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第一四七話 シャルロッタ 一五歳 魔剣 〇七
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——ウッドパイントの街を抜けたわたくし達は馬車をゆったりと走らせながら、領地へと向かっていた。
「……もうすぐコルピクラーニ領を抜けますね、何事もなくてよかったですわ」
わたくしがマーサを見て微笑むと、彼女もようやく緊張の糸が切れたのかいつものような自然な表情で釣られて微笑みながら頷いた。
馬車の進みはそれほど良くはないけど、それでもこのペースで進んでいれば数日中にはインテリペリ辺境伯領の端っこには到達するだろう。
コルピクラーニ子爵はあの後自ら隠し通路にわたくしを案内して、そこから「赤竜の息吹」が待機していた宿屋近くまで送り届けてくれた。
『私がいえたことではないが、コルピクラーニ子爵家は辺境伯家と敵対する気はない、クレメント伯が無事に回復することを祈っている』
実際以前はお父様の元をよく訪れていたし、バランス感覚の良い人物だなあと個人的には思っていた。
コルピクラーニ子爵家は確かに弱小貴族ではあるけど、その規模感から考えるとずっと落ち着いている領地経営もそうだし、できることとできないことをきちんと現実的に判断できる貴族だ。
それ故にディートリヒ様の行動には少し違和感を感じるわけだけど……まあ、学園に赴くまでは熱烈なお手紙もたくさんきてたらしいからな。
流石にこんなの見せられないってお父様が握り潰していたとか後で聞いた。
「シャルロッタ様、領地に入った後は街道沿いの街へと進路を変更しても良いでしょうか?」
「……ああ、そこで家の人と連絡をつける感じですかね?」
「はい、元々僕らと一緒に行動するのはできるだけ目立たないようにって話だったと思うので」
エルネットさんが苦笑いを浮かべる……そう、安全に行動するのであればインテリペリ辺境伯家の軍勢と共に戻りゃよかったんだけど、それをやると第一王子派に余計な緊張を強いることになるし下手すると戦争になるからって理由だったんだよな。
だから目立たないように少人数でって話だったのに、結果的に今辺境伯家はわたくし達の無事を把握できていないという割とまずい状況になっている。
まあ、お兄様達としてはわたくしにはユルも付いてるし大丈夫だろうとか思っているはずだが、冷静に考えてみるととんでも無く良い加減な管理だ。
「一番近い街はどちらになりますかね?」
「ハーティですね……レイジー男爵の街です」
「レイジー男爵か……あの方暑苦しくて苦手なんですよね……」
ミシェル・レイジー男爵……インテリペリ辺境伯家傘下の貴族で、騎士として名声を得ている我がインテリペリ辺境伯家では突撃隊長みたいな立ち位置にいるおぢさんだ。
めちゃくちゃ暑苦しくてゴツい肉体を持つ男性で、魔物討伐などをお兄様が行う際に補佐を務めることが多く、戦士としての能力は折り紙つき……街道沿いにハーティという街を構えてそこを拠点としておりインテリペリ辺境伯家に攻め入る軍勢がいるのであればこの暑苦しいおぢさんとことを構えなきゃいけない。
性格は見た目通り細かいことをあまり気にせず豪快で、馬鹿でかい斧を振り回す戦闘スタイルと特徴的なお髭がチャームポイント……だったな。
「とはいえ高名な戦士として辺境伯家の中心人物ですし、心配されていると思いますよ」
「そういえばもう一年以上会っておりませんね……わかりましたハーティへ向かいましょう」
わたくしの言葉に微笑むとエルネットさんはすぐに御者を務めるエミリオさんへと進路を指示する、それに合わせて今走っている道からメインの街道へと続く小道へと方向を変えて馬車は進んでいく。
メインの街道を進めばもう少し移動速度も上がるんだろうけど、わたくし達はあくまでも見つかりにくいことを優先して別の道を進んでいたため、歩みが非常に遅い。
街道に戻りさえすれば速度も上がる……反面メインの街道は舗装もよく、広いため人の往来も多くわたくし達が発見されやすくなる。
マーサがわたくしの顔を見てほんの少し不安そうな表情を浮かべているのを見て、にっこりと微笑んでおく。
「……大丈夫ですわ、こちらには「赤竜の息吹」もついています、そんじょそこらの人には負けたりしませんわよ」
「……配置につきました、この辺りがインテリペリ辺境伯家を刺激しないギリギリの位置です」
兵士の報告を受けたディートリヒ・コルピクラーニは黙って頷く……街道を封鎖し、往来する民や商人を監視、必要とあれば取り調べる……これは領地を所有している貴族であれば有する権利であり、特段おかしなことではない。
第一王子派より王都より逃げ出したシャルロッタ・インテリペリの捕縛というのは、派閥に属している貴族相手には通達が出ており任務として捉えているものも多く存在している。
ここに集う兵士が完全装備であり、軍事行動と思われても仕方ないレベルの武装を有していることが街道を進む人たちから見ると異様に見えるのだが。
「……確実にここを通る、はず……どこかのタイミングで街道に戻るだろうし、インテリペリ辺境伯領で最初に駆け込むとしたらハーティくらいしか目的地がないはずだ」
「そうですね、ハーティに駐屯しているレイジー男爵であれば護衛としても適格でしょうし……」
ディートリヒの副官を務めるクラウディオ守備副長が頷く……展開したコルピクラーニ軍は二〇〇名、ウッドパイントの守備隊全員がディートリヒの命令を受けてこの場に留まっている。
守備隊は第一王子派に味方すると決めてから、ディートリヒの意のままに動かせるように忠誠心の高い人物を厳選して選抜している……いつの日か第一王子派の先鋒として華々しく突撃をするという夢をディートリヒは捨てきれないでいる。
『殿下はディートリヒ様が義挙する場合、その行動をすべて認めると仰っております』
あの不気味な女の言葉を信じている……奇妙なほどの説得力、全てを委ねても良いと思うくらいの魅力を感じた。
欲する者と名乗ったあの女……美しく輝くルビーのような瞳、美しく輝く黒髪……そして思わずむしゃぶりつきたくなるようなほどの色香、さすが第一王子アンダース・マルムスティーンの側近だけはあると思わせる女性だった。
「ディートリヒ様、今の所怪しいものはこの場を通っておりません」
「ご苦労、子爵家の名において大罪人を通過させることは許されん、引き続き職務に励むよう」
「はっ!」
兵士がディートリヒの元を離れると、彼は天幕の中でホッと息を吐いてから一度椅子に座り直す……この後どうするのか、それをずっと考えている。
シャルロッタを捕え第一王子派に突き出すのが本来の目的だったが、あの時久しぶりに会った彼女は驚くほど美しくなっていた。
幼い頃、ディートリヒが婚約を申し入れた時の彼女はあどけないが美しい顔立ちをした少女でその姿から今の美しさは納得のいくものだった。
あの美しい少女を自分のものにしたいという欲望が膨れ上がってきている……あれだけの美女を手に入れることができるかもしれない……アンダース殿下に引き渡す前に、自分のものにして仕舞えば。
「……アンダース殿下は確か無傷で、という条件をつけていなかったな」
あくまでも引き渡すだけ……彼女に危害を加えることを禁止するなどの条件は入っていなかったはずだ。
そこまで考えたディートリヒの脳内に欲する者の言葉が響く……別れ際に彼女は、不思議な香水の匂いをさせながら、彼へと囁いていた。
『ディートリヒ卿はあの女、シャルロッタ・インテリペリを手に入れたいのでしょう? 知っていますよ……あの女に自らの欲望をぶつけたいと思っていますね? 良いでしょう……そのためにアンダース殿下から特別に賜ったものがあります』
彼が傍に置かれている一本の鞘に包まれた剣へと視線を動かす。
欲する者が彼に渡したものだ……剣を手に取ると、ディートリヒはゆっくりと鞘から引き抜いていく。
その剣は不気味なほどに美しく輝く黒い刀身をしており、複雑な曲線を描いており一目見ただけで普通のものではないとわかる。
柄には美しい宝石が嵌め込まれており、魔獣の牙が装飾に使われておりそのくすみ具合から作られてからかなりの年月が経過しているようにも見えた。
ディートリヒが軽く剣を振るうと恐ろしく手に吸い付くように馴染んだ剣はフォン! と空気を切り裂くような音を立てる……軽く、しなやかだ。
「美しいな……殿下の御為に俺はこの剣を振るう……」
そう、ディートリヒの心に強い欲求が生まれる……肉を切り裂き、骨を砕く……美しいものを汚す、強い魂を切り裂く……そうしなければいけない、そうでなくてはいけない。
生命を喰らい尽くし、血を飲み干し、そして悲鳴をあげるシャルロッタを犯す……そうするべきだディートリヒ、そのために我が力を貸そう。
黒い刀身に見るだけで不安を覚えるような血走った瞳がいくつも浮き出る……その瞳はギョロリとディートリヒと視線を合わせると、まるで生きているかのようにニタリと笑った気がする。
ディートリヒの思考に黒い殺意が染み出していく、その強い意志は彼の心を侵食し、次第に彼の肉体にも強い影響を与えていく。
彼の心に手に持った剣が話しかけてきた……それはディートリヒにしか聞こえない、他の誰にも聞こえない不気味な声。
『……ディートリヒ、我が力を貸そうぞ……我は魔剣ディム・ボルギル……地獄より生まれし暗闇を刃とするもの……我の力を持ってあの女を抹殺するのだ!』
「……もうすぐコルピクラーニ領を抜けますね、何事もなくてよかったですわ」
わたくしがマーサを見て微笑むと、彼女もようやく緊張の糸が切れたのかいつものような自然な表情で釣られて微笑みながら頷いた。
馬車の進みはそれほど良くはないけど、それでもこのペースで進んでいれば数日中にはインテリペリ辺境伯領の端っこには到達するだろう。
コルピクラーニ子爵はあの後自ら隠し通路にわたくしを案内して、そこから「赤竜の息吹」が待機していた宿屋近くまで送り届けてくれた。
『私がいえたことではないが、コルピクラーニ子爵家は辺境伯家と敵対する気はない、クレメント伯が無事に回復することを祈っている』
実際以前はお父様の元をよく訪れていたし、バランス感覚の良い人物だなあと個人的には思っていた。
コルピクラーニ子爵家は確かに弱小貴族ではあるけど、その規模感から考えるとずっと落ち着いている領地経営もそうだし、できることとできないことをきちんと現実的に判断できる貴族だ。
それ故にディートリヒ様の行動には少し違和感を感じるわけだけど……まあ、学園に赴くまでは熱烈なお手紙もたくさんきてたらしいからな。
流石にこんなの見せられないってお父様が握り潰していたとか後で聞いた。
「シャルロッタ様、領地に入った後は街道沿いの街へと進路を変更しても良いでしょうか?」
「……ああ、そこで家の人と連絡をつける感じですかね?」
「はい、元々僕らと一緒に行動するのはできるだけ目立たないようにって話だったと思うので」
エルネットさんが苦笑いを浮かべる……そう、安全に行動するのであればインテリペリ辺境伯家の軍勢と共に戻りゃよかったんだけど、それをやると第一王子派に余計な緊張を強いることになるし下手すると戦争になるからって理由だったんだよな。
だから目立たないように少人数でって話だったのに、結果的に今辺境伯家はわたくし達の無事を把握できていないという割とまずい状況になっている。
まあ、お兄様達としてはわたくしにはユルも付いてるし大丈夫だろうとか思っているはずだが、冷静に考えてみるととんでも無く良い加減な管理だ。
「一番近い街はどちらになりますかね?」
「ハーティですね……レイジー男爵の街です」
「レイジー男爵か……あの方暑苦しくて苦手なんですよね……」
ミシェル・レイジー男爵……インテリペリ辺境伯家傘下の貴族で、騎士として名声を得ている我がインテリペリ辺境伯家では突撃隊長みたいな立ち位置にいるおぢさんだ。
めちゃくちゃ暑苦しくてゴツい肉体を持つ男性で、魔物討伐などをお兄様が行う際に補佐を務めることが多く、戦士としての能力は折り紙つき……街道沿いにハーティという街を構えてそこを拠点としておりインテリペリ辺境伯家に攻め入る軍勢がいるのであればこの暑苦しいおぢさんとことを構えなきゃいけない。
性格は見た目通り細かいことをあまり気にせず豪快で、馬鹿でかい斧を振り回す戦闘スタイルと特徴的なお髭がチャームポイント……だったな。
「とはいえ高名な戦士として辺境伯家の中心人物ですし、心配されていると思いますよ」
「そういえばもう一年以上会っておりませんね……わかりましたハーティへ向かいましょう」
わたくしの言葉に微笑むとエルネットさんはすぐに御者を務めるエミリオさんへと進路を指示する、それに合わせて今走っている道からメインの街道へと続く小道へと方向を変えて馬車は進んでいく。
メインの街道を進めばもう少し移動速度も上がるんだろうけど、わたくし達はあくまでも見つかりにくいことを優先して別の道を進んでいたため、歩みが非常に遅い。
街道に戻りさえすれば速度も上がる……反面メインの街道は舗装もよく、広いため人の往来も多くわたくし達が発見されやすくなる。
マーサがわたくしの顔を見てほんの少し不安そうな表情を浮かべているのを見て、にっこりと微笑んでおく。
「……大丈夫ですわ、こちらには「赤竜の息吹」もついています、そんじょそこらの人には負けたりしませんわよ」
「……配置につきました、この辺りがインテリペリ辺境伯家を刺激しないギリギリの位置です」
兵士の報告を受けたディートリヒ・コルピクラーニは黙って頷く……街道を封鎖し、往来する民や商人を監視、必要とあれば取り調べる……これは領地を所有している貴族であれば有する権利であり、特段おかしなことではない。
第一王子派より王都より逃げ出したシャルロッタ・インテリペリの捕縛というのは、派閥に属している貴族相手には通達が出ており任務として捉えているものも多く存在している。
ここに集う兵士が完全装備であり、軍事行動と思われても仕方ないレベルの武装を有していることが街道を進む人たちから見ると異様に見えるのだが。
「……確実にここを通る、はず……どこかのタイミングで街道に戻るだろうし、インテリペリ辺境伯領で最初に駆け込むとしたらハーティくらいしか目的地がないはずだ」
「そうですね、ハーティに駐屯しているレイジー男爵であれば護衛としても適格でしょうし……」
ディートリヒの副官を務めるクラウディオ守備副長が頷く……展開したコルピクラーニ軍は二〇〇名、ウッドパイントの守備隊全員がディートリヒの命令を受けてこの場に留まっている。
守備隊は第一王子派に味方すると決めてから、ディートリヒの意のままに動かせるように忠誠心の高い人物を厳選して選抜している……いつの日か第一王子派の先鋒として華々しく突撃をするという夢をディートリヒは捨てきれないでいる。
『殿下はディートリヒ様が義挙する場合、その行動をすべて認めると仰っております』
あの不気味な女の言葉を信じている……奇妙なほどの説得力、全てを委ねても良いと思うくらいの魅力を感じた。
欲する者と名乗ったあの女……美しく輝くルビーのような瞳、美しく輝く黒髪……そして思わずむしゃぶりつきたくなるようなほどの色香、さすが第一王子アンダース・マルムスティーンの側近だけはあると思わせる女性だった。
「ディートリヒ様、今の所怪しいものはこの場を通っておりません」
「ご苦労、子爵家の名において大罪人を通過させることは許されん、引き続き職務に励むよう」
「はっ!」
兵士がディートリヒの元を離れると、彼は天幕の中でホッと息を吐いてから一度椅子に座り直す……この後どうするのか、それをずっと考えている。
シャルロッタを捕え第一王子派に突き出すのが本来の目的だったが、あの時久しぶりに会った彼女は驚くほど美しくなっていた。
幼い頃、ディートリヒが婚約を申し入れた時の彼女はあどけないが美しい顔立ちをした少女でその姿から今の美しさは納得のいくものだった。
あの美しい少女を自分のものにしたいという欲望が膨れ上がってきている……あれだけの美女を手に入れることができるかもしれない……アンダース殿下に引き渡す前に、自分のものにして仕舞えば。
「……アンダース殿下は確か無傷で、という条件をつけていなかったな」
あくまでも引き渡すだけ……彼女に危害を加えることを禁止するなどの条件は入っていなかったはずだ。
そこまで考えたディートリヒの脳内に欲する者の言葉が響く……別れ際に彼女は、不思議な香水の匂いをさせながら、彼へと囁いていた。
『ディートリヒ卿はあの女、シャルロッタ・インテリペリを手に入れたいのでしょう? 知っていますよ……あの女に自らの欲望をぶつけたいと思っていますね? 良いでしょう……そのためにアンダース殿下から特別に賜ったものがあります』
彼が傍に置かれている一本の鞘に包まれた剣へと視線を動かす。
欲する者が彼に渡したものだ……剣を手に取ると、ディートリヒはゆっくりと鞘から引き抜いていく。
その剣は不気味なほどに美しく輝く黒い刀身をしており、複雑な曲線を描いており一目見ただけで普通のものではないとわかる。
柄には美しい宝石が嵌め込まれており、魔獣の牙が装飾に使われておりそのくすみ具合から作られてからかなりの年月が経過しているようにも見えた。
ディートリヒが軽く剣を振るうと恐ろしく手に吸い付くように馴染んだ剣はフォン! と空気を切り裂くような音を立てる……軽く、しなやかだ。
「美しいな……殿下の御為に俺はこの剣を振るう……」
そう、ディートリヒの心に強い欲求が生まれる……肉を切り裂き、骨を砕く……美しいものを汚す、強い魂を切り裂く……そうしなければいけない、そうでなくてはいけない。
生命を喰らい尽くし、血を飲み干し、そして悲鳴をあげるシャルロッタを犯す……そうするべきだディートリヒ、そのために我が力を貸そう。
黒い刀身に見るだけで不安を覚えるような血走った瞳がいくつも浮き出る……その瞳はギョロリとディートリヒと視線を合わせると、まるで生きているかのようにニタリと笑った気がする。
ディートリヒの思考に黒い殺意が染み出していく、その強い意志は彼の心を侵食し、次第に彼の肉体にも強い影響を与えていく。
彼の心に手に持った剣が話しかけてきた……それはディートリヒにしか聞こえない、他の誰にも聞こえない不気味な声。
『……ディートリヒ、我が力を貸そうぞ……我は魔剣ディム・ボルギル……地獄より生まれし暗闇を刃とするもの……我の力を持ってあの女を抹殺するのだ!』
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