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第二二話 シャルロッタ・インテリペリ 一三歳 一二
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「シャルロッタ、お前に婚約の話が来ている……詳しく話すがいいな?」
「……え? こ、婚約?」
珍しく家族が揃った夕食の席で、王都から戻ってきたお父様クレメント・インテリペリが開口一番そう告げてきた……婚約、というと一般的には結婚相手が決まるということで、結婚相手が決まるということはわたくしが嫁になるということだ。
うん、そっか嫁か……なぜか納得感を感じてわたくしは一瞬思考を止めるが、ちょっと待てよ? この流れで婚約するということは、結婚相手が決まってしまい、わたくしがどこかの男性の嫁になるということではないか。
はっはっは、そんなご冗談を……なんでわたくしがどこの誰だか知らない男性の嫁になって子供産まなきゃいけないんだ、そんなこと出来るわけないじゃないか、はっはっは。
「ちょっとお待ちになってください、わたくしと誰が婚約するのですか? もしかしてユルとですか?」
「……お前が混乱しているのはその反応で分かった」
お父様が深くため息をつく横で、お母様がなぜかわたくしを見てニコニコ笑っている……まるで良かったわね! みたいな優しい笑顔だが、内心わたくしは衝撃を受ける。
三人いるお兄様たちもみんな笑顔でなぜか拍手している……え、何これ? そういう罰ゲームかなんか?
しかしふとわたくしの中の冷静な部分が、状況を理解して思考を進めていく……うちは貴族である。
この世界において貴族の子弟は幼少期に婚約者を定め、そのまま結婚という実にレールに乗った列車のような人生を送るものが多い。
特に女性であるなら尚更で、ある程度格式の高い貴族ほど若い頃に婚約者を定めて、家同士のつながりを強くしたりもするのだ。
結果的にそういった繋がりは王国における貴族の地位や名誉を安定させる効果が生まれる……ちなみにお父様とお母様も幼少期からの婚約関係があったそうだが、学園で再会したときにお父様の脳内に電流が走ったのだとか。
長兄であるウォルフガング兄様も奥様は婚約者だった子爵家のご令嬢を娶っており、次男のウゴリーノ兄様にはマリアナ義姉様が、三男のベイセル兄様も婚約者がいる。
ちなみにベイセル兄様の婚約者はわたくしと同い年で、ジェシカ・フォン・メガデスというメガデス伯爵家のご令嬢だったりもするが、おそらく王立学園で会うことになるのではないかと思っている。
こう言う展開を考えてなかった、とは言わないが前世も農民出身で、その前も一般人であったわたくしからすると、どこかの子弟と婚約というのは想像の範囲外だったため思考が混乱する。
恋愛結婚というものは、ほぼ存在しない世界……庶民ですら何らかの見合いなどが多く、冒険者くらいか? 自由恋愛でも咎められない職業は。
「……婚約でございますか? わたくしが?」
「そうだ、婚約者候補としては数人見繕っていたのだ、というかお前の辺境の翡翠姫という評判を聞いて相当な数が舞い込んできている」
「うわ……何て物好きな……」
「実はな、国王陛下からも婚約について打診が内々で届けられている……その中で私が決定したのが、お前の婚約相手は同い年の第二王子、クリストフェル・マルムスティーン殿下となる」
クリストフェル……ほとんど領地に引きこもっているわたくしからすると全く顔の知らない人物だが、何でも非常に正義感が強く将来有望な騎士になるのではないか、と噂になっている王子だな。
第二王子ということもあって、王位を継ぐことは現状ほぼ無いと言われてて、おそらく成人後は騎士団を経由してどこか王国内の領地を大公として任されることになるではないか、とされている。
まあこの辺りは侍女の受け売りでしか無いのだが、それでも全く顔も知らない王子様が婚約者になるかも、と聞いて胸がときめく程わたくしは乙女ではない。
「残念ながらわたくしはクリストフェル殿下の顔を知りません。顔も知らない殿方との婚約には少し抵抗がありますし、お互いのことをよく知らないと……」
「そうだろうな、なので来月頭に王都へ赴くこととなった」
「それは随分急ですわね……お父様とお母様が行くのですか?」
「私とお前だ」
「左様ですか……それはそれ……は、はい?」
完全に固まったわたくしを見て、両親はいきなり降って湧いた王族との婚姻にわたくしが感激のあまりに驚いていると判断したらしく、なぜか笑顔でわたくしに微笑んでいる。
え? 本当に婚約するのか? という顔をしているわたくしに向かって、同席していたウォルフガングお兄様がわたくしの顔を見て微笑む。
いや、そのイケメンフェイスでそんな優しい笑顔むけて欲しく無いんですけど、だってわたくしの婚約なんだぞ?
「よかったね、クリストフェル殿下は騎士として有望なお方だよ、最近は体調を崩されているというお話だけど、優しい人だ。シャルのことをとても大事にしてくれるだろう」
「……ありがとうございます? え? ちょ、おま……これってもう決まってしまう流れでございますか?」
「それはそうだろう……王族との婚姻、特に可愛い妹の婚約者が王子となれば、我が家は王家との結びつきも強くなるからね。そのうち子供が生まれたら、そのうち王権を得るかもしれない……そんな名誉があればいいね」
確かにインテリペリ伯爵家……辺境伯とはいえ伯爵という爵位の家から王族の嫁が出るというのは、とんでもない名誉であることは淑女教育の中で散々聞かされてきたが、我が家、しかも自分がいきなり婚約の話を持ち掛けられるとは思いもしないことではあるのだ。
わたくしは今後のことをおぼろげながら想像していく……もし王子が婚約者になったとして、婚約者ということはそのうち結婚するわけだ。
結婚するということはわたくしが妻になるということで、妻になるということは夜に旦那様と一緒にベッドに入るわけで、ベッドに入るということはその、夜の営みもあるということだ。
転生して女性になったわけで、今のわたくしの体はちゃんと子供も作れるだろうし、女性特有の生理現象などもきちんと起きている、つまりはそのうち成長していったら準備万端になっちゃうのは明白だ。
「シャルに子供が生まれたら、どれだけ美しい子供が生まれるのか楽しみだな……」
「まあ、シャルが婚約と言っても結婚まではまだかなりありますからね、気が早いですわ貴方……でも、素晴らしい男子が生まれたら思い切り可愛がりたいですわね」
「そうですよ、シャルが結婚まではまだ数年ありますから……それまでは私の子供で我慢してください」
両親や兄達はすでにわたくしが結婚した後、生まれてもいない子供の話で盛り上がっている……だがわたくしは顔を引き攣らせたまま完全にフリーズしてしまっており、自分の頭の中で繰り返し流れるそんな光景に恐怖を感じている。
夜の営みについては、苦い思い出というか最初の人生においても、前世の勇者生活でも経験がないのだ……これはガチのマジで、そういう雰囲気になったことがない。
勇者の時にも旅の仲間は全員女性だったのだけど、全然そういう雰囲気にはならなかった……いや正確にいうなら、ドキドキするようなことは結構あったんだよね……でもどうしたらいいのかわからずそのままだった。
男性として経験がない自分が、女性として夜の営みを経験しなければいけない、いや経験したくないが……これってどういう罰ゲームなんだろうか?
「う、恨みますよ……女神様……」
「嘘だろ……どうなってんだよ……婚約とか聞いてねえよ……」
夕食後に部屋に戻ったわたくしは、寝台に突っ伏したまま動けなくなっていた。
戦いなら何でも片付ける能力がある、魔法を行使するのも得意だ、ついでに野営も苦ではない……交渉ごとも人並み程度にこなせる経験がある。
貴族の令嬢のふり、というか淑女教育を受けつつそれなりにこなす自信が最近あったのだけど、結婚して妻になる、夜の経験……というのは流石に拒否反応が出てしまう。
だってわたくしのこの玉のような肌を殿方に晒してだよ、恥ずかしがるわたくしを殿方がこう、あれこれするんだよ!? それなんてエロゲなの! しかもわたくしは婚約者となるクリストフェル殿下の顔すら知らないのだから。
想像したところで「へのへのもへじ」の顔をした謎の人物がわたくしに愛を囁く謎の光景を連想してしまい、自分のくだらない考えに思わず枕に顔を叩きつけたくなる。
「まあでも貴族のご令嬢という地位にいればそのうち婚約の話は出るのでは?」
「う……ごもっともです」
ユルの言葉に納得するしかない自分が悲しい……確かに貴族としての教育の中に、家を存続させるために子供は必要で、子供を必要とするゆえに早期に婚約者を決めてお互いに慣れさせるというのは一般的だ。
いっそのこと家を出てしまうか、ということも考えたが正直伯爵家の後ろ盾がない自分など単なる綺麗なねーちゃんでしかないため、何をどうやって金を稼げばいいのだろうという気にはなっている。
いっそのこと腕っぷしを生かして冒険者稼業でもするか……? でもあの生活は男性であったから成り立っていたわけで、結果的に女性の身で安心して生活ができるような稼業ではないのは理解している。
この美貌じゃな……飢えた虎の檻の中に肉を放り込むようなもんだ……きっとわたくしをめぐって争いが起きてしまうこと間違いなし。
とにかく婚約の話はどうにかして誤魔化す、婚約者とはそれなりに距離を取る……学園生活を満喫した後はなんらかの形で家を出る、というのはマストになりそうな気がしてきた。
「まあシャルは本当に美しいのですから、王妃になってもおかしくないと思いますよ、実際」
「王妃……こんな化け物みたいな王妃がいる世界なんか、おかしいと思いません? 憂鬱でしかないわ……」
「……え? こ、婚約?」
珍しく家族が揃った夕食の席で、王都から戻ってきたお父様クレメント・インテリペリが開口一番そう告げてきた……婚約、というと一般的には結婚相手が決まるということで、結婚相手が決まるということはわたくしが嫁になるということだ。
うん、そっか嫁か……なぜか納得感を感じてわたくしは一瞬思考を止めるが、ちょっと待てよ? この流れで婚約するということは、結婚相手が決まってしまい、わたくしがどこかの男性の嫁になるということではないか。
はっはっは、そんなご冗談を……なんでわたくしがどこの誰だか知らない男性の嫁になって子供産まなきゃいけないんだ、そんなこと出来るわけないじゃないか、はっはっは。
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「……お前が混乱しているのはその反応で分かった」
お父様が深くため息をつく横で、お母様がなぜかわたくしを見てニコニコ笑っている……まるで良かったわね! みたいな優しい笑顔だが、内心わたくしは衝撃を受ける。
三人いるお兄様たちもみんな笑顔でなぜか拍手している……え、何これ? そういう罰ゲームかなんか?
しかしふとわたくしの中の冷静な部分が、状況を理解して思考を進めていく……うちは貴族である。
この世界において貴族の子弟は幼少期に婚約者を定め、そのまま結婚という実にレールに乗った列車のような人生を送るものが多い。
特に女性であるなら尚更で、ある程度格式の高い貴族ほど若い頃に婚約者を定めて、家同士のつながりを強くしたりもするのだ。
結果的にそういった繋がりは王国における貴族の地位や名誉を安定させる効果が生まれる……ちなみにお父様とお母様も幼少期からの婚約関係があったそうだが、学園で再会したときにお父様の脳内に電流が走ったのだとか。
長兄であるウォルフガング兄様も奥様は婚約者だった子爵家のご令嬢を娶っており、次男のウゴリーノ兄様にはマリアナ義姉様が、三男のベイセル兄様も婚約者がいる。
ちなみにベイセル兄様の婚約者はわたくしと同い年で、ジェシカ・フォン・メガデスというメガデス伯爵家のご令嬢だったりもするが、おそらく王立学園で会うことになるのではないかと思っている。
こう言う展開を考えてなかった、とは言わないが前世も農民出身で、その前も一般人であったわたくしからすると、どこかの子弟と婚約というのは想像の範囲外だったため思考が混乱する。
恋愛結婚というものは、ほぼ存在しない世界……庶民ですら何らかの見合いなどが多く、冒険者くらいか? 自由恋愛でも咎められない職業は。
「……婚約でございますか? わたくしが?」
「そうだ、婚約者候補としては数人見繕っていたのだ、というかお前の辺境の翡翠姫という評判を聞いて相当な数が舞い込んできている」
「うわ……何て物好きな……」
「実はな、国王陛下からも婚約について打診が内々で届けられている……その中で私が決定したのが、お前の婚約相手は同い年の第二王子、クリストフェル・マルムスティーン殿下となる」
クリストフェル……ほとんど領地に引きこもっているわたくしからすると全く顔の知らない人物だが、何でも非常に正義感が強く将来有望な騎士になるのではないか、と噂になっている王子だな。
第二王子ということもあって、王位を継ぐことは現状ほぼ無いと言われてて、おそらく成人後は騎士団を経由してどこか王国内の領地を大公として任されることになるではないか、とされている。
まあこの辺りは侍女の受け売りでしか無いのだが、それでも全く顔も知らない王子様が婚約者になるかも、と聞いて胸がときめく程わたくしは乙女ではない。
「残念ながらわたくしはクリストフェル殿下の顔を知りません。顔も知らない殿方との婚約には少し抵抗がありますし、お互いのことをよく知らないと……」
「そうだろうな、なので来月頭に王都へ赴くこととなった」
「それは随分急ですわね……お父様とお母様が行くのですか?」
「私とお前だ」
「左様ですか……それはそれ……は、はい?」
完全に固まったわたくしを見て、両親はいきなり降って湧いた王族との婚姻にわたくしが感激のあまりに驚いていると判断したらしく、なぜか笑顔でわたくしに微笑んでいる。
え? 本当に婚約するのか? という顔をしているわたくしに向かって、同席していたウォルフガングお兄様がわたくしの顔を見て微笑む。
いや、そのイケメンフェイスでそんな優しい笑顔むけて欲しく無いんですけど、だってわたくしの婚約なんだぞ?
「よかったね、クリストフェル殿下は騎士として有望なお方だよ、最近は体調を崩されているというお話だけど、優しい人だ。シャルのことをとても大事にしてくれるだろう」
「……ありがとうございます? え? ちょ、おま……これってもう決まってしまう流れでございますか?」
「それはそうだろう……王族との婚姻、特に可愛い妹の婚約者が王子となれば、我が家は王家との結びつきも強くなるからね。そのうち子供が生まれたら、そのうち王権を得るかもしれない……そんな名誉があればいいね」
確かにインテリペリ伯爵家……辺境伯とはいえ伯爵という爵位の家から王族の嫁が出るというのは、とんでもない名誉であることは淑女教育の中で散々聞かされてきたが、我が家、しかも自分がいきなり婚約の話を持ち掛けられるとは思いもしないことではあるのだ。
わたくしは今後のことをおぼろげながら想像していく……もし王子が婚約者になったとして、婚約者ということはそのうち結婚するわけだ。
結婚するということはわたくしが妻になるということで、妻になるということは夜に旦那様と一緒にベッドに入るわけで、ベッドに入るということはその、夜の営みもあるということだ。
転生して女性になったわけで、今のわたくしの体はちゃんと子供も作れるだろうし、女性特有の生理現象などもきちんと起きている、つまりはそのうち成長していったら準備万端になっちゃうのは明白だ。
「シャルに子供が生まれたら、どれだけ美しい子供が生まれるのか楽しみだな……」
「まあ、シャルが婚約と言っても結婚まではまだかなりありますからね、気が早いですわ貴方……でも、素晴らしい男子が生まれたら思い切り可愛がりたいですわね」
「そうですよ、シャルが結婚まではまだ数年ありますから……それまでは私の子供で我慢してください」
両親や兄達はすでにわたくしが結婚した後、生まれてもいない子供の話で盛り上がっている……だがわたくしは顔を引き攣らせたまま完全にフリーズしてしまっており、自分の頭の中で繰り返し流れるそんな光景に恐怖を感じている。
夜の営みについては、苦い思い出というか最初の人生においても、前世の勇者生活でも経験がないのだ……これはガチのマジで、そういう雰囲気になったことがない。
勇者の時にも旅の仲間は全員女性だったのだけど、全然そういう雰囲気にはならなかった……いや正確にいうなら、ドキドキするようなことは結構あったんだよね……でもどうしたらいいのかわからずそのままだった。
男性として経験がない自分が、女性として夜の営みを経験しなければいけない、いや経験したくないが……これってどういう罰ゲームなんだろうか?
「う、恨みますよ……女神様……」
「嘘だろ……どうなってんだよ……婚約とか聞いてねえよ……」
夕食後に部屋に戻ったわたくしは、寝台に突っ伏したまま動けなくなっていた。
戦いなら何でも片付ける能力がある、魔法を行使するのも得意だ、ついでに野営も苦ではない……交渉ごとも人並み程度にこなせる経験がある。
貴族の令嬢のふり、というか淑女教育を受けつつそれなりにこなす自信が最近あったのだけど、結婚して妻になる、夜の経験……というのは流石に拒否反応が出てしまう。
だってわたくしのこの玉のような肌を殿方に晒してだよ、恥ずかしがるわたくしを殿方がこう、あれこれするんだよ!? それなんてエロゲなの! しかもわたくしは婚約者となるクリストフェル殿下の顔すら知らないのだから。
想像したところで「へのへのもへじ」の顔をした謎の人物がわたくしに愛を囁く謎の光景を連想してしまい、自分のくだらない考えに思わず枕に顔を叩きつけたくなる。
「まあでも貴族のご令嬢という地位にいればそのうち婚約の話は出るのでは?」
「う……ごもっともです」
ユルの言葉に納得するしかない自分が悲しい……確かに貴族としての教育の中に、家を存続させるために子供は必要で、子供を必要とするゆえに早期に婚約者を決めてお互いに慣れさせるというのは一般的だ。
いっそのこと家を出てしまうか、ということも考えたが正直伯爵家の後ろ盾がない自分など単なる綺麗なねーちゃんでしかないため、何をどうやって金を稼げばいいのだろうという気にはなっている。
いっそのこと腕っぷしを生かして冒険者稼業でもするか……? でもあの生活は男性であったから成り立っていたわけで、結果的に女性の身で安心して生活ができるような稼業ではないのは理解している。
この美貌じゃな……飢えた虎の檻の中に肉を放り込むようなもんだ……きっとわたくしをめぐって争いが起きてしまうこと間違いなし。
とにかく婚約の話はどうにかして誤魔化す、婚約者とはそれなりに距離を取る……学園生活を満喫した後はなんらかの形で家を出る、というのはマストになりそうな気がしてきた。
「まあシャルは本当に美しいのですから、王妃になってもおかしくないと思いますよ、実際」
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※表紙はAIイラストを使用。
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