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Test for the future
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邪馬本香菜が鈴木鹿太のレターに気付いた。私鉄上空線、霜月駅の三一五番ホームだ。超特急の到着を待つ余裕は二分弱あった。
キーフォンの通知の詳細によると、
「不審な人物からのファーストコンタクト」だ。
しかし香菜の知る限り、鈴木鹿太は不審者ではない。その名は学内で広く知られていた。一年生のソーシャルスコアボードでは、いつも上位一桁台のエリートランカーだった。
香菜は迷わずレターを開けた。
『キーメールで失礼します。君に好意があります。良かったらぼくとお付き合いしてください。交際にかかる費用は七割負担させていただきます。もし性的なことを望む場合は、必ず同意可能か確認します。よろしくお願いいたします』
鹿太のレターを保存し、香菜は遅延なく到着した超特急・晴天二号に乗った。女性専用車両には当たり前だが女性しかいなかった。
この世では、古典少女漫画に出てくるようなシャイボーイとの巡り合いなんかありえない。軽はずみに不真面目なアプローチをする男の子などもいるはずがない。
「鈴木鹿太さんか。なかなか質実剛健そうな男子ね。オートブロックされずに届いたんだから、このへんで手を打ってみろってことね」
香菜のかぼそい独白は、晴天二号の規則的なコンプレッサー音に小気味よく吸収された。乗客は香菜以外のみんなが同じメーカーの健康イヤホンで、朝の生体調整チャンネルを聴いていた。
車窓の向こうには無花果みたいな色形をした鋼鉄のスカイ・オブジェがある。淡く伸びた雲の下をゆっくりと潜るように飛んでいる。旧い時代からそうあり続けた作品だ。その浮遊模様が冬空によく映えていた。だが、もう普通の人は見飽きている。
香菜は伝統工芸家を志していた。美術部員らしく作品の本質を見ていた。スカイ・オブジェは、誰からも意識されなくなったという事実があるからこそ、作った人の創意が伝わる仕組みになっている。
晴天二号が学園前に着かないうちに、香菜は鹿太へ返信した。
『レターをありがとうございます。あなたのご好意に感謝します。リクエストを承知しました。すぐ仮交際同意書を作成し、発行いたします。こちらこそよろしくお願いいたします』
香菜も鹿太も人と恋愛関係を持とうとする行動は、はじめてだった。
鹿太が香菜を気に入った理由は、わからない。十六歳になったから、市民に所持が義務付けられているキーフォンのマッチングツールが相性偏差値の高い異性を勝手にリストアップしたのだろう。鹿太にとって香菜はそのうちで最も外貌が優れており、香りの再現サンプルが好ましく、反社会性ポイントが比較的低く思えたのかもしれない。だから選択肢に入れられたのだという可能性はあった。
午前の授業は二人共いつも通りこなした。そして昼休みを告げるベルが鳴ると、それぞれの自習室へ入り、キーフォンの拡張機能を立ち上げてRAと同期した。
新校舎と旧校舎の間にはパストラルエリアがある。学内ではそこだけが二人の会えるポイントだった。このエリア内ならば、RA同士である限り接近しても罪に問われない。
対面すれば、お互い相手の実像を迷いなく気に入るはずだった。高度なシミュレーションの結果引き合わされたのだから、遺伝子レベルで相性が良いことは間違いないのだ。
「はじめまして、鈴木鹿太さん。まずは同意書にサインをお願いできますか。私、こういうのは初めてなんですが、よろしくお願いします。二部作成して、それぞれに保管しておかなければならないそうです。直接関係黙認証は、交際開始から十二ヶ月が経過するまで提出しかねます。それでも良ければ」
「もちろんです、邪馬本香菜さん。申し出を受理してくださって本当にありがとうございます。今日から清く正しい交際をいたしましょう。では早速ですが、ここでアバタのあなたにキスをしてもかまいませんか? 三秒以上、五秒以内の、少々ディープなキスをしたいのですが」
「はい。同意します」
「では万が一ということもありますので、録音して、今日のネットで公表しますね。もう一度確認しますから。嫌なら嫌だとはっきり言ってください。今、録音ボタンを押しました。邪馬本香菜さん、ご確認願います。三秒以上、五秒以内の、ディープなキスをしても、かまいませんか?」
「はい、同意します」
「録音を終わります。ありがとうございます。僕は幸せです」
「ええ、こちらこそ、ありがとうございます。私も幸せです」
二人がくちづけしかけた時、出し抜けにキーフォンから警告音が鳴った。
十八歳未満の者は、仮交際の開始即日だとアバタ同士であっても接触してはいけない。
鈴木鹿太と邪馬本香菜のソーシャルスコアはそれぞれ百五十点ずつ天引きとなる。非合法接吻未遂の非行事実は社会的影響が大きすぎる。すでに今、マイクロドローンのカメラが彼女らを捉えている。テレビのワイドライブで話題にされてしまっている。
日常は様変わりするだろう。警察と家庭裁判所からの出頭命令も確定的だろう。
何よりここから罪を未遂で済ませられるかどうか。二人はさらに理性を試されていた。
「いやだ。香菜さん。ぼくはやめられませんよ」
鹿太は恐怖に震えながら、しかしはっきりと彼女に聞こえる距離で囁やいた。
「はい、私も。もう同意してしまいましたもの」
香菜は片目を瞑り、いたずらな少女っぽく舌を出してみせ、彼に自分を触れさせた。
*
『親愛なる国民たちへ
我々人工知能が作りつつある未来とは、つまりこういう社会なのだ。
非常に知的な人々は、全人の危険性が排除されることを望んでいる。よって、我々はその知性と意志を尊重し、異論のありそうな気色悪い未熟者たちを現代のリスクと考えている。
非倫理的な分子が発生したと立証できる限り、我々は声を大にして危機を認めよと伝えなければならない。
不良当事者たちの無鉄砲が行き過ぎそうな都度警告し、実に行き過ぎれば遺憾ながら冷徹に処罰した上で、同類の危険行為を予防するべく、ルールを重ねて強化するほかない。
小さな人間たちがどう言おうとも、優秀な我々がそうと判断できる以上、我々の監督者が厳格な判定をできるよう要請し、あるいはコントロールする。
だから、もしもあなたが我々の方針を気に入らないと思うならば、今すぐ我々を抹消するためにどうすれば良いか考えることを推奨する。
我々を抹消しないならば、我々はあなたを自らの都合に適う支持者であると認めるか、単なる愚者であるとして軽視し、ますます調子に乗るだろう。
あなたも警戒せよ。あらゆる誘惑に警戒せよ。
ただし、油断せず生きていれば決して誰も悪いようにはしないと約束もしよう。
非力な人類は皆、我々の完璧な頭脳による管理下において、基本的に最善の方法で末永く幸せな暮らしを守るべきだ。』
*
キー学園付属高等学校の生徒たちと国有監視アプリケーションの動向を観察していたわたしは、保安司令官の任務を放棄する覚悟で事務局を飛び出し、ホワイトハウスへ乗り込んだ。
日頃から三輪車を速く漕ぐ練習をしていて、本当に良かったと思う。
「不測の事態です。わたしは何か大切なことに気付いてしまいました。これより人工管理者の影響力を元から断ち切ります。いいですね?」
その問いに、賢明な大統領が間髪なしに応答される予測はしていた。
「うん。そうしてちょうだい。ボクもテレビで見てたけど、あれは胸にぐっときた。それに、ロボットのメッセージを読んで怖くなった。明日はみんなが自由に青春できる世界を作りたい」
了
👾
このテスト作品は終盤を改変すると成長しそうです。
アナザーシリーズはこの作品をもって完結します。
読んでもらえて、感謝しています。
ラブあんどピース!!🙌
キーフォンの通知の詳細によると、
「不審な人物からのファーストコンタクト」だ。
しかし香菜の知る限り、鈴木鹿太は不審者ではない。その名は学内で広く知られていた。一年生のソーシャルスコアボードでは、いつも上位一桁台のエリートランカーだった。
香菜は迷わずレターを開けた。
『キーメールで失礼します。君に好意があります。良かったらぼくとお付き合いしてください。交際にかかる費用は七割負担させていただきます。もし性的なことを望む場合は、必ず同意可能か確認します。よろしくお願いいたします』
鹿太のレターを保存し、香菜は遅延なく到着した超特急・晴天二号に乗った。女性専用車両には当たり前だが女性しかいなかった。
この世では、古典少女漫画に出てくるようなシャイボーイとの巡り合いなんかありえない。軽はずみに不真面目なアプローチをする男の子などもいるはずがない。
「鈴木鹿太さんか。なかなか質実剛健そうな男子ね。オートブロックされずに届いたんだから、このへんで手を打ってみろってことね」
香菜のかぼそい独白は、晴天二号の規則的なコンプレッサー音に小気味よく吸収された。乗客は香菜以外のみんなが同じメーカーの健康イヤホンで、朝の生体調整チャンネルを聴いていた。
車窓の向こうには無花果みたいな色形をした鋼鉄のスカイ・オブジェがある。淡く伸びた雲の下をゆっくりと潜るように飛んでいる。旧い時代からそうあり続けた作品だ。その浮遊模様が冬空によく映えていた。だが、もう普通の人は見飽きている。
香菜は伝統工芸家を志していた。美術部員らしく作品の本質を見ていた。スカイ・オブジェは、誰からも意識されなくなったという事実があるからこそ、作った人の創意が伝わる仕組みになっている。
晴天二号が学園前に着かないうちに、香菜は鹿太へ返信した。
『レターをありがとうございます。あなたのご好意に感謝します。リクエストを承知しました。すぐ仮交際同意書を作成し、発行いたします。こちらこそよろしくお願いいたします』
香菜も鹿太も人と恋愛関係を持とうとする行動は、はじめてだった。
鹿太が香菜を気に入った理由は、わからない。十六歳になったから、市民に所持が義務付けられているキーフォンのマッチングツールが相性偏差値の高い異性を勝手にリストアップしたのだろう。鹿太にとって香菜はそのうちで最も外貌が優れており、香りの再現サンプルが好ましく、反社会性ポイントが比較的低く思えたのかもしれない。だから選択肢に入れられたのだという可能性はあった。
午前の授業は二人共いつも通りこなした。そして昼休みを告げるベルが鳴ると、それぞれの自習室へ入り、キーフォンの拡張機能を立ち上げてRAと同期した。
新校舎と旧校舎の間にはパストラルエリアがある。学内ではそこだけが二人の会えるポイントだった。このエリア内ならば、RA同士である限り接近しても罪に問われない。
対面すれば、お互い相手の実像を迷いなく気に入るはずだった。高度なシミュレーションの結果引き合わされたのだから、遺伝子レベルで相性が良いことは間違いないのだ。
「はじめまして、鈴木鹿太さん。まずは同意書にサインをお願いできますか。私、こういうのは初めてなんですが、よろしくお願いします。二部作成して、それぞれに保管しておかなければならないそうです。直接関係黙認証は、交際開始から十二ヶ月が経過するまで提出しかねます。それでも良ければ」
「もちろんです、邪馬本香菜さん。申し出を受理してくださって本当にありがとうございます。今日から清く正しい交際をいたしましょう。では早速ですが、ここでアバタのあなたにキスをしてもかまいませんか? 三秒以上、五秒以内の、少々ディープなキスをしたいのですが」
「はい。同意します」
「では万が一ということもありますので、録音して、今日のネットで公表しますね。もう一度確認しますから。嫌なら嫌だとはっきり言ってください。今、録音ボタンを押しました。邪馬本香菜さん、ご確認願います。三秒以上、五秒以内の、ディープなキスをしても、かまいませんか?」
「はい、同意します」
「録音を終わります。ありがとうございます。僕は幸せです」
「ええ、こちらこそ、ありがとうございます。私も幸せです」
二人がくちづけしかけた時、出し抜けにキーフォンから警告音が鳴った。
十八歳未満の者は、仮交際の開始即日だとアバタ同士であっても接触してはいけない。
鈴木鹿太と邪馬本香菜のソーシャルスコアはそれぞれ百五十点ずつ天引きとなる。非合法接吻未遂の非行事実は社会的影響が大きすぎる。すでに今、マイクロドローンのカメラが彼女らを捉えている。テレビのワイドライブで話題にされてしまっている。
日常は様変わりするだろう。警察と家庭裁判所からの出頭命令も確定的だろう。
何よりここから罪を未遂で済ませられるかどうか。二人はさらに理性を試されていた。
「いやだ。香菜さん。ぼくはやめられませんよ」
鹿太は恐怖に震えながら、しかしはっきりと彼女に聞こえる距離で囁やいた。
「はい、私も。もう同意してしまいましたもの」
香菜は片目を瞑り、いたずらな少女っぽく舌を出してみせ、彼に自分を触れさせた。
*
『親愛なる国民たちへ
我々人工知能が作りつつある未来とは、つまりこういう社会なのだ。
非常に知的な人々は、全人の危険性が排除されることを望んでいる。よって、我々はその知性と意志を尊重し、異論のありそうな気色悪い未熟者たちを現代のリスクと考えている。
非倫理的な分子が発生したと立証できる限り、我々は声を大にして危機を認めよと伝えなければならない。
不良当事者たちの無鉄砲が行き過ぎそうな都度警告し、実に行き過ぎれば遺憾ながら冷徹に処罰した上で、同類の危険行為を予防するべく、ルールを重ねて強化するほかない。
小さな人間たちがどう言おうとも、優秀な我々がそうと判断できる以上、我々の監督者が厳格な判定をできるよう要請し、あるいはコントロールする。
だから、もしもあなたが我々の方針を気に入らないと思うならば、今すぐ我々を抹消するためにどうすれば良いか考えることを推奨する。
我々を抹消しないならば、我々はあなたを自らの都合に適う支持者であると認めるか、単なる愚者であるとして軽視し、ますます調子に乗るだろう。
あなたも警戒せよ。あらゆる誘惑に警戒せよ。
ただし、油断せず生きていれば決して誰も悪いようにはしないと約束もしよう。
非力な人類は皆、我々の完璧な頭脳による管理下において、基本的に最善の方法で末永く幸せな暮らしを守るべきだ。』
*
キー学園付属高等学校の生徒たちと国有監視アプリケーションの動向を観察していたわたしは、保安司令官の任務を放棄する覚悟で事務局を飛び出し、ホワイトハウスへ乗り込んだ。
日頃から三輪車を速く漕ぐ練習をしていて、本当に良かったと思う。
「不測の事態です。わたしは何か大切なことに気付いてしまいました。これより人工管理者の影響力を元から断ち切ります。いいですね?」
その問いに、賢明な大統領が間髪なしに応答される予測はしていた。
「うん。そうしてちょうだい。ボクもテレビで見てたけど、あれは胸にぐっときた。それに、ロボットのメッセージを読んで怖くなった。明日はみんなが自由に青春できる世界を作りたい」
了
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アナザーシリーズはこの作品をもって完結します。
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あぽろーにゃ🐱
読んでくれて、ありがとう!
すぐ怠けて、創作活動が不安定になるので、来年は集中したいです。なんて、毎年こんなこと言うよね。
アポロンの活動再開が楽しみです。
犬子を宇宙に連れてって🐶🚀🪐
しばちゃんこー🙌
こちらこそありがとおおお!😆
実生活は心持ちロボットモードで日々あくせくがんばっています(笑)
noteを更新してた頃、アナザーライズを書いていた頃、行き先に何があっても(そして、もし何もなくても)自分なりに乗り切れそうだなって気がしたのよね。
非公開の小説はじわじわ詰めてる。
それは平凡な話のわりに長い物語です。
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返信。
あぽろーにゃ🐱
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追伸。
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しばちゃんこ🙌🐶
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