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第27話 家を建てよう
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9月7日(SAT)9時
今日は朝から【D4】四層に篭り、TBと一緒に狩りまくっていた。
アイスイーグルの魔核できっと氷属性の付与出来るはずだからできるだけ集めよう。
16時まで狩りLVも50まで上がった。
きりが良いし今日はこれくらいにしておこう。
地上に戻ると直ぐに東雲さんから連絡があった。
「家の建設資材が届いていますけど、現場に置いていて大丈夫ですか?」
「あー大丈夫だよ今から現場に向かうから」
「私も行きますね」
現場に着くと大量の資材が、種類別においてあった。
昨日で土木練成はLV4まで上がった。
LV1 縦10メートル 横10メートル 高さ10メートル
LV2 縦20メートル 横20メートル 高さ20メートル
LV3 縦30メートル 横30メートル 高さ30メートル
LV4 縦40メートル 横40メートル 高さ40メートル
までの一括練成が可能だ。
俺の新しい家の敷地は奥行き25メートル横幅40メートルの長方形だ。
この範囲なら、一回で作れるな。
設計図をしっかりと見て完成図をイメージする。
良し、いけそうだ。
そこに東雲さんが来た。
何故かDITのメンバーがたくさんいる。
練成で家を作るとこを見たいそうだ。
敷地内の素材を確認しながらしっかりとイメージした。
【土木練成】
敷地全体がまばゆく輝き、それが収まると設計図どおりの家があった。
すげーな、まさにファンタジー。
見ていたDITのメンバーも凄い盛り上がりようだ。
「家具はどうしますか? 折角だから新しいので揃えたほうが良いと思いますよ?」
と、東雲さんが聞いてきた。
「俺そんなの良く解んないからな」
「私明日休みですから、私の好みでよかったら全部コーディネートさせて下さい。予算だけ言ってもらえればそれに合わせます」と、山野さんが言って来た。
すると他の女性陣からも声が上がった。
「独りだけで決めるのは反則です。今日仕事終わってからみんなでここに集まって、又ミーティングしましょう。細かいサイズも測らないといけないし」
「しょうがないわね。それでいいわ」
「俺の意見は挟む余地もなさそうだし任せるよ。予算はまぁ家が広いから、一億円は超えないくらいでいいかな?」
「そんなに使うわけありませんよ」と、東雲さんは言ってたけどどうなんだろ?
「俺は家で生産やってるから、終わったら教えてね」
自分でもびっくりだな。
範囲を超えた大きさの場合は、区分わけして出来るのかな?
試してみたいから、今度は診療センターでもやらせてもらおう。
◇◆◇◆
家に戻って生産を始めた。
念話機と収納バッグの数がほしいから、多めに作っておこう。
後はポーション類もだな。
19時過ぎまで生産に費やしていると、山野さん達がやってきた。
「概ね揃えたい物が決まったわ。明日休みの人達で出かけるけど、付き合ってもらってもいいかしら?」
「ああ明日なら別に良いぞ。どこまで行くんだ? 」
「明日は、市内の大型電気店と家具店ですね」
「何時からの予定かな?」
「朝9時にここに集まるで良いですか?」
「了解、そろそろ達也と颯太が来る頃だな、みんなも一緒にどうだい?」
「「「お邪魔させてもらいます」」」
女性陣がたくさんいるから、手早く料理など用意していると、達也と颯太が来た。
「今日もみんな集まってるんだな」
「そういえば聞いたぞ、家をスキルで一瞬で作ったらしいな、藤崎が凄い興奮して話してたぞ」
「おう、やってみたら何か出来ちまったな」
「それで出来たらみんな困らないんだけどな。インフラはどうするんだ。まだ繋げてないだろ?」
「あーそれだけは業者さんにお願いしたいな」
「東雲さんに月曜日にでも連絡させよう。今日は焼酎持ってきたぞ、これもお気に入りだ」
「インフラで思い出したが理、魔核を使って効率のいい発電とか出来ないのか?」
「あー俺も作って見ようかと思ってたところだ。発電機の知識が俺に無いもんだから、イメージが沸かなくて後回しにしてた」
「うちに誰か詳しいのがいると思うから、暇な時に本部に来てくれ」
「解った」
「岩崎さん、私外務省の出身なんですけど、小説によくあるじゃないですか。言語理解みたいな感じのスキル。あれを魔道具にしたようなのって出来ませんか? 国連加盟国の言語だけでも100種類以上あるのでそれをお互いに理解できるようになれば、ずいぶん国際情勢も変わると思うんですよね」
と、元外務省キャリアの森さんが言って来た。
森さんも30代前半の実年齢の人だけど、ダンジョン効果でどこからどう見ても20代前半にしか見えない。
でも、ダンジョン効果はイメージの強さで変わるんだろうけど、恐らく顔やスタイルを構成する骨格にまで、影響を与えてると思う。
今いる10人の女性達は、何処から見てもグラビアや、ファッション雑誌に登場するモデルさん達と比べても、遜色は無いよな。
「翻訳○○にゃく、みたいなやつか? 俺が作るとイメージから本当にこんにゃく出て来そうだな」
「そののりなら、私は『ど○○もドア』が欲しいですね」と、法務省出身のキャリアの前田さんが発言した。
「それなら、魔道具じゃないけど似たような事はできるよ」
「本当ですか? 凄いですーどんなのですか?」
「何人かは体験してるけど転移だね。場所の登録が必要だけど一瞬でいける」
「体験してみたいです!」
「そっか、じゃぁちょっとたこやき買いに行くか。颯太ちょっと道頓堀行ってくる。直ぐ戻ってくるからな。転移を経験した事のない人で、試してみたかったら一緒に飛ぼう」
前田さん、森さん、今井さん、澤藤さん、音羽さんが手を上げた。
「じゃぁちょっと手をつかんでてね。両手を広げてそれぞれに腕をつかんでもらう」
【転移】
一瞬で道頓堀に現れた。大きく手を広げたお兄さんの看板を見ながら、たこ焼きを買って再び戻った。
「どうだった?」と、同行したメンバーに聞いてみた。
「凄かったです。ほんと一瞬なんですね」
颯太が「今度一回俺の東京の執務室、登録しに来てくれないか? どうしても急がないといけない時に頼みたい」と言い始め、
達也も「その時は俺の執務室も一緒に登録してくれ、頼む」と当然のように言って来た。
「やっぱり『ど○○もドア』作ったほうが良いかな」
道頓堀で買ってきたたこ焼きで、今日はたこ焼きPTになった。
◇◆◇◆
「今日の焼酎は鹿児島阿久根の芋焼酎で『焼きいも黒瀬』って言う銘柄だ。芋の甘い香りが凄い豊かな本当に焼きいも食べてるような味がする」
「確かに香りが凄いな」
「甘い香りなのに飲んだあとの切れ味も良いよな。俺は焼酎は白麹派だから好みにもあってるぞ」
◇◆◇◆
9月8日(SUN)8時
昨日言ってた、翻訳機と転移門ちょっと試してみようかな。
【魔道具創造】
イメージを固めて【発動】
【言語翻訳機】 意思の疎通を図る事を目的とした言葉を、お互いが理解出来るようにする。
素材 ウサギの耳 オークの核 魔核500ポイント
成功確率
N 70%
ロスト30%
【作成】
成功した。
ブルートゥース仕様のハンズフリーマイクみたいな感じだ。
◇◆◇◆
次は転移門だな。
【魔道具創造】
イメージを固めて【発動】
【転移門】 対になる2箇所を、移動する事が出来る
【転移門】ウインドイーグルの羽 アイスイーグルの核 魔核10000ポイント
成功確率
N 10%
ロスト 90%
あーこれはポイント消費と、確率考えると今はやめたほうがいいな。
きっと上位素材の入手と、スキルLVの上昇で何とかなるはず。
◇◆◇◆
時間も9時前になり、山野さん達がやってきた。
今日は普通にハイエースで出かける事にした。
市内の大型家電専門店で、一通りの家電を買う。
今時の家電って機能も値段も凄いんだね。
よくわかんないから全て女性陣に任せて、俺はPCコーナーで最新のパソコンのチェックをして暇を潰してた。
絶対使う事無いような、ソフトが沢山入った製品ばかりが並んでるな。
やっぱパソコンは家電屋さんで買ったらダメだね。
ソフトをインストールしてこの値段にするくらいなら、グラフィックボードとかサウンドの品質を上げてある方が、よっぽど快適に使えるぞ。
そんな事をしていると、今井さんがやって来て、
「大体決まったので、一応確認してもらっていいですか?」と言ってきた。
「おおいいぞ」とみんなの所へ行くと、選んだリストを見せられた。
何故かやたら調理関係が多いし、洗濯機の凄い高級なのとかあったが、俺料理なんてしないし、洗濯も一人になってからは、全部コインランドリーでしかやった事無いと伝えたけど「必要なんです」と言い切られた。
結局500万円程をデビットで支払い、明日の配送という事で店を後にした。
取り敢えずランチを食べに、駅の側のホテルに出かける。
みんな好みがあるだろうから、色々選べるブュッフェにした。
お昼からは家具を買いに行くという事だが、全てを北欧家具で揃える事になったらしくて、オープンしたばかりの北欧家具専門店に行った。
そこでは昨日のうちに欲しい物のサイズなどを全部書き出していたらしく、どんどん品物を見て購入して行ってた。
会計は、1200万円だった。
家具って高いんだな……
これで、必要な買い物は済んだはずだ。
取り敢えずカフェに寄ってダベる事にした。
女性陣6名に男は俺だけだとみんな凄い美人さんだし、なんか悪目立ちするよな。
森さんに
「今朝さぁ、昨日言ってた翻訳機能付きの魔道具作って見たよ」と伝えると「コンニャクですか?」と、返されたぜ。
「いや違うし」と、言いながら現物を出してみせた。
「誰か私の理解出来ない言語話せる人居るかな? 私は、英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、広東語、北京語、韓国語が理解出来ます」
すると、前田さんが、
「私ロシア語とアラビア語解ります」と言って、全く理解出来ない言葉で、森さんに話し始めた。
「凄い、理解ができるわ、音はそのままロシア語で入ってくるけど、意味が理解できるって感じ」
「そうなんだねぇ」
「これなら文化の違いとかで言い回しが違って、該当する言葉が無いなどの、問題もないわ」
「それならそのマイクから喋ると、逆に日本語で喋っても、日本語のわからない人に、意味が正しく伝わる様になるって事かな?」
「森さん、そのマイク使って、北京語で何か喋ってみて?」と、山野さんが言うと、カンフー映画でしか聞いた事の無いような、中国語で森さんが話し始めた。
凄い、中国語全く理解出来ない俺にも意味が伝わって聞こえた。
聞こえると言うより、心に訴えかける感じかな。
「素晴らしいです!これを沢山作って下さい」
森さんはどうやら満足して貰えたようだな。
「暇を見つけて作っとくよ。前田さんが言ってたのは、現状成功率が低すぎて作らなかった」
「でも作れるんですか? 」
「どこでも行けるって訳じゃ無いけど、二箇所にそれぞれ入口置いて、その間を一瞬で渡る感じだね」
一応颯太に確認して、材料用意するなら作ると伝えるか。
◇◆◇◆
9月8日(SUN)20時
「今日は、東京に戻ってたから疲れたぜ」
「移動の時間が勿体無いよな。ダンジョンに潜る時間が減っちまう。今日は宮城の美味い酒だぞ」
「転移門作れるが材料が大量にいるぞ。魔核1万ポイント分使って、10%の成功率だ」
「構わん取り敢えず一つ作ってくれ。今は何より時間が大事だ。本部で材料用意するから明日頼む」
「わかった。ついでに作り溜めた物も明日納品しとく。俺も今日は疲れたぞ。女性6人と一緒に出ると気疲れが激しい。ずっと女っ気の無い生活してたから、何話したらいいかもさっぱりだ」
「そう言えばここで三人だけなのは初めてだな」
「実際どうなんだ? 今は気になる人とかいないのか? いないのならDITの女の子達の中から選べばいいのに」
「俺はさ、結婚2回も失敗してるから、もう結婚を前提にしたお付き合いとか、そんなノリは無理だな。まぁ今はお金もそれなりにあるし、その内気が変わるかもしれないけどな。そう言う颯太は結婚とかしないのか? それこそ周りがほっとかないだろ?」
「確かに周りはうるさいな。見合いの写真なんか月に10枚は来るぞ。でもなぁこの歳になってあれだが、恋愛に憧れてるんだよ俺は」
「今の忙しさじゃ、まだまだ先になりそうだな」
◇◆◇◆
「理、今日の酒はどうだった? 山形の村山市の酒だ『十四代本丸』って言う。理が吟醸香が苦手とか前に言ってただろ、それで敢てこの酒を選んだ」
「おう俺の中途半端な知識じゃ、考えられないほどうまい酒だな。香りも凄いが全然嫌な感じがしない。いい酒を教えてもらったぜ」
「この間な、他の蔵だが蔵元さんと話す機会があったんだが、純米酒じゃないと酒じゃないとか言う人が最近増えたが、香りの良さとか引き出すにはアルコール添加はしてあるほうがいいらしいぞ、添加してあるアルコールだって米から作った焼酎だしな。まぁ俺はうまけりゃ何でもいいがな」
今日は朝から【D4】四層に篭り、TBと一緒に狩りまくっていた。
アイスイーグルの魔核できっと氷属性の付与出来るはずだからできるだけ集めよう。
16時まで狩りLVも50まで上がった。
きりが良いし今日はこれくらいにしておこう。
地上に戻ると直ぐに東雲さんから連絡があった。
「家の建設資材が届いていますけど、現場に置いていて大丈夫ですか?」
「あー大丈夫だよ今から現場に向かうから」
「私も行きますね」
現場に着くと大量の資材が、種類別においてあった。
昨日で土木練成はLV4まで上がった。
LV1 縦10メートル 横10メートル 高さ10メートル
LV2 縦20メートル 横20メートル 高さ20メートル
LV3 縦30メートル 横30メートル 高さ30メートル
LV4 縦40メートル 横40メートル 高さ40メートル
までの一括練成が可能だ。
俺の新しい家の敷地は奥行き25メートル横幅40メートルの長方形だ。
この範囲なら、一回で作れるな。
設計図をしっかりと見て完成図をイメージする。
良し、いけそうだ。
そこに東雲さんが来た。
何故かDITのメンバーがたくさんいる。
練成で家を作るとこを見たいそうだ。
敷地内の素材を確認しながらしっかりとイメージした。
【土木練成】
敷地全体がまばゆく輝き、それが収まると設計図どおりの家があった。
すげーな、まさにファンタジー。
見ていたDITのメンバーも凄い盛り上がりようだ。
「家具はどうしますか? 折角だから新しいので揃えたほうが良いと思いますよ?」
と、東雲さんが聞いてきた。
「俺そんなの良く解んないからな」
「私明日休みですから、私の好みでよかったら全部コーディネートさせて下さい。予算だけ言ってもらえればそれに合わせます」と、山野さんが言って来た。
すると他の女性陣からも声が上がった。
「独りだけで決めるのは反則です。今日仕事終わってからみんなでここに集まって、又ミーティングしましょう。細かいサイズも測らないといけないし」
「しょうがないわね。それでいいわ」
「俺の意見は挟む余地もなさそうだし任せるよ。予算はまぁ家が広いから、一億円は超えないくらいでいいかな?」
「そんなに使うわけありませんよ」と、東雲さんは言ってたけどどうなんだろ?
「俺は家で生産やってるから、終わったら教えてね」
自分でもびっくりだな。
範囲を超えた大きさの場合は、区分わけして出来るのかな?
試してみたいから、今度は診療センターでもやらせてもらおう。
◇◆◇◆
家に戻って生産を始めた。
念話機と収納バッグの数がほしいから、多めに作っておこう。
後はポーション類もだな。
19時過ぎまで生産に費やしていると、山野さん達がやってきた。
「概ね揃えたい物が決まったわ。明日休みの人達で出かけるけど、付き合ってもらってもいいかしら?」
「ああ明日なら別に良いぞ。どこまで行くんだ? 」
「明日は、市内の大型電気店と家具店ですね」
「何時からの予定かな?」
「朝9時にここに集まるで良いですか?」
「了解、そろそろ達也と颯太が来る頃だな、みんなも一緒にどうだい?」
「「「お邪魔させてもらいます」」」
女性陣がたくさんいるから、手早く料理など用意していると、達也と颯太が来た。
「今日もみんな集まってるんだな」
「そういえば聞いたぞ、家をスキルで一瞬で作ったらしいな、藤崎が凄い興奮して話してたぞ」
「おう、やってみたら何か出来ちまったな」
「それで出来たらみんな困らないんだけどな。インフラはどうするんだ。まだ繋げてないだろ?」
「あーそれだけは業者さんにお願いしたいな」
「東雲さんに月曜日にでも連絡させよう。今日は焼酎持ってきたぞ、これもお気に入りだ」
「インフラで思い出したが理、魔核を使って効率のいい発電とか出来ないのか?」
「あー俺も作って見ようかと思ってたところだ。発電機の知識が俺に無いもんだから、イメージが沸かなくて後回しにしてた」
「うちに誰か詳しいのがいると思うから、暇な時に本部に来てくれ」
「解った」
「岩崎さん、私外務省の出身なんですけど、小説によくあるじゃないですか。言語理解みたいな感じのスキル。あれを魔道具にしたようなのって出来ませんか? 国連加盟国の言語だけでも100種類以上あるのでそれをお互いに理解できるようになれば、ずいぶん国際情勢も変わると思うんですよね」
と、元外務省キャリアの森さんが言って来た。
森さんも30代前半の実年齢の人だけど、ダンジョン効果でどこからどう見ても20代前半にしか見えない。
でも、ダンジョン効果はイメージの強さで変わるんだろうけど、恐らく顔やスタイルを構成する骨格にまで、影響を与えてると思う。
今いる10人の女性達は、何処から見てもグラビアや、ファッション雑誌に登場するモデルさん達と比べても、遜色は無いよな。
「翻訳○○にゃく、みたいなやつか? 俺が作るとイメージから本当にこんにゃく出て来そうだな」
「そののりなら、私は『ど○○もドア』が欲しいですね」と、法務省出身のキャリアの前田さんが発言した。
「それなら、魔道具じゃないけど似たような事はできるよ」
「本当ですか? 凄いですーどんなのですか?」
「何人かは体験してるけど転移だね。場所の登録が必要だけど一瞬でいける」
「体験してみたいです!」
「そっか、じゃぁちょっとたこやき買いに行くか。颯太ちょっと道頓堀行ってくる。直ぐ戻ってくるからな。転移を経験した事のない人で、試してみたかったら一緒に飛ぼう」
前田さん、森さん、今井さん、澤藤さん、音羽さんが手を上げた。
「じゃぁちょっと手をつかんでてね。両手を広げてそれぞれに腕をつかんでもらう」
【転移】
一瞬で道頓堀に現れた。大きく手を広げたお兄さんの看板を見ながら、たこ焼きを買って再び戻った。
「どうだった?」と、同行したメンバーに聞いてみた。
「凄かったです。ほんと一瞬なんですね」
颯太が「今度一回俺の東京の執務室、登録しに来てくれないか? どうしても急がないといけない時に頼みたい」と言い始め、
達也も「その時は俺の執務室も一緒に登録してくれ、頼む」と当然のように言って来た。
「やっぱり『ど○○もドア』作ったほうが良いかな」
道頓堀で買ってきたたこ焼きで、今日はたこ焼きPTになった。
◇◆◇◆
「今日の焼酎は鹿児島阿久根の芋焼酎で『焼きいも黒瀬』って言う銘柄だ。芋の甘い香りが凄い豊かな本当に焼きいも食べてるような味がする」
「確かに香りが凄いな」
「甘い香りなのに飲んだあとの切れ味も良いよな。俺は焼酎は白麹派だから好みにもあってるぞ」
◇◆◇◆
9月8日(SUN)8時
昨日言ってた、翻訳機と転移門ちょっと試してみようかな。
【魔道具創造】
イメージを固めて【発動】
【言語翻訳機】 意思の疎通を図る事を目的とした言葉を、お互いが理解出来るようにする。
素材 ウサギの耳 オークの核 魔核500ポイント
成功確率
N 70%
ロスト30%
【作成】
成功した。
ブルートゥース仕様のハンズフリーマイクみたいな感じだ。
◇◆◇◆
次は転移門だな。
【魔道具創造】
イメージを固めて【発動】
【転移門】 対になる2箇所を、移動する事が出来る
【転移門】ウインドイーグルの羽 アイスイーグルの核 魔核10000ポイント
成功確率
N 10%
ロスト 90%
あーこれはポイント消費と、確率考えると今はやめたほうがいいな。
きっと上位素材の入手と、スキルLVの上昇で何とかなるはず。
◇◆◇◆
時間も9時前になり、山野さん達がやってきた。
今日は普通にハイエースで出かける事にした。
市内の大型家電専門店で、一通りの家電を買う。
今時の家電って機能も値段も凄いんだね。
よくわかんないから全て女性陣に任せて、俺はPCコーナーで最新のパソコンのチェックをして暇を潰してた。
絶対使う事無いような、ソフトが沢山入った製品ばかりが並んでるな。
やっぱパソコンは家電屋さんで買ったらダメだね。
ソフトをインストールしてこの値段にするくらいなら、グラフィックボードとかサウンドの品質を上げてある方が、よっぽど快適に使えるぞ。
そんな事をしていると、今井さんがやって来て、
「大体決まったので、一応確認してもらっていいですか?」と言ってきた。
「おおいいぞ」とみんなの所へ行くと、選んだリストを見せられた。
何故かやたら調理関係が多いし、洗濯機の凄い高級なのとかあったが、俺料理なんてしないし、洗濯も一人になってからは、全部コインランドリーでしかやった事無いと伝えたけど「必要なんです」と言い切られた。
結局500万円程をデビットで支払い、明日の配送という事で店を後にした。
取り敢えずランチを食べに、駅の側のホテルに出かける。
みんな好みがあるだろうから、色々選べるブュッフェにした。
お昼からは家具を買いに行くという事だが、全てを北欧家具で揃える事になったらしくて、オープンしたばかりの北欧家具専門店に行った。
そこでは昨日のうちに欲しい物のサイズなどを全部書き出していたらしく、どんどん品物を見て購入して行ってた。
会計は、1200万円だった。
家具って高いんだな……
これで、必要な買い物は済んだはずだ。
取り敢えずカフェに寄ってダベる事にした。
女性陣6名に男は俺だけだとみんな凄い美人さんだし、なんか悪目立ちするよな。
森さんに
「今朝さぁ、昨日言ってた翻訳機能付きの魔道具作って見たよ」と伝えると「コンニャクですか?」と、返されたぜ。
「いや違うし」と、言いながら現物を出してみせた。
「誰か私の理解出来ない言語話せる人居るかな? 私は、英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、広東語、北京語、韓国語が理解出来ます」
すると、前田さんが、
「私ロシア語とアラビア語解ります」と言って、全く理解出来ない言葉で、森さんに話し始めた。
「凄い、理解ができるわ、音はそのままロシア語で入ってくるけど、意味が理解できるって感じ」
「そうなんだねぇ」
「これなら文化の違いとかで言い回しが違って、該当する言葉が無いなどの、問題もないわ」
「それならそのマイクから喋ると、逆に日本語で喋っても、日本語のわからない人に、意味が正しく伝わる様になるって事かな?」
「森さん、そのマイク使って、北京語で何か喋ってみて?」と、山野さんが言うと、カンフー映画でしか聞いた事の無いような、中国語で森さんが話し始めた。
凄い、中国語全く理解出来ない俺にも意味が伝わって聞こえた。
聞こえると言うより、心に訴えかける感じかな。
「素晴らしいです!これを沢山作って下さい」
森さんはどうやら満足して貰えたようだな。
「暇を見つけて作っとくよ。前田さんが言ってたのは、現状成功率が低すぎて作らなかった」
「でも作れるんですか? 」
「どこでも行けるって訳じゃ無いけど、二箇所にそれぞれ入口置いて、その間を一瞬で渡る感じだね」
一応颯太に確認して、材料用意するなら作ると伝えるか。
◇◆◇◆
9月8日(SUN)20時
「今日は、東京に戻ってたから疲れたぜ」
「移動の時間が勿体無いよな。ダンジョンに潜る時間が減っちまう。今日は宮城の美味い酒だぞ」
「転移門作れるが材料が大量にいるぞ。魔核1万ポイント分使って、10%の成功率だ」
「構わん取り敢えず一つ作ってくれ。今は何より時間が大事だ。本部で材料用意するから明日頼む」
「わかった。ついでに作り溜めた物も明日納品しとく。俺も今日は疲れたぞ。女性6人と一緒に出ると気疲れが激しい。ずっと女っ気の無い生活してたから、何話したらいいかもさっぱりだ」
「そう言えばここで三人だけなのは初めてだな」
「実際どうなんだ? 今は気になる人とかいないのか? いないのならDITの女の子達の中から選べばいいのに」
「俺はさ、結婚2回も失敗してるから、もう結婚を前提にしたお付き合いとか、そんなノリは無理だな。まぁ今はお金もそれなりにあるし、その内気が変わるかもしれないけどな。そう言う颯太は結婚とかしないのか? それこそ周りがほっとかないだろ?」
「確かに周りはうるさいな。見合いの写真なんか月に10枚は来るぞ。でもなぁこの歳になってあれだが、恋愛に憧れてるんだよ俺は」
「今の忙しさじゃ、まだまだ先になりそうだな」
◇◆◇◆
「理、今日の酒はどうだった? 山形の村山市の酒だ『十四代本丸』って言う。理が吟醸香が苦手とか前に言ってただろ、それで敢てこの酒を選んだ」
「おう俺の中途半端な知識じゃ、考えられないほどうまい酒だな。香りも凄いが全然嫌な感じがしない。いい酒を教えてもらったぜ」
「この間な、他の蔵だが蔵元さんと話す機会があったんだが、純米酒じゃないと酒じゃないとか言う人が最近増えたが、香りの良さとか引き出すにはアルコール添加はしてあるほうがいいらしいぞ、添加してあるアルコールだって米から作った焼酎だしな。まぁ俺はうまけりゃ何でもいいがな」
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因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
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