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第二十一話 治療と按摩
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「ちょっと、痛みますからね」
そう言って、マリは少年の背中に薬草をペタッと貼る。
冷たく湿っていたその草に、最初はビクッとしたが、
傷に薬草の成分がしみ込んでいく感覚があるほどの効果を、彼は実感した。
「一時間は、そのままの状態で居てください」
「えっ、一時間も!?」
「それじゃないと、治りませんよ」
彼は普段、横向きか、仰向けで寝ている。
うつ伏せで寝ていると、寝返りを打ちたくて、しょうがない人だからだ。
マリは、ベットに腰を掛ける。
「私が何しても、先輩は今、動けませんよね」
壁を見ながら、マリが怪しげな事を言う。
(それは、危ない目に遭う系か、それとも......)
マリに限って、そんな事はない、と、前者と後者を含めて否定し、彼は首を振った。
マリに、グロ耐性はないし、マリと彼は、そういった関係ではない。
「何する気だ?」
彼は顔だけ動かして、マリを見て言う。
すると、マリは笑い出した。
「そんな、警戒しないでくださいよ。マッサージするだけですから」
マリは、彼の右手まで近づき、二の腕を両手で握る。
一般的な太さである少年の腕でも、マリの手は小さく、
両手で、やっと囲めるくらいだ。
柔らかい、マリの手が、彼の腕をニギニギとする。
「先輩、筋肉質ですね」
「まぁ、この世界に来る前は、そうでも、なかったんだけどな」
「男らしいですよ」
マリの表情は見えなくとも、笑みを浮かべているのが、彼には声色で分かった。
「俺が、男らしいか......」と小さく呟く。
彼は、マリを少女としか、とらえた覚えしかなかった事を自覚した。
「マリって、料理とか作れるの?」
別に、女=料理できる、という偏見を、彼は持っていないが、
女子力と言ったら、料理というイメージを基にした質問。
得意げに、マリは答える。
「ちゃんと、嫁入り修行は済ませていますから。
それと、両親が、飲食店を経営してますし」
「へぇ、まだ、十四歳なのに、嫁入り修行か......」
感心して、褒めたつもりであった言葉が、マリの口を閉ざす。
彼が顔を動かして、マリを見ると、寂しそうな悲しい顔をしていた。
「ど、どうかしたか?」
「い、いえ......。何でもありません」
「いや、何かあるから、そんな顔してるんだろ」
マリは、まっすぐの自分を見つめる彼の顔を見て、小さくうなずいた。
「私は、親の反対を押し切って、冒険者になったんです。
だから、十六歳までに、男を連れて来いって言われてて......」
十六歳なんて、高校一年生か二年生だ。
異世界に来てから一年経ったので、少年の年は今、十六歳。
今年、結婚するなんて、考えられるような年では、彼は無かった。
「じゃあ、来年までには、あの冒険者たちを見つけないとな」
そもそも、マリが彼に付いて来るのは、彼を陥れた冒険者への復讐のためだ、
と、基本から考えを始める。
手掛かりが掴めなさそうではあるが、彼は、探そうとすらしていなかった。
酔いが覚めたかのように、彼はじっと思考する。
「先輩?」
訴えかけるような目でマリが、少年を見た。
「もしも、その......。結婚相手が見つからなかったら......。
先輩と結婚するなんて、選択肢はありますか?」
顔を赤くしてマリは、言った。
「間接的なプロポーズかと、普通は思うかもしれないが、
それほど、冒険者をやめたくない」という比喩表現だと、彼は解釈をする。
それでも、何と返せばいいのか分からず、口ごもる。
「ご、ごめんなさい......。
私なんかじゃ、先輩がロリコン認定されちゃいますよね」
「そんな事ないよ」と、彼は言い切れなかった。
町中で、マリを見る視線は、近所に居るかわいい子ども、
という不干渉な感情がほとんどであるのだ。
それを置いといて、この世界にもロリコンという言葉があることに、彼は驚いた。
一笑して、彼はやっと口が開けた。
「いや.....。もしも、良い人が見つからなかったら、
俺が両親にあいさつしてやるよ」
マリが、親に連れ戻されそうになったら、「結婚はまだ早い」と、
がっつり言ってやる事を少年は決意する。
それと同時に、マリには冒険者を続けてほしいと思っていた。
そして、もちろんの事、マリの解釈は、彼の決意とは不一致であった。
だが、そんな事を知る由は無く、
彼の堂々とした態度を目にして、マリが嬉しそうに笑う。
「まぁ、もしも、ですけどね」
「あぁ、もしもだな」
それからも、マリのマッサージは続き、話をした。
全身に疲れが無くなって、逆に力が入らないほどまで、
彼がほぐしてもらった時には、もう、一時間を過ぎていた。
「じゃあ、はがしますよ」
マリが、彼の背中の上の薬草に手をかける。
ゆっくりと、やさしく、はがした。
「あれ?」
マリが手を止める。
「どうした?」
「いや、ステータス出してください」
彼の前に、ステータスがポンっと出る。
「やっぱり、【自動回復】っていうスキル付いてますよ。
そのおかげか、傷は一つも残ってません......」
また、彼に都合の良いスキルが付いた。
「じゃあ、薬草で治療した意味って......」
「い、いや、マッサージ気持ちよかったし、マリと話しができてよかったよ!」
彼は慌てて、フォローを入れた。マリが、ベットから降りる。
「私と話しができて......」
マリが、そう小さく呟いた後、着替えとタオルを持って、部屋の外へ出て行った。
「あっ」と無意識に出た彼の声にも、反応せずに。
「ケガも治ったし、お風呂でも入るか」
そう言って、マリは少年の背中に薬草をペタッと貼る。
冷たく湿っていたその草に、最初はビクッとしたが、
傷に薬草の成分がしみ込んでいく感覚があるほどの効果を、彼は実感した。
「一時間は、そのままの状態で居てください」
「えっ、一時間も!?」
「それじゃないと、治りませんよ」
彼は普段、横向きか、仰向けで寝ている。
うつ伏せで寝ていると、寝返りを打ちたくて、しょうがない人だからだ。
マリは、ベットに腰を掛ける。
「私が何しても、先輩は今、動けませんよね」
壁を見ながら、マリが怪しげな事を言う。
(それは、危ない目に遭う系か、それとも......)
マリに限って、そんな事はない、と、前者と後者を含めて否定し、彼は首を振った。
マリに、グロ耐性はないし、マリと彼は、そういった関係ではない。
「何する気だ?」
彼は顔だけ動かして、マリを見て言う。
すると、マリは笑い出した。
「そんな、警戒しないでくださいよ。マッサージするだけですから」
マリは、彼の右手まで近づき、二の腕を両手で握る。
一般的な太さである少年の腕でも、マリの手は小さく、
両手で、やっと囲めるくらいだ。
柔らかい、マリの手が、彼の腕をニギニギとする。
「先輩、筋肉質ですね」
「まぁ、この世界に来る前は、そうでも、なかったんだけどな」
「男らしいですよ」
マリの表情は見えなくとも、笑みを浮かべているのが、彼には声色で分かった。
「俺が、男らしいか......」と小さく呟く。
彼は、マリを少女としか、とらえた覚えしかなかった事を自覚した。
「マリって、料理とか作れるの?」
別に、女=料理できる、という偏見を、彼は持っていないが、
女子力と言ったら、料理というイメージを基にした質問。
得意げに、マリは答える。
「ちゃんと、嫁入り修行は済ませていますから。
それと、両親が、飲食店を経営してますし」
「へぇ、まだ、十四歳なのに、嫁入り修行か......」
感心して、褒めたつもりであった言葉が、マリの口を閉ざす。
彼が顔を動かして、マリを見ると、寂しそうな悲しい顔をしていた。
「ど、どうかしたか?」
「い、いえ......。何でもありません」
「いや、何かあるから、そんな顔してるんだろ」
マリは、まっすぐの自分を見つめる彼の顔を見て、小さくうなずいた。
「私は、親の反対を押し切って、冒険者になったんです。
だから、十六歳までに、男を連れて来いって言われてて......」
十六歳なんて、高校一年生か二年生だ。
異世界に来てから一年経ったので、少年の年は今、十六歳。
今年、結婚するなんて、考えられるような年では、彼は無かった。
「じゃあ、来年までには、あの冒険者たちを見つけないとな」
そもそも、マリが彼に付いて来るのは、彼を陥れた冒険者への復讐のためだ、
と、基本から考えを始める。
手掛かりが掴めなさそうではあるが、彼は、探そうとすらしていなかった。
酔いが覚めたかのように、彼はじっと思考する。
「先輩?」
訴えかけるような目でマリが、少年を見た。
「もしも、その......。結婚相手が見つからなかったら......。
先輩と結婚するなんて、選択肢はありますか?」
顔を赤くしてマリは、言った。
「間接的なプロポーズかと、普通は思うかもしれないが、
それほど、冒険者をやめたくない」という比喩表現だと、彼は解釈をする。
それでも、何と返せばいいのか分からず、口ごもる。
「ご、ごめんなさい......。
私なんかじゃ、先輩がロリコン認定されちゃいますよね」
「そんな事ないよ」と、彼は言い切れなかった。
町中で、マリを見る視線は、近所に居るかわいい子ども、
という不干渉な感情がほとんどであるのだ。
それを置いといて、この世界にもロリコンという言葉があることに、彼は驚いた。
一笑して、彼はやっと口が開けた。
「いや.....。もしも、良い人が見つからなかったら、
俺が両親にあいさつしてやるよ」
マリが、親に連れ戻されそうになったら、「結婚はまだ早い」と、
がっつり言ってやる事を少年は決意する。
それと同時に、マリには冒険者を続けてほしいと思っていた。
そして、もちろんの事、マリの解釈は、彼の決意とは不一致であった。
だが、そんな事を知る由は無く、
彼の堂々とした態度を目にして、マリが嬉しそうに笑う。
「まぁ、もしも、ですけどね」
「あぁ、もしもだな」
それからも、マリのマッサージは続き、話をした。
全身に疲れが無くなって、逆に力が入らないほどまで、
彼がほぐしてもらった時には、もう、一時間を過ぎていた。
「じゃあ、はがしますよ」
マリが、彼の背中の上の薬草に手をかける。
ゆっくりと、やさしく、はがした。
「あれ?」
マリが手を止める。
「どうした?」
「いや、ステータス出してください」
彼の前に、ステータスがポンっと出る。
「やっぱり、【自動回復】っていうスキル付いてますよ。
そのおかげか、傷は一つも残ってません......」
また、彼に都合の良いスキルが付いた。
「じゃあ、薬草で治療した意味って......」
「い、いや、マッサージ気持ちよかったし、マリと話しができてよかったよ!」
彼は慌てて、フォローを入れた。マリが、ベットから降りる。
「私と話しができて......」
マリが、そう小さく呟いた後、着替えとタオルを持って、部屋の外へ出て行った。
「あっ」と無意識に出た彼の声にも、反応せずに。
「ケガも治ったし、お風呂でも入るか」
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