172 / 402
(幕間) 虹色に光る影 〇二
しおりを挟む
「最近農作物の育ちが悪いのです……味も落ちてしまっていて……」
「い、いや食事をいただけるだけでも有り難いことですのでお気になさらずに」
そう言って野菜屑のスープを口に運んだエルネットだが露骨に表情が歪むのを見て、エミリオがやれやれとばかりに首を振る。
森の探索ではめぼしいものは見つからなかった、小動物の炭化した死体や焼けこげたような木々など異変はあったことがわかるが、村に来るまでの間何か異変が起きるようなことはなかったのだ。
久しぶりにやってきた冒険者、ということで村人たちは村長の家に案内をしてくれたが、一様に皆痩せほそり目の下には隈ができており疲れ切っているのが本当によくわかった。
「……申し訳ありません、お口に合わないでしょうが村にあるものはこれしかなくて……」
「い、いえ本当に大丈夫です、生活が苦しい中用意していただいたものですから」
とはいえこの野菜屑のスープに入っている野菜はまるで灰のようにパサパサで味がなく、そして何よりも異常なほど渋く苦すぎる味になっている。
王都にある裏通りの追い剥ぎ宿屋ですらこれよりまともな食事が出るな、とエルネットは言葉には出さないものの内心そう思った……毒物入りでないことを女神に祈るしかないレベルだ。
かろうじて入っている何の肉かもわからない切れ端ですら、同じように焦げた木材を食べているかのような感触で咀嚼することすら厳しいもので、何度もえづきながらも必死に食事を飲み込んでいく。
「……しかしこれでは村人皆さんの健康に影響が出ているのでは無いですか?」
「数日食べていない子供もいます……」
「さっき子供達が歩いているのを見たけど……あれじゃほとんど小さな生霊にしか見えないわね」
リリーナの前にあったパン……黒パンはかろうじて味があるように思えるが、それでも周囲に軽いカビが生えており、その部分を手で取り除きながら口に運んでいく。
だが、リリーナも一瞬口元を抑えてから目に涙を溜めつつゆっくりと時間をかけてやっとの思いで飲み込むと、木製のコップに入った水を使って胸元を苦しそうに何度か叩いた。
「赤竜の息吹」の面々は村から提供された食事を食べ進めつつ話を聞いているが、村人が言うには異変が起きてから畑や豚、牛などの様子が完全におかしくなっているのだという。
動物は元気がなく痩せ細り、肉は味気がなくパサパサとした食感に、畑の野菜は萎びて変色しまるで枯れた木を齧っているかのようだという。
「……そのほかに何か変わったことはありませんか?」
「外れに住んでいる一家が最近村へ来なくなりました、もしかしたら餓死しているかもしれないのですが……とても確認に行く気力がありません」
村長は疲れ切っているのか深くため息をついて首を振る……食事もままならない、異変の原因すらわからないということであれば仕方がないだろうなとエルネットは彼の状況に同情してしまう。
デヴィットがスープの具をスプーンでつつきながら、少し何かおかしなことがあるのかスプーンで萎びた野菜屑を持ち上げて眉を顰めている。
「どうした? 何かあるのか?」
「あ、いや……おかしいなって思って……」
「全部おかしいじゃない、どこが違うっての」
エルネットに問いかけられたデヴィットが何かを答えようとしたが、不機嫌そうなリリーナが横から茶々を入れたことで、彼は少し不機嫌そうな顔になる。
だがエルネットがリリーナに視線を送って制止すると、彼女はフン! と軽く鼻を鳴らしてから手をふらふらと振ってデヴィットに続きを話すように促した。
その仕草を見てデヴィットはエルネットを見ると、スプーンに救った野菜屑を指さすと仲間へと説明するように話し始めた。
「野菜もそうなんだが肉も全て生命力の痕跡がない……森で見た小動物の死体と同じ気がする」
「……確かに味が悪いというよりは、生命力が枯渇しているという感じですね……焼けた後になりがちな状態というか」
デヴィットの言葉にエミリオも自分のスープを見ながら顎に手を当てて少し悩むような仕草をする……神官である彼の目にも目の前の食材に何か足りないところがあると感じたのだろう。
エルネットもその言葉に軽く頷くと、なんとか食べ切った皿の中に転がる肉の破片を軽くスプーンで突くと、まるでそれまで無理やり形を保っていたものが崩れるように崩壊していく。
軽く頷くとデヴィットは彼らの会話を呆けたように聞いていた村長に向かって問いかけた。
「村長、畑は焼けていないんだよな? 近所で火事とかは?」
「ございません、火の扱いには気を遣っていますし……ああ、でも異変後に一度騒ぎがあったような……」
「それはどんな騒ぎですか?」
「思えばあの時が最初ですね……井戸の水が不味くて飲めなくなったと、でもうちの村はその井戸を使うしかなくて……」
村長の言葉にデヴィットとエルネットは黙って頷く……井戸の水は調べる必要が出てきている、森の中を調査しても異変の調査にはならない。
おそらく他の冒険者や貴族の調査は森側に集中しており、村の中にあるものを全ては調査していないのではないだろうか。
リリーナがカビた黒パンをようやく飲み込み終えると、軽くため息をついてからお皿に残ったまずいスープを一気に飲み干して軽く口元を拭うとニコッと笑う。
