続・一途な王子の想いが重すぎる

なかな悠桃

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新年イチャラブ編

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春と付き合って初めてのお正月を迎え、舞衣は二人で初詣へ行くため春の要望であった着物姿で春の家の玄関前で待っていた。

わりい、遅くなった」

春の家のドアが開き慌てたように春が飛び出してきた。キャスケットを被り伊達眼鏡をして周りにバレないようにしているが風貌からしても容姿端麗なのが一目瞭然だった。

中村舞衣と稚日野春は家が隣同士の幼なじみ、互いに想い合ってはいたが色々な感情が絡まり一時は疎遠になっていた。が、春の積年の感情が抑えきれず暴走したことによって互いに気持ちをぶつけ漸く付き合うことができた二人だった。ただ・・・。


“私らが付き合うのは誰にも内緒だからね、学校でも今までと同じだから話しかけないでね” 

その時、舞衣のまさかの発言で結局学校内での関係は変わらず校内の生徒にバレないようにしているため外でデートはできず、更に春自身モデルの仕事も忙しく最近学校でもなかなか会うことが出来なかった。付き合って初めてのクリスマスは春のモデルの仕事の都合でプレゼント交換のみ、そんなこんなでやっとお正月久々に春と会うことができた。

「春のご要望にお応えして着たよー、どう?お母さんに着付けてもらったんだけど」

「・・・あー、いいんじゃね」

両手を広げ着物姿を見せびらかすように春の前に立った。しかし春の素っ気ない反応に少し不満に思ったが春が照れた時にする癖に気付き舞衣は本人に気付かれぬよう含み笑いをした。


春との交際は公にできないこともあり、初詣は同じ高校の生徒と会う確率が低い神社を選んだ。そのため電車で数時間かけ向かうこととなったが久々に会う春に舞衣は緊張のあまり弾むような会話が出来ずにいた。

(・・・うっ、黙っているとほんと破壊力あるほどのイケメンだな)

「ふぁー、着いたら教えて」

電車の窓から差し込む柔らかな日差しが心地よく椅子に座る春へふわりと当たっていた。眠たげな表情がいつも以上に色香を纏わせ舞衣の肩に頭を乗せ目を瞑る整った横顔を無防備に晒され舞衣自身も睡魔に襲われそうになったが緊張から着くまで全く動けずにいた。



☆☆☆
「早めに出たつもりだったけどそこそこ人いるね」

目的地の神社に着くとそんなに大きな神社ではないとはいえ、屋台も出ていて予想以上に賑わっているように見えた。

「それでも少ない方だろ、普通に歩けるし」

そう言いながら春は帽子を深々と被り直し舞衣の指の間に自身の指を絡ませ手を繋ぎ拝殿へと向かった。二人は賽銭箱にお賽銭を入れ二拝二拍手一拝しお参りした。

(今年こそは春と一緒に過ごせる時間が増えますように)

舞衣は願い終わり目を開け隣に立つ春をチラッと横目で見ると何やら熱心に願っていた。


「さっきすごい長くお参りしてたけど何お願いしてたの?」

「はっ?何で言わなきゃいけねーんだよ、大体そんなの人に言ったら叶わなくなるだろうが」

舞衣の問いかけに春は呆れ顔を向けながら再び手を繋ぎ今いる場所から離れ境内を歩いた。


「ふあぁー・・・ごめん、着付けで早起きしたから今頃になって眠気が」

舞衣は空いている片手で口元を押さえながら春に申し訳なさそうに話した。

「俺が無茶言ったせいなんだから気にすんな、電車でも俺の方が寝ちまったし・・・それに慣れない格好で疲れたろ?近くにあるカフェで一休みするか?」

普段とは違い舞衣を労わるような優しい物言いに思わず心拍数が上がり頬が紅潮してしまった。

(付き合ってから偶にこういう言葉かけてくれるようになったな)

小さい時は舞衣に対して上から目線の言動が見受けられていたが付き合うようになってからはぶっきら棒ながらも舞衣に優しい言葉を掛けるようになっていた。黙っていればお伽噺に出てくるような王子様には変わりなく心臓の音とニヤ付きそうになる表情に気付かれないよう春から顔を背けると空から鼻先に冷たい雫がポツンと当たった。

「やだ、雨降ってきちゃった・・・さっきまでいいお天気だったのにー」

徐々に地面が濡れ濃い跡を付けていき春は舞衣が濡れないよう着ていたコートを羽織らせた。

「春いいよ、ただでさえ雨で気温下がってきたのに風邪引いちゃう」

舞衣はコートを返そうとするが春に拒まれ近くにあった軒下へと雨宿りするため走って向かったが神社付近ということもあり他の参拝客がすでに雨宿りしていたためごった返していた。

「へっくしょん」

なんとか雨に当たらない場所を見つけたが隣にいる春からくしゃみをする音が聞こえ心做しか小さく震えているようにも見えた。

「春コート着てよ、私は着物だから春よりは暖かいし」

心配そうに見つめる舞衣に春は目を細め自分の胸元に舞衣を引き寄せ抱き締めた。

「ちょっっと何してんの?!周りに人いるんだから」

いきなりの行動に吃驚し周りに聞こえないよう小声で荒げ春から離れようとするが思いのほか力が籠められ思うように動けないでいた。

「こうしてたら暖かい・・・・・・けど、色々しんどくなってきたかも」

「ほらっ、だから風邪ひく前に、「行くぞ」

舞衣がやっとの思いで春の腕から逃れ巾着の中からハンカチを取り出し少し濡れた春の服を拭こうとした瞬間、手首を掴まれそのまま軒下から飛び出し春に引っ張られながら雨の中歩く羽目になった。雨は先ほどに比べれば小ぶりにはなったがまだ止む気配はなかった。

「どうしちゃったの?!どこ向かってるの?ねーってば!もう濡れるからー」

何度も声をかける舞衣を無視し春は止まることなくどこかへと歩き続けた。





☆☆☆
「まだそんな格好してんのかよ、拭いてもねーし。風呂場にいつ来るかと思って待ってたのに来ねーしのぼせるかと思っただろっ・・・ったく、ほらっタオル」

「・・・・・・」

浴室からバスローブを着て出てきた春はガシガシと髪をタオルで拭きながらもう一つの新しいタオルをソファに座る舞衣の膝に投げた。

「・・・なんでここ?」

物言いたげな眼差しを春に向けると春は軽く溜息をついた。

「仕方ねーだろ、ゆっくりできるとこであったかい場所って考えて探したらラブホここしかなかったんだよ。それにお前、眠そうだったしここなら少し寝れるだろ」

「そうかもしれないけど・・・だからって」

初めて入った場所に緊張し固まる舞衣を尻目に春は隣に座り舞衣の肩に頭を乗せ身体を密着してきた。洗いたての濡れた髪からシャンプーの香りがふわりと舞衣の鼻孔を擽り胸がきゅっと締め付けられ無意識に身体が熱くなっていった。

「・・・何?」


春に悟られないようわざと抑揚のない声色で眇めながら春を見つめると婀娜めくような視線に絡め取られ咄嗟に逸らそうとするが妨げられ春は無言のまま舞衣の頬に手を添えゆっくりと互いの唇が優しく重なった。

「ん、んんっ・・・、んむっ、っはん」

軽く啄むようなキスは次第に変わり舞衣の少し開いた口唇から春の温かい舌がぬるりとこじ開けるように這入りこんできた。時間が経つにつれ息が苦しくなる程の深い口付けに互いを貪るように激しさが増していった。春はゆっくり口唇を離し力が抜けた舞衣の帯締めを外し帯を手際よく解いていく。

「寝かせてくれるんじゃ、だ、ん・・・っ、だめっ・・・私着付けでき、っんん・・・」

舞衣の力なく抵抗する言葉を遮るように再度口唇を合わせ有無を言わさず着物を脱がせていくが、舞衣はハッと思い出し春の手を強く止めた。

「何・・・?」

「着物だから・・・その、今スポブラで・・・見られるの恥ずかしい」

「そんなの気にしない、それに雨で濡れたんだから脱がなきゃ風邪引く・・・着物も乾かさなきゃいけないし」

「あっ・・・」

春は左手で舞衣の両手首を後ろ手に纏めると舞衣の耳元に口唇を当て軽く息を吹き掛けられ、舞衣は身体をビクつかせ身悶えた。その姿に春は不敵な笑みを浮かべ自身の舌先で舞衣の耳の形に沿って舐め上げ、耳の中に舌を出し入れしてきた。舌が動くたびピチャピチャと水音が厭らしく鼓膜に伝わり聴こえ舞衣の息遣いが段々と荒くなっていった。更に春の口唇は下へと辿り今度は舞衣の白く細い首筋にキスをし舌を這わせ強く吸いついた。春から解かれた舞衣の両手は春の頭を抱え甘い痺れから逃れるように春の髪をかき乱した。

チクッとした痛みが何度となく与えられ首筋から鎖骨にかけ所々に紅い所有印が散りばめられていく。

「ほら、すぐ脱がないから身体冷たくなってる」

春は舞衣の襦袢を脱がすと先程恥ずかしがっていた下着が現れ舞衣は咄嗟に両手で隠すように上半身を丸めた。

「こんなの色気ないから見られたくなかったのに・・・最近会えなかったから・・・ほんとは可愛い下着着たかった・・・」

ごにょごにょと小さな声で呟きながら耳や頬を赤らめ涙目で抵抗する舞衣に春は自然と目を細め口許が緩んでしまったのに気付き咄嗟に手で押さえた。春は誤魔化すように一つ咳払いをし舞衣の顏を上げさせキスをした。

「ごめんな、最近ずっと忙しくて付き合って初めてのクリスマスもゆっくりできなかったし・・・でも舞衣の着物姿見れて良かった。さっきは恥ずかしくて言えなかったけど・・・可愛かった、それに俺のために着慣れねーのにありがとな」

照れながらも優しく微笑みながら普段言わないような言葉を告げられ舞衣は照れ隠しから春の頭をポンポンと撫でた。

「いつもこうならいいのになー」

「お前なー」

互いに笑い合い啄むようなキスを交わし軽いリップ音から次第に卑猥な水音が口許から響き渡った。春の掌が下着越しの膨らみに触れ揉みしだき、もう片方の指先からは尖端を掠めるように触れられ舞衣は甘い呻きを上げ翻弄させられていった。

力なく春に身を委ねた舞衣を抱き抱えベッドへと優しく寝かせ舞衣のスポーツブラを身体から離した。

春の温かく柔らかな舌先が舞衣の柔肌に這わせ唾液がテラテラと厭らしく濡れ光った。春の歯が皮膚にあたり先程の首筋同様痺れる甘い痛みを胸元へも刻まれていった。春は膨らみを持ち上げ尖り硬くなった尖端を舌先でぺろぺろ舐め、口に含みちゅうちゅうと吸い上げた。

「はぁっ、あ、・・・っん」

舞衣の蕩けるような喘ぎ声に煽られ春は着ていたバスローブを早急に脱ぎ捨てた。入浴したてだからかそれとも現在の行為によってか身体は熱を帯び汗ばんでいた。

春の口唇が胸元から離れ下へと降り腹部に舌を這わせ紅い印を刻んでいく。舞衣は擽ったさと身体が火照り悶えるような快感が同時に襲いビクビクとひくつかせた。

「脚もじもじしてるけど・・・触って欲しい?だったらちゃんと言えよ」

春は見下ろすような体勢に戻り、呼吸が乱れ涙目になる舞衣を意地悪な笑みを浮かべじっと見つめていた。

「べ、別にそんなん、あっ」

「ほらー、言わねーとツラいの舞衣だからな」

春は嬉々たる表情をしボクサーパンツから硬く屹立するモノを舞衣が穿いているショーツのクロッチ部分に擦り付けるように強く押し当てスライドした。互いに下着越しとはいえ敏感な部分を刺激され舞衣は更に頬を紅潮し身を震わせ下着の生地は濡れ染みができ、春自身も段々と余裕がなくなり息が荒くなり声が漏れていた。

春の方が先に我慢の限界が近付き舞衣の下着を手早く脚から抜き取り刺激で硬くなった小さな突起部分を親指で優しく弄りもう片方の手の中指でテラテラと濡れ光る割れ目の中へゆっくりと挿入し沈めていった。敏感な部分を同時に弄られ乱れ喘ぎ悶える舞衣は口端から唾液を流し身体を何度もビクつかせた。

「舞衣、キモチいい?俺の手すげーびちゃびちゃ」

「・・・そんな、の・・・言わ、はぁ・・・っん、ない、で」

抜き取った指を舞衣に見せびらかし春は濡れ光る指を自身の口の中に入れ舐めとった。その厭らしく婀娜めく表情に煽られ舞衣は躊躇いながらも春の下着越しから硬くそそり立つ熱い陰茎に手を伸ばしそっと触れた。

「おま、ちょっ・・・っん・・・はっ」

大きくはち切れんばかりの陰茎を舞衣はさわさわと触りながら春の顏にチラッと視線を向けると身体を小刻みにヒクつかせ苦しそうな表情で声が漏れぬよう唇を噛みしめ耐えていた。

(なんか・・・かわいい)

先ほどと違い自分が優勢になったかのような気になり春をベッドに寝かせ舞衣は腿の間に身体を縮こまらせ再度両手で柔柔と触った。

「はぁっ・・・くっ・・・ま、い・・・直に、はぁ・・・触っ・・・て」

舞衣は言われた通り春の下着に手を掛けゆっくり脱がそうとした時、中から勢いよく陰茎が飛び出し吃驚したがその光景に思わずごくりと唾を呑み込み再び片手で熱くガチガチになった部分に直接そっと手を添えた。

(そういえば明るい部屋でしかもこんな間近で見たことなかったな・・・触ったはいいけどどうすればいいんだっけ)

無言のまま舞衣はどうしていいかわからず握ったままでいると見かねた春は自身の手を舞衣の手の甲に包み込むように添え舞衣の手越しに陰茎を優しく上下に扱いた。

「っはぁ、んっ・・・もうちょっと締め付けて扱いて」

春の手が放れ舞衣は言われた通り上下に扱くと亀頭部分からは染み出た液が手に付着し春からは艶めいた声色が洩れ眉間に皺が寄っていた。

「ぁあ、っは、も・・・う無理っ」

春は起き上がりベッドサイドにあった避妊具を取り袋を歯で噛み切り手早く装着し舞衣を再びベッドに押し倒し馬乗りになった。

陰茎を割れ目に沿って擦り当てそのたびに厭らしい粘膜のある音が響いた。

「さっきより濡れてる、俺の触って昂奮した?」

口角を上げ笑みを浮かべるが先ほどのような余裕の表情はなく理性が飛びそうなのをなんとか踏ん張っているように見える春を舞衣は身体を引き寄せ耳許に唇を近づけた。

「うん、ねぇ春もう・・・いいよ」

舞衣の照れ臭ささのあまり小さく囁くような声に春は深く息を吐き「はぁー・・・舞衣のせいだからな」そう告げると擦り付けていた陰茎が膣口を広げズズ・・・とゆっくりナカへと沈めていった。

「ぁあ、・・・はっ、ぁん」

汗ばんだ春の背に手を回し身体を密着させると春の口唇が激しく重なり咥内を犯していく。気が触れたように咥内を蹂躙し互いの唾液が口の中で混ざり合う。

「はは、久しぶりでも簡単に挿入るようになったな・・・動くぞ」

その言葉と同時に舞衣の腰を自身に引き寄せ初めはゆっくり、次第に抽挿が激しくなっていった。
春の動きに同調するかのように舞衣の身体はビクビクと震え仰け反っていった。

「ん、はぁ・・・久しぶりすぎて、はぁ、マジで早そう」

そう言いながら春は舞衣の両足を自分の肩に乗せ密着し更に奥へと這入りこみ激しく律動した。舞衣は春の動きに翻弄されながらも上から漏れ聞こえる甘く悶える声に嬉しくなり胸が締め付けられた。

「は、・・・る、んっ、ぁん・・・すき、今年も・・・ずっと、一緒にい、てね」

途切れ途切れに言葉を繋げ蕩けるような表情の舞衣に春は汗で濡れた前髪を指で掬うようにかき上げ真剣な面持ちで舞衣を見下ろした。

「当たり前だろ、俺がどんだけ苦労してお前手に入れたと思ってんだよ・・・逃げたくても逃がしてやんねーから」

春はそのまま舞衣の口唇を塞ぎ激しく何度も腰を打ち付け最奥を穿つとナカがキュッと締め付け舞衣の身体は小刻みに痙攣しその状態を確認した春もまた自身の白濁をゴム越しに迸った。


☆☆☆
「春ももう一回浴びてきたら?」

シャワーを浴び終わった舞衣は裸のまま布団をかけベッドに横たわりスマホを弄る春の横に座った。

「あぁ」

「今何時?そろそろ戻んないと私らの親心配しない?今日春のとこのおじさんたちご飯食べにうち来るし遅いとなんか言われちゃうかも」

適当な返事をする春を余所に舞衣はベッド近くのデジタル時計に目をやると昼過ぎ近くになっていた。

「あーでも着付けどうしよ、途中までは見よう見真似でなんとかなるけど帯がなー」

皺にならないよう掛けてある着物に目をやり小さく息を吐き途方に暮れた。春は弄っていたスマホを横に置き舞衣を自分の上へと引き寄せ覆い被せた。

「ちょっ、な、何?!」

「今おばさんに寄り道してくから帰り遅くなること伝えたし着付けは知り合いのスタイリストに教わってたから大丈夫。だからお前が心配することはなんもねー・・・ということで」

春は舞衣の着ているバスローブの結び目を機嫌よく解くが舞衣は咄嗟にその手を押さえ「もう無理、無理」と阻止した。その行動に一瞬不機嫌な表情を見せた春だがすぐさま何かを企んでいるかのような表情へと変わっていった。

「お前、さっき言ったよな」

春は舞衣の背中へと手を回し逃げられぬよう力を籠めた。

「さっき“ずっと一緒にいて”って言ってたよな、それに俺“逃がしてやんね”とも言ったよな、だからお望み通り今日は

「ぅわっ!」

不敵な笑みを浮かべ抱き締めたまま身体を回転させられあっという間に春に組み敷かれてしまっていた。

「ずーっとお預け食らっててアレだけじゃ全然足りねーよ、今日一日は俺に付き合えよな」

「ふぇっ!」


強引にされながらも甘くて優しい蕩けるような口付けに半ば諦め春に身を委ねた。

(さっそくお願いは叶ったけど・・・ほんとにこれであってたのかな?)

考えながらも先ほど神様にお願いした通り二人の時間を過ごせる嬉しさで舞衣も春の身体にしがみ付いた。
そのせいでまた春を意識なく煽ってしまい足腰が大変なことになり家まで春におぶられ帰る羽目になるとはこの時の舞衣は思いもよらないのであった。
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