくと彼女は厨房へと戻っていく。
普段であれば手伝いとして近所に住む若い少女がきているのだが、その子もこの吹雪で病気になってしまっていてこちらへと来れなかったと家族が伝えにきていた。
村の中でも体力に乏しい老人などは、他の村人が助けないと寒さで死んでしまうかもしれないと、吹雪の中走り回っているものすらいるのだ。
「ほんと嫌だ嫌だ……私らどうなっちまうのかねえ……え?」
何気なくぼやいた瞬間だった、ラミナだけではなくテーブルで食事をしていた若者、宿屋だけでなく村全てのあらゆるものが空中へと巻き上げられた。
いきなり突風が吹き荒れる空中へと投げ出された彼女たちは何が起きたのか全く理解できない……暖炉で燃え盛っていた炎も、柱も……視界の中には他の村人たちが固まったようにお互いを見ていた。
暗い暗い夜の闇の中凄まじい冷気と、暗闇の中に静かに燃え盛る赤い二つの瞳がブリミアー村に住む全ての人間を見たかと思うと、次の瞬間彼女たちは地面に向かって急速に落下していく。
何が起きたのかわからない……どうしてこんな……どんどん近づいてくる地面を見つめながら、これが現実だとは思えず……宿の女主人ラミナは何かを喋ろうとした。
だが……夜の闇の中に轟音と共に肉が硬いものへと衝突して砕かれる嫌な音が次々と響いていくのを最後に、ブリミアー村と呼ばれていた小さな村は全滅した。
「ここもか……すでにかなりの勢いで侵攻しているってことか」
「……酷い有様ですね……兵士を連れて来なくて正解です」
地図を確認するとそこはかつてブリミアー村と呼ばれていたはずの場所だった……だがわたくしの視界に入る場所には、ぐちゃぐちゃにまるで恐ろしく高い場所から叩き落とされたかのような、かつて住居だったはずの砕けた木材や、すでに時間が経過しているが、地面へと叩きつけられたかのようなかつて人だったはずの肉片がそこかしこに落ちているのが見える。
近隣の魔獣が食い荒らしたのか、肉片の大半は何かに食いちぎられたかのようにかけており、虫が集って見るに耐えないものとなっている。
スプラッターホラー映画でもここまで酷い光景を描写することは難しいだろう……気分悪くなりそう。
「……凄まじい破壊力ですね……」
「腐っても神ってことよ」
虫の羽音と、腐り始めている肉や汚物の匂い……戦場のような光景がそこには広がっているが、戦場と違うのは一方的に蹂躙され、破壊され……そして虐殺された後であるということだろう。
村はそれほど大きくはないが、一瞬でこの村は破壊し尽くされたのだろう……兵士による攻撃ではここまで地面ごとひっくり返したような跡にはならないはずだ。
それとあちこちには巨大な巨人が歩いた後のように、大きな足跡が開いておりそこにはなぜかぐらぐらと煮えたぎる熱湯が溜まって湯気を上げている。
「火葬しないと……また魔獣が餌場にしてしまうわ」
パチン、と指を鳴らすと付近の人間だった肉片、木材、あらゆるものに火が灯りそれはあっという間に炎をあげて、全てを燃やしていく。
残念ながらわたくしはこの村に住んでいるものたちすべての顔と名前はわからない、だから申し訳ないと思いつつも一緒くたに処理をすることしかできない。
魔獣に食いちぎられた死体はおそらく最初に空中へと投げ出され、地面へと叩きつけられた時までは生きていた人たちだ。
村が襲われた際には魔獣は相当に離れた場所で避難し、暴風の邪神が通り過ぎるのを待っていたのだろう。
その後危険がなくなったと判断した魔獣が、餌にありつけたとばかりに食い荒らしたと言うところかな……木材にへばりついた内臓なんかも食った後があったものな。
ユルも黙ってわたくしの魔法の範囲外になっていた死体へと火をつけてまわっていく……ブリミアー村は確か辺境伯家の記録だと一〇〇名にも満たない小さな村で、商人や冒険者が立ち寄る規模だったはずだ。
「冬を越せないかもって陳情が入ってたから、援助が入るはずだったのに」
「……やはり暴風の邪神ですか?」
「ええ、おそらくね……夢見る淑女は厄介な神格だけど嘘はつかないわ」
暴風の邪神は暴風と吹雪を象徴する神格を得た怪物であり、邪神と言っても差し支えないレベルの超強力な存在である。
神格を得ているが、その意識は吹き荒れる暴風の如く星の間を移動することだけに割いており、別に人を狙って襲ってくるような神ではない。
目的とする場所に到達するまで一直線に移動していくが、その移動に伴い彼の歩いた地面では吹雪、季節によっては暴風が吹き荒れ全てを空へと巻き上げていく。
超強力な竜巻みたいな存在で、いつどこでどのように現れるのかが判別しにくい……レーヴェンティオラでも、季節外れの台風や竜巻なんかは「邪神の怒り」とか言われて怖がられてたものだ。
「普通暴風の邪神は目的を持たずにうろつくから、今回のは明確な意思を持って誘導されていると言ってもいいわ」
「やはり訓戒者による誘導ですかね」
「ま、このタイミングで辺境伯領だけ狙い撃ちなんかおかしいからね」
ある程度残骸や死体を燃やし尽くしたわたくしは側に寄ってきたユルの背中へとひらりと乗る……今回でいえば暴風の邪神の襲撃は予測できなくても、次にどこへ向かうのかは分かり易い。
視線を村だった場所の端へと移していくと、そこには森林の一部が大きく崩壊し地面ごと削り取ったように一直線に伸びているのが見えた。
この方向は最終的にはエスタデルへと向かっている、つまり暴風の邪神を使って領都ごと崩壊させようって魂胆がよくわかる。
ついでに言うならこの神格を呼び出して移動させるだけでも戦力を削げるのだから、コスパがいいと言うことだろうか? 随分舐めた真似をしてくれるものだ。
「この後をついていって、そのうち追いつけるわ」
「そんなもんなんですか?」
「そんなもんよ」
この邪神は強力な気候変動などを起こす代わりに、行動できる時間が極端に短く村一つ破壊したあとすぐに活動をやめている、それくらい気候変動を起こすと言うのはパワーが必要になるのだ。
実際に地図上で見ると、いくつかの村を破壊しているが数自体はそう多くない……そして侵攻方向を考えると、次に狙われる場所は近隣にあるメネタトンという街だ。
まだ破壊されていないはずだ、なぜならわたくしはそこを経由してきているのだから……今から戻れば街を破壊される前に抑えられるはず。
いや、わたくしの勇者としての本能が叫んでいる……「罪なき人々を助けねばならない」と、その本能がわたくしの胸をキュッとしめつけたような気がした。
「……急ぎますね」
「ええ、お願いね……」
ユルの背中で揺られながらわたくしは思考の海へと落ちていく……本来であればそれなりに強力な怪物と戦う程度ならいつもの調子で戦えばいいんだけど、暴風の邪神は神格を得た超強力な天災級の怪物だ。
わたくしが行使している神滅魔法も本来このレベルの怪物を撃滅するために開発されているものなので、確実に相手を倒すためには神滅魔法を使って戦うしかない。
魔力を錬成しながらわたくしは軽い瞑想状態へと入る……暴風の邪神と全力で戦うその瞬間に全てをぶちまけるくらいの勢いで、わたくしは戦おう。
「……確実に倒しますわ、神が敵であろうと……愛するものを守るのがわたくしの役目なのですから」
2
お気に入りに追加
841
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる