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Side Story ; His
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荒い息が整う間も無く、リーンハルトが俺の唇を奪う。
そして次の瞬間には、彼の硬い逸物が俺の蕩けた臀部に埋まっていた。
快楽に次ぐ快楽で俺の脳みそは溶けていく。
好きなところを突かれ、ぎゅっと胸の突起物を摘まれると、俺は呆気なく逝くのだ。
俺の臀部の中は何年もかけてリーンハルトの逸物にぴったりの代物になっていたのだ。
肌と肌を合わせて俺はリーンハルトが与える悦楽の底なし沼に堕ちていく。
「お前は俺だけを見ていればいい。俺の下でただ善がっていればいいんだよ」
刹那な快楽に溺れながらも、最後の気力を振り絞って俺はリーンハルトの唇に噛み付いてやった。
ぼろぼろと溢れる涙は享楽と悔しさの味がした。
泣きながら、喘ぎながら、俺はリーンハルトに抱きついて叫んだ。
「あっ、俺はお前が好きなんだよ! ……ん、はぅ、なんで大きくなっ、あぁ! ……他の、んぁ、誰でもこうはっ、ならない……んからぁ、だから、ぅ、俺っ、お前のためをぅ、んぁ思ってぇ、んぁぁああ」
途中でリーンハルトのものがどくんと脈打ち大きくなったかと思うと、荒々しく腰を打ちつけられながら、リーンハルトは俺の言葉を聞いていた。
うつ伏せにひっくり返され、俺は淫らにも腰を突き上げた格好をさせられる。
「わぁ、それ、やめっんっ」
片脚を持ち上げられながら、俺の中にはずっとリーンハルトのものが主張している。
身体を揺らされながら、俺は啼いた。
リーンハルトの唇が俺の背中に落ちてくる。
その度に身体は悦びに震えた。
「な、んとか、言え、ん、よぉ」
「気持ちいいか?」
「ん、やぁ、気持ちっいいからぁ、っどうしたら、ぅいいのか、っふ、分かんっねぇ……ぅあ」
リーンハルトに噛みつかれるようなキスをされて、今まで以上に愛されている錯覚に陥りそうになった。
「はっやくぅ。ん、抜け、はぁっん、」
「抜かない」
「っ、あっぁぁぁあああ」
何度果てたかすら分からなくなって、気がつけば俺は意識を手放していた。
肝心の告白も悦楽的行為に流されてしまったようだ。
喉の渇きを覚え、うっすらと瞼を開けるとリーンハルトが愛おしげに俺を見つめていた。
そんなことはあり得ないからこれは多分夢だろう。
とても良い夢だ。
「み、ず……」
喘ぎすぎて掠れた声でそう言うと、リーンハルトが口移しで水を飲ませてくれた。
どろり、と臀部からリーンハルトの体液が流れて俺は快感の残滓にぴくりと反応した。
リーンハルトが嬉しそうに俺の姿をずっと見つめている。流し目が綺麗だった。
彼は俺の胸の突起を柔く弄りながら、首に顔を埋めた。
「っふぁ」
「俺も、好きだ……愛し方が分からなくて、ごめんな……」
消え入りそうなリーンハルトの声は幻か、それとも――――。
リーンハルトに愛される夢を見ながら俺は再度眠りに落ちた。
目覚めた先の現実もこのままでありますように、と願いながら。
そして次の瞬間には、彼の硬い逸物が俺の蕩けた臀部に埋まっていた。
快楽に次ぐ快楽で俺の脳みそは溶けていく。
好きなところを突かれ、ぎゅっと胸の突起物を摘まれると、俺は呆気なく逝くのだ。
俺の臀部の中は何年もかけてリーンハルトの逸物にぴったりの代物になっていたのだ。
肌と肌を合わせて俺はリーンハルトが与える悦楽の底なし沼に堕ちていく。
「お前は俺だけを見ていればいい。俺の下でただ善がっていればいいんだよ」
刹那な快楽に溺れながらも、最後の気力を振り絞って俺はリーンハルトの唇に噛み付いてやった。
ぼろぼろと溢れる涙は享楽と悔しさの味がした。
泣きながら、喘ぎながら、俺はリーンハルトに抱きついて叫んだ。
「あっ、俺はお前が好きなんだよ! ……ん、はぅ、なんで大きくなっ、あぁ! ……他の、んぁ、誰でもこうはっ、ならない……んからぁ、だから、ぅ、俺っ、お前のためをぅ、んぁ思ってぇ、んぁぁああ」
途中でリーンハルトのものがどくんと脈打ち大きくなったかと思うと、荒々しく腰を打ちつけられながら、リーンハルトは俺の言葉を聞いていた。
うつ伏せにひっくり返され、俺は淫らにも腰を突き上げた格好をさせられる。
「わぁ、それ、やめっんっ」
片脚を持ち上げられながら、俺の中にはずっとリーンハルトのものが主張している。
身体を揺らされながら、俺は啼いた。
リーンハルトの唇が俺の背中に落ちてくる。
その度に身体は悦びに震えた。
「な、んとか、言え、ん、よぉ」
「気持ちいいか?」
「ん、やぁ、気持ちっいいからぁ、っどうしたら、ぅいいのか、っふ、分かんっねぇ……ぅあ」
リーンハルトに噛みつかれるようなキスをされて、今まで以上に愛されている錯覚に陥りそうになった。
「はっやくぅ。ん、抜け、はぁっん、」
「抜かない」
「っ、あっぁぁぁあああ」
何度果てたかすら分からなくなって、気がつけば俺は意識を手放していた。
肝心の告白も悦楽的行為に流されてしまったようだ。
喉の渇きを覚え、うっすらと瞼を開けるとリーンハルトが愛おしげに俺を見つめていた。
そんなことはあり得ないからこれは多分夢だろう。
とても良い夢だ。
「み、ず……」
喘ぎすぎて掠れた声でそう言うと、リーンハルトが口移しで水を飲ませてくれた。
どろり、と臀部からリーンハルトの体液が流れて俺は快感の残滓にぴくりと反応した。
リーンハルトが嬉しそうに俺の姿をずっと見つめている。流し目が綺麗だった。
彼は俺の胸の突起を柔く弄りながら、首に顔を埋めた。
「っふぁ」
「俺も、好きだ……愛し方が分からなくて、ごめんな……」
消え入りそうなリーンハルトの声は幻か、それとも――――。
リーンハルトに愛される夢を見ながら俺は再度眠りに落ちた。
目覚めた先の現実もこのままでありますように、と願いながら。
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