ふたりぼっちのラブレター

高殿アカリ

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どうしようもなく懐かしくなる。
それはこの地に吹き抜ける風のせいかしら。

再び二年前のあの雨の日が始まるのかもしれない。
チョコレートケーキだけが私の罪を甘く溶かし、許しを得た気がした。
例え、この場所に戻ってはいけなかったのだとしても。

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