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そういった経緯で、現在彼らはソレニカ教国にて再会を果たしていた。
パドマーナ島に向かうため、隣国のソレニカ教国にやってくることは必須であったからだ。
皆が麗を歓迎する中、シノニムは一人屋外にいた。
まだ彼らとのわだかまりはまだ解けていないのだ。
麗ははぁっと溜め息を吐いた。先が思いやられる。
シノニム以外の全員が席に着いたことを確認し、スピカが口を開く。
「パドマーナ島は巨大な樹の中にある。私も、行ったことはないけど、とても綺麗な場所だと聞く。閉鎖的な島で巫女と呼ばれる人が代々統治している。パドマーナ島に入るには白旗を掲げた小さな船に乗らなくちゃいけない。敵意がないということを海の神に示す必要があるらしい」
「パドマーナ島付近には宝を求めた海賊たちもよくいるらしいから心してかかろう」
オズヴァルドの言葉に神妙な顔で頷いた。
「宝?」
マロンが不思議そうな顔で問う。
カイパーが答えた。
「パドマーナ島の樹の根元にはワースと呼ばれる大きな宝玉があるって言い伝えられてるんや。青く煌々と輝く唯一の宝石を求めて、やってくる海賊が後を絶えへんねん」
「かなり物騒なのですね」
ニクラスの言葉にシュヴァルツェが付け加える。
「だけど無事に戻ってきた海賊たちがいないのも事実。生き延びた少数の人たちもみんな口をつぐんでいる。海賊たちだけでない、何か別の危険もあるのかも。それこそ、宝を守る番人のような何かが」
ごくり。
誰かが喉を鳴らす音がやけに大きく響いた。
麗たちが船に乗り込んだとき、空はどこまでも快晴であった。
だが、最高の船出も数時間もしないうちに暗雲が立ち込めてきた。
空もどんよりと曇り、雨がぽつりぽつりと降り始めたのだ。
そんな空に応えるように海面もまた次第に波が荒立ってきていた。
「風が出てきたわね」
麗は髪を押さえながら、前方を見つめた。
少し向こうにうっすらと大きな影が視界に映る。
「時間的にはそろそろ着く、はず」
スピカがカイパーに支えられながら立ち上がる。
慣れない船上に困っているようであった。
彼女の言葉を聞いた麗が頷く。
「既に遠くに見えているわ」
麗の言葉に全員が彼女の指先の向こうに視線を送る。
「本当だ」
マロンが呟いた。
「このまま何事もなく進めそうですね」
ニクラスがそう言ったそのとき、であった。
どん! と船底から衝撃が走り、全員足元がふらついた。
態勢を整える前に二体の巨大な影が船上に落ちる。
はっとして顔を上げた麗たちの視界が捉えたのは通常の幾倍もの体躯をしたイカとタコであった。
「ひっ」
腰が抜けたマロンの身体をオズヴァルドが抱えている。
「怪物か」
シノニムが声を上げ、麗が答えた。
「えぇ、クラーケンよ。まさかまだクラーケンがこの世界に存在しているなんて! そしてこの目で見ることが出来ただなんて!」
愉悦の感情を隠すことなく、麗は瞳をキラキラと輝かせ、頬を上気させた。
ほんの一瞬、麗以外の思考が停止した。
目の前に迫る決して友好的な様子ではない怪物に対して興奮する人間がいるなどとは予想だにしていなかったのだ。
いち早く反応したのはカイパーである。
「クラーケンか何か知らんけど、成長速度が異常に早いだけのイカとタコやで」
「それでも、よ。だって天然ものよ。絶滅危惧種なのよ?」
うっとりと麗は怪物を見上げている。
「とにかくこいつらを何とかしないと」
剣を構え、シノニムが言う。
そんな彼の腕を掴んだのは麗だった。
彼女は必死の形相をしていた。
「駄目よ。今の話を聞いていた?」
「だが」
食い下がるシノニムを麗はぎろりと睨む。
「絶滅危惧種は保護する対象でこそすれ、殺生対象にはならないのよ」
「じゃあ、どうする」
スピカが尋ねる。雨としぶきが当たらぬよう、カイパーの腕が彼女の顔面前に添えられていた。
「攻撃をかわしながら、受け流しながら何とか船を進めるしかないわ。天然ものの怪物に危害を加えるのは厳禁よ」
腕を組んでそう宣言した麗にシノニムは頭を押さえた。
彼女の傲慢さをよく知っているのは他でもない彼なのだから。
「どうしたらええねん!」
タコの足を薙ぎ払いながらカイパーが叫んだ。
彼の背にはスピカが大人しく守られていた。
「ははっ、腕が鳴りますね」
ニクラスは楽しそうに笑って、杖を構えた。
シュヴァルツェが詠唱を端的に唱えるや否や、船全体を覆う防護膜が現われる。
クラーケンたちの衝撃を吸収し、麗たちを乗せた船は微力ながら進んでいく。
荒波が船をもみ、横に流されそうになりながらも何とか少しずつ目的へと近づいていた。
魔法を使い、額に汗を浮かばせるシュヴァルツェの横でマロンが魔力を送り続けている。
しかし、保たれた力の均衡が崩れるのにそう時間はかからなかった。
シュヴァルツェたちの魔力が尽き、へたり込むと船の防護膜は無残に散った。
ぱりんと軽やかな音が耳に届く。
対抗する力が消えたことを悟ったのか、クラーケンたちは先程よりもより一層激しく、船を攻撃する。
一本一本の足を振り払うのはオズヴァルド、カイパーそしてシノニム。
ニクラスは魔法回復薬をシュヴァルツェとマロンに飲ませていた。
「撃退したら駄目なのか、麗」
シノニムの言葉にも麗は頑として首を縦に振らない。
「もう、持たない」
スピカの声が背後から聞こえる。
オズヴァルドの剣とイカの鋭く尖った足が交差し合い、火花を散らす。
船上でふんばりの効かないオズヴァルドが少しずつ後退している。
もう駄目だ、と麗以外の全員が覚悟を決めたとき。
巨大樹に隠されたパドマーナ島から微かな祝詞が聞こえてきたのだ。
それは囁かで厳かな祈りであった。
祈りはクラーケンたちにも届いたようであった。
彼らは一瞬動きを止めると、静かに海中へと戻っていった。
「……何だ?」
オズヴァルドの言葉が波紋一つない海面に落とされた。
スピカが口を開いた。
「海の女神の子守唄。……パドマーナ島の巫女だけが知っている祝詞で、その歌には海の怪物を従わせる力があるという伝説」
「伝説が本物やった、てことか」
カイパーの声にスピカが頷いた。
「ま、何にせよ。巫女には歓迎されているってことよね」
のんびりと麗は言い放った。
「麗、君のせいでなぁ」
シノニムの言葉に他のみんなも大きく頷いていた。
「無事に生きていたから良かったものの」
ニクラスの言葉に麗は肩を竦めた。
何も言い返せないのだ。
彼らが一息つく間もないうちに、巨大樹がすぐ目の前まで迫って来ていた。
それは到底樹だとは思えないくらいの大きさで、中に島が内包されていると言われても不思議ではなかった。
感嘆の声を漏らす麗たちが樹の根元までやってくると、ずずずずずずと根が移動し、船一隻が進める程の隙間が出来た。
「なるほど、小さな船でお越しください、って話はこれか」
マロンが一人納得していた。
こうして、麗たちを乗せた小船は静かにパドマーナ島へと入っていったのである。
かの島は巨大樹に守られた一つの島であった。
そのため、空はなく上を仰げば樹の幹が広がっている。
しかし、海中にあるワースの仄かな青白い光が内部を照らしており、暗いと感じることはない。
寧ろ、どこか幻想的な光景ですらあった。
しとしとと樹の中は常に霧雨が降っており、少し肌寒い。
ぶるりと身体を震わせたマロンにオズヴァルドが自らのマントを渡していた。
「ありがとう」
二人のやり取りを微笑ましく思いながら、麗は海に目を凝らした。
この青い光の先にワースがある。
ぞくり、と彼女の背筋が強張った。
緊張と興奮と、形容しがたい高ぶりが麗の中に芽生えていたのだ。
船を近くの桟橋に付けると、どこからともなくローブを着た男が麗たちの前に現れた。
「ようこそいらっしゃいました。巫女様がお呼びです」
しわがれた声でそう告げた目の前の人物は背を向けると、どこかへ向かって歩き始めたのであった。
麗たちは視線を交わらせ、頷き合った。
「行くしかない」
シノニムの言葉を合図に、先を行くローブの男のあとを追いかけたのであった。
どれくらい歩いただろうか。
ローブの男が歩みを止めたのは樹の中心部にある洞穴の前であった。
ぽっかりと開いた漆黒の闇が麗たちを飲み込まんと待ち構えていた。
「私の案内はここまで。この穴の奥に巫女様が待っております。行くも戻るもここが最後。ひとたび進めば戻ることは許されておりません。今一度、お考えを」
パドマーナ島に向かうため、隣国のソレニカ教国にやってくることは必須であったからだ。
皆が麗を歓迎する中、シノニムは一人屋外にいた。
まだ彼らとのわだかまりはまだ解けていないのだ。
麗ははぁっと溜め息を吐いた。先が思いやられる。
シノニム以外の全員が席に着いたことを確認し、スピカが口を開く。
「パドマーナ島は巨大な樹の中にある。私も、行ったことはないけど、とても綺麗な場所だと聞く。閉鎖的な島で巫女と呼ばれる人が代々統治している。パドマーナ島に入るには白旗を掲げた小さな船に乗らなくちゃいけない。敵意がないということを海の神に示す必要があるらしい」
「パドマーナ島付近には宝を求めた海賊たちもよくいるらしいから心してかかろう」
オズヴァルドの言葉に神妙な顔で頷いた。
「宝?」
マロンが不思議そうな顔で問う。
カイパーが答えた。
「パドマーナ島の樹の根元にはワースと呼ばれる大きな宝玉があるって言い伝えられてるんや。青く煌々と輝く唯一の宝石を求めて、やってくる海賊が後を絶えへんねん」
「かなり物騒なのですね」
ニクラスの言葉にシュヴァルツェが付け加える。
「だけど無事に戻ってきた海賊たちがいないのも事実。生き延びた少数の人たちもみんな口をつぐんでいる。海賊たちだけでない、何か別の危険もあるのかも。それこそ、宝を守る番人のような何かが」
ごくり。
誰かが喉を鳴らす音がやけに大きく響いた。
麗たちが船に乗り込んだとき、空はどこまでも快晴であった。
だが、最高の船出も数時間もしないうちに暗雲が立ち込めてきた。
空もどんよりと曇り、雨がぽつりぽつりと降り始めたのだ。
そんな空に応えるように海面もまた次第に波が荒立ってきていた。
「風が出てきたわね」
麗は髪を押さえながら、前方を見つめた。
少し向こうにうっすらと大きな影が視界に映る。
「時間的にはそろそろ着く、はず」
スピカがカイパーに支えられながら立ち上がる。
慣れない船上に困っているようであった。
彼女の言葉を聞いた麗が頷く。
「既に遠くに見えているわ」
麗の言葉に全員が彼女の指先の向こうに視線を送る。
「本当だ」
マロンが呟いた。
「このまま何事もなく進めそうですね」
ニクラスがそう言ったそのとき、であった。
どん! と船底から衝撃が走り、全員足元がふらついた。
態勢を整える前に二体の巨大な影が船上に落ちる。
はっとして顔を上げた麗たちの視界が捉えたのは通常の幾倍もの体躯をしたイカとタコであった。
「ひっ」
腰が抜けたマロンの身体をオズヴァルドが抱えている。
「怪物か」
シノニムが声を上げ、麗が答えた。
「えぇ、クラーケンよ。まさかまだクラーケンがこの世界に存在しているなんて! そしてこの目で見ることが出来ただなんて!」
愉悦の感情を隠すことなく、麗は瞳をキラキラと輝かせ、頬を上気させた。
ほんの一瞬、麗以外の思考が停止した。
目の前に迫る決して友好的な様子ではない怪物に対して興奮する人間がいるなどとは予想だにしていなかったのだ。
いち早く反応したのはカイパーである。
「クラーケンか何か知らんけど、成長速度が異常に早いだけのイカとタコやで」
「それでも、よ。だって天然ものよ。絶滅危惧種なのよ?」
うっとりと麗は怪物を見上げている。
「とにかくこいつらを何とかしないと」
剣を構え、シノニムが言う。
そんな彼の腕を掴んだのは麗だった。
彼女は必死の形相をしていた。
「駄目よ。今の話を聞いていた?」
「だが」
食い下がるシノニムを麗はぎろりと睨む。
「絶滅危惧種は保護する対象でこそすれ、殺生対象にはならないのよ」
「じゃあ、どうする」
スピカが尋ねる。雨としぶきが当たらぬよう、カイパーの腕が彼女の顔面前に添えられていた。
「攻撃をかわしながら、受け流しながら何とか船を進めるしかないわ。天然ものの怪物に危害を加えるのは厳禁よ」
腕を組んでそう宣言した麗にシノニムは頭を押さえた。
彼女の傲慢さをよく知っているのは他でもない彼なのだから。
「どうしたらええねん!」
タコの足を薙ぎ払いながらカイパーが叫んだ。
彼の背にはスピカが大人しく守られていた。
「ははっ、腕が鳴りますね」
ニクラスは楽しそうに笑って、杖を構えた。
シュヴァルツェが詠唱を端的に唱えるや否や、船全体を覆う防護膜が現われる。
クラーケンたちの衝撃を吸収し、麗たちを乗せた船は微力ながら進んでいく。
荒波が船をもみ、横に流されそうになりながらも何とか少しずつ目的へと近づいていた。
魔法を使い、額に汗を浮かばせるシュヴァルツェの横でマロンが魔力を送り続けている。
しかし、保たれた力の均衡が崩れるのにそう時間はかからなかった。
シュヴァルツェたちの魔力が尽き、へたり込むと船の防護膜は無残に散った。
ぱりんと軽やかな音が耳に届く。
対抗する力が消えたことを悟ったのか、クラーケンたちは先程よりもより一層激しく、船を攻撃する。
一本一本の足を振り払うのはオズヴァルド、カイパーそしてシノニム。
ニクラスは魔法回復薬をシュヴァルツェとマロンに飲ませていた。
「撃退したら駄目なのか、麗」
シノニムの言葉にも麗は頑として首を縦に振らない。
「もう、持たない」
スピカの声が背後から聞こえる。
オズヴァルドの剣とイカの鋭く尖った足が交差し合い、火花を散らす。
船上でふんばりの効かないオズヴァルドが少しずつ後退している。
もう駄目だ、と麗以外の全員が覚悟を決めたとき。
巨大樹に隠されたパドマーナ島から微かな祝詞が聞こえてきたのだ。
それは囁かで厳かな祈りであった。
祈りはクラーケンたちにも届いたようであった。
彼らは一瞬動きを止めると、静かに海中へと戻っていった。
「……何だ?」
オズヴァルドの言葉が波紋一つない海面に落とされた。
スピカが口を開いた。
「海の女神の子守唄。……パドマーナ島の巫女だけが知っている祝詞で、その歌には海の怪物を従わせる力があるという伝説」
「伝説が本物やった、てことか」
カイパーの声にスピカが頷いた。
「ま、何にせよ。巫女には歓迎されているってことよね」
のんびりと麗は言い放った。
「麗、君のせいでなぁ」
シノニムの言葉に他のみんなも大きく頷いていた。
「無事に生きていたから良かったものの」
ニクラスの言葉に麗は肩を竦めた。
何も言い返せないのだ。
彼らが一息つく間もないうちに、巨大樹がすぐ目の前まで迫って来ていた。
それは到底樹だとは思えないくらいの大きさで、中に島が内包されていると言われても不思議ではなかった。
感嘆の声を漏らす麗たちが樹の根元までやってくると、ずずずずずずと根が移動し、船一隻が進める程の隙間が出来た。
「なるほど、小さな船でお越しください、って話はこれか」
マロンが一人納得していた。
こうして、麗たちを乗せた小船は静かにパドマーナ島へと入っていったのである。
かの島は巨大樹に守られた一つの島であった。
そのため、空はなく上を仰げば樹の幹が広がっている。
しかし、海中にあるワースの仄かな青白い光が内部を照らしており、暗いと感じることはない。
寧ろ、どこか幻想的な光景ですらあった。
しとしとと樹の中は常に霧雨が降っており、少し肌寒い。
ぶるりと身体を震わせたマロンにオズヴァルドが自らのマントを渡していた。
「ありがとう」
二人のやり取りを微笑ましく思いながら、麗は海に目を凝らした。
この青い光の先にワースがある。
ぞくり、と彼女の背筋が強張った。
緊張と興奮と、形容しがたい高ぶりが麗の中に芽生えていたのだ。
船を近くの桟橋に付けると、どこからともなくローブを着た男が麗たちの前に現れた。
「ようこそいらっしゃいました。巫女様がお呼びです」
しわがれた声でそう告げた目の前の人物は背を向けると、どこかへ向かって歩き始めたのであった。
麗たちは視線を交わらせ、頷き合った。
「行くしかない」
シノニムの言葉を合図に、先を行くローブの男のあとを追いかけたのであった。
どれくらい歩いただろうか。
ローブの男が歩みを止めたのは樹の中心部にある洞穴の前であった。
ぽっかりと開いた漆黒の闇が麗たちを飲み込まんと待ち構えていた。
「私の案内はここまで。この穴の奥に巫女様が待っております。行くも戻るもここが最後。ひとたび進めば戻ることは許されておりません。今一度、お考えを」
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