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第五八話 シャルロッタ・インテリペリ 一五歳 二八
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「本当に呼んでしまって良かったんですか? 金銭による口止めだけでも彼らは納得すると思います……直接お会いになるのはどうかと」
椅子に座るわたくしをユルが心配そうな表情でわたくしを見上げているが、わたくしは彼へとニコリと微笑むと黙って頷くと優しく彼の頭を撫でる。
幻獣ガルム族にして忠実なる僕であるユルが心配しているのは……赤竜の息吹のメンバーをインテリペリ家の邸宅へと招いたことだ。
ユルは直接あのメンバーの前に姿を現していないし、冒険者との直接的な交流はほぼ無いに等しいからな……だが、わたくしは前世でも冒険者として活動していた時期もあるし、付き合う相手を選べばそこまでまずいことにはならないだろうとは考えている。
「……領地にいる頃に一度会ったことがあるのよ、それに冒険者組合での一件でも高潔な精神を持っていると感じているわ」
「それはそうかもしれませんが、マーサ殿がよく言っていましたよ? 冒険者の大半は野生の狼のようなものだから、シャルを近づけてはいけないって」
マーサは冒険者嫌いだもんなあ……若い頃に冒険者を名乗るならず者に知り合いが酷い目に遭ったとかで、彼女は冒険者を嫌っており、もしわたくしが「実は冒険者やってました、テヘ♬」なんて言ったら卒倒するんじゃ無いかと思うくらい毛嫌いしていた。
とはいえわたくしが彼らを直接邸宅に呼ぶのは理由がある……金銭の口止めではいつか必ず綻びが出る、これは前世で思い知ったことだが人によっては金銭で口止めができても、それ以上のお金が支払われた場合絶対に裏切る、ということだ。
金の切れ目が縁の切れ目……日本の諺はそのままこの世界でも当てはまるだろう、だからわたくしは別の方法で口止めをすることに決めた。
やることは単純だ……どちらが上か相手に理解してもらうという方法が最も口止めとしては効果が高いし、わたくしは自覚もあるけどこの世界で多分一番強い存在だ。
圧倒的に力の差がある人間に対して人はそう簡単には逆らわない、それが信頼に基づくものであれば尚更だし裏切りの兆候が見えるようなら恐怖によって従わせたほうが早いのだ。
前世でわたくしが倒した魔王は確かに世界征服を目論む邪悪なるものだったけど、彼の人心掌握術は勇者だったわたくしから見ても正直感心するものだった。
「人は恐怖か忠誠心によって上位者へと従う……」
「何か言いましたか?」
「何も? 独り言よ、大したことじゃないですわ」
この世界においてわたくしは勇者じゃない、かといって魔王でもない……単なる貴族令嬢、第二王子クリスの婚約者でしかない。
でもその中身は百戦錬磨の戦士であり、一人で地形を変えることのできる大魔法使いでもあり、神に愛された大神官でもあるのだ。
辺境の翡翠姫という俗称でしかわたくしを見ない人にしてみれば、全く信じられないだろうけど……人生経験はすでに何十年にも渡って積み重ねられており見目麗しい淑女だけ、では無いわけだ。
コンコン、とリズムよく部屋の扉がノックされる……最近王都の邸宅を護衛してくれているシドニーの声が響く。
「シャルロッタ様、招待状を持った冒険者がまいりました。お部屋に通してあります」
「わかった、すぐ行くからマーサに頼んでお茶でも出しておいてちょうだい」
わたくしは椅子から立ち上がると姿見の前で軽く格好をチェックする……大丈夫、ちゃんと王国随一の美女と名高い辺境の翡翠姫らしい可憐な少女がそこには映っているし、わたくしの傍には頼れる相棒、幻獣ガルムのユルがわたくしを見上げている。
まだ心配そうな彼に向かってわたくしはにっこり笑うと、姿見の前から離れて部屋を出ることにした。
「行きましょう、交渉は時間に遅れすぎないようにしないとね」
「うわあ……すげーな……これでも質実剛健な家なのかよ……」
エルネット達はインテリペリ辺境伯家の王都にある邸宅の一室に案内されたが、その部屋の豪華さにデヴィットが思わず独り言を漏らす。
