20 / 40
第20話 スキル獲得
しおりを挟む
無事に家を借りる事ができ、俺は予定どうりに女神神殿へ行ってメインの第十一競争の表彰式を予知した。
俺の【予知】には表彰される、十一番のゼッケンをつけた女の子がはっきりと視えた。
投票するための個室へと入場する。
不思議な部屋だった。
個室の中は、一切の念話やスキルの使用ができない構造になってるそうで、勿論完全防音で人との会話が遮断されている。
この部屋に入る前にすでに俺の【予知】は結果が見えているので関係無いんだけどね。
でも……【予知】をした結果が人に喋れないとか、文字を書こうとしても駄目だったりだとか、俺だけにしか使えない状況になるって事は、このスキルを手にしたら、他のスキルが取り放題になってしまう事は、女神オグリーヌもわかっていたんではないだろうか? その上で俺にこのスキルを与えたことに意味があるのか?
一番から十二番のボックスがあり、自分で予想した任意のボックスの中にカードを差し込むと投票完了だ。
競争が始まる。
今日のメイン競争はA級の千五百メートル走だ。
俺の賭けた十一番の女の子は、三周回めまでを中断待機で走り、四周目に突入すると一気に先頭に躍り出た。
そのまま問題無くゴールした。
すると、俺の差し込んだ十一番のボックスからカードが戻される。
ホタルからアルファベットの文字だけは教わっていたので、Iランクになっている事が確認できた。
(……折角当てても、ギフトの内容が読めねぇ)
だが、無事に文字列が二列になってるので、増えてるのは間違いないな。
あれ?
ここに書き込まれてるのを読まないと、何のスキルを授かったか解らないなら、スキルが千個とかなったら、どうやって読むんだ?
やはり、まだホタルと行動しないと色々不便だな。
◇◆◇◆
屋敷へと戻ると、ホタルが奴隷の四人の女の子たちを使いながら部屋の掃除と片づけをしていた。
アダムさんは、キッチンの使い勝手を確かめながらハンバーガーの試作品を作っていた。
パンも焼ける大型のオーブンが備え付けてあったので、生地をこねてパンを焼くところから始めた本格的なハンバーガーだ。
パンのサイズも日本で見慣れたサイズよりは一回り大きい。
肉のパティは、ミノタウロスの肉を使用した商品だ。
ミノタウロスの赤身肉に脂身を加えて曳いたミンチの肉は安くはないが、ハンバーガーで提供する程度の量であれば、五百ゴル程度の売値で十分にやって行けるという判断だった。
勿論、チーズやトマト、レタスなどのバリエーションによって値段は上がるみたいだけど、千ゴルを超えるような設定にはならないと言っていた。
問題はスパイス関係だが、胡椒以外はこの国のマーケットで手に入る物で、味を調えたと言っていた。
手に職があるっていいよな。
部屋の片付けも大体終わり、みんなでアダムさんの作ったハンバーガーの試食をしたが、流石プロっていうか日本で食べたハンバーガーよりはるかに美味しい仕上がりだった。
アダムさんとホタルが打ち合わせをして、メニュー表を書きだし、メインの売り子をするニャルと、フローラとフラワーにも商品の説明と売り方をレクチャーしていた。
奴隷の四人の女の子達にも勿論、試食をしてもらったがスパイシーなパティや、生野菜の部分にかかっている手作りのマヨネーズの味に感動していた。
「こんな商品見たこともありません。絶対売れますよ! 私たち奴隷なのにこんなに美味しいものを食べさせていただいた上に、仕事もやりがいがありそうなお仕事を申しつけていただいて、本当にありがとうございます」
と、幸せそうな表情をしている。
アンドレ隊長は、俺が女神神殿に行ってる間にベーアとカールさんとミッシェルを連れて、武器屋へ行って来てたみたいでベーア用のタワーシールドを買ってきていた。
熊獣人のベーアは女性だが力は凄く強くて、俺だと持っただけでよろけるような盾を軽々と持っていた。
俺も、ステータスが上がれば、持てるようになるのか?
