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高等部3年生
アリアの好きな人 2/4
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マイヤに言われ、ケリーが足早に友人の元へと去っていく。
半ば強引に行かせた気がしたけど……気のせいだろうか。
それにしても……今日で確信した。
やはりケリーは、カウイの事が苦手なようだ。
挨拶以外で会話はしていないし、カウイの方をチラリとも見なかったな。
ケリーにしては珍しく、にこりとも笑ってなかったし。
カウイと一緒にいる時にケリーがやって来ると、必ず私にだけ話し掛ける。
今日のように挨拶は交わすものの、他の会話は聞いた事がない。
思い込みかもしれないけど、カウイがいないかのような態度を取っている気もする。
……優しいカウイは気にもしていないようだけど。
何か特別な理由でもあるのかと思い、一度だけケリーに聞いた事がある。
「カウイと話すの緊張するの?」
「……いいえ、なぜですか?」
逆に質問されてしまった。
「カウイとはあまり話していない……というか避けているように見えて」
「そんな事ないです。カウイさんって、あまり話さないからそう見えるだけじゃないですか?」
うーん。確かにマイヤたちも『カウイくんは全然話さないよ』と言ってたしなぁ……。
若干、引っ掛かる部分はあったけれど、それ以上の追及はしなかった。
今にして思えば、あの時から……というか、わりと最初の頃からカウイに対して苦手意識があったのかもしれない。
ケリーが去ったのを確認した後、マイヤがゆっくりと口を開いた。
「あの子……どんどんアリアちゃんに似せていってるわね」
マイヤの声のトーンが急に下がる。
「やっぱり、そう思う?」
「アリアちゃんも気がついてたんだ。アリアちゃんが気づくんだから、よほどの事よ」
……やっぱり、そうなんだ。
「実は会う回数もどんどん増えてるし、行動が全部把握されているようで……どう接していいのか、分からなくなってきてるんだよね」
自分の戸惑いをマイヤとカウイに打ち明ける。
ケリーに『最近よく会うね』と、探りを入れた事もある。
でも『本当にすごい偶然ですね!』と返されてしまい、それ以上は聞けなかった。
んー、何かされたというわけでもないしなぁ。
だからかな? 直接的な事を聞きづらい。
それに会話をはぐらかされる事が多いんだよなぁ。
今度また、本人にさりげなく聞いてみようかなぁ……などとのん気な事を考えていると、マイヤが何かをうかがうようにカウイを見た。
「ねぇ、カウイくん」
「どうしたの? マイヤちゃん……」
本当にどうしたんだろ?
笑顔が多いマイヤにしては珍しく、真剣な表情を浮かべている。
「ケリーさんに何か言ったの?」
「……なにか?」
マイヤがこくんと頷いた。
「明らかにケリーさん、カウイくんに敵意を持ってるよ。カウイくんにだけ、眼つきが鋭いもの。アリアちゃんのキャラを守るなら、カウイくんに敵意を持つなんておかしいし……何か言ったとしか思えない」
ちょっとカウイが苦手なのかな―くらいに思ってたら……まさかの敵意!?
というか……私のキャラを守る、って何だろう?
似せてるって事かな??
カウイはといえば、マイヤの問いに首を傾げている。
「覚えていないけど……少なくとも俺から話し掛ける事はないよ」
「……そうよね。ただでさえ、全然話さないものね」
カウイの返事にマイヤが納得している。
マイヤ……何気にカウイに失礼な事を言ってるよ。
「あっ、アリア以外にはね」
「あ、ありがとう」
艶やかな笑みで私を見るカウイに、照れながらお礼を伝える。
「……私は何を見せられてるのかしら」
マイヤが不機嫌そうに眉を寄せている。
それから、私とカウイの顔を交互に見ると、小さく息を吐き出した。
「……まぁ、いいわ。アリアちゃん! 明日は私も行くから。確かめたい事があるの」
「確かめたい事?」
私が尋ねると、マイヤが悩ましげに手を頬へと添えた。
「私の勘だと……悪い子じゃないはずなのよ、今のところ。ただ、裏の顔があるようにも見える」
「同類の勘?」
「失礼ね! 私はいつだって自分の心に正直なだけ。正直な結果がこれなのよ!!」
私も正直な意見を伝えたつもりなんだけど、マイヤに怒られてしまった。
「アリアちゃんに害をなす子なのか……明日はそれを確かめるわ」
「マイヤ……私の為に?」
「誤解しないで。私が気になるから確かめるの!」
私が問い掛けると、途端にマイヤの声が大きくなる。
そうですか……マイヤ自身がそういうなら、そういう事にしておこう。
「アリアが困っているなら……俺も参加しようか?」
私とマイヤのやり取りを静かに見守っていたカウイが、心配そうに尋ねてくる。
うっ。この優しさに甘えてしまいそうだ。
けれど、私が返事をするよりも先に、マイヤが口を開いた。
「ごめんね、カウイくん。こういう話をする時は男性が介入しない方がいいの」
そう言ってカウイの申し出をきっぱりと断ると、マイヤがどこか得意げに笑ってみせた。
「私に任せておいて」
──そして、次の日。
約束していた通り、私とマイヤ、ケリーの3人でランチを食べる事になった。
校内にあるカフェテリアへと集まると、少しの間、食事をしつつ他愛のない話をする。
「……ねぇ、ケリーさん」
「はい?」
食後の紅茶を飲み始めたタイミングで、マイヤがふとケリーに話し掛けた。
顎に人差し指を当て、可愛らしく顔を傾けている。
「アリアちゃんから聞いたんだけど……ケリーさんは最初、アリアちゃんの事を知らなかったのよね?」
マイヤからの問いに、ケリーが気まずそうに私の顔をチラッと見た。
「あっ、はい。すみません……そうなんです」
「全然気にしなくていいよ、ケリー」
マイヤに代わって私が答える。
昨日話してた確かめたい事って……この事だったのかな??