エルネットやリリーナも部屋の装飾の豪華さに驚いた顔をしながら黙って頷く……インテリペリ家は武門の家系、貴族の中でも質実剛健にして質素と言われているが、それは貴族にしては質素というだけで一介の冒険者でしかない彼らからすればとんでもなく豪華な内装だなと思わざるを得ない。
「椅子も教会のものとは比べ物になりませんね……これで武闘派貴族とは……あの城も素晴らしかったですが、王都のお屋敷ですらきちんと整えられているんですな」
エミリオも腰を下ろしているソファの豪華さに慌てて神官服の埃を祓うような仕草を見せる。
イングウェイ王国において武闘派貴族と呼ばれる家はそう多くない、辺境で国境を守護するインテリペリ辺境伯家、中央に程近いが近衛軍の将校を輩出する名家モーターヘッド公爵家、ブラインド・ガーディアン伯爵家あたりが有名だが、その中でもインテリペリ家は質実剛健と称されているからだ。
辺境の翡翠姫の評判がすこぶる良いのもそんな貴族の中でも高潔かつ質素な家柄に生まれているから、と言われているがそれでも一般庶民からすると恐ろしく生活水準が高いことが理解できる。
「こんな貴族のお姫様に招待されて……しかも訳ありってんでしょ? 私たち口封じに殺されるんじゃない?」
リリーナが不安そうな顔でぽつりと呟くと赤竜の息吹のメンバー全員が一斉に黙り込む……貴族家に呼ばれる際に悪徳貴族の中には足がつかないように邸宅内に呼び寄せた物を軟禁し、そのまま始末するというものも過去にはいたらしい。
その逸話は庶民の間で「人喰い男爵」というお伽噺によって伝わっており、悪さをする子供に言い聞かせるために使われていた。
エルネットがふと天井や窓を確認するが、そこには人の気配はない……考えすぎだ。
「考えすぎだよ、俺はロッテちゃんを信じるよ……あの時あった辺境の翡翠姫はそんなことをするような貴族には見えなかった」
その時コンコンコン、と三回扉がノックされ一斉に赤竜の息吹のメンバーに緊張が走る。
ゆっくりと扉が開く……そこに現れたのはまさに女神、銀色の髪を編みあげ、白磁のような美しい肌にエメラルドグリーンの瞳が特徴的な、グリーンを基調とした豪華なドレスに身を包んだ少女だった。
シャルロッタ・インテリペリは四人を見るとニコリと笑う……その笑顔は何年も前にインテリペリ辺境伯領のエスタデルで彼らが出会ったあの辺境の翡翠姫の面影を残しており、その美しさに思わず息を呑む。
世の中に流布する辺境の翡翠姫の美貌、それは全く間違っていないと思わされるレベルの美しさ……そして形の良い唇から美しい旋律のように言葉が綴られる。
「皆様どうぞ、楽にしておかけになってください」
「あ、は……はい……ッ!?」
続いて部屋へと入ってきた黒い塊に思わず椅子から跳ねそうになる……辺境の翡翠姫の背後には大型の肉食獣程度の大きさを持った、ドス黒い毛皮に地獄の炎のような赤い目をした恐ろしい魔獣が油断なくエルネット達を睨みつけながら部屋へと入ってきたのだ。
ガルム……世界にこの魔獣が現れることはそう多くない、赤竜の息吹も知識としてこの魔獣がいることは知っていたが、実際にその姿を見るのは初めてだった。
誰だよ……こんな恐ろしい魔獣をシャドウウルフなんて誤認したやつは……とエルネットは内心肝が冷えるような思いで、その真紅の瞳が自分を見つめていることに身を固くしつつ、椅子に腰を下ろす。
「お話をする前に……少し失礼いたしますわね」
少女は扉が閉められると、指をパチン! と軽く鳴らす……部屋の中に圧倒的な量の魔力が一瞬だけ振り撒かれ、エルネットだけでなくデヴィットが慌ててあたりをキョロキョロと見回す。
リリーナとエミリオは何が起きているかわかっていない、それでも仲間二人が慌て始めたのを見て腰をあげそうになるが、ガルムが軽く吠えるような仕草で声をかけてきたことで全員が身を固くする。
「鎮まれ冒険者共、我が主人である辺境の翡翠姫からお言葉を賜るのだ、黙って聞け」
「申し訳ありませんがこの部屋に防音魔法を仕込ませてもらいました、わたくしの素性を知る人は屋敷でもこのガルム族のユルだけなのです……」
シャルロッタは少し苦笑いを浮かべると、側に控えるガルムの頭を愛おしそうに優しく撫でる。
その仕草でこの危険すぎる魔獣が目の前の少女と契約し、従属していることがはっきりとわかった……そしてエルネットは本能的に目の前の少女が恐るべき能力を有した魔法使い、しかも伝説に謳われるような大魔法使いの器であるということを理解する。
ぎこちなく頭を下げるエルネットを見て、少女は優しく微笑むと彼に一度軽く会釈をしてから口を開いた。
「本日来ていただいたのは……先日のビヘイビアの一件と、わたくしの正体について秘密を共有していただきたいと考えているからです」
椅子に座るわたくしをユルが心配そうな表情でわたくしを見上げているが、わたくしは彼へとニコリと微笑むと黙って頷くと優しく彼の頭を撫でる。
幻獣ガルム族にして忠実なる僕であるユルが心配しているのは……赤竜の息吹のメンバーをインテリペリ家の邸宅へと招いたことだ。
ユルは直接あのメンバーの前に姿を現していないし、冒険者との直接的な交流はほぼ無いに等しいからな……だが、わたくしは前世でも冒険者として活動していた時期もあるし、付き合う相手を選べばそこまでまずいことにはならないだろうとは考えている。
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「それはそうかもしれませんが、マーサ殿がよく言っていましたよ? 冒険者の大半は野生の狼のようなものだから、シャルを近づけてはいけないって」
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金の切れ目が縁の切れ目……日本の諺はそのままこの世界でも当てはまるだろう、だからわたくしは別の方法で口止めをすることに決めた。
やることは単純だ……どちらが上か相手に理解してもらうという方法が最も口止めとしては効果が高いし、わたくしは自覚もあるけどこの世界で多分一番強い存在だ。
圧倒的に力の差がある人間に対して人はそう簡単には逆らわない、それが信頼に基づくものであれば尚更だし裏切りの兆候が見えるようなら恐怖によって従わせたほうが早いのだ。
前世でわたくしが倒した魔王は確かに世界征服を目論む邪悪なるものだったけど、彼の人心掌握術は勇者だったわたくしから見ても正直感心するものだった。
「人は恐怖か忠誠心によって上位者へと従う……」
「何か言いましたか?」
「何も? 独り言よ、大したことじゃないですわ」
この世界においてわたくしは勇者じゃない、かといって魔王でもない……単なる貴族令嬢、第二王子クリスの婚約者でしかない。
でもその中身は百戦錬磨の戦士であり、一人で地形を変えることのできる大魔法使いでもあり、神に愛された大神官でもあるのだ。
辺境の翡翠姫という俗称でしかわたくしを見ない人にしてみれば、全く信じられないだろうけど……人生経験はすでに何十年にも渡って積み重ねられており見目麗しい淑女だけ、では無いわけだ。
コンコン、とリズムよく部屋の扉がノックされる……最近王都の邸宅を護衛してくれているシドニーの声が響く。
「シャルロッタ様、招待状を持った冒険者がまいりました。お部屋に通してあります」
「わかった、すぐ行くからマーサに頼んでお茶でも出しておいてちょうだい」
わたくしは椅子から立ち上がると姿見の前で軽く格好をチェックする……大丈夫、ちゃんと王国随一の美女と名高い辺境の翡翠姫らしい可憐な少女がそこには映っているし、わたくしの傍には頼れる相棒、幻獣ガルムのユルがわたくしを見上げている。
まだ心配そうな彼に向かってわたくしはにっこり笑うと、姿見の前から離れて部屋を出ることにした。
「行きましょう、交渉は時間に遅れすぎないようにしないとね」
「うわあ……すげーな……これでも質実剛健な家なのかよ……」
エルネット達はインテリペリ辺境伯家の王都にある邸宅の一室に案内されたが、その部屋の豪華さにデヴィットが思わず独り言を漏らす。
エルネットやリリーナも部屋の装飾の豪華さに驚いた顔をしながら黙って頷く……インテリペリ家は武門の家系、貴族の中でも質実剛健にして質素と言われているが、それは貴族にしては質素というだけで一介の冒険者でしかない彼らからすればとんでもなく豪華な内装だなと思わざるを得ない。
「椅子も教会のものとは比べ物になりませんね……これで武闘派貴族とは……あの城も素晴らしかったですが、王都のお屋敷ですらきちんと整えられているんですな」
エミリオも腰を下ろしているソファの豪華さに慌てて神官服の埃を祓うような仕草を見せる。
イングウェイ王国において武闘派貴族と呼ばれる家はそう多くない、辺境で国境を守護するインテリペリ辺境伯家、中央に程近いが近衛軍の将校を輩出する名家モーターヘッド公爵家、ブラインド・ガーディアン伯爵家あたりが有名だが、その中でもインテリペリ家は質実剛健と称されているからだ。
辺境の翡翠姫の評判がすこぶる良いのもそんな貴族の中でも高潔かつ質素な家柄に生まれているから、と言われているがそれでも一般庶民からすると恐ろしく生活水準が高いことが理解できる。
「こんな貴族のお姫様に招待されて……しかも訳ありってんでしょ? 私たち口封じに殺されるんじゃない?」
リリーナが不安そうな顔でぽつりと呟くと赤竜の息吹のメンバー全員が一斉に黙り込む……貴族家に呼ばれる際に悪徳貴族の中には足がつかないように邸宅内に呼び寄せた物を軟禁し、そのまま始末するというものも過去にはいたらしい。
その逸話は庶民の間で「人喰い男爵」というお伽噺によって伝わっており、悪さをする子供に言い聞かせるために使われていた。
エルネットがふと天井や窓を確認するが、そこには人の気配はない……考えすぎだ。
「考えすぎだよ、俺はロッテちゃんを信じるよ……あの時あった辺境の翡翠姫はそんなことをするような貴族には見えなかった」
その時コンコンコン、と三回扉がノックされ一斉に赤竜の息吹のメンバーに緊張が走る。
ゆっくりと扉が開く……そこに現れたのはまさに女神、銀色の髪を編みあげ、白磁のような美しい肌にエメラルドグリーンの瞳が特徴的な、グリーンを基調とした豪華なドレスに身を包んだ少女だった。
シャルロッタ・インテリペリは四人を見るとニコリと笑う……その笑顔は何年も前にインテリペリ辺境伯領のエスタデルで彼らが出会ったあの辺境の翡翠姫の面影を残しており、その美しさに思わず息を呑む。
世の中に流布する辺境の翡翠姫の美貌、それは全く間違っていないと思わされるレベルの美しさ……そして形の良い唇から美しい旋律のように言葉が綴られる。
「皆様どうぞ、楽にしておかけになってください」
「あ、は……はい……ッ!?」
続いて部屋へと入ってきた黒い塊に思わず椅子から跳ねそうになる……辺境の翡翠姫の背後には大型の肉食獣程度の大きさを持った、ドス黒い毛皮に地獄の炎のような赤い目をした恐ろしい魔獣が油断なくエルネット達を睨みつけながら部屋へと入ってきたのだ。
ガルム……世界にこの魔獣が現れることはそう多くない、赤竜の息吹も知識としてこの魔獣がいることは知っていたが、実際にその姿を見るのは初めてだった。
誰だよ……こんな恐ろしい魔獣をシャドウウルフなんて誤認したやつは……とエルネットは内心肝が冷えるような思いで、その真紅の瞳が自分を見つめていることに身を固くしつつ、椅子に腰を下ろす。
「お話をする前に……少し失礼いたしますわね」
少女は扉が閉められると、指をパチン! と軽く鳴らす……部屋の中に圧倒的な量の魔力が一瞬だけ振り撒かれ、エルネットだけでなくデヴィットが慌ててあたりをキョロキョロと見回す。
リリーナとエミリオは何が起きているかわかっていない、それでも仲間二人が慌て始めたのを見て腰をあげそうになるが、ガルムが軽く吠えるような仕草で声をかけてきたことで全員が身を固くする。
「鎮まれ冒険者共、我が主人である辺境の翡翠姫からお言葉を賜るのだ、黙って聞け」
「申し訳ありませんがこの部屋に防音魔法を仕込ませてもらいました、わたくしの素性を知る人は屋敷でもこのガルム族のユルだけなのです……」
シャルロッタは少し苦笑いを浮かべると、側に控えるガルムの頭を愛おしそうに優しく撫でる。
その仕草でこの危険すぎる魔獣が目の前の少女と契約し、従属していることがはっきりとわかった……そしてエルネットは本能的に目の前の少女が恐るべき能力を有した魔法使い、しかも伝説に謳われるような大魔法使いの器であるということを理解する。
ぎこちなく頭を下げるエルネットを見て、少女は優しく微笑むと彼に一度軽く会釈をしてから口を開いた。
「本日来ていただいたのは……先日のビヘイビアの一件と、わたくしの正体について秘密を共有していただきたいと考えているからです」
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※表紙はAIイラストを使用。
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