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(幕間) 騎士たる心 〇三
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「それで衛兵の詰所で絞られた……と」
「はい……申し訳ありません」
あの後俺は店の騒ぎを聞いて駆けつけてきた衛兵隊に巨漢とその取り巻き共々捕縛された。
酒場の女将さんとターヤちゃんは衛兵に「シドニーさんは乱暴されそうになってたターヤを助けるために相手を叩きのめしただけだ」と必死に説明してくれたが、まあ酒場での乱闘騒ぎを起こしたということで、喧嘩両成敗とばかりに詰所の地下にある牢屋に放り込まれた格好だ。
「インテリペリ辺境伯令嬢とはいえ、正規の手続きを通してからですね……」
「ふぅん?」
今俺の目の前には朝早くに呼び出されて少し不機嫌そうなお嬢様……シャルロッタ・インテリペリが牢屋の格子越しに立っている。
最近王都で流行っているのだという白い羽飾りのついた帽子を被り、白を基調としたドレス姿だが……学生をしているので制服姿が多い彼女としては珍しい気がする。
もちろん俺が牢屋の中で、お嬢様は牢屋の外……彼女の背後にはこの詰所の隊長なのか、羽飾りのついた帽子をかぶっている初老の衛兵が立っている。
ふうっ、と軽くため息をつくとお嬢様は手に持った扇で軽く仰ぐと、後ろの隊長へとにっこりと微笑む。
「シドニーはインテリペリ辺境伯家の大事な騎士でしてよ、聞けば女性を守るために勇敢に立ち上がったそうじゃない……一緒くたに牢屋に入れてしまうなんてひどいですわね?」
「……規則ですので……それに相手の怪我もそれなりに重く……」
「隊長さん、襲われた女性はわたくしの友人でしてよ? 相手の怪我? 知ったことじゃないわ、すぐに解放してちょうだい」
「……お望みであれば……」
渋々といった様子ではあったが衛兵隊長は懐から鍵束を取り出すと、牢屋の鍵を開けて扉を開いた。
お嬢様は微笑むと、でなさいとばかりに首を振る……俺は一度お嬢様に頭を下げた後、扉の外へと出て軽く体を伸ばす……そういや昨日騒ぎで飯食っていないんだよな。
空腹に気がつくと肉体は正直だ……大きな音を立てて腹が鳴ってしまった俺を見て、お嬢様はキョトンとした表情になった後すぐにクスクス笑い出す。
「……お腹減っているのねシドニー……朝ご飯食べに行きましょうか? ちょうどわたくしも朝ごはんは食べてないのよ」
「しかし……ターヤがそんなところで働いているなんてね……」
「そうですね……でも彼女に援助などをするのは本人が望まないかと……」
俺とお嬢様は朝からでも営業しているカフェに入ると、軽い軽食を頼んで一緒のテーブルで話をしながら食べ始めている……自然と主人と同じテーブルに座ってしまっているが、これはお嬢様が「ご褒美だからいいの」とめちゃくちゃ可愛い笑顔を浮かべて許してくれたので、素直に従っている……いわゆる役得というものだろう。
ターヤちゃんはあの後女将さんに保護されて、無事だという話を衛兵に聞いて少しだけ安心している……店の備品は少し壊してしまったが、それよりもターヤちゃんを守ってくれたから大丈夫とのことだった。
「……わたくしそういう店があるなんて知らなかったわ、しかもシドニーがそこに通っているとかね」
「考え事をするにはいい店だったんですよ、串が美味しかったのと……」
「わたくしがお忍びで行ったら目立つかしら?」
「自分が旦那様に怒られてしまいます、やめてください……」
談笑しながら色々なことを話しているが、本当にお嬢様の笑顔は美しい……同じテーブル越しに向かい合って座っているなんて信じられない気分だ。
インテリペリ辺境伯の家臣でお嬢様と朝食を一緒に食べたことがあるものはいない……俺が初めてなのかもしれないな。
俺の視線に気がついたのか、お嬢様は目が合うとにっこりと微笑む……その笑顔は俺の心を強く揺さぶってくる……思わず喉に食事を詰まらせそうになり、慌てて胸をドンドン叩いてなんとか咀嚼しようとする。
それをみたお嬢様がクスクス笑いながら水の入ったコップを俺に差し出してくれたため、俺はそのコップの水を急いで飲み干してなんとか難を逃れた。
「あ、危ない……ありがとうございます……」
「ふふ……慌てん坊さんね」
違う、目の前で微笑むお嬢様の笑顔に破壊力がありすぎるだけだ……。
談笑しながら朝食を食べていると、バタバタと誰かがこちらへと向かってくる足音が響く……俺とお嬢様が音の方向へと視線を向けると、そこには昨日の巨漢が取り巻き達と一緒にこちらへと向かってくる姿だった。
全員包帯を巻いていたり、態々俺が攻撃していない腕を折れたかのように偽装しているものなども居て、明らかに何か難癖をつけに来たとでも言わんばかりの様子だ。
お嬢様はあまり興味がなさそうに紅茶に入ったカップを手にお茶を飲み始めるが……彼らが俺たちのテーブルの近くまでくると巨漢がお嬢様を見て少し驚いたような表情を浮かべる。
「……まさか、辺境の翡翠姫か? まあいい……こいつの飼い主は貴女ですか?」
「ええ、シドニーは我が家の騎士ですからね……何かご用ですか? タンク男爵でしたっけ……一度お見かけしたことがございますわ」
「俺のことを知っているとは……昨日こいつに俺たちは怪我させられましてね……貴女がインテリペリ辺境伯家のご令嬢だってのは理解していますが引き渡してもらいたい」
タンク男爵……? ということはこいつはチェスター・タンク男爵……王都に邸宅を持つ貴族の一人で確か第一王子派に属していたはずだ。
評判はそれほどよろしくない……彼のような爵位で王都に在住しているものの大半は官僚や軍隊の下士官などを務めており、領地などは持っていないいわゆる「土地なし貴族」に当たる。
男爵以上の爵位へと陞爵されるには相当に難易度が高く、領地収入などはないものの役務さえこなしていれば爵位は安泰と言われ、くちさがない民衆からは「名ばかり貴族」と揶揄される存在だ。
「……なぜあなたの言うことを聞かねばならないの?」
「……俺は第一王子派、今後王権がアンダース殿下に移行した際に色々問題になりますよ」
「まだ移行していないのに随分と態度が大きいのですね?」
「……その態度、後々必ず後悔しますよ?」
タンク男爵は座ったままのお嬢様に近づこうとしてきたため俺は立ちあがろうとしたが、お嬢様が手を軽く振る……何もするな、と言う合図。
ここは自分でどうにかするからいい、と目で伝えてきたため俺は拳を握ったまま椅子に座り直す。
俺が動かないのを見てタンク男爵はニヤニヤと笑いながらお嬢様の肩に指輪だらけの手を乗せ、顔を近づける……だがお嬢様はその非礼には反応せずに彼の顔をじっと見た。
「……なんですの?」
「辺境の翡翠姫ともあろう方がこんな野蛮な騎士を雇っているとは……辺境の方は野蛮ですな」
「彼は我が家の騎士の中でも特に正義感が強い男性ですのよ、特に女性に対する態度がなっていない子豚ちゃん達には厳しいの」
「子豚とは誰のことを言っていますかな?」
タンク男爵のこめかみに青筋が立つ……肩を震わせ少し弛んだ頬の肉がプルプルと震えている。
子豚ね……お嬢様がここまで高圧的な対応をするのは珍しい、彼女は比較的温和で優しいため辺境伯領でも慈愛の女神かと言われていたくらい慈悲深い女性でもあるからだ。
だがお嬢様はタンク男爵へと意地悪く笑いながら扇を広げて口元を隠すと、あくまでも丁寧で優しい言葉で相手を挑発し始める。
「……子豚ちゃんって言い方だと可愛すぎたかしら? それともはっきりと申し上げた方が良くて?」
「この……クソッ……おい、いくぞ!」
一瞬激発しそうになったタンク男爵だったが、すぐに大きく息を吐いて何度か呼吸を整えると、軽く舌打ちをしてからすぐにお嬢様から離れていく。
それを見た取り巻きはお嬢様に何か言いたげな顔をしながらも、揉め事を起こすとまずいと考えたのだろう……舌打ちをしながらその場を去っていく。
俺はお嬢様の様子を見るが、彼女はたいして気にもしていないような表情で笑っている……やはり貴族令嬢として育てたれているだけあって肝が据わっていると思った。
だが俺は一度お嬢様へと頭を下げて謝罪することにした……もしこれが元でインテリペリ辺境伯家に迷惑がかかるといけないと考えたからだ。
「お嬢様……申し訳ありません」
「なぜ謝るの? 貴方はわたくしの友人を守った、それだけのことよ」
「し、しかし……あいつらがお嬢様に対して報復してきたら……」
「ユルがいるから平気よ」
お嬢様はこともなげに言い放つ……確かにユルがいればあの程度の小物相手に焦る必要もないのだろうが、それでも俺のことで彼女に迷惑をかけるのは……と俺がさらに喋ろうとするとお嬢様はにっこりと笑うと黙って首を振る。
何もしなくていい、と言う意味……もしかしたらすでにお嬢様は俺が何を守ろうとしたのか、とかそう言うことを伯爵へ連絡していて裏で手を回しているのかもしれないな……。
彼女は俺の顔を見ながら、食べている途中のパンと肉の盛り合わせを指差し軽く微笑む。
「気にせず食べてね、ターヤに会いにいくのでしょう? お腹を鳴らしてしまっては台無しよ」
「はい……申し訳ありません」
あの後俺は店の騒ぎを聞いて駆けつけてきた衛兵隊に巨漢とその取り巻き共々捕縛された。
酒場の女将さんとターヤちゃんは衛兵に「シドニーさんは乱暴されそうになってたターヤを助けるために相手を叩きのめしただけだ」と必死に説明してくれたが、まあ酒場での乱闘騒ぎを起こしたということで、喧嘩両成敗とばかりに詰所の地下にある牢屋に放り込まれた格好だ。
「インテリペリ辺境伯令嬢とはいえ、正規の手続きを通してからですね……」
「ふぅん?」
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もちろん俺が牢屋の中で、お嬢様は牢屋の外……彼女の背後にはこの詰所の隊長なのか、羽飾りのついた帽子をかぶっている初老の衛兵が立っている。
ふうっ、と軽くため息をつくとお嬢様は手に持った扇で軽く仰ぐと、後ろの隊長へとにっこりと微笑む。
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「……規則ですので……それに相手の怪我もそれなりに重く……」
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「……お望みであれば……」
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お嬢様は微笑むと、でなさいとばかりに首を振る……俺は一度お嬢様に頭を下げた後、扉の外へと出て軽く体を伸ばす……そういや昨日騒ぎで飯食っていないんだよな。
空腹に気がつくと肉体は正直だ……大きな音を立てて腹が鳴ってしまった俺を見て、お嬢様はキョトンとした表情になった後すぐにクスクス笑い出す。
「……お腹減っているのねシドニー……朝ご飯食べに行きましょうか? ちょうどわたくしも朝ごはんは食べてないのよ」
「しかし……ターヤがそんなところで働いているなんてね……」
「そうですね……でも彼女に援助などをするのは本人が望まないかと……」
俺とお嬢様は朝からでも営業しているカフェに入ると、軽い軽食を頼んで一緒のテーブルで話をしながら食べ始めている……自然と主人と同じテーブルに座ってしまっているが、これはお嬢様が「ご褒美だからいいの」とめちゃくちゃ可愛い笑顔を浮かべて許してくれたので、素直に従っている……いわゆる役得というものだろう。
ターヤちゃんはあの後女将さんに保護されて、無事だという話を衛兵に聞いて少しだけ安心している……店の備品は少し壊してしまったが、それよりもターヤちゃんを守ってくれたから大丈夫とのことだった。
「……わたくしそういう店があるなんて知らなかったわ、しかもシドニーがそこに通っているとかね」
「考え事をするにはいい店だったんですよ、串が美味しかったのと……」
「わたくしがお忍びで行ったら目立つかしら?」
「自分が旦那様に怒られてしまいます、やめてください……」
談笑しながら色々なことを話しているが、本当にお嬢様の笑顔は美しい……同じテーブル越しに向かい合って座っているなんて信じられない気分だ。
インテリペリ辺境伯の家臣でお嬢様と朝食を一緒に食べたことがあるものはいない……俺が初めてなのかもしれないな。
俺の視線に気がついたのか、お嬢様は目が合うとにっこりと微笑む……その笑顔は俺の心を強く揺さぶってくる……思わず喉に食事を詰まらせそうになり、慌てて胸をドンドン叩いてなんとか咀嚼しようとする。
それをみたお嬢様がクスクス笑いながら水の入ったコップを俺に差し出してくれたため、俺はそのコップの水を急いで飲み干してなんとか難を逃れた。
「あ、危ない……ありがとうございます……」
「ふふ……慌てん坊さんね」
違う、目の前で微笑むお嬢様の笑顔に破壊力がありすぎるだけだ……。
談笑しながら朝食を食べていると、バタバタと誰かがこちらへと向かってくる足音が響く……俺とお嬢様が音の方向へと視線を向けると、そこには昨日の巨漢が取り巻き達と一緒にこちらへと向かってくる姿だった。
全員包帯を巻いていたり、態々俺が攻撃していない腕を折れたかのように偽装しているものなども居て、明らかに何か難癖をつけに来たとでも言わんばかりの様子だ。
お嬢様はあまり興味がなさそうに紅茶に入ったカップを手にお茶を飲み始めるが……彼らが俺たちのテーブルの近くまでくると巨漢がお嬢様を見て少し驚いたような表情を浮かべる。
「……まさか、辺境の翡翠姫か? まあいい……こいつの飼い主は貴女ですか?」
「ええ、シドニーは我が家の騎士ですからね……何かご用ですか? タンク男爵でしたっけ……一度お見かけしたことがございますわ」
「俺のことを知っているとは……昨日こいつに俺たちは怪我させられましてね……貴女がインテリペリ辺境伯家のご令嬢だってのは理解していますが引き渡してもらいたい」
タンク男爵……? ということはこいつはチェスター・タンク男爵……王都に邸宅を持つ貴族の一人で確か第一王子派に属していたはずだ。
評判はそれほどよろしくない……彼のような爵位で王都に在住しているものの大半は官僚や軍隊の下士官などを務めており、領地などは持っていないいわゆる「土地なし貴族」に当たる。
男爵以上の爵位へと陞爵されるには相当に難易度が高く、領地収入などはないものの役務さえこなしていれば爵位は安泰と言われ、くちさがない民衆からは「名ばかり貴族」と揶揄される存在だ。
「……なぜあなたの言うことを聞かねばならないの?」
「……俺は第一王子派、今後王権がアンダース殿下に移行した際に色々問題になりますよ」
「まだ移行していないのに随分と態度が大きいのですね?」
「……その態度、後々必ず後悔しますよ?」
タンク男爵は座ったままのお嬢様に近づこうとしてきたため俺は立ちあがろうとしたが、お嬢様が手を軽く振る……何もするな、と言う合図。
ここは自分でどうにかするからいい、と目で伝えてきたため俺は拳を握ったまま椅子に座り直す。
俺が動かないのを見てタンク男爵はニヤニヤと笑いながらお嬢様の肩に指輪だらけの手を乗せ、顔を近づける……だがお嬢様はその非礼には反応せずに彼の顔をじっと見た。
「……なんですの?」
「辺境の翡翠姫ともあろう方がこんな野蛮な騎士を雇っているとは……辺境の方は野蛮ですな」
「彼は我が家の騎士の中でも特に正義感が強い男性ですのよ、特に女性に対する態度がなっていない子豚ちゃん達には厳しいの」
「子豚とは誰のことを言っていますかな?」
タンク男爵のこめかみに青筋が立つ……肩を震わせ少し弛んだ頬の肉がプルプルと震えている。
子豚ね……お嬢様がここまで高圧的な対応をするのは珍しい、彼女は比較的温和で優しいため辺境伯領でも慈愛の女神かと言われていたくらい慈悲深い女性でもあるからだ。
だがお嬢様はタンク男爵へと意地悪く笑いながら扇を広げて口元を隠すと、あくまでも丁寧で優しい言葉で相手を挑発し始める。
「……子豚ちゃんって言い方だと可愛すぎたかしら? それともはっきりと申し上げた方が良くて?」
「この……クソッ……おい、いくぞ!」
一瞬激発しそうになったタンク男爵だったが、すぐに大きく息を吐いて何度か呼吸を整えると、軽く舌打ちをしてからすぐにお嬢様から離れていく。
それを見た取り巻きはお嬢様に何か言いたげな顔をしながらも、揉め事を起こすとまずいと考えたのだろう……舌打ちをしながらその場を去っていく。
俺はお嬢様の様子を見るが、彼女はたいして気にもしていないような表情で笑っている……やはり貴族令嬢として育てたれているだけあって肝が据わっていると思った。
だが俺は一度お嬢様へと頭を下げて謝罪することにした……もしこれが元でインテリペリ辺境伯家に迷惑がかかるといけないと考えたからだ。
「お嬢様……申し訳ありません」
「なぜ謝るの? 貴方はわたくしの友人を守った、それだけのことよ」
「し、しかし……あいつらがお嬢様に対して報復してきたら……」
「ユルがいるから平気よ」
お嬢様はこともなげに言い放つ……確かにユルがいればあの程度の小物相手に焦る必要もないのだろうが、それでも俺のことで彼女に迷惑をかけるのは……と俺がさらに喋ろうとするとお嬢様はにっこりと笑うと黙って首を振る。
何もしなくていい、と言う意味……もしかしたらすでにお嬢様は俺が何を守ろうとしたのか、とかそう言うことを伯爵へ連絡していて裏で手を回しているのかもしれないな……。
彼女は俺の顔を見ながら、食べている途中のパンと肉の盛り合わせを指差し軽く微笑む。
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