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ぽっちゃり女勇者と後三人誰だよ…の勇者パーティー(壊滅状態)
お前と俺が仲間だった時なんか一秒もねえよ
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女神の黒が黒く妖しく光り、伊東の女神の加護を奪っていく。
ケント、サラ、大関、佐藤。
生きている状態で俺が女神の加護を奪おうとした連中は伊東の他にもいたが、こんなにも本気で女神の黒が女神の加護を奪いに行くのは初めてかもしれない。
……いや、今の伊東を見れば分かるか。
もう既に魔王を討伐する勇者パーティーの人間として、不適格な人間になっているし、女神の加護を持つ事自体が許されなくなってしまった存在に成り下がっている。
虫が良すぎるんだよ。
魔王軍に寝返っておきながら、女神の加護も有効活用しようだなんて。
お前はここで死ね。
「何だこれ! ボクの防具が……」
伊東もようやく気付き始めたみたいだ。
加護の一つでもある、自分が身に着けていたはずのイーリス特製の防具が、まるで存在していなかったかのように塵一つ残さず消えたからだろう。
……良かったな。
伊東はちゃんとこの世界でインナーを買って着ているから、ケントやサラみたいに下着姿にさせられた上に、だらしない体型を俺に見られながら、呆れられるという屈辱を味わわないぞ。
まあ勝手にどうせ伊東もだらしない体型してるんだろ? とか思っているのは失礼かもしれんが、あの剣技を見てるとねえ……。
「い、一体キミは……ボクに一体何をしたんだ! 何故ボクが身に着けていたはずの防具を……」
「だから、お前の女神の加護を奪ったんだよ。これが俺の女神の剣、女神の黒の能力だからな。お前は魔王を討伐する勇者パーティー……そして、女神の加護を持つに相応しくないとこの剣に判断された。だから、お前の防具が消えたんだよ。どうせそれ、イーリス特製の防具だったんだろ?」
「女神の加護を奪う女神の剣だって……? ふざけるのもいい加減にしろ! 何でキミがそんな強力な女神の剣を与えられているんだよ! キミは余り物だったはずじゃないか!」
勝てない。
伊東はそう悟ったのか、無様に……まるで敗者とはこういう人間だと言わんばかりに喚き散らす。
「何でだよ! ボクらみたいな凡人は異世界に来てまで、キミみたいに何でもそつなく出来る人に負けるのかよ! これじゃ何も変わらない! 多くの人を裏切って強い力を得たのに負ける? そんな酷い話があるか! ボクが頑張ってきたのは一体何なんだよ! ボクのこの二年間……ボクの異世界での人生はムダだったのかよ!」
……聞いているだけで、こうはなりたくはないと思わせてくれる負け犬っぷりだ。
敗者などと例えたのは謝ろう。
負け犬だ。
敗者に失礼過ぎる。
よく考えたら史上最強の敗者とかって褒め言葉あるし。
それにそもそもこの男は自分の力で戦ってないから敗者ですらない。
余りにも無様だ。
このまま生かしておくのは逆に可哀想だから殺してやろう。
どうせ元の世界へ戻ったとしても幸せになれそうも無い上に、幸せになる資格も無いんだから。
そりゃそうだろ。
伊東は人を身勝手な理由で殺しまくったんだから。
加護を持った人間は、この世界の人間には負けないという立場を悪用しての凶行だ。
尚更、罪深い。
「もう良いか? 伊東? ギャーギャーうるせえよ。死ぬ準備は出来たか?」
俺は喚き続ける伊東に冷たく言い放った。
「クソ! クソクソクソクソクソ!!!!! クソォ! クソがぁ!!!!! こんなの始めから負けが決まっていた戦いじゃないか! やってられるか!」
「何逃げてんだよ。逃げられる訳ねえだろ」
「……!? いつの間にそんな所に!?」
「往生際が悪いぞ? お前はここで死ぬんだよ」
始めから負けが決まっていた戦い?
そうだよ、お前の負けは決まっていたよ。
やってられないよな?
でも、お前も同じ事をしたんだよ。
始めから勝てると分かっていたから、セトロベイーナ王国の人達と戦ったんだろ?
そしてお前は殺した。
なら、今度はお前の番なんだよ。
俺は伊東に狙いを定め、女神の剣に力を更に込める。
「や、辞めろ……い、いや辞めてくれ……そ、そうだ! ボク達は元々仲間じゃないか! 同じ世界で同じ高校で同じクラスだった仲間だ! これからはキミのために何でもするよ! だから……グフッ!? ゲホッ……ゲホッ……だから……た、助けてくれ……た、助けて下さい……」
「お前はもう助からないよ。さっきの猛毒魔法デッドリーポイズンをまたお前にかけたからな」
「……そ、そんな……た、助け……助けて……ボ、ボク……は……こ、こんな……所で……」
毒が回ってきたせいか、立ってもいられなくなったのだろう。
伊東は地面へ倒れた。
しかしそれでも伊東は助けを求める。
「俺とお前が仲間だった時なんか、元の世界の頃から一秒たりともねえんだよ。地獄で佐藤と一緒に苦しみ続けろ。自分達が殺した人達に恨まれながら永遠にな」
別れの言葉を告げた後、伊東の頭に女神の剣を突き刺した。
ほんの数秒前までバタバタと手や足を動かしていたのだが、すぐに動かなくなった。
完全に死んだと見て良いだろう。
「伊東は終わったか。……じゃあ、とりあえず出て来いよ。ずっと見てたんだろ? 神堂?」
ケント、サラ、大関、佐藤。
生きている状態で俺が女神の加護を奪おうとした連中は伊東の他にもいたが、こんなにも本気で女神の黒が女神の加護を奪いに行くのは初めてかもしれない。
……いや、今の伊東を見れば分かるか。
もう既に魔王を討伐する勇者パーティーの人間として、不適格な人間になっているし、女神の加護を持つ事自体が許されなくなってしまった存在に成り下がっている。
虫が良すぎるんだよ。
魔王軍に寝返っておきながら、女神の加護も有効活用しようだなんて。
お前はここで死ね。
「何だこれ! ボクの防具が……」
伊東もようやく気付き始めたみたいだ。
加護の一つでもある、自分が身に着けていたはずのイーリス特製の防具が、まるで存在していなかったかのように塵一つ残さず消えたからだろう。
……良かったな。
伊東はちゃんとこの世界でインナーを買って着ているから、ケントやサラみたいに下着姿にさせられた上に、だらしない体型を俺に見られながら、呆れられるという屈辱を味わわないぞ。
まあ勝手にどうせ伊東もだらしない体型してるんだろ? とか思っているのは失礼かもしれんが、あの剣技を見てるとねえ……。
「い、一体キミは……ボクに一体何をしたんだ! 何故ボクが身に着けていたはずの防具を……」
「だから、お前の女神の加護を奪ったんだよ。これが俺の女神の剣、女神の黒の能力だからな。お前は魔王を討伐する勇者パーティー……そして、女神の加護を持つに相応しくないとこの剣に判断された。だから、お前の防具が消えたんだよ。どうせそれ、イーリス特製の防具だったんだろ?」
「女神の加護を奪う女神の剣だって……? ふざけるのもいい加減にしろ! 何でキミがそんな強力な女神の剣を与えられているんだよ! キミは余り物だったはずじゃないか!」
勝てない。
伊東はそう悟ったのか、無様に……まるで敗者とはこういう人間だと言わんばかりに喚き散らす。
「何でだよ! ボクらみたいな凡人は異世界に来てまで、キミみたいに何でもそつなく出来る人に負けるのかよ! これじゃ何も変わらない! 多くの人を裏切って強い力を得たのに負ける? そんな酷い話があるか! ボクが頑張ってきたのは一体何なんだよ! ボクのこの二年間……ボクの異世界での人生はムダだったのかよ!」
……聞いているだけで、こうはなりたくはないと思わせてくれる負け犬っぷりだ。
敗者などと例えたのは謝ろう。
負け犬だ。
敗者に失礼過ぎる。
よく考えたら史上最強の敗者とかって褒め言葉あるし。
それにそもそもこの男は自分の力で戦ってないから敗者ですらない。
余りにも無様だ。
このまま生かしておくのは逆に可哀想だから殺してやろう。
どうせ元の世界へ戻ったとしても幸せになれそうも無い上に、幸せになる資格も無いんだから。
そりゃそうだろ。
伊東は人を身勝手な理由で殺しまくったんだから。
加護を持った人間は、この世界の人間には負けないという立場を悪用しての凶行だ。
尚更、罪深い。
「もう良いか? 伊東? ギャーギャーうるせえよ。死ぬ準備は出来たか?」
俺は喚き続ける伊東に冷たく言い放った。
「クソ! クソクソクソクソクソ!!!!! クソォ! クソがぁ!!!!! こんなの始めから負けが決まっていた戦いじゃないか! やってられるか!」
「何逃げてんだよ。逃げられる訳ねえだろ」
「……!? いつの間にそんな所に!?」
「往生際が悪いぞ? お前はここで死ぬんだよ」
始めから負けが決まっていた戦い?
そうだよ、お前の負けは決まっていたよ。
やってられないよな?
でも、お前も同じ事をしたんだよ。
始めから勝てると分かっていたから、セトロベイーナ王国の人達と戦ったんだろ?
そしてお前は殺した。
なら、今度はお前の番なんだよ。
俺は伊東に狙いを定め、女神の剣に力を更に込める。
「や、辞めろ……い、いや辞めてくれ……そ、そうだ! ボク達は元々仲間じゃないか! 同じ世界で同じ高校で同じクラスだった仲間だ! これからはキミのために何でもするよ! だから……グフッ!? ゲホッ……ゲホッ……だから……た、助けてくれ……た、助けて下さい……」
「お前はもう助からないよ。さっきの猛毒魔法デッドリーポイズンをまたお前にかけたからな」
「……そ、そんな……た、助け……助けて……ボ、ボク……は……こ、こんな……所で……」
毒が回ってきたせいか、立ってもいられなくなったのだろう。
伊東は地面へ倒れた。
しかしそれでも伊東は助けを求める。
「俺とお前が仲間だった時なんか、元の世界の頃から一秒たりともねえんだよ。地獄で佐藤と一緒に苦しみ続けろ。自分達が殺した人達に恨まれながら永遠にな」
別れの言葉を告げた後、伊東の頭に女神の剣を突き刺した。
ほんの数秒前までバタバタと手や足を動かしていたのだが、すぐに動かなくなった。
完全に死んだと見て良いだろう。
「伊東は終わったか。……じゃあ、とりあえず出て来いよ。ずっと見てたんだろ? 神堂?」
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