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ドラゴンさん登場3
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キッチンには、鍋やフライパン、キッチンナイフや調理道具諸々が揃っている。
塩や砂糖、香辛料もある。
コンロらしき物もあるのだが、ガスとか供給されてないのにどうやって使うのだろう?
試しにコンロに向かって『コンロに火』と、念じてみたら火が付いた。
薪とか用意したけど、いらなかったかな!
ふ~ん……こういうのを魔法というのか……
魔法文明は機械文明とは全然違うけど、魔法文明もなかなかいいね。
俺は魔法が使えなかったはずなのに、どういう理屈でこのコンロに火が付いたのだろうか?
このコンロは、ほんの少しの魔力量でも火が使える工夫がされているのかも知れない。
……ということは……俺にもほんの少しなら魔力があるということになるな……
『コンロに火』で、何だか気分がハイだ。
ひょっとしたら魔法が使えるようになったのかもしれない……家の外に出て『火』と念じてみる。
……まったく何も起こらない……
気分がハイは……ハイ終了となる……
フウタは、何をやっているのだ?
フウタは魔法が使えないのか……神にいろいろもらっておいて、魔力はもらってなかったのか!
まあこの荒地で魔力があっても、あまり役に立ちそうもないか。
荒地で暮らすだけなら、あの便利な棒で十分だな。
魔法の種で野菜や果物の心配はしなくて良くなったのはラッキーだった。
しかし、肉がない生活は少し辛いな。
肉をなんとかしたい……野菜だけでは味気ない……
やっぱり肉を食べたい……
ドラゴンさんにお願いしたら怒るかな?
「ドラゴンさん、肉は手に入りませんか?」
また……ドラゴンである私に気安く頼んできたな……もういいか!
こいつは特別枠の人族という扱いにするしかないな!
「ドラゴンさんではなく、レッドと呼んでくれていいぞ。肉か! ちょっと待っていろ!」
レッドがドラゴンの姿に戻って空に飛び立つ。
1時間も経たないのに、牛によく似た魔物を大きな爪で挟んで舞い降りてきた。
レッドに聞いたら、ホワイトバッファローという名前の魔物だそうだ。
額に鋭い角が生えている。とにかく目が怖い。魔物の目だ。
決して草食動物のようなおとなしい可愛らしい目じゃない。大きさは牛の2.5倍ある。
何も知らずに森で、あの怖い目に遭遇したら、食べられるとか思わないな……
しかし魔物だろうが何だろうが、細かいことを気にしたらこの世界では生きていけない。
肉は肉だ……気にせず食えればいいのだよ。レッドが食えない動物を捕獲してくるはずがない。
意外に美味いかも知れないじゃないか。
しかしこいつを食うには、解体作業が必要だな!
さすがに……ドラゴンさんに解体までお願いできないよな……絶対怒られる。
俺だってそれぐらい分かる……なんとなく。
しかし俺はホワイトバッファローとは、初めての対面なのだぞ。
しかもこんな大きな魔物をさばくのは無理だ!
小魚なら捌いたことがあるけど、牛みたいな魔物をどう捌けばいいのかなんて全く分からない!
血抜きとかもしないとダメなのだろうけど、どうすればいいのかな……
しかたないので、俺はホワイトバッファローの前足をナイフで少しばかり切り取る。
スーパーナイフがあって良かった!
食べる分だけ、骨ごとスパッと切ることができる。
切り取った前足の硬い皮も、リンゴの皮を剥くように取ることができる。
スーパーナイフがなければ相当苦戦したと思う。
ホワイトバッファローの残りの部分はマジックバックに収納しておこう。
マジックバックの中では、肉が腐らないと信じよう。
マジックバッグの水は変な臭いがしなかったし、きっと大丈夫だと思う。
今晩食べる分の肉を持って家に入った。もう日が暮れ始めている。
家の中で『照明、明るく』と、念じると家の中が明るくなった。
キッチンに移動して、フライパンでステーキを焼こう。
調味料はキッチンの棚に入っているものを使えば、それなりのステーキが料理できると思う。
フウタが料理している。ホワイトバッファローは生で食べる方が美味いのだがな!
当然のように肉を焼いているが、焼いたりして美味いのか?
フウタが、焼いた肉を持ってきてくれた……しかたがない……食べてみるとするか。
おお……焼いた肉も割と美味いではないか。少し量が足らないけどな。
ホワイトバッファローのステーキは最高に美味かった。
食べ終わると、安心したのか急激に疲れを感じて眠くなってきた。
そういえばレッドは小さくなると、俺と同じぐらいの量で満足できるみたいだな。本当に便利な体だと思う。
10mの大きさで食べる時は、ホワイトバッファローぐらいなら、そのまま一飲みなのかもね。
ところでドラゴンはどういう生物なのだろうか……最強の魔物……神獣……神の使い……
別になんでもいいか!
このドラゴンは気安く話しかけても怒らない……心の広い……フレンドリードラゴンだよ!
きっとこの世界のドラゴンは、友達みたいな接し方を求めているのかもしれないな。
家の中は思ったより広い。平屋だがリビング以外に3部屋もある。
また部屋ごとにベッドが備え付けられている。
俺は一刻でも早くベッドで眠りたいのだが、レッドは2年間も眠っていたので、まったく眠くないそうだ。
2年間も眠るなんて、さすがにドラゴンは規格外な生き物だな。
俺は朝までぐっすり寝た。
死ぬかもしれない恐怖を感じれば、誰だって疲れて爆睡だと思うよ。
翌朝、気持ち良く目覚める。疲れも残っていないようだ。
俺は家の中をいろいろ見て回ると、風呂もあった。
マジックバックで湯船に水を入れて『水をお湯に』と、念じるとお湯になる。
ちなみに栓を抜くと、お湯が排水溝から流れ出ていく。
外に出て小屋の周りを見たが、どこに排湯が出てきていない。
排湯は異空間に排出されたのかな。
本当に良くできているぞ、魔法文明バンザイだ……快適だ……
気になるのはトイレだな。洋風の便座があり。用を足して。『便座をクリーン』と、念じると中がきれいになる。これはいいな……肉を確保できれば俺はここで文化的生活ができるぞ。
これで安心したぞ……サバイバル生活……さようなら。
荒地の風景も、綺麗な景色だと思い込めば、優雅に暮らせることだろう。
女神に希望したことは、全部叶えられていると思い込めば生活も楽しくなるだろう。
小さな幸せでいい。幸せだと思えば……どこでも幸せに生きていけるのだよ。
フウタの奴、昨晩はぐっすり眠っていたな。
ドラゴンと同じところで寝て、熟睡できる者がいるとは驚きだぞ!
いったいどういう神経をしているのだ!
さようならサバイバル生活と思ったら、この世界のことをいろいろ知りたくなってきた。
レッドに聞こう。他に聞く相手もいないしね。
「この世界には北とか南とかあるの? 1日は何時間? 時間はあそこに見える星の動きが基準になるの? 長さとか重さの単位は?」
質問しすぎかな?
「この世界にも北とか南はある。北の方角があの森で、南の方角には海となる。1日は24時間。あの星が光っていると昼で沈むと夜だ。長さとか重さの単位は知らない。他の種族は知らないが、ドラゴンにそんなものは必要ない!」
「季節はあるの? 暑い夏とか、寒い冬とか!」
「春夏秋冬の四季があるぞ。といっても冬はそんなに寒くはならない。雪も滅多に降らないぞ」
時間とか気候とかは、前世と同じだ。
前世のことは、不連続だが記憶が蘇りつつある。
しかし蘇ってくるのは知識としての記憶だけだ。
思い出した知識は便利でいいと思うのだが、俺が何者だったとか、何をしていたとか、親や友人はどんな人だったのか、全く思い出せない。
塩や砂糖、香辛料もある。
コンロらしき物もあるのだが、ガスとか供給されてないのにどうやって使うのだろう?
試しにコンロに向かって『コンロに火』と、念じてみたら火が付いた。
薪とか用意したけど、いらなかったかな!
ふ~ん……こういうのを魔法というのか……
魔法文明は機械文明とは全然違うけど、魔法文明もなかなかいいね。
俺は魔法が使えなかったはずなのに、どういう理屈でこのコンロに火が付いたのだろうか?
このコンロは、ほんの少しの魔力量でも火が使える工夫がされているのかも知れない。
……ということは……俺にもほんの少しなら魔力があるということになるな……
『コンロに火』で、何だか気分がハイだ。
ひょっとしたら魔法が使えるようになったのかもしれない……家の外に出て『火』と念じてみる。
……まったく何も起こらない……
気分がハイは……ハイ終了となる……
フウタは、何をやっているのだ?
フウタは魔法が使えないのか……神にいろいろもらっておいて、魔力はもらってなかったのか!
まあこの荒地で魔力があっても、あまり役に立ちそうもないか。
荒地で暮らすだけなら、あの便利な棒で十分だな。
魔法の種で野菜や果物の心配はしなくて良くなったのはラッキーだった。
しかし、肉がない生活は少し辛いな。
肉をなんとかしたい……野菜だけでは味気ない……
やっぱり肉を食べたい……
ドラゴンさんにお願いしたら怒るかな?
「ドラゴンさん、肉は手に入りませんか?」
また……ドラゴンである私に気安く頼んできたな……もういいか!
こいつは特別枠の人族という扱いにするしかないな!
「ドラゴンさんではなく、レッドと呼んでくれていいぞ。肉か! ちょっと待っていろ!」
レッドがドラゴンの姿に戻って空に飛び立つ。
1時間も経たないのに、牛によく似た魔物を大きな爪で挟んで舞い降りてきた。
レッドに聞いたら、ホワイトバッファローという名前の魔物だそうだ。
額に鋭い角が生えている。とにかく目が怖い。魔物の目だ。
決して草食動物のようなおとなしい可愛らしい目じゃない。大きさは牛の2.5倍ある。
何も知らずに森で、あの怖い目に遭遇したら、食べられるとか思わないな……
しかし魔物だろうが何だろうが、細かいことを気にしたらこの世界では生きていけない。
肉は肉だ……気にせず食えればいいのだよ。レッドが食えない動物を捕獲してくるはずがない。
意外に美味いかも知れないじゃないか。
しかしこいつを食うには、解体作業が必要だな!
さすがに……ドラゴンさんに解体までお願いできないよな……絶対怒られる。
俺だってそれぐらい分かる……なんとなく。
しかし俺はホワイトバッファローとは、初めての対面なのだぞ。
しかもこんな大きな魔物をさばくのは無理だ!
小魚なら捌いたことがあるけど、牛みたいな魔物をどう捌けばいいのかなんて全く分からない!
血抜きとかもしないとダメなのだろうけど、どうすればいいのかな……
しかたないので、俺はホワイトバッファローの前足をナイフで少しばかり切り取る。
スーパーナイフがあって良かった!
食べる分だけ、骨ごとスパッと切ることができる。
切り取った前足の硬い皮も、リンゴの皮を剥くように取ることができる。
スーパーナイフがなければ相当苦戦したと思う。
ホワイトバッファローの残りの部分はマジックバックに収納しておこう。
マジックバックの中では、肉が腐らないと信じよう。
マジックバッグの水は変な臭いがしなかったし、きっと大丈夫だと思う。
今晩食べる分の肉を持って家に入った。もう日が暮れ始めている。
家の中で『照明、明るく』と、念じると家の中が明るくなった。
キッチンに移動して、フライパンでステーキを焼こう。
調味料はキッチンの棚に入っているものを使えば、それなりのステーキが料理できると思う。
フウタが料理している。ホワイトバッファローは生で食べる方が美味いのだがな!
当然のように肉を焼いているが、焼いたりして美味いのか?
フウタが、焼いた肉を持ってきてくれた……しかたがない……食べてみるとするか。
おお……焼いた肉も割と美味いではないか。少し量が足らないけどな。
ホワイトバッファローのステーキは最高に美味かった。
食べ終わると、安心したのか急激に疲れを感じて眠くなってきた。
そういえばレッドは小さくなると、俺と同じぐらいの量で満足できるみたいだな。本当に便利な体だと思う。
10mの大きさで食べる時は、ホワイトバッファローぐらいなら、そのまま一飲みなのかもね。
ところでドラゴンはどういう生物なのだろうか……最強の魔物……神獣……神の使い……
別になんでもいいか!
このドラゴンは気安く話しかけても怒らない……心の広い……フレンドリードラゴンだよ!
きっとこの世界のドラゴンは、友達みたいな接し方を求めているのかもしれないな。
家の中は思ったより広い。平屋だがリビング以外に3部屋もある。
また部屋ごとにベッドが備え付けられている。
俺は一刻でも早くベッドで眠りたいのだが、レッドは2年間も眠っていたので、まったく眠くないそうだ。
2年間も眠るなんて、さすがにドラゴンは規格外な生き物だな。
俺は朝までぐっすり寝た。
死ぬかもしれない恐怖を感じれば、誰だって疲れて爆睡だと思うよ。
翌朝、気持ち良く目覚める。疲れも残っていないようだ。
俺は家の中をいろいろ見て回ると、風呂もあった。
マジックバックで湯船に水を入れて『水をお湯に』と、念じるとお湯になる。
ちなみに栓を抜くと、お湯が排水溝から流れ出ていく。
外に出て小屋の周りを見たが、どこに排湯が出てきていない。
排湯は異空間に排出されたのかな。
本当に良くできているぞ、魔法文明バンザイだ……快適だ……
気になるのはトイレだな。洋風の便座があり。用を足して。『便座をクリーン』と、念じると中がきれいになる。これはいいな……肉を確保できれば俺はここで文化的生活ができるぞ。
これで安心したぞ……サバイバル生活……さようなら。
荒地の風景も、綺麗な景色だと思い込めば、優雅に暮らせることだろう。
女神に希望したことは、全部叶えられていると思い込めば生活も楽しくなるだろう。
小さな幸せでいい。幸せだと思えば……どこでも幸せに生きていけるのだよ。
フウタの奴、昨晩はぐっすり眠っていたな。
ドラゴンと同じところで寝て、熟睡できる者がいるとは驚きだぞ!
いったいどういう神経をしているのだ!
さようならサバイバル生活と思ったら、この世界のことをいろいろ知りたくなってきた。
レッドに聞こう。他に聞く相手もいないしね。
「この世界には北とか南とかあるの? 1日は何時間? 時間はあそこに見える星の動きが基準になるの? 長さとか重さの単位は?」
質問しすぎかな?
「この世界にも北とか南はある。北の方角があの森で、南の方角には海となる。1日は24時間。あの星が光っていると昼で沈むと夜だ。長さとか重さの単位は知らない。他の種族は知らないが、ドラゴンにそんなものは必要ない!」
「季節はあるの? 暑い夏とか、寒い冬とか!」
「春夏秋冬の四季があるぞ。といっても冬はそんなに寒くはならない。雪も滅多に降らないぞ」
時間とか気候とかは、前世と同じだ。
前世のことは、不連続だが記憶が蘇りつつある。
しかし蘇ってくるのは知識としての記憶だけだ。
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