7人目の殺人

櫻庭雪夏

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 男をジトっと見下しながら、女は首筋についた細い線を右手でさする。
 「5人じゃなくて6人だっての。俺のモノマネするなら、ちゃんと把握しとけよ」
 民家の明かりが、一つ消える。
 「ああ、でも、今ので7人か。男だったけど」
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