アダムさんのハンバーガー屋台は、什器の準備などをして一週間以内くらいでオープンにこぎつけたいという事だ。
ハンバーガーの試食を終えて、俺は自分の部屋へホタルを呼んで話していた。
「先輩、問題無くスキルの獲得は出来たみたいですね。先輩のお告げカードですけど、今日増えたスキルは、知性プラス十っていう能力ですね。ランク一のスキルです。でも先輩?」
「ん? どうした」
「明日も当たれば、四つになるんですよね? スキル」
「そのはずだが」
「その場合って、お告げカードの枠は四つに増えるんですか?」
「あれ? どうなんだろう。当たるたびにひとつづつランクが上がるって聞いたような気がするけど」
「じゃぁ、増えても使えないスキルがあるって事なんですか?」
「どうなんだろうな? 明日はホタルも二時から一時間ほど神殿に付き合ってくれよ。神殿の神官に聞いたら教えて貰えるだろ?」
「それと、もう一つ気になるのはレベルが上がったスキルの場合なんですけど、使ったスキルの個数分の数と判断されるのか、合成しちゃったら一つの扱いになるのかがわからないですね」
「あー確かにそうだな。まだわからない事が多いな。まぁ毎日やって行けばそのうち疑問点は解消するだろ?」
「そうですね」
◇◆◇◆
そして翌日、メインレースに合わせてホタルと二人で神殿へと出かけた。
フローラとフラワーには広い屋敷の掃除を頼んである。
ベーアはアンドレ隊長たちと狩りに出かけているが、ニャルはまだ屋台が出店してないので掃除の手伝いをしてくれてる。
レースは問題無く的中させて、スキルが四つに増えたがお告げカードのランクはHだった。
そして……スキルの装備は三個しかできない。
だが、それは反映されるスキルが三個同時までというだけで、カードを持った状態で意識すればアクティブスキルが切り替えられる仕様だった。
ただし、意識しないといけないから自分で所持しているスキルをちゃんと把握してないといけない。
今はまだ少ないからいいけど、増えてきたら大変だな。
今日手に入ったスキルはランク一の筋力プラス十ともう一つはランク二のポータースキルだった。
「ポーターってことはあれか? 空間収納みたいなスキルなのか? ランク二って低いな便利そうなのに」
「鑑定が無いから、詳細がわからないですね。鑑定もアダムさんのレベル一だとほとんど意味がないし……」
「でも、この神殿のスキル売り場に行けば教えてもらえるんじゃないか?」
「そうですね、聞きに行きましょう」
売り場に行って、馬獣人の売り子にポータースキルのことをたずねた。
「ポータースキルは、レベル一だと一辺一メートルの立方体の容量が、体感重量無しで所持する事ができます。レベル二になれば一辺二メートルの立方体の容量になるので、使い勝手一気にが広がります」
想像どうりだけど、これがレベル十とかなったらめちゃ凄そうだな。
時間経過は普通にあるみたいだし、その機能は上位スキルに進化させれば追加能力でつくのかもしれないな。
「自分のステータスや、カードの詳細を見るのに必要な能力は何があるんですか?」
ホタルが続けて聞いてくれる。
「鑑定のレベル三でステータスが見えるようになります。カードの詳細はレベル五の鑑定で見えます」
やはりあるのか……ステータス。
ホタルに頼んでもう一つ聞いて貰った。
「お告げカードのランクが上がってもステータスは伸びないのですか?」
「ステータスの上昇は、自身を鍛えるかスキルでしか上がりません。カードのランクはスキルをより多く設定できますので、それによるステータスの上昇がしやすいということですね」
「解りました。ありがとうございます」
その質問の返事を聞いて、俺は満足し屋敷へと戻った。
俺の【予知】には表彰される、十一番のゼッケンをつけた女の子がはっきりと視えた。
投票するための個室へと入場する。
不思議な部屋だった。
個室の中は、一切の念話やスキルの使用ができない構造になってるそうで、勿論完全防音で人との会話が遮断されている。
この部屋に入る前にすでに俺の【予知】は結果が見えているので関係無いんだけどね。
でも……【予知】をした結果が人に喋れないとか、文字を書こうとしても駄目だったりだとか、俺だけにしか使えない状況になるって事は、このスキルを手にしたら、他のスキルが取り放題になってしまう事は、女神オグリーヌもわかっていたんではないだろうか? その上で俺にこのスキルを与えたことに意味があるのか?
一番から十二番のボックスがあり、自分で予想した任意のボックスの中にカードを差し込むと投票完了だ。
競争が始まる。
今日のメイン競争はA級の千五百メートル走だ。
俺の賭けた十一番の女の子は、三周回めまでを中断待機で走り、四周目に突入すると一気に先頭に躍り出た。
そのまま問題無くゴールした。
すると、俺の差し込んだ十一番のボックスからカードが戻される。
ホタルからアルファベットの文字だけは教わっていたので、Iランクになっている事が確認できた。
(……折角当てても、ギフトの内容が読めねぇ)
だが、無事に文字列が二列になってるので、増えてるのは間違いないな。
あれ?
ここに書き込まれてるのを読まないと、何のスキルを授かったか解らないなら、スキルが千個とかなったら、どうやって読むんだ?
やはり、まだホタルと行動しないと色々不便だな。
◇◆◇◆
屋敷へと戻ると、ホタルが奴隷の四人の女の子たちを使いながら部屋の掃除と片づけをしていた。
アダムさんは、キッチンの使い勝手を確かめながらハンバーガーの試作品を作っていた。
パンも焼ける大型のオーブンが備え付けてあったので、生地をこねてパンを焼くところから始めた本格的なハンバーガーだ。
パンのサイズも日本で見慣れたサイズよりは一回り大きい。
肉のパティは、ミノタウロスの肉を使用した商品だ。
ミノタウロスの赤身肉に脂身を加えて曳いたミンチの肉は安くはないが、ハンバーガーで提供する程度の量であれば、五百ゴル程度の売値で十分にやって行けるという判断だった。
勿論、チーズやトマト、レタスなどのバリエーションによって値段は上がるみたいだけど、千ゴルを超えるような設定にはならないと言っていた。
問題はスパイス関係だが、胡椒以外はこの国のマーケットで手に入る物で、味を調えたと言っていた。
手に職があるっていいよな。
部屋の片付けも大体終わり、みんなでアダムさんの作ったハンバーガーの試食をしたが、流石プロっていうか日本で食べたハンバーガーよりはるかに美味しい仕上がりだった。
アダムさんとホタルが打ち合わせをして、メニュー表を書きだし、メインの売り子をするニャルと、フローラとフラワーにも商品の説明と売り方をレクチャーしていた。
奴隷の四人の女の子達にも勿論、試食をしてもらったがスパイシーなパティや、生野菜の部分にかかっている手作りのマヨネーズの味に感動していた。
「こんな商品見たこともありません。絶対売れますよ! 私たち奴隷なのにこんなに美味しいものを食べさせていただいた上に、仕事もやりがいがありそうなお仕事を申しつけていただいて、本当にありがとうございます」
と、幸せそうな表情をしている。
アンドレ隊長は、俺が女神神殿に行ってる間にベーアとカールさんとミッシェルを連れて、武器屋へ行って来てたみたいでベーア用のタワーシールドを買ってきていた。
熊獣人のベーアは女性だが力は凄く強くて、俺だと持っただけでよろけるような盾を軽々と持っていた。
俺も、ステータスが上がれば、持てるようになるのか?
アダムさんのハンバーガー屋台は、什器の準備などをして一週間以内くらいでオープンにこぎつけたいという事だ。
ハンバーガーの試食を終えて、俺は自分の部屋へホタルを呼んで話していた。
「先輩、問題無くスキルの獲得は出来たみたいですね。先輩のお告げカードですけど、今日増えたスキルは、知性プラス十っていう能力ですね。ランク一のスキルです。でも先輩?」
「ん? どうした」
「明日も当たれば、四つになるんですよね? スキル」
「そのはずだが」
「その場合って、お告げカードの枠は四つに増えるんですか?」
「あれ? どうなんだろう。当たるたびにひとつづつランクが上がるって聞いたような気がするけど」
「じゃぁ、増えても使えないスキルがあるって事なんですか?」
「どうなんだろうな? 明日はホタルも二時から一時間ほど神殿に付き合ってくれよ。神殿の神官に聞いたら教えて貰えるだろ?」
「それと、もう一つ気になるのはレベルが上がったスキルの場合なんですけど、使ったスキルの個数分の数と判断されるのか、合成しちゃったら一つの扱いになるのかがわからないですね」
「あー確かにそうだな。まだわからない事が多いな。まぁ毎日やって行けばそのうち疑問点は解消するだろ?」
「そうですね」
◇◆◇◆
そして翌日、メインレースに合わせてホタルと二人で神殿へと出かけた。
フローラとフラワーには広い屋敷の掃除を頼んである。
ベーアはアンドレ隊長たちと狩りに出かけているが、ニャルはまだ屋台が出店してないので掃除の手伝いをしてくれてる。
レースは問題無く的中させて、スキルが四つに増えたがお告げカードのランクはHだった。
そして……スキルの装備は三個しかできない。
だが、それは反映されるスキルが三個同時までというだけで、カードを持った状態で意識すればアクティブスキルが切り替えられる仕様だった。
ただし、意識しないといけないから自分で所持しているスキルをちゃんと把握してないといけない。
今はまだ少ないからいいけど、増えてきたら大変だな。
今日手に入ったスキルはランク一の筋力プラス十ともう一つはランク二のポータースキルだった。
「ポーターってことはあれか? 空間収納みたいなスキルなのか? ランク二って低いな便利そうなのに」
「鑑定が無いから、詳細がわからないですね。鑑定もアダムさんのレベル一だとほとんど意味がないし……」
「でも、この神殿のスキル売り場に行けば教えてもらえるんじゃないか?」
「そうですね、聞きに行きましょう」
売り場に行って、馬獣人の売り子にポータースキルのことをたずねた。
「ポータースキルは、レベル一だと一辺一メートルの立方体の容量が、体感重量無しで所持する事ができます。レベル二になれば一辺二メートルの立方体の容量になるので、使い勝手一気にが広がります」
想像どうりだけど、これがレベル十とかなったらめちゃ凄そうだな。
時間経過は普通にあるみたいだし、その機能は上位スキルに進化させれば追加能力でつくのかもしれないな。
「自分のステータスや、カードの詳細を見るのに必要な能力は何があるんですか?」
ホタルが続けて聞いてくれる。
「鑑定のレベル三でステータスが見えるようになります。カードの詳細はレベル五の鑑定で見えます」
やはりあるのか……ステータス。
ホタルに頼んでもう一つ聞いて貰った。
「お告げカードのランクが上がってもステータスは伸びないのですか?」
「ステータスの上昇は、自身を鍛えるかスキルでしか上がりません。カードのランクはスキルをより多く設定できますので、それによるステータスの上昇がしやすいということですね」
「解りました。ありがとうございます」
その質問の返事を聞いて、俺は満足し屋敷へと戻った。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説


結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる