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昼食から戻りあと少しで休憩が終わる頃、史果がオフィスに戻ると取引先から帰って来た基希が数名の女性社員に囲まれ相変わらずの微笑みを向けながら談笑していた。
(よくまぁ、毎度毎度あんな愛想笑い出来るよね)
史果は、自身の視界に入らぬよう基希たちがいる場から顔を背け席へと向かう。午前にやり残した仕事の続きをするためパソコンを起動させている最中、基希と女性同僚たちの笑い声が耳に入り無意識に沸き立つ不快感からマウスやキータッチに思わず力が入ってしまった。
「先輩、・・・瀬尾先輩、ちょっといいですか?」
なるべく周りの雑音を気にしないよう仕事に集中していると、背後から男性に呼ばれたのに気づき振り返ると後輩社員の丘野が困った表情でファイリングされた資料を手に持ち立っていた。
「お忙しいとこすみません。ちょっと意見聞きたくて・・・」
申し訳なさそうに話す丘野に今までの表情から一転、優しく微笑み了承すると丘野は嬉しそうな表情をし急いで自身のオフィスチェアを引っ張り史果の前に再び戻り座りだした。
「今度、新イベントの企画提案の会議があってキャラたちを童話の王子にあてて・・・みたいなのを考えてるんですが、どう活かせばユーザーが楽しめるか、特にここなんですが・・・先輩とはチームが違うんで聞くべきじゃないのはわかってるんですが・・・先輩にしか相談しにくくて」
しゅんとし項垂れる丘野が気弱な仔犬に見えてしまい、思わず口元が綻んでしまった。丘野は史果が初めて教育担当をした男性社員で、元々覚えが良く苦労した記憶がない位優秀な新入社員だった。中性的な顔立ちで人懐っこく弟キャラ、そのせいか年上のお姉さまたちから人気があり基希とはまた違ったモテ男子だった。
「二人で何話してんの?」
史果と丘野が資料を見ながら話していると間を無理くり裂くように基希が割り込んできたため、丘野は椅子を一歩引く形になってしまった。
「藤先輩・・・あーいや、ちょっと瀬尾先輩に相談乗ってもらってて」
「どれどれ」
史果が持っている資料を覗き込むのに更に前に入り込む基希が「ちょっと見せて」と言わんばかりにその資料をスッと史果の手から取り目を通すと丘野へ的確なアドバイスをし出した。史果は自分を頼って相談してくれた丘野を基希に奪われたような気持ちになり史果は、咄嗟に基希が見ていた資料を取り上げた。
「そういう説明の仕方だと相手に伝わりにくいんじゃないでしょうか。そりゃあ、藤先輩みたいにちょっと言っただけで全て理解できる人ばかりなら別でしょうけど!」
史果は基希に対し、冷静さを装いながらも先ほどからの積もった不愉快さをぶつけるように強めの口調で嫌味を浴びせた。その意見に基希は“んー・・・”と顎に手を当て考え込み、史果に取り上げられた資料をひょいっと取り返し再び丘野の資料を見直した。
「確かにそうだよね、そしたら・・・」
基希はもう一度丘野に先ほどとはまた違った表現を加えながらわかりやすく説明すると、曇り顔だった丘野の顔が段々と晴れ晴れとした表情になっていった。最後は基希と史果に礼を言い、すぐさま自席に戻ると資料を急いで作り直していた。
「史果のおかげで丘野に良いアドバイスできたよ、ありがとな」
「・・・・・・」
満面の笑顔を向けられたが、史果は複雑な表情を向け軽く頭を下げると無言のまま再びパソコンに視線を向けた。
☆☆☆
「瀬尾先輩」
定時になり週初めということもあって今日は残業する気分ではなかったため史果はサッサと帰ろうと帰社準備をしていると丘野に声を掛けられた。
「さっきはありがとうございました、あのあと書き直して一度上司に目通してもらったら多少の修正は出されましたが、ほぼOKもらえました。これを持ってプレゼン頑張ってみます!」
満面の笑顔を向け頭を下げる丘野に慌てて顔を上げさせた。
「あれは、藤さんがアドバイスしてくれた結果だから私じゃないよ。お礼言うなら藤さんに言った方がいいんじゃないかな」
自身の表情があまりいいものを丘野に向けれる感情になれず、視線を逸らしながら話し帰社準備を再び始めた。
「もちろん後ほど藤先輩にもお礼は言うつもりですが・・・でも瀬尾先輩に相談しなかったらこういう結果は出なかったと思うんで」
ハニカミ照れくさそうに話す丘野に史果は自然と笑みが零れ、先ほどまでのもやもやした感情はいつの間にか消えていた。
「ふふ、そう言ってもらえるなら素直に受け取っとくね」
「あの、それで、今日とか・・・時間ありますか?・・・その、もしご迷惑じゃなければお礼したんでこのあとご飯でもどうですか?新入社員の時は何度かご馳走になってるんで今日は僕が・・・」
頬をほんのり赤らめながら話す丘野に癒される気持ちになり、史果は誘いに乗ろうと了承の言葉を口にしようとするが背後から誰かに口元を押さえられ声を出せなかった。
「?!」
「いくら後輩でも男と二人っきりの状態で彼女誘われるのは良い気しないなー」
史果の頭上から基希の声が聞こえ、斜め上に顔を向けると何処となく冷めた表情が伺え史果たちの周りだけ剣呑な重々しい空気に包まれた。
「えっ?あっ・・・アレってただの噂じゃ・・・なかったのか」
少し狼狽えながら丘野は何やらブツブツと独り言のようなものを呟いているその間、基希は史果の鞄を持ち丘野の肩をポンと軽く叩いた。
「そういうことだから、仕事以外ではあんまりくっつかないでね。間違っても血迷った行動しないように」
基希は史果に聞こえないように丘野の耳元に囁いたが、その声色は普段の基希から聞いたことのないような低く抑揚のない声色に丘野は畏怖し肯定とも否定とも応える声が出せず固まってしまった。
「じゃあ俺ら、お先失礼します」
「えっ?!ちょっと勝手に!・・・お、丘野くんごめんね、また明日・・・って藤さん引っ張んないでください!!」
まだ残っている社員に基希はいつもの笑顔を振りまきながら史果の手首をがっちり掴み、引っ張りながらオフィスを後にする。オフィスから出る直前、史果が室内を一瞥すると丘野を含め周りの社員たちの唖然とした表情が視界へ入り込み、その中で一部の女性社員たちの睨みつけるような表情に委縮し溜息を吐いた。
「藤さんっ!もういい加減放してくださいっ!」
無言で史果の手を引っ張り前を歩く基希に何度も懇願するが、全く聞き入る素振りはなかった。基希はそのまま非常階段の扉を乱暴に開け中に入ると史果を壁際に追い込み閉じ込めるような形で前に立った。
「どういうつもりなんだよ」
史果を見下ろし酷烈な表情を向ける基希に怯みながらも負けじと史果も見上げながら基希に強い視線を向けた。
「どういうってそれはこっちのセリフですっ!何なんですか?!藤さんは一体何がしたいんですか?!この際もう偽装恋人なんて止めましょ?そもそもこれって私にはメリット一つもないんですよ、藤さんは女性避けでいいかもしれないですけど・・・それに私じゃなくても他にいるんじゃないですか?」
「・・・前にも言ったけど俺に興味がなさそうだったからお前を選んだって言わなかったか?」
「じゃ、じゃあもし私が藤さんのこと好きになった時点で」
「解消するよ」
「なんでそこまでして・・・」
基希は史果の言葉に返すことなく背中と後頭部に手を回し逃げないように固定すると無理やり口唇を重ねてきた。
「んっ?!、やっ、・・・んんっ!!!」
基希の舌が捻じ込むように史果の咥内に這入り込み舌を絡めとる。
最近の基希に対して少しずつ感情が変わりつつあった史果にとって今の無機質なまでに感情のない基希のキスはあまりにも残酷で心臓が握り潰される想いだった。
「お前は絶対俺なんかを好きになんないし、それにこんなのただの暇つぶしだからな」
基希の唇が離れると目を細め冷たい表情で史果を見下ろし淡々とした口調で言葉を投げる。その言葉に返せず黙っていると基希はスッと史果から身体を離し無言でその場を立ち去ってしまった。
「サイテー・・・」
腰が抜けたようにズルズルと床に崩れると同時に心音が激しく鳴り出した。基希が何を考えているのかさっぱり理解できず史果は、出口のない迷路に迷い込んだような喪失感に襲われた。
(よくまぁ、毎度毎度あんな愛想笑い出来るよね)
史果は、自身の視界に入らぬよう基希たちがいる場から顔を背け席へと向かう。午前にやり残した仕事の続きをするためパソコンを起動させている最中、基希と女性同僚たちの笑い声が耳に入り無意識に沸き立つ不快感からマウスやキータッチに思わず力が入ってしまった。
「先輩、・・・瀬尾先輩、ちょっといいですか?」
なるべく周りの雑音を気にしないよう仕事に集中していると、背後から男性に呼ばれたのに気づき振り返ると後輩社員の丘野が困った表情でファイリングされた資料を手に持ち立っていた。
「お忙しいとこすみません。ちょっと意見聞きたくて・・・」
申し訳なさそうに話す丘野に今までの表情から一転、優しく微笑み了承すると丘野は嬉しそうな表情をし急いで自身のオフィスチェアを引っ張り史果の前に再び戻り座りだした。
「今度、新イベントの企画提案の会議があってキャラたちを童話の王子にあてて・・・みたいなのを考えてるんですが、どう活かせばユーザーが楽しめるか、特にここなんですが・・・先輩とはチームが違うんで聞くべきじゃないのはわかってるんですが・・・先輩にしか相談しにくくて」
しゅんとし項垂れる丘野が気弱な仔犬に見えてしまい、思わず口元が綻んでしまった。丘野は史果が初めて教育担当をした男性社員で、元々覚えが良く苦労した記憶がない位優秀な新入社員だった。中性的な顔立ちで人懐っこく弟キャラ、そのせいか年上のお姉さまたちから人気があり基希とはまた違ったモテ男子だった。
「二人で何話してんの?」
史果と丘野が資料を見ながら話していると間を無理くり裂くように基希が割り込んできたため、丘野は椅子を一歩引く形になってしまった。
「藤先輩・・・あーいや、ちょっと瀬尾先輩に相談乗ってもらってて」
「どれどれ」
史果が持っている資料を覗き込むのに更に前に入り込む基希が「ちょっと見せて」と言わんばかりにその資料をスッと史果の手から取り目を通すと丘野へ的確なアドバイスをし出した。史果は自分を頼って相談してくれた丘野を基希に奪われたような気持ちになり史果は、咄嗟に基希が見ていた資料を取り上げた。
「そういう説明の仕方だと相手に伝わりにくいんじゃないでしょうか。そりゃあ、藤先輩みたいにちょっと言っただけで全て理解できる人ばかりなら別でしょうけど!」
史果は基希に対し、冷静さを装いながらも先ほどからの積もった不愉快さをぶつけるように強めの口調で嫌味を浴びせた。その意見に基希は“んー・・・”と顎に手を当て考え込み、史果に取り上げられた資料をひょいっと取り返し再び丘野の資料を見直した。
「確かにそうだよね、そしたら・・・」
基希はもう一度丘野に先ほどとはまた違った表現を加えながらわかりやすく説明すると、曇り顔だった丘野の顔が段々と晴れ晴れとした表情になっていった。最後は基希と史果に礼を言い、すぐさま自席に戻ると資料を急いで作り直していた。
「史果のおかげで丘野に良いアドバイスできたよ、ありがとな」
「・・・・・・」
満面の笑顔を向けられたが、史果は複雑な表情を向け軽く頭を下げると無言のまま再びパソコンに視線を向けた。
☆☆☆
「瀬尾先輩」
定時になり週初めということもあって今日は残業する気分ではなかったため史果はサッサと帰ろうと帰社準備をしていると丘野に声を掛けられた。
「さっきはありがとうございました、あのあと書き直して一度上司に目通してもらったら多少の修正は出されましたが、ほぼOKもらえました。これを持ってプレゼン頑張ってみます!」
満面の笑顔を向け頭を下げる丘野に慌てて顔を上げさせた。
「あれは、藤さんがアドバイスしてくれた結果だから私じゃないよ。お礼言うなら藤さんに言った方がいいんじゃないかな」
自身の表情があまりいいものを丘野に向けれる感情になれず、視線を逸らしながら話し帰社準備を再び始めた。
「もちろん後ほど藤先輩にもお礼は言うつもりですが・・・でも瀬尾先輩に相談しなかったらこういう結果は出なかったと思うんで」
ハニカミ照れくさそうに話す丘野に史果は自然と笑みが零れ、先ほどまでのもやもやした感情はいつの間にか消えていた。
「ふふ、そう言ってもらえるなら素直に受け取っとくね」
「あの、それで、今日とか・・・時間ありますか?・・・その、もしご迷惑じゃなければお礼したんでこのあとご飯でもどうですか?新入社員の時は何度かご馳走になってるんで今日は僕が・・・」
頬をほんのり赤らめながら話す丘野に癒される気持ちになり、史果は誘いに乗ろうと了承の言葉を口にしようとするが背後から誰かに口元を押さえられ声を出せなかった。
「?!」
「いくら後輩でも男と二人っきりの状態で彼女誘われるのは良い気しないなー」
史果の頭上から基希の声が聞こえ、斜め上に顔を向けると何処となく冷めた表情が伺え史果たちの周りだけ剣呑な重々しい空気に包まれた。
「えっ?あっ・・・アレってただの噂じゃ・・・なかったのか」
少し狼狽えながら丘野は何やらブツブツと独り言のようなものを呟いているその間、基希は史果の鞄を持ち丘野の肩をポンと軽く叩いた。
「そういうことだから、仕事以外ではあんまりくっつかないでね。間違っても血迷った行動しないように」
基希は史果に聞こえないように丘野の耳元に囁いたが、その声色は普段の基希から聞いたことのないような低く抑揚のない声色に丘野は畏怖し肯定とも否定とも応える声が出せず固まってしまった。
「じゃあ俺ら、お先失礼します」
「えっ?!ちょっと勝手に!・・・お、丘野くんごめんね、また明日・・・って藤さん引っ張んないでください!!」
まだ残っている社員に基希はいつもの笑顔を振りまきながら史果の手首をがっちり掴み、引っ張りながらオフィスを後にする。オフィスから出る直前、史果が室内を一瞥すると丘野を含め周りの社員たちの唖然とした表情が視界へ入り込み、その中で一部の女性社員たちの睨みつけるような表情に委縮し溜息を吐いた。
「藤さんっ!もういい加減放してくださいっ!」
無言で史果の手を引っ張り前を歩く基希に何度も懇願するが、全く聞き入る素振りはなかった。基希はそのまま非常階段の扉を乱暴に開け中に入ると史果を壁際に追い込み閉じ込めるような形で前に立った。
「どういうつもりなんだよ」
史果を見下ろし酷烈な表情を向ける基希に怯みながらも負けじと史果も見上げながら基希に強い視線を向けた。
「どういうってそれはこっちのセリフですっ!何なんですか?!藤さんは一体何がしたいんですか?!この際もう偽装恋人なんて止めましょ?そもそもこれって私にはメリット一つもないんですよ、藤さんは女性避けでいいかもしれないですけど・・・それに私じゃなくても他にいるんじゃないですか?」
「・・・前にも言ったけど俺に興味がなさそうだったからお前を選んだって言わなかったか?」
「じゃ、じゃあもし私が藤さんのこと好きになった時点で」
「解消するよ」
「なんでそこまでして・・・」
基希は史果の言葉に返すことなく背中と後頭部に手を回し逃げないように固定すると無理やり口唇を重ねてきた。
「んっ?!、やっ、・・・んんっ!!!」
基希の舌が捻じ込むように史果の咥内に這入り込み舌を絡めとる。
最近の基希に対して少しずつ感情が変わりつつあった史果にとって今の無機質なまでに感情のない基希のキスはあまりにも残酷で心臓が握り潰される想いだった。
「お前は絶対俺なんかを好きになんないし、それにこんなのただの暇つぶしだからな」
基希の唇が離れると目を細め冷たい表情で史果を見下ろし淡々とした口調で言葉を投げる。その言葉に返せず黙っていると基希はスッと史果から身体を離し無言でその場を立ち去ってしまった。
「サイテー・・・」
腰が抜けたようにズルズルと床に崩れると同時に心音が激しく鳴り出した。基希が何を考えているのかさっぱり理解できず史果は、出口のない迷路に迷い込んだような喪失感に襲われた。
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