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史果は定時に帰宅すると必要な物を一旦荷物をキャリーバッグに詰めていた。史果は事前にスマートフォンで予約したビジネスホテルへ向かうため準備をしていた。
「史果っ!!!」
勢いよく部屋のドアが開き、驚きのあまり目を見開き固まってしまった。
今日、基希に接待が入ったことを知っていた史果は、彼が留守の間にここを出て行こうとしていたため、まさか帰って来るとは思いもよらず驚きが隠せなかった。走って来たのか髪は少し乱れ軽く息を上げ険しい表情の視線で史果を射貫いた。
「なんで帰っ、いっ「どういうことだ」
普段よりワントーン低く威圧的な声色で、荷物を詰めていた史果の片腕を強く握り行動を阻止した。初めこそ驚きで声が出なかった史果だが、彼の手を振り解くように腕を振り上げた。
「どういうことじゃないです。今日、総務に行ってきました。そしたら、私がもし社宅のことで問い合わせても独身用社宅進めないように口留めしたそうですね。どうしてわざわざそんなことするんですか?!確かにここに置いて頂けるのは助かってます。だからって、本当にお付き合いしていないのにこれ以上関わるのはどうかと思うんです」
「・・・・・・」
何も言えず言葉を詰まらせる基希に、史果は再び床に置いていた衣類などを詰めていく。
「私は、基希さんの暇つぶしに付き合うのはもう無理なんです。・・・歩生さん言ってました。私みたいなのは珍しいんですよね?そりゃあそうですよね、貴方みたいな人間からしたら私みたいな粗末な女、物珍しくて玩具にしたかったんでしょ?でも、私にだって気持ちがあるんですっ!これ以上、惨めにな「違うっ!!」
史果は一瞬何が起こったのか理解するまで時間がかかった。気付けば基希に抵抗できない程きつく抱き寄せられていた。
「俺は・・・俺はお前のこと一度たりともそんな風に思ったことなんてない。そりゃあ何度かそういったこと口走ったりはしたけど・・・それは、自分に対しての予防線っていうか・・・立ち直れなくならないように。情けないよな、こんなことでしか好きな女、縛れないなんて」
辛く哀しげな声色の基希に、史果は思わず心臓を締めつけられるような甘く苦しい感情に呑み込まれた。
「やっと・・・やっとここまできたんだ。お願いだからもう俺から離れないで・・・。ずっと・・・史果のこと」
史果の頬に基希の大きな掌が包み込むように添えられ、一気に体温が上がった。
「も、もと・・・ん、ふっ」
ゆっくりと基希の顔が近づき互いの唇が重なり合う。柔らかな唇に食まれ無意識に息が漏れた。啄むような口づけは次第に熱を帯び、息継ぎを許されない程の激しさに翻弄される。
「ま・・・って、くだ、んぐッ」
基希の舌先が史果の咥内を弄り蠢くように侵してゆく。背筋からゾクゾクと逆立つような甘い神経に蕩けさせられた史果は、咄嗟に基希のシャツを握り締めた。
「もう、我慢しない」
基希は、憂いに満ちた表情で史果を抱き上げると自身の寝室へと向かった。
史果を優しくベッドに寝かせるように降ろした基希は、彼女の上に跨り組み敷いた。同時にその動きでベッドのスプリングが軋む音が響く。
「待っ・・・んっ、まだ、話し、「後でちゃんと話すから・・・今は、俺に抱かれろ」
片手でネクタイを乱暴に解き、荒々しい手つきでワイシャツの釦を外し脱ぎ捨てると引き締まった上半身が露わになる。色香漂う彼に見惚れ何も考えられなくなり、まるで心をも彼に浸食されていく錯覚に陥る。
「はァ・・・、あ、んンッ!んゥ・・・」
基希の熱い唇に塞がれると、心音が伝わってしまうんじゃないかと思う程、高鳴り騒がしさを増してゆく。口唇から割って這入り込んだ熱い舌が史果の咥内を堪能するかのように蠢く。おずおずとした史果の舌を捕らえると逃がさぬよう絡めとり吸い上げ厭らしく“ぬちゅ、ちゅぱ・・・”響く水音を口元から奏でていた。
今までも何度となく彼とキスを交わしたが、優しく労わるようなキスは初めてだった。思考を溶かされ、本能の赴くまま二人は貪るように互いを求めた。
「はあ・・・はあ・・・あ、」
基希の唇が離れると酸欠状態に陥っていた史果は、一気に酸素を取り込むも再び婀娜めき、自ずと喜悦の声が漏れ出た。基希は、史果の額、頬、耳朶に口づけを落とし下へと滑らせる。首筋に張り付くように舌先が滑ると史果の身体が身震いし自ずと反応した。基希は悶える史果の様子を一瞥しながら愉悦に浸っていた。
「あァ・・・。そんなに・・・痕、付けちゃ・・・」
首筋に所々小さな痛みを植え付けられ鮮やかな紅い刻印を刻んでゆく。史果のシャツの釦を一つ一つ外すと透明感のある柔肌が露わになる。薄く紅潮した皮膚に甘く痺れるような痛みを落とし、鎖骨、肩、腕にも刻んでいった。
普段は意地悪そうな笑みを向け此方を翻弄する基希だが、全く余裕がないのか執拗なまでに史果を貪る。背後のホックをパチンと外し腕から抜き取られると締め付けられた双丘は解放された。隠された双丘の弾力感と共に、美味しそうに尖った先端が現れる刹那、基希の喉元が大きく揺らいだ。
「んっ、はゥ・・・あンッ」
基希の大きく骨ばった手が弾力ある柔肌を下から掬い上げるように鷲掴みし揉み上げた。強弱をつけながら揉み上げると長い指と指の隙間から胸の肉が盛り上がり厭らしさを強調させた。
「乳首、硬くなって美味そう」
「あんっ、んぁ・・・ひぃッ!やッ、あっ、あァん」
舌舐めずりをしながら、尖りきった先端を口の中へと含んだ。基希の熱く濡れた咥内では、舌先でクニクニと捏ねられ舌で押され甚振られながら、もう片方の指で乳頭を抓み甘い痛みを与えられ思わず背中を仰け反らせた。
無意識に涕が溢れ抵抗するように史果は頭を左右に振った。だが貴斗は、まるで幼児が新しい玩具を手に入れ誰にも渡さないとばかりに彼女の要求を無視し双方の先端を嬲りいじめた。
基希から休むことなく何度も与えられる熱情に、史果の身体は蕩け身に着けたショーツをじわじわと滲ませた。先端を吸い上げながら胸から離れた片方の手は、蠢くように身体のラインに沿って下へと這い、スカートの裾を捲り上げた。中では何かを誤魔化すように史果が両腿を擦り合わせていた。
「凄い・・・めちゃくちゃ熱くなってる」
太腿を撫で上げ、内腿へと手が滑り入ってゆく。生地越しから掠めるように敏感な部分に触れられた史果は、身体を小さく跳ねさせ甘い息が漏れる。
生地はジワリと濡れ染みが広がり張り付くような感覚に恥ずかしを覚え、不自然なほど両脚に力が入った。
「おい、そんな力入れんな。・・・それとも俺に知られたくないようなことがココにあるのか?」
「ん、あァッ・・・はァ、あ・・・」
悪い笑みを浮かべた基希は、先端から唇を離すと肋骨部分、臀部へと唇を当てながら滑るように動かしてゆく。擽ったさを感じながらも、それ以上に彼から齎される熱量に翻弄され身を捩る。
基希の手がウエスト部分を優しく擦りその手はショーツの生地に触れた。内腿をゆっくり少しずつ開かせ、クロッチ部分から蒸れ疼く秘部へ中指を侵入させた。
「んッ・・・あっ、だめ、あッ」
既にしとどに濡れドロドロに熱くなった秘部を優しく擦り指に熱い液を絡ませ上下に滑らせてゆく。その度に上にある小さな突起を掠め、身体が嫌でも反応してしまった。
「はあ・・・。脱がすぞ」
「ひゃっ!やっ、恥ずかしいッッ、だめっ、だっ」
抵抗虚しく、あっさりと基希の手によって脱がされたスカートとショーツは床へと放り投げられ、気付けば何も身に付いていない状態になっていた。
小さく、ふーふー、と息を吐きながら高揚感に満たされた表情の基希は、史果の両膝を開き秘部を晒されてしまった。史果は、恥ずかしさから頬が紅潮し涕が溢れた。そんな様子も基希には興奮の一つとなり上唇を舌で軽くペロリと舐めた。
テラテラと光り、ぐちゅぐちゅに濡れた膣口に指をゆっくりと沈めていった。史果は顔を歪めるも膣内は彼の指を歓迎するかのようにうねり締め付け呑み込んでいく。膣壁を擦るように骨張った長い指をくの字に曲げ伸ばしその度に膣内からぐちゅ、ぐちゅと厭らしい水音が響く。
「あぁ、・・・んぁ、あっ、も、と・・・はァッ」
思考が追い付かず基希から与えられる快楽に史果は為す術もなく、喘ぎ声を上げながら委ねていた。
「指、増やすぞ」
「はぅンッ・・・はっ、うッ、あっ」
二本に増やされた指は先程とは違い、重い圧に下腹部から鈍痛のような感覚が表れ不意に力を籠める。
「やっぱ、二本はキツイな・・・でも、これに慣れさせないと」
「はぁッ、あッ・・・あッ、お、かしく・・・なっちゃ・・・あぁァ・・・」
基希は史果の開いた脚の間に座り込むと激しく抽挿する二本の指以外に右手親指を一舐めし、そのまま小さく膨らんだ陰核に指の腹を押し付けクニクニと捏ね潰す。自然と腰が浮き痺れるような感覚と共に基希の指をぎゅっと締め付ける。
ナカとソトの刺激に乱された史果は、過呼吸になったように浅く悶える息遣いに基希は愛おしそうに眺めた。
「想像以上にヤベーな、コレ」
基希は我慢できなくなり、一度指を引き抜くと同時にスラックスのファスナーを勢いよく下げるとブラックカラーのボクサーパンツが現れ、中では今にもはち切れそうな程の硬く屹立した情欲が窮屈そうに収められていた。丁度彼のモノの先端があたる生地は我慢が出来なかったのか、濡れ染みが一部分を濃く彩らせていた。
「史果っ!!!」
勢いよく部屋のドアが開き、驚きのあまり目を見開き固まってしまった。
今日、基希に接待が入ったことを知っていた史果は、彼が留守の間にここを出て行こうとしていたため、まさか帰って来るとは思いもよらず驚きが隠せなかった。走って来たのか髪は少し乱れ軽く息を上げ険しい表情の視線で史果を射貫いた。
「なんで帰っ、いっ「どういうことだ」
普段よりワントーン低く威圧的な声色で、荷物を詰めていた史果の片腕を強く握り行動を阻止した。初めこそ驚きで声が出なかった史果だが、彼の手を振り解くように腕を振り上げた。
「どういうことじゃないです。今日、総務に行ってきました。そしたら、私がもし社宅のことで問い合わせても独身用社宅進めないように口留めしたそうですね。どうしてわざわざそんなことするんですか?!確かにここに置いて頂けるのは助かってます。だからって、本当にお付き合いしていないのにこれ以上関わるのはどうかと思うんです」
「・・・・・・」
何も言えず言葉を詰まらせる基希に、史果は再び床に置いていた衣類などを詰めていく。
「私は、基希さんの暇つぶしに付き合うのはもう無理なんです。・・・歩生さん言ってました。私みたいなのは珍しいんですよね?そりゃあそうですよね、貴方みたいな人間からしたら私みたいな粗末な女、物珍しくて玩具にしたかったんでしょ?でも、私にだって気持ちがあるんですっ!これ以上、惨めにな「違うっ!!」
史果は一瞬何が起こったのか理解するまで時間がかかった。気付けば基希に抵抗できない程きつく抱き寄せられていた。
「俺は・・・俺はお前のこと一度たりともそんな風に思ったことなんてない。そりゃあ何度かそういったこと口走ったりはしたけど・・・それは、自分に対しての予防線っていうか・・・立ち直れなくならないように。情けないよな、こんなことでしか好きな女、縛れないなんて」
辛く哀しげな声色の基希に、史果は思わず心臓を締めつけられるような甘く苦しい感情に呑み込まれた。
「やっと・・・やっとここまできたんだ。お願いだからもう俺から離れないで・・・。ずっと・・・史果のこと」
史果の頬に基希の大きな掌が包み込むように添えられ、一気に体温が上がった。
「も、もと・・・ん、ふっ」
ゆっくりと基希の顔が近づき互いの唇が重なり合う。柔らかな唇に食まれ無意識に息が漏れた。啄むような口づけは次第に熱を帯び、息継ぎを許されない程の激しさに翻弄される。
「ま・・・って、くだ、んぐッ」
基希の舌先が史果の咥内を弄り蠢くように侵してゆく。背筋からゾクゾクと逆立つような甘い神経に蕩けさせられた史果は、咄嗟に基希のシャツを握り締めた。
「もう、我慢しない」
基希は、憂いに満ちた表情で史果を抱き上げると自身の寝室へと向かった。
史果を優しくベッドに寝かせるように降ろした基希は、彼女の上に跨り組み敷いた。同時にその動きでベッドのスプリングが軋む音が響く。
「待っ・・・んっ、まだ、話し、「後でちゃんと話すから・・・今は、俺に抱かれろ」
片手でネクタイを乱暴に解き、荒々しい手つきでワイシャツの釦を外し脱ぎ捨てると引き締まった上半身が露わになる。色香漂う彼に見惚れ何も考えられなくなり、まるで心をも彼に浸食されていく錯覚に陥る。
「はァ・・・、あ、んンッ!んゥ・・・」
基希の熱い唇に塞がれると、心音が伝わってしまうんじゃないかと思う程、高鳴り騒がしさを増してゆく。口唇から割って這入り込んだ熱い舌が史果の咥内を堪能するかのように蠢く。おずおずとした史果の舌を捕らえると逃がさぬよう絡めとり吸い上げ厭らしく“ぬちゅ、ちゅぱ・・・”響く水音を口元から奏でていた。
今までも何度となく彼とキスを交わしたが、優しく労わるようなキスは初めてだった。思考を溶かされ、本能の赴くまま二人は貪るように互いを求めた。
「はあ・・・はあ・・・あ、」
基希の唇が離れると酸欠状態に陥っていた史果は、一気に酸素を取り込むも再び婀娜めき、自ずと喜悦の声が漏れ出た。基希は、史果の額、頬、耳朶に口づけを落とし下へと滑らせる。首筋に張り付くように舌先が滑ると史果の身体が身震いし自ずと反応した。基希は悶える史果の様子を一瞥しながら愉悦に浸っていた。
「あァ・・・。そんなに・・・痕、付けちゃ・・・」
首筋に所々小さな痛みを植え付けられ鮮やかな紅い刻印を刻んでゆく。史果のシャツの釦を一つ一つ外すと透明感のある柔肌が露わになる。薄く紅潮した皮膚に甘く痺れるような痛みを落とし、鎖骨、肩、腕にも刻んでいった。
普段は意地悪そうな笑みを向け此方を翻弄する基希だが、全く余裕がないのか執拗なまでに史果を貪る。背後のホックをパチンと外し腕から抜き取られると締め付けられた双丘は解放された。隠された双丘の弾力感と共に、美味しそうに尖った先端が現れる刹那、基希の喉元が大きく揺らいだ。
「んっ、はゥ・・・あンッ」
基希の大きく骨ばった手が弾力ある柔肌を下から掬い上げるように鷲掴みし揉み上げた。強弱をつけながら揉み上げると長い指と指の隙間から胸の肉が盛り上がり厭らしさを強調させた。
「乳首、硬くなって美味そう」
「あんっ、んぁ・・・ひぃッ!やッ、あっ、あァん」
舌舐めずりをしながら、尖りきった先端を口の中へと含んだ。基希の熱く濡れた咥内では、舌先でクニクニと捏ねられ舌で押され甚振られながら、もう片方の指で乳頭を抓み甘い痛みを与えられ思わず背中を仰け反らせた。
無意識に涕が溢れ抵抗するように史果は頭を左右に振った。だが貴斗は、まるで幼児が新しい玩具を手に入れ誰にも渡さないとばかりに彼女の要求を無視し双方の先端を嬲りいじめた。
基希から休むことなく何度も与えられる熱情に、史果の身体は蕩け身に着けたショーツをじわじわと滲ませた。先端を吸い上げながら胸から離れた片方の手は、蠢くように身体のラインに沿って下へと這い、スカートの裾を捲り上げた。中では何かを誤魔化すように史果が両腿を擦り合わせていた。
「凄い・・・めちゃくちゃ熱くなってる」
太腿を撫で上げ、内腿へと手が滑り入ってゆく。生地越しから掠めるように敏感な部分に触れられた史果は、身体を小さく跳ねさせ甘い息が漏れる。
生地はジワリと濡れ染みが広がり張り付くような感覚に恥ずかしを覚え、不自然なほど両脚に力が入った。
「おい、そんな力入れんな。・・・それとも俺に知られたくないようなことがココにあるのか?」
「ん、あァッ・・・はァ、あ・・・」
悪い笑みを浮かべた基希は、先端から唇を離すと肋骨部分、臀部へと唇を当てながら滑るように動かしてゆく。擽ったさを感じながらも、それ以上に彼から齎される熱量に翻弄され身を捩る。
基希の手がウエスト部分を優しく擦りその手はショーツの生地に触れた。内腿をゆっくり少しずつ開かせ、クロッチ部分から蒸れ疼く秘部へ中指を侵入させた。
「んッ・・・あっ、だめ、あッ」
既にしとどに濡れドロドロに熱くなった秘部を優しく擦り指に熱い液を絡ませ上下に滑らせてゆく。その度に上にある小さな突起を掠め、身体が嫌でも反応してしまった。
「はあ・・・。脱がすぞ」
「ひゃっ!やっ、恥ずかしいッッ、だめっ、だっ」
抵抗虚しく、あっさりと基希の手によって脱がされたスカートとショーツは床へと放り投げられ、気付けば何も身に付いていない状態になっていた。
小さく、ふーふー、と息を吐きながら高揚感に満たされた表情の基希は、史果の両膝を開き秘部を晒されてしまった。史果は、恥ずかしさから頬が紅潮し涕が溢れた。そんな様子も基希には興奮の一つとなり上唇を舌で軽くペロリと舐めた。
テラテラと光り、ぐちゅぐちゅに濡れた膣口に指をゆっくりと沈めていった。史果は顔を歪めるも膣内は彼の指を歓迎するかのようにうねり締め付け呑み込んでいく。膣壁を擦るように骨張った長い指をくの字に曲げ伸ばしその度に膣内からぐちゅ、ぐちゅと厭らしい水音が響く。
「あぁ、・・・んぁ、あっ、も、と・・・はァッ」
思考が追い付かず基希から与えられる快楽に史果は為す術もなく、喘ぎ声を上げながら委ねていた。
「指、増やすぞ」
「はぅンッ・・・はっ、うッ、あっ」
二本に増やされた指は先程とは違い、重い圧に下腹部から鈍痛のような感覚が表れ不意に力を籠める。
「やっぱ、二本はキツイな・・・でも、これに慣れさせないと」
「はぁッ、あッ・・・あッ、お、かしく・・・なっちゃ・・・あぁァ・・・」
基希は史果の開いた脚の間に座り込むと激しく抽挿する二本の指以外に右手親指を一舐めし、そのまま小さく膨らんだ陰核に指の腹を押し付けクニクニと捏ね潰す。自然と腰が浮き痺れるような感覚と共に基希の指をぎゅっと締め付ける。
ナカとソトの刺激に乱された史果は、過呼吸になったように浅く悶える息遣いに基希は愛おしそうに眺めた。
「想像以上にヤベーな、コレ」
基希は我慢できなくなり、一度指を引き抜くと同時にスラックスのファスナーを勢いよく下げるとブラックカラーのボクサーパンツが現れ、中では今にもはち切れそうな程の硬く屹立した情欲が窮屈そうに収められていた。丁度彼のモノの先端があたる生地は我慢が出来なかったのか、濡れ染みが一部分を濃く彩らせていた。
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