そっと様子をうかがっていると、マイヤが訝しげに目を細めた。
「……ふぅん。どうして、アリアちゃんの事を知らなかった、なんて言ったの?」
「えっ?」
マイヤからの急な質問に、ケリーが困惑したように目を見開く。
……というか、私も驚きなんですけど。
どういうこと??
「アリアちゃんの事、前から知ってたわよね?」
「えっ……どうしてですか?」
えっ? そうなの!?
再びケリーに目を向けると、先ほどよりも明らかに表情が曇っている。
「私たちを知っていて、アリアちゃんの事だけ知らないというのは不自然なの」
「そう? 結構あると思うけど……」
私が口を挟むと、マイヤがにっこりと笑った。
「昔ならあり得る話だったけど、今はあり得ないわ。……そ、れ、と、アリアちゃんは黙っててね」
「……はい」
マイヤの気迫に押され、口をつぐむ。
この間、ケリーは何も言わずに黙っていたけれど、マイヤの圧……視線に負けたのか、突如勢いよく声を上げた。
「ほ……本当です! マイヤさんは、私が嘘をついてるって言うんですか?」
マイヤが口元に手を当て「んー」と悩むような素振りを見せる。
「そうなるのかな? でも、これはあくまで私の憶測だから。ケリーさんが『知らなかった』と言えば、それ以上は追及できないのも事実かな」
マイヤが表情を和らげると、つられるようにケリーも笑い出した。
「憶測だけで言うなんて……マイヤさん酷いですよー。それに、もし『アリアさんを知らなかった』と嘘をついていたとして、私に何の得があるんですか?」
冗談でも言うように、ケリーがマイヤに尋ねている。
……ちょっと無理した笑顔に見えるのは気のせいかな?
「さぁ? それは私にも分からないの。だから聞いたの。……だけど、不快にさせてしまったなら、ごめんなさい」
「いえ、私の方こそムキになってしまって……すみません」
ケリーが謝ると、マイヤが「ううん」と首を横に振った。
「うふ。私が悪いのに謝ってくれるなんて……ケリーさんは大人ね」
言いながら私へと視線を向け、マイヤが意味ありげな笑みを浮かべる。
「アリアちゃんなら、怒ってるわよね?」
えっ? うん??
急に私に話題を振ってきた!
「うーん……そうかも。不快になるような事を言われたら、きっと言い返しちゃうと思う」
我慢できない性格なので。
「えっ? そうなんですか!?」
「うん」
ん? ケリーが驚いている。
意外だったのかな??
「アリアさんは表情豊かで、どんな時でも笑っていると思ってました」
へぇ、ケリーの目にはそう見えてるんだ。
「ご期待に沿えなくて申し訳ないけど……普通に怒るし、わりと言い返すよ」
「そう……なんですね」
私の言葉を聞いたケリーの表情が少し暗くなる。
……そこまで変な事を言ったっけ?
「思い描いた理想のアリアちゃんとは違った?」
ケリーの顔を覗き込みつつ、マイヤが問い掛ける。
笑顔ではあるけど、なんとなく含みのある笑い方だ。
「い、いえ。そんな事はないです。意外だっただけで……すみません。私、体調が優れないので失礼します」
急に席を立つと、ケリーはそそくさと去って行った。
「えっ、大丈夫……と聞く暇もなかった。大丈夫かな? ケリー」
「きっと困った事が起きただけで、体調は大丈夫よ」
困った事??
「……困った事って何?」
思った事をそのまま尋ねると、マイヤが「うふ」と笑った。
「残念。もう少し話したい事があったのに、な」
私の質問はなかった事にされたらしい。
困惑する私の横で、マイヤは再び含みのある笑みを浮かべてみせた。
半ば強引に行かせた気がしたけど……気のせいだろうか。
それにしても……今日で確信した。
やはりケリーは、カウイの事が苦手なようだ。
挨拶以外で会話はしていないし、カウイの方をチラリとも見なかったな。
ケリーにしては珍しく、にこりとも笑ってなかったし。
カウイと一緒にいる時にケリーがやって来ると、必ず私にだけ話し掛ける。
今日のように挨拶は交わすものの、他の会話は聞いた事がない。
思い込みかもしれないけど、カウイがいないかのような態度を取っている気もする。
……優しいカウイは気にもしていないようだけど。
何か特別な理由でもあるのかと思い、一度だけケリーに聞いた事がある。
「カウイと話すの緊張するの?」
「……いいえ、なぜですか?」
逆に質問されてしまった。
「カウイとはあまり話していない……というか避けているように見えて」
「そんな事ないです。カウイさんって、あまり話さないからそう見えるだけじゃないですか?」
うーん。確かにマイヤたちも『カウイくんは全然話さないよ』と言ってたしなぁ……。
若干、引っ掛かる部分はあったけれど、それ以上の追及はしなかった。
今にして思えば、あの時から……というか、わりと最初の頃からカウイに対して苦手意識があったのかもしれない。
ケリーが去ったのを確認した後、マイヤがゆっくりと口を開いた。
「あの子……どんどんアリアちゃんに似せていってるわね」
マイヤの声のトーンが急に下がる。
「やっぱり、そう思う?」
「アリアちゃんも気がついてたんだ。アリアちゃんが気づくんだから、よほどの事よ」
……やっぱり、そうなんだ。
「実は会う回数もどんどん増えてるし、行動が全部把握されているようで……どう接していいのか、分からなくなってきてるんだよね」
自分の戸惑いをマイヤとカウイに打ち明ける。
ケリーに『最近よく会うね』と、探りを入れた事もある。
でも『本当にすごい偶然ですね!』と返されてしまい、それ以上は聞けなかった。
んー、何かされたというわけでもないしなぁ。
だからかな? 直接的な事を聞きづらい。
それに会話をはぐらかされる事が多いんだよなぁ。
今度また、本人にさりげなく聞いてみようかなぁ……などとのん気な事を考えていると、マイヤが何かをうかがうようにカウイを見た。
「ねぇ、カウイくん」
「どうしたの? マイヤちゃん……」
本当にどうしたんだろ?
笑顔が多いマイヤにしては珍しく、真剣な表情を浮かべている。
「ケリーさんに何か言ったの?」
「……なにか?」
マイヤがこくんと頷いた。
「明らかにケリーさん、カウイくんに敵意を持ってるよ。カウイくんにだけ、眼つきが鋭いもの。アリアちゃんのキャラを守るなら、カウイくんに敵意を持つなんておかしいし……何か言ったとしか思えない」
ちょっとカウイが苦手なのかな―くらいに思ってたら……まさかの敵意!?
というか……私のキャラを守る、って何だろう?
似せてるって事かな??
カウイはといえば、マイヤの問いに首を傾げている。
「覚えていないけど……少なくとも俺から話し掛ける事はないよ」
「……そうよね。ただでさえ、全然話さないものね」
カウイの返事にマイヤが納得している。
マイヤ……何気にカウイに失礼な事を言ってるよ。
「あっ、アリア以外にはね」
「あ、ありがとう」
艶やかな笑みで私を見るカウイに、照れながらお礼を伝える。
「……私は何を見せられてるのかしら」
マイヤが不機嫌そうに眉を寄せている。
それから、私とカウイの顔を交互に見ると、小さく息を吐き出した。
「……まぁ、いいわ。アリアちゃん! 明日は私も行くから。確かめたい事があるの」
「確かめたい事?」
私が尋ねると、マイヤが悩ましげに手を頬へと添えた。
「私の勘だと……悪い子じゃないはずなのよ、今のところ。ただ、裏の顔があるようにも見える」
「同類の勘?」
「失礼ね! 私はいつだって自分の心に正直なだけ。正直な結果がこれなのよ!!」
私も正直な意見を伝えたつもりなんだけど、マイヤに怒られてしまった。
「アリアちゃんに害をなす子なのか……明日はそれを確かめるわ」
「マイヤ……私の為に?」
「誤解しないで。私が気になるから確かめるの!」
私が問い掛けると、途端にマイヤの声が大きくなる。
そうですか……マイヤ自身がそういうなら、そういう事にしておこう。
「アリアが困っているなら……俺も参加しようか?」
私とマイヤのやり取りを静かに見守っていたカウイが、心配そうに尋ねてくる。
うっ。この優しさに甘えてしまいそうだ。
けれど、私が返事をするよりも先に、マイヤが口を開いた。
「ごめんね、カウイくん。こういう話をする時は男性が介入しない方がいいの」
そう言ってカウイの申し出をきっぱりと断ると、マイヤがどこか得意げに笑ってみせた。
「私に任せておいて」
──そして、次の日。
約束していた通り、私とマイヤ、ケリーの3人でランチを食べる事になった。
校内にあるカフェテリアへと集まると、少しの間、食事をしつつ他愛のない話をする。
「……ねぇ、ケリーさん」
「はい?」
食後の紅茶を飲み始めたタイミングで、マイヤがふとケリーに話し掛けた。
顎に人差し指を当て、可愛らしく顔を傾けている。
「アリアちゃんから聞いたんだけど……ケリーさんは最初、アリアちゃんの事を知らなかったのよね?」
マイヤからの問いに、ケリーが気まずそうに私の顔をチラッと見た。
「あっ、はい。すみません……そうなんです」
「全然気にしなくていいよ、ケリー」
マイヤに代わって私が答える。
昨日話してた確かめたい事って……この事だったのかな??
そっと様子をうかがっていると、マイヤが訝しげに目を細めた。
「……ふぅん。どうして、アリアちゃんの事を知らなかった、なんて言ったの?」
「えっ?」
マイヤからの急な質問に、ケリーが困惑したように目を見開く。
……というか、私も驚きなんですけど。
どういうこと??
「アリアちゃんの事、前から知ってたわよね?」
「えっ……どうしてですか?」
えっ? そうなの!?
再びケリーに目を向けると、先ほどよりも明らかに表情が曇っている。
「私たちを知っていて、アリアちゃんの事だけ知らないというのは不自然なの」
「そう? 結構あると思うけど……」
私が口を挟むと、マイヤがにっこりと笑った。
「昔ならあり得る話だったけど、今はあり得ないわ。……そ、れ、と、アリアちゃんは黙っててね」
「……はい」
マイヤの気迫に押され、口をつぐむ。
この間、ケリーは何も言わずに黙っていたけれど、マイヤの圧……視線に負けたのか、突如勢いよく声を上げた。
「ほ……本当です! マイヤさんは、私が嘘をついてるって言うんですか?」
マイヤが口元に手を当て「んー」と悩むような素振りを見せる。
「そうなるのかな? でも、これはあくまで私の憶測だから。ケリーさんが『知らなかった』と言えば、それ以上は追及できないのも事実かな」
マイヤが表情を和らげると、つられるようにケリーも笑い出した。
「憶測だけで言うなんて……マイヤさん酷いですよー。それに、もし『アリアさんを知らなかった』と嘘をついていたとして、私に何の得があるんですか?」
冗談でも言うように、ケリーがマイヤに尋ねている。
……ちょっと無理した笑顔に見えるのは気のせいかな?
「さぁ? それは私にも分からないの。だから聞いたの。……だけど、不快にさせてしまったなら、ごめんなさい」
「いえ、私の方こそムキになってしまって……すみません」
ケリーが謝ると、マイヤが「ううん」と首を横に振った。
「うふ。私が悪いのに謝ってくれるなんて……ケリーさんは大人ね」
言いながら私へと視線を向け、マイヤが意味ありげな笑みを浮かべる。
「アリアちゃんなら、怒ってるわよね?」
えっ? うん??
急に私に話題を振ってきた!
「うーん……そうかも。不快になるような事を言われたら、きっと言い返しちゃうと思う」
我慢できない性格なので。
「えっ? そうなんですか!?」
「うん」
ん? ケリーが驚いている。
意外だったのかな??
「アリアさんは表情豊かで、どんな時でも笑っていると思ってました」
へぇ、ケリーの目にはそう見えてるんだ。
「ご期待に沿えなくて申し訳ないけど……普通に怒るし、わりと言い返すよ」
「そう……なんですね」
私の言葉を聞いたケリーの表情が少し暗くなる。
……そこまで変な事を言ったっけ?
「思い描いた理想のアリアちゃんとは違った?」
ケリーの顔を覗き込みつつ、マイヤが問い掛ける。
笑顔ではあるけど、なんとなく含みのある笑い方だ。
「い、いえ。そんな事はないです。意外だっただけで……すみません。私、体調が優れないので失礼します」
急に席を立つと、ケリーはそそくさと去って行った。
「えっ、大丈夫……と聞く暇もなかった。大丈夫かな? ケリー」
「きっと困った事が起きただけで、体調は大丈夫よ」
困った事??
「……困った事って何?」
思った事をそのまま尋ねると、マイヤが「うふ」と笑った。
「残念。もう少し話したい事があったのに、な」
私の質問はなかった事にされたらしい。
困惑する私の横で、マイヤは再び含みのある笑みを浮かべてみせた。
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