「じゃ、井戸の中を調査ってことでいいかな? 水質調査……いや一家の調査からやったほうがいいと思うけど……道具あったっけ?」
「簡易検査ならできるように道具は持ってきている、水はこいつでいいか」
「なら明日の朝調査を開始だな、村長さんその話にあった一家と、水に異常があれば井戸を調べさせてください」
エルネットの言葉に村長は少し困惑したような表情を浮かべる……これまで村に調査に来た冒険者、調査団含めて表面上の調査だけで、水や一家を調べようと言い出したものたちはいなかったからだ。
だが今の状況をどうにかしないと村は壊滅する……それにもしそのあたりに原因があるならば、異変を改善すればどうにかなる可能性も高いからだ。
村長は少し悩んだ後に静かにエルネットへと頭を下げて搾り出すような声で懇願した。
「……お願いします、なんとかこの村を……村を救ってくだされ……」
——それは冷たい水の中でじっと身を潜めていた。
水の中は落ち着く……厄介な陽の光を受けずに済む、そして身が焼けるような思いもしなくて済むのだから。
それには呼吸が必要ない、ただ生命を追いかけて捕食するだけの本能と自分がなんであるかを理解する程度の知能を有していた。
この水の中にいた生命は全て食い尽くした……だから陽の光が落ちるとそれは自ら這い上がり、開放感のある地上で命を吸い取った。
大きな光は狙っていない……それに備わった意識が本当に食べるものがない時だけ食べなくてはいけない、と教えている。
特に植物や小さな生命を育てる大きな光はまだまだ役立てなければいけないからだ。
——だがあらかた食い尽くしてしまった気がする。
先日それがいる近くまで複数の大きな光がやってきていた。
食べてしまおうかと思ったが本能がそれを押し留めた……姿を見られているわけではない、それは最後の手段だと太古から受け継がれている知恵がそうさせた。
命はずっと紡がれている……それこそ気が遠くなるほどに遠く、古い時代にそれは地上に多く存在していた……数は他の生命よりもずっと少なかったが、大いなる存在がそれを守っていた。
——いつの間にかそれは一人になっていた。
永い永い間それはずっと小さな存在へと変化していた……もしかしたら一族に何かがあったのかもしれない。
滅亡したのかもしれない……目が覚めてからそれは孤独だった、誰も周りにいない……周りにいるのは餌だけ。
そういえば少し離れた場所にいた大きな光は美味しかった……たくさんの小さな光を持っていて、ずいぶん腹ごしらえをさせてもらった。
悲鳴をあげて逃げ惑う光を食らった時に思ったのだ、光が消えてしまう前に美味しく食べなければいけない……この場所にいる光を全て食べてしまったら次の場所へと移動するのだ。
それの一族はそうやって生きてきたのだと本能が告げている……ずいぶん健康そうな光が村の外からもやってきている。
強く眩しい光だ……食べたら本当に美味しいだろう、今は弱った光の場所に固まっている。
だが嫌な匂いも同時にしている……それはその匂いが嫌いだった、それが危ないものだと理解しているから。
思えば一族が滅びたのはその嫌な匂いだったはずなのだ……彼らがここを離れる前に食べれたら最高だろう……そうだ、早くその時が来るのを楽しみにそれは眠りについた。
——肉体がないにも関わらず、強い空腹感を覚えたそれは深く深く大きなため息をついた。
「い、いや食事をいただけるだけでも有り難いことですのでお気になさらずに」
そう言って野菜屑のスープを口に運んだエルネットだが露骨に表情が歪むのを見て、エミリオがやれやれとばかりに首を振る。
森の探索ではめぼしいものは見つからなかった、小動物の炭化した死体や焼けこげたような木々など異変はあったことがわかるが、村に来るまでの間何か異変が起きるようなことはなかったのだ。
久しぶりにやってきた冒険者、ということで村人たちは村長の家に案内をしてくれたが、一様に皆痩せほそり目の下には隈ができており疲れ切っているのが本当によくわかった。
「……申し訳ありません、お口に合わないでしょうが村にあるものはこれしかなくて……」
「い、いえ本当に大丈夫です、生活が苦しい中用意していただいたものですから」
とはいえこの野菜屑のスープに入っている野菜はまるで灰のようにパサパサで味がなく、そして何よりも異常なほど渋く苦すぎる味になっている。
王都にある裏通りの追い剥ぎ宿屋ですらこれよりまともな食事が出るな、とエルネットは言葉には出さないものの内心そう思った……毒物入りでないことを女神に祈るしかないレベルだ。
かろうじて入っている何の肉かもわからない切れ端ですら、同じように焦げた木材を食べているかのような感触で咀嚼することすら厳しいもので、何度もえづきながらも必死に食事を飲み込んでいく。
「……しかしこれでは村人皆さんの健康に影響が出ているのでは無いですか?」
「数日食べていない子供もいます……」
「さっき子供達が歩いているのを見たけど……あれじゃほとんど小さな生霊にしか見えないわね」
リリーナの前にあったパン……黒パンはかろうじて味があるように思えるが、それでも周囲に軽いカビが生えており、その部分を手で取り除きながら口に運んでいく。
だが、リリーナも一瞬口元を抑えてから目に涙を溜めつつゆっくりと時間をかけてやっとの思いで飲み込むと、木製のコップに入った水を使って胸元を苦しそうに何度か叩いた。
「赤竜の息吹」の面々は村から提供された食事を食べ進めつつ話を聞いているが、村人が言うには異変が起きてから畑や豚、牛などの様子が完全におかしくなっているのだという。
動物は元気がなく痩せ細り、肉は味気がなくパサパサとした食感に、畑の野菜は萎びて変色しまるで枯れた木を齧っているかのようだという。
「……そのほかに何か変わったことはありませんか?」
「外れに住んでいる一家が最近村へ来なくなりました、もしかしたら餓死しているかもしれないのですが……とても確認に行く気力がありません」
村長は疲れ切っているのか深くため息をついて首を振る……食事もままならない、異変の原因すらわからないということであれば仕方がないだろうなとエルネットは彼の状況に同情してしまう。
デヴィットがスープの具をスプーンでつつきながら、少し何かおかしなことがあるのかスプーンで萎びた野菜屑を持ち上げて眉を顰めている。
「どうした? 何かあるのか?」
「あ、いや……おかしいなって思って……」
「全部おかしいじゃない、どこが違うっての」
エルネットに問いかけられたデヴィットが何かを答えようとしたが、不機嫌そうなリリーナが横から茶々を入れたことで、彼は少し不機嫌そうな顔になる。
だがエルネットがリリーナに視線を送って制止すると、彼女はフン! と軽く鼻を鳴らしてから手をふらふらと振ってデヴィットに続きを話すように促した。
その仕草を見てデヴィットはエルネットを見ると、スプーンに救った野菜屑を指さすと仲間へと説明するように話し始めた。
「野菜もそうなんだが肉も全て生命力の痕跡がない……森で見た小動物の死体と同じ気がする」
「……確かに味が悪いというよりは、生命力が枯渇しているという感じですね……焼けた後になりがちな状態というか」
デヴィットの言葉にエミリオも自分のスープを見ながら顎に手を当てて少し悩むような仕草をする……神官である彼の目にも目の前の食材に何か足りないところがあると感じたのだろう。
エルネットもその言葉に軽く頷くと、なんとか食べ切った皿の中に転がる肉の破片を軽くスプーンで突くと、まるでそれまで無理やり形を保っていたものが崩れるように崩壊していく。
軽く頷くとデヴィットは彼らの会話を呆けたように聞いていた村長に向かって問いかけた。
「村長、畑は焼けていないんだよな? 近所で火事とかは?」
「ございません、火の扱いには気を遣っていますし……ああ、でも異変後に一度騒ぎがあったような……」
「それはどんな騒ぎですか?」
「思えばあの時が最初ですね……井戸の水が不味くて飲めなくなったと、でもうちの村はその井戸を使うしかなくて……」
村長の言葉にデヴィットとエルネットは黙って頷く……井戸の水は調べる必要が出てきている、森の中を調査しても異変の調査にはならない。
おそらく他の冒険者や貴族の調査は森側に集中しており、村の中にあるものを全ては調査していないのではないだろうか。
リリーナがカビた黒パンをようやく飲み込み終えると、軽くため息をついてからお皿に残ったまずいスープを一気に飲み干して軽く口元を拭うとニコッと笑う。
「じゃ、井戸の中を調査ってことでいいかな? 水質調査……いや一家の調査からやったほうがいいと思うけど……道具あったっけ?」
「簡易検査ならできるように道具は持ってきている、水はこいつでいいか」
「なら明日の朝調査を開始だな、村長さんその話にあった一家と、水に異常があれば井戸を調べさせてください」
エルネットの言葉に村長は少し困惑したような表情を浮かべる……これまで村に調査に来た冒険者、調査団含めて表面上の調査だけで、水や一家を調べようと言い出したものたちはいなかったからだ。
だが今の状況をどうにかしないと村は壊滅する……それにもしそのあたりに原因があるならば、異変を改善すればどうにかなる可能性も高いからだ。
村長は少し悩んだ後に静かにエルネットへと頭を下げて搾り出すような声で懇願した。
「……お願いします、なんとかこの村を……村を救ってくだされ……」
——それは冷たい水の中でじっと身を潜めていた。
水の中は落ち着く……厄介な陽の光を受けずに済む、そして身が焼けるような思いもしなくて済むのだから。
それには呼吸が必要ない、ただ生命を追いかけて捕食するだけの本能と自分がなんであるかを理解する程度の知能を有していた。
この水の中にいた生命は全て食い尽くした……だから陽の光が落ちるとそれは自ら這い上がり、開放感のある地上で命を吸い取った。
大きな光は狙っていない……それに備わった意識が本当に食べるものがない時だけ食べなくてはいけない、と教えている。
特に植物や小さな生命を育てる大きな光はまだまだ役立てなければいけないからだ。
——だがあらかた食い尽くしてしまった気がする。
先日それがいる近くまで複数の大きな光がやってきていた。
食べてしまおうかと思ったが本能がそれを押し留めた……姿を見られているわけではない、それは最後の手段だと太古から受け継がれている知恵がそうさせた。
命はずっと紡がれている……それこそ気が遠くなるほどに遠く、古い時代にそれは地上に多く存在していた……数は他の生命よりもずっと少なかったが、大いなる存在がそれを守っていた。
——いつの間にかそれは一人になっていた。
永い永い間それはずっと小さな存在へと変化していた……もしかしたら一族に何かがあったのかもしれない。
滅亡したのかもしれない……目が覚めてからそれは孤独だった、誰も周りにいない……周りにいるのは餌だけ。
そういえば少し離れた場所にいた大きな光は美味しかった……たくさんの小さな光を持っていて、ずいぶん腹ごしらえをさせてもらった。
悲鳴をあげて逃げ惑う光を食らった時に思ったのだ、光が消えてしまう前に美味しく食べなければいけない……この場所にいる光を全て食べてしまったら次の場所へと移動するのだ。
それの一族はそうやって生きてきたのだと本能が告げている……ずいぶん健康そうな光が村の外からもやってきている。
強く眩しい光だ……食べたら本当に美味しいだろう、今は弱った光の場所に固まっている。
だが嫌な匂いも同時にしている……それはその匂いが嫌いだった、それが危ないものだと理解しているから。
思えば一族が滅びたのはその嫌な匂いだったはずなのだ……彼らがここを離れる前に食べれたら最高だろう……そうだ、早くその時が来るのを楽しみにそれは眠りについた。
——肉体がないにも関わらず、強い空腹感を覚えたそれは深く深く大きなため息をついた。
1
お気に入りに追加
831
あなたにおすすめの小説
異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~
ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。
対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。
これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。
防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。
損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。
派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。
其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。
海上自衛隊版、出しました
→https://ncode.syosetu.com/n3744fn/
※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。
「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。
→https://ncode.syosetu.com/n3570fj/
「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369
婚約破棄騒動に巻き込まれたモブですが……
こうじ
ファンタジー
『あ、終わった……』王太子の取り巻きの1人であるシューラは人生が詰んだのを感じた。王太子と公爵令嬢の婚約破棄騒動に巻き込まれた結果、全てを失う事になってしまったシューラ、これは元貴族令息のやり直しの物語である。
【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
『王家の面汚し』と呼ばれ帝国へ売られた王女ですが、普通に歓迎されました……
Ryo-k
ファンタジー
王宮で開かれた側妃主催のパーティーで婚約破棄を告げられたのは、アシュリー・クローネ第一王女。
優秀と言われているラビニア・クローネ第二王女と常に比較され続け、彼女は貴族たちからは『王家の面汚し』と呼ばれ疎まれていた。
そんな彼女は、帝国との交易の条件として、帝国に送られることになる。
しかしこの時は誰も予想していなかった。
この出来事が、王国の滅亡へのカウントダウンの始まりであることを……
アシュリーが帝国で、秘められていた才能を開花するのを……
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
「お姉様の赤ちゃん、私にちょうだい?」
サイコちゃん
恋愛
実家に妊娠を知らせた途端、妹からお腹の子をくれと言われた。姉であるイヴェットは自分の持ち物や恋人をいつも妹に奪われてきた。しかし赤ん坊をくれというのはあまりに酷過ぎる。そのことを夫に相談すると、彼は「良かったね! 家族ぐるみで育ててもらえるんだね!」と言い放った。妹と両親が異常であることを伝えても、夫は理解を示してくれない。やがて夫婦は離婚してイヴェットはひとり苦境へ立ち向かうことになったが、“医術と魔術の天才”である治療人アランが彼女に味方して――
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる