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第一話 ♂勇者様、相打ちとなり死す……そして転生へ。
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「うおおおおおっ! 邪悪なる魔王ッ、これで終わりだ!」
「ば、バカな……この私が人間ごときに打ち滅ぼされるなど……そんなことが……」
俺の持つ聖剣がこの世界を暗黒へと染める邪悪なる魔王の胸元へと突き入れられる……青い血を吹き出しながら、魔王はその巨体を地面へと倒し、そのまま動かなくなる。
その体は次第にひび割れ始めており、俺はほっと息を吐いて聖剣から手を離すと、後ろで笑顔を浮かべる仲間たちへと振り返ると笑顔で手を振る。
やっと、やっとだ……思えば俺がこの世界へと転生したのは二〇年も昔のことになる。
それまで俺は日本の大学生として生きており、とある事故でトラックに跳ね飛ばされ意識を失った後、色々あってこの世界の辺境に住む男性、ラインとして転生していた。
この世界レーヴェンティオラは剣と魔法、そして中世並みの文化レベルの世界であり、世界を支配しようとする魔王と劣勢に立たされた人類との終わりなき闘争の世界でもあった。
単なる村人であった俺は、平和な世の中であれば普通の農夫として生きていくはずだったのだが……一〇歳になった夜、魔王軍が村を襲い俺は家族、幼馴染、友人全てを失うことになった。
だがしかし……俺は自分が他の人にはない特殊な能力を持っていることに気がつくと、その窮地を脱し魔王への反抗を開始する。
勇者としての素質、武器を自由自在に操る能力と全ての魔法属性を持って生まれていたからだ……窮地を脱した俺は、その恵まれた素質を生かして魔王軍との戦いに身を投じることになり、そこから一〇年かけてついに俺は魔王の胸へと聖剣を突き立てることに成功したのだ。
「……これでようやく、俺の使命が終わるのか……ッ!」
だが不意に倒れたはずの魔王の魔力が急激に高まるのを感じて俺は魔王へと目を向けると、地面に倒れた魔王が天に向かって手を差し伸べ、闇の魔力が空間へと集中していくのが見えた。
これは……いや、俺個人を攻撃するような魔法ではない……これはおそらく、この辺り一体を一気に滅ぼすための範囲魔法……いけない、俺自身が魔法結界を展開すればこの魔法にも耐えられるだろうが仲間が……。
俺は咄嗟に自分の仲間へと防御結界を展開していく……この結界は一定時間彼らを守り、この攻撃にも耐え切ることができるはずだ。
「……ククク……我は魔王……一人では死なんよ」
「バカな、今更お前がこんな魔法を展開したところで……」
「我を倒した勇者のその後の人生が幸せになると思うたか? 我は一人では逝かぬ……勇者ラインよ、お前は私の死出の道へと共に旅立ってもらおう……」
その言葉と同時に、俺の視界いっぱいに光が広がっていく……その光は魔王も、俺も……そしてこの魔王城を包み込んでいく……身が焼ける、防御結界を張る間もなく、俺の体が次第に消滅していくのが感じられる。
俺の身が滅んでも……仲間だけは助かってほしい、そんな思いを感じつつ俺の意識が次第に遠ざかっていく……仲間だけは死なせてはいけない……俺は最後に残った魔力を、仲間へと投じた結界の強化へと送り込むと気を失った。
「もしもーし、聞こえますかー?」
次に気がついた時、俺の体は光の粒のような形になって空間を漂っていた……そんな俺の前に、同じように光り輝く人の形をした何かが話しかけてくる。
その姿を見て俺はとても懐かしい気分にさせられる……二〇年ぶりにその姿を見た気がするな……俺が一度目の死の後、転生の際に目の前に現れた存在、女神様だ。
「……俺、死んだんですね」
目の前を漂う光の粒子が少しだけ悲しそうな感情を伝えてくる……その反応で本当に自分が二度目の死を迎えたというのは理解できた。
一回目の死の時はかなり動揺してしまい、女神様へと食ってかかったりもしたけど、二回目ともなると別の感情が湧き立つ。仲間の安否だ。
「仲間は大丈夫ですか? 俺は彼女達を助けることは出来ましたか?」
「……はい、あなたの仲間は全員無事ですよ。あの場で死んだのは魔王と、勇者である貴方だけです」
「よかった……みんなが無事であれば、俺は満足です……で、なんで女神様がここへ?」
「……そんな貴方を見込んで、もう一つ仕事をお願いしたいと思っています」
女神様……いや光の粒子が少しだけ瞬くような気がして、俺は二〇年前のことを思い出す……あの時もこの女神様は俺に結構な無茶振りをしていた。
死んで混乱した上に、本当に動揺していた俺に、世界を救うために力を貸せだの、使命を果たそうだとか、私と契約して世界を救っちゃおうぜ! とか色々話してこの世界へと送り込んでくれた張本人なのだから。
とはいえ勇者として俺が最後までやりきれたのはこの女神様の力添えあってのことでもあるわけで……。
「……ま、まだやるんですか?」
「そりゃもちろん……異世界に送り込んだ魂は最後まで使い潰せがモットーなんで」
「あの……今最悪な一言が出ましたよね?」
俺が呆れた感情を全面に出したことも完全放置して、女神様は下手くそな口笛を拭きながら、別の方向を向く……光の粒子にしか見えなくても案外わかりやすいな。
俺の言葉を完全無視した女神様は慈愛オーラを全開に醸し出しながら俺へと微笑む……いや、微笑んだように感じる。
「さあ、勇者よ、私の命に従いもう一つの世界を救うために旅立つのです……その世界はレーヴェンティオラと対を為す世界にて、魔導機関と呼ばれる文明が発達した世界マルヴァースです」
「マルヴァース? 魔導機関?」
「はい、こちらも私の担当世界でして……本音を言うのであれば、貴方を神界においておくということも考えたのですが、それでは貴方のように困難を乗り越えられる魂が腐ってしまうな、と」
女神様は少しだけ申し訳なさそうな空気を醸し出しているが……これ本音じゃないな。
おそらくこのマルヴァースという世界においても何かしらの問題が発生していて手に負えなくなっている、という可能性が高いのだろう。
俺がじっと女神様を見ていると、彼女はやはりそっぽを向いて口笛を吹き鳴らしている……全部言う気はない、と言うことか。
「……やりますよ、やればいいんでしょ……」
その言葉に女神様はぱあっと明るく輝く……うぉっ、眩しっ。
しかし新しい人生二回目か……勇者となるまでの長く苦しい旅路を思い返して心が少しだけ折れそうになるのを感じる。
友人や幼馴染などが死んでしまう体験、あれはもう二度と体験したくないんだよな。
そんな俺の心の葛藤を知っているのか、それとも思考を読んだのか、女神様は大変明るい声で俺に話しかけてきた。
「安心しなさい、前回はちょっと急足で送り込みすぎたと反省しているのです、なので大盤振る舞いで今の能力そのままで転生することを許します」
「ああ、前回は本当に危なくなってから能力発動しましたしねえ……あれなかったら僕死んでましたわ」
「ですから今回は超イージーモードで、勇者たる貴方がじっくり羽を伸ばせるように貴族へと転生させる予定です。しかも地方貴族の子供にしてあげましょう、どうですか? 能力そのまま、人類最高の力を持って貴族に転生、大盤振る舞いでしょ?」
「貴族って、僕勇者の前も庶民だったのでどういう生活か想像できないのですが……」
「ああ、大丈夫です。貴族ってのはちゃんと教育もきちんとやるので周りの言うことに従っていれば知識などは自動的に手に入るようになっているんですよ、ただあまり世界に迷惑をかけるようなことはしないでくださいね。割と落ち着いた世界なんで……」
マルヴァースの全景が俺たちの目の前に広がる……地球と似た青い星、レーヴェンティオラにも似た世界だ。何度か地球に戻りたいと思ったことはあるのだけど、すでに体がないんだと言われて泣く泣く諦めたことを思い出す。
日本で生きていた時の記憶は強く焼きついているけど……レーヴェンティオラでの生活と想い出も多く体験してきて、仲間たちは幸せなのかな? とふと思ったりもする。
「安心してください、旅の仲間は無事戻っていますよ、貴方は世界を救い、そして犠牲となった勇者として神にも等しい信仰を集めています。ただ貴方が神界へと至るにはもう少し時間がかかるんです、そのための再転生だと思ってください」
「わかりました……この機会に与えていただいた三回目の人生、もう一度楽しませていただきます」
ふわりと光の粒子が天空を輝かせる……その光は女神が神なる力を発揮し、世界へと干渉するための信仰の力だ……次第に気が遠くなっていくのを感じる。
暖かい光に包まれ俺の体が再構成されていく……女神様は俺の元へとやってきて微笑む。
「では次なる人生に大いなる幸が在らんことを、世界を救った勇者よ、我が元へ再び訪れる日まで壮健なれ」
「ば、バカな……この私が人間ごときに打ち滅ぼされるなど……そんなことが……」
俺の持つ聖剣がこの世界を暗黒へと染める邪悪なる魔王の胸元へと突き入れられる……青い血を吹き出しながら、魔王はその巨体を地面へと倒し、そのまま動かなくなる。
その体は次第にひび割れ始めており、俺はほっと息を吐いて聖剣から手を離すと、後ろで笑顔を浮かべる仲間たちへと振り返ると笑顔で手を振る。
やっと、やっとだ……思えば俺がこの世界へと転生したのは二〇年も昔のことになる。
それまで俺は日本の大学生として生きており、とある事故でトラックに跳ね飛ばされ意識を失った後、色々あってこの世界の辺境に住む男性、ラインとして転生していた。
この世界レーヴェンティオラは剣と魔法、そして中世並みの文化レベルの世界であり、世界を支配しようとする魔王と劣勢に立たされた人類との終わりなき闘争の世界でもあった。
単なる村人であった俺は、平和な世の中であれば普通の農夫として生きていくはずだったのだが……一〇歳になった夜、魔王軍が村を襲い俺は家族、幼馴染、友人全てを失うことになった。
だがしかし……俺は自分が他の人にはない特殊な能力を持っていることに気がつくと、その窮地を脱し魔王への反抗を開始する。
勇者としての素質、武器を自由自在に操る能力と全ての魔法属性を持って生まれていたからだ……窮地を脱した俺は、その恵まれた素質を生かして魔王軍との戦いに身を投じることになり、そこから一〇年かけてついに俺は魔王の胸へと聖剣を突き立てることに成功したのだ。
「……これでようやく、俺の使命が終わるのか……ッ!」
だが不意に倒れたはずの魔王の魔力が急激に高まるのを感じて俺は魔王へと目を向けると、地面に倒れた魔王が天に向かって手を差し伸べ、闇の魔力が空間へと集中していくのが見えた。
これは……いや、俺個人を攻撃するような魔法ではない……これはおそらく、この辺り一体を一気に滅ぼすための範囲魔法……いけない、俺自身が魔法結界を展開すればこの魔法にも耐えられるだろうが仲間が……。
俺は咄嗟に自分の仲間へと防御結界を展開していく……この結界は一定時間彼らを守り、この攻撃にも耐え切ることができるはずだ。
「……ククク……我は魔王……一人では死なんよ」
「バカな、今更お前がこんな魔法を展開したところで……」
「我を倒した勇者のその後の人生が幸せになると思うたか? 我は一人では逝かぬ……勇者ラインよ、お前は私の死出の道へと共に旅立ってもらおう……」
その言葉と同時に、俺の視界いっぱいに光が広がっていく……その光は魔王も、俺も……そしてこの魔王城を包み込んでいく……身が焼ける、防御結界を張る間もなく、俺の体が次第に消滅していくのが感じられる。
俺の身が滅んでも……仲間だけは助かってほしい、そんな思いを感じつつ俺の意識が次第に遠ざかっていく……仲間だけは死なせてはいけない……俺は最後に残った魔力を、仲間へと投じた結界の強化へと送り込むと気を失った。
「もしもーし、聞こえますかー?」
次に気がついた時、俺の体は光の粒のような形になって空間を漂っていた……そんな俺の前に、同じように光り輝く人の形をした何かが話しかけてくる。
その姿を見て俺はとても懐かしい気分にさせられる……二〇年ぶりにその姿を見た気がするな……俺が一度目の死の後、転生の際に目の前に現れた存在、女神様だ。
「……俺、死んだんですね」
目の前を漂う光の粒子が少しだけ悲しそうな感情を伝えてくる……その反応で本当に自分が二度目の死を迎えたというのは理解できた。
一回目の死の時はかなり動揺してしまい、女神様へと食ってかかったりもしたけど、二回目ともなると別の感情が湧き立つ。仲間の安否だ。
「仲間は大丈夫ですか? 俺は彼女達を助けることは出来ましたか?」
「……はい、あなたの仲間は全員無事ですよ。あの場で死んだのは魔王と、勇者である貴方だけです」
「よかった……みんなが無事であれば、俺は満足です……で、なんで女神様がここへ?」
「……そんな貴方を見込んで、もう一つ仕事をお願いしたいと思っています」
女神様……いや光の粒子が少しだけ瞬くような気がして、俺は二〇年前のことを思い出す……あの時もこの女神様は俺に結構な無茶振りをしていた。
死んで混乱した上に、本当に動揺していた俺に、世界を救うために力を貸せだの、使命を果たそうだとか、私と契約して世界を救っちゃおうぜ! とか色々話してこの世界へと送り込んでくれた張本人なのだから。
とはいえ勇者として俺が最後までやりきれたのはこの女神様の力添えあってのことでもあるわけで……。
「……ま、まだやるんですか?」
「そりゃもちろん……異世界に送り込んだ魂は最後まで使い潰せがモットーなんで」
「あの……今最悪な一言が出ましたよね?」
俺が呆れた感情を全面に出したことも完全放置して、女神様は下手くそな口笛を拭きながら、別の方向を向く……光の粒子にしか見えなくても案外わかりやすいな。
俺の言葉を完全無視した女神様は慈愛オーラを全開に醸し出しながら俺へと微笑む……いや、微笑んだように感じる。
「さあ、勇者よ、私の命に従いもう一つの世界を救うために旅立つのです……その世界はレーヴェンティオラと対を為す世界にて、魔導機関と呼ばれる文明が発達した世界マルヴァースです」
「マルヴァース? 魔導機関?」
「はい、こちらも私の担当世界でして……本音を言うのであれば、貴方を神界においておくということも考えたのですが、それでは貴方のように困難を乗り越えられる魂が腐ってしまうな、と」
女神様は少しだけ申し訳なさそうな空気を醸し出しているが……これ本音じゃないな。
おそらくこのマルヴァースという世界においても何かしらの問題が発生していて手に負えなくなっている、という可能性が高いのだろう。
俺がじっと女神様を見ていると、彼女はやはりそっぽを向いて口笛を吹き鳴らしている……全部言う気はない、と言うことか。
「……やりますよ、やればいいんでしょ……」
その言葉に女神様はぱあっと明るく輝く……うぉっ、眩しっ。
しかし新しい人生二回目か……勇者となるまでの長く苦しい旅路を思い返して心が少しだけ折れそうになるのを感じる。
友人や幼馴染などが死んでしまう体験、あれはもう二度と体験したくないんだよな。
そんな俺の心の葛藤を知っているのか、それとも思考を読んだのか、女神様は大変明るい声で俺に話しかけてきた。
「安心しなさい、前回はちょっと急足で送り込みすぎたと反省しているのです、なので大盤振る舞いで今の能力そのままで転生することを許します」
「ああ、前回は本当に危なくなってから能力発動しましたしねえ……あれなかったら僕死んでましたわ」
「ですから今回は超イージーモードで、勇者たる貴方がじっくり羽を伸ばせるように貴族へと転生させる予定です。しかも地方貴族の子供にしてあげましょう、どうですか? 能力そのまま、人類最高の力を持って貴族に転生、大盤振る舞いでしょ?」
「貴族って、僕勇者の前も庶民だったのでどういう生活か想像できないのですが……」
「ああ、大丈夫です。貴族ってのはちゃんと教育もきちんとやるので周りの言うことに従っていれば知識などは自動的に手に入るようになっているんですよ、ただあまり世界に迷惑をかけるようなことはしないでくださいね。割と落ち着いた世界なんで……」
マルヴァースの全景が俺たちの目の前に広がる……地球と似た青い星、レーヴェンティオラにも似た世界だ。何度か地球に戻りたいと思ったことはあるのだけど、すでに体がないんだと言われて泣く泣く諦めたことを思い出す。
日本で生きていた時の記憶は強く焼きついているけど……レーヴェンティオラでの生活と想い出も多く体験してきて、仲間たちは幸せなのかな? とふと思ったりもする。
「安心してください、旅の仲間は無事戻っていますよ、貴方は世界を救い、そして犠牲となった勇者として神にも等しい信仰を集めています。ただ貴方が神界へと至るにはもう少し時間がかかるんです、そのための再転生だと思ってください」
「わかりました……この機会に与えていただいた三回目の人生、もう一度楽しませていただきます」
ふわりと光の粒子が天空を輝かせる……その光は女神が神なる力を発揮し、世界へと干渉するための信仰の力だ……次第に気が遠くなっていくのを感じる。
暖かい光に包まれ俺の体が再構成されていく……女神様は俺の元へとやってきて微笑む。
「では次なる人生に大いなる幸が在らんことを、世界を救った勇者よ、我が元へ再び訪れる日まで壮健なれ